命薬の油で新年も無病息災 ☆ 「フライド・ターンム&皮チップス」


 
沖縄では「おせち」と言えばたいてい「オードブル」。
親戚中が集まって大人数で年越し&正月祝いとなれば、
人数分のおせちを作るのはナンギ~ですもんね。
でもオードブルの中身はたいていハイカロリーな揚げもの。
しかもカラダには良くない油を使っていそうです。
一般的に販売されている低価格の油の多くは溶剤を使って抽出し、
漂白剤を添加した非常に危険な食べ物です。
だから揚げものは食べないよーという方、大変懸命ですが、
摂らないと健康を損なう油もあるんです。
それがオメガ3(αリノレン酸)とオメガ6(リノール酸)。
 
よく健康のためにオリーブオイルを使っているという方がいますが、
オリーブオイルはオレイン酸・オメガ9と呼ばれるもので、
これは体内で作り出せるもの。
でもオメガ3とオメガ6はカラダの中で作り出せない必須脂肪酸。
だから意識して摂らないと体調が悪くなることもあるんです。
 
たとえばオメガ6が欠乏すると肝臓や腎臓が弱り、
オメガ3の欠乏は高血圧、うつ、代謝が下がる、血栓ができやすくなるなどトラブルが起ってきます。
 
でもこの二つの油はむやみに摂ればいいといいうものではなく、バランスが大切。
オメガ3の代表的な油 “アマニ油” ばかりを摂っていると、
オメガ6の欠乏症が起こるそうで、
オメガ3とオメガ6は2対1のバランスで摂るのがいいと言われています。
 

 
と言うわけで浮島ガーデンではオメガ6の『ゴマ油』とオメガ3の『菜種油』を3対7の割合で配合して使っています。
ベスト・バランスの油でカラリと揚げた揚げものなら、
体にもいいし毎日食べても太りません。
(ただしベジタリアンの方に限りますが)
 
お正月料理には嘉例をつける食べ物“田芋”を、
ゴマ油と菜種油3:7で素揚げにしてみてはいかがでしょう?
ドゥルワカシーを作るのは面倒でも、
フライなら手間もかからず簡単でおいしくできて、家族にも喜ばれるはず。
大山の「サンキューファーム」さんの田芋なら、
無農薬なので皮もそのまま素揚げで食べられます。
実はコレが一番おいしい田芋料理かも!

2012年もハッピーな1年になりますよう!!
1月は嘉例をつける田芋料理、
お店でも出して参りますので、ぜひ味しにいらして下さいね☆
 
 
「フライド・ターンム&皮チップス」
 
<材料>
田芋 適量
菜種油・ゴマ油 適量
塩 適量
 
180度に熱した油で揚げて、塩を振りかければ出来上がり~☆
 

 

 

 

 

 

 

Text by 中曽根直子(浮島ガーデン フードデザイン)




浮島ガーデン
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