空前の麹ブームですね。
塩麹はうまく作れないけど、甘酒は誰でも簡単に作れます。
浮島ガーデンでも西表安心米の玄米ごはんで店長自ら甘酒を仕込んでいます。
甘酒は冬の飲み物というイメージがあるけれど、
江戸時代には梅雨のころになると「甘酒いらんかね~」と
甘酒売りが町を練り歩いていたそう。
食べ物が腐りやすくお腹を壊しやすいこの時期、
昔の人は発酵ドリンクである甘酒を飲んで整腸していたんですね。
甘酒の成分は点滴と同じだそうで、
夏バテ防止の意味でも飲まれていたようです。
ちなみに
甘酒には『酒粕』を溶いて砂糖を加えて作るものと、
ごはんに『麹』を入れて発酵させたアルコール分のないものと2種類あります。
浮島ガーデンで仕込んでいるのは麹を使う後者の方。
玄米の甘酒なら食物繊維もいっぱいな上に
ビタミン類もたっぷり入っているので
細胞も若返りアンチエイジングにもなっちゃう。
野草や果物を入れてスムージーにすればさらに栄養バランスも良くなるので、
断食や小食にしたいとき最高です。
間もなく梅雨入りする沖縄エリア。
甘酒で梅雨を元気に、
そしてこれからやってくる猛烈サマーに耐えられる体作り、
今からしておきたいですね。
「甘酒と野草のスムージー」
<甘酒の材料>
玄米ごはん
麹
水
<作り方>
1) 残った玄米ごはんに水を加え、おかゆにする。
*この時、必ず鍋に入れて沸騰させて下さい。腐りにくくなります。
2) 60度以下になったら玄米の量と見た目同量の麹を入れる。
*高い温度で入れると麹菌が死んでしまいます。
3) 炊飯ジャーを空けっぱなしで保温ボタンを押します。時々かき混ぜ愛を送りながら12~20時間。甘くなったら出来上がり~☆
麹の量ですが、たくさん入れると短時間で甘くできます。少なくすると経済的ですが、甘くなるのに時間がかかる上、腐敗しやすくなります。玄米ごはんで作る場合、白米の時よりもかなり多めに麹を入れています。見た目同量くらい入れないと甘くなってくれません。
それから
甘酒が出来上がった後、発酵を止める、腐りにくくする意味で火入れ(沸騰させる)をする人もいますが、しなくても1ヶ月は十分持ちますよ。しない方が菌もいっぱい残ってカラダにはいいはず~☆
<スムージーの材料>
玄米甘酒
そのへんにある野草
たまたま冷蔵庫にある果物
豆乳
水
塩 少々
<作り方>
すべての材料をジューサーに入れて回すだけ。ドロっと飲みたい人は豆乳や水の量を減らして。サッパリ飲みたければ水分を増やして。
今回は、根菜であるビーツ、庭の葉物、39ファームさんからいただいたバナナを入れて作りました。色がキレイだとテンション上がりますね☆
Text by 中曽根直子(浮島ガーデン フードデザイン)
浮島ガーデン
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