ホワイトデースペシャル『OMAR BOOKS』彼女にぴったりの一冊を探して

お花屋さんにジュエリーショップ・・・
男ひとりじゃ入りづらい??
店員さんは口をそろえて
「男性が、プレゼントを選びに来てくださるのはとても嬉しい!」
と、大歓迎なのに。


今回は、「可愛いお店に入るのはちょっと恥ずかしい」という男子に、
実際にお店でプレゼントを選んでもらいました。


お店は素敵、店員さんは優しい、
最初は緊張気味だった彼も、なんだか結構楽しそう。
ホワイトデーを口実に、勇気を出してそのドアを開けてみよう。


だって、あなたの大好きなあの人が
「私のためにお店に行って選んでくれたの?」
と、
あなたにくれるとびきりの笑顔が見たい、そうでしょう?


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OMAR BOOKS 




ここは、あなたに最適の1冊を処方してくれる本のセレクトショップ。
壁一面の本、本・・・
その面々は、発行時期やジャンルを問わず、店主の川端さんというフィルターを通して集められた選りすぐりの本たち。



目的を忘れて、つい自分の興味のある本を物色。「絵本も可愛いなぁ」





「奥様は普段どんな本を読まれますか?」
「お料理はなさいますか?」
「お子さんの絵本を選ぶのはお好きですか?」
OMAR BOOKSでは、本を選ぶためにカウンセリングをしてくれる。
様々な角度から奥様を分析。



左:飯島奈美著『LIFE2 なんでもない日、おめでとう!のごはん』¥1,680
右:『ジョージア・オキーフ Georgia O’Keeffe 』 ¥1,800


「料理好きな奥様にお勧めなのは飯島奈美さんの本。
タイトルにあるように、特別なことはいらないんです。手順通り、丁寧に、大切な人に気持ちを込めて作れば、毎日がお祝いの日になるということを気付かせてくれる本。
収録されている著名人の料理にまつわるエッセイもおすすめです。
おしゃれとか、気取った感じの料理ではなく、本当に普通の家庭のご飯。そのレシピに沿って作ると、美味しいのはもちろんですが、自分の作る味とは違うのになんだか懐かしい味になるんですよ。」


「へ〜。あ、本当に家庭料理って感じですね。でも写真も良いし、ウマそ〜。この本、良いなぁ」


「オキーフの画集は、女性ならみな喜んで頂けると思います。
ジョージア・オキーフは米女性画家で、彼女の生き方そのもののに憧れる方も多いです。
日常から少し離れたいときなど、こういうビジュアル書を手にとってみるのもいいかもしれません。



「アートに詳しくなくても、こういう本なら入りやすそう。あ、これは一冊しかないんだ・・・早い者勝ちですね。」


「奥様のように働きながら子育てをなさっている方なら、この本を見ると癒されると思います。」





三谷龍二著『木の器』¥1,890
「木工職人である三谷さんの作品が、実際に家庭で使われている様子、家族の笑顔とともにある様子を収めています。三谷さんのエッセイもあり、盛りだくさんの一冊。おうちでゆったりお茶を飲んで寛ぎながら読むのにうってつけの一冊です。」


もう一冊、是非お勧めしたいのがこちら。





内田樹著『街場の中国論』¥1,680


「プレゼントの鉄則、『自分では買わないけれど貰うと嬉しいもの』を本でも実践してみましょう。
何かと話題の隣国中国。しかしその実態を、多くの情報であふれる現代でしっかりと把握するのはなかなか難しいもの。『専門家ではなく、素人が書いた』と著者が述べている通り、中国に関して専門知識を持っていない著者が書いているからこそ、読み手にとっては理解しやすい、とっつきやすい中国論です。」


大人の女性であれば、グローバルな視点は是非とも身に付けておきたいもの。
確かに、30代の女性が書店で一目見て食いつくような本ではないけれど、プレゼントとして贈られ、読了したあとはきっと、この本を読む機会を与えてくれた旦那さまに感謝するはず。

楽しい、癒される、泣ける、考えさせられる、成長できる・・・
日々の生活に彩りを、人生に転機を与えてくれるのが、本。
じっくり迷って選んだ一冊を贈れば、きっと2人にとって忘れられないホワイトデーになるはず。


OMAR BOOKS
blog:http://omar.exblog.jp
 

写真・文 中井 雅代