» mon Sakata と夏の香り

写真 文  金城 由桂

 

shoka

 

 

待ちに待っていた mon Sakata (モン サカタ)の服がとうとう沖縄へやってきました。

 

 

待ちに待っていたのは、私だけではありませんでした。
2年前にShoka: で行った mon Sakata展に来られたたくさんの方たちが 「mon Sakata展、今年やるんだってね?!」と噂を聞きつけてShoka: へ来て下さります。

 

 

扉のこの方も、 mon Sakata ファンの一人。
心も身体もほくほくするようなパンを作っている方です。

 

数日前に見たもので忘れられないものがあったから、、、ともう一度見に来て下さいました。
さらっと着こなした mon Sakata の麻のジャケットは、その時に購入されたもの。
もうすっかり馴染んでいますね。
普段の生活にすっと入って、馴染んでくれる mon Sakata の服。

 

 

 

 

思い起こせば、2年前の4月。
「2年ぶりですね mon Sakata展」と書かれたDMをどこかのお店で手に取っていた。
白いハガキに黒い服がかっこ良く浮かんでいた。

 

きっと私よりずっと大人の方が着る服なんだろうな~と眺めていて、気にはなりつつもそのままにしてしまった私。
今では当時の私をデコピンしたいほどの後悔です。
Shoka: のHPを覗いたり、mon Sakata の事をその時調べておけば良かった。

 

 

少し時が経ってShoka: のHPなどで紹介されているmon Sakata の記事を見ていくと、大人っぽいものだけでなくて、カジュアルなかわいいものであふれていて、身長の低い私でも着れるかも、と思えるものがずらり。

 

え?次は2年後にしかやらないの???と愕然としました。

 

mon Sakata は坂田敏子さんが息子の彩門さんに着せたい服が無いので作ろうと、東京目白にある「古道具の坂田」で30年以上前に始まったブランドです。
mon Sakata のあゆみは、前回掲載したカレンドでご紹介しているので、良かったら読んでみて下さいね。
「mon Sakata のかたち」

 

 

「2年ぶりですね」というタイトルは、つまりは「次は2年後に会いましょう」の意味だったのです。
そうして、2年じりじりと待ちわびて、やっとこれだけ揃った mon Sakata と出逢うことが出来ました。

 

後悔に埋もれていた当時の私は、まさかそのお店で働く事になろうとは思ってもみなかったのでした。

 

mon Sakata の服はどれも肩の力が抜けたような、リラックスなおしゃれを楽しむものばかりだな、と感じます。

 

 

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コーラル(珊瑚)の色が眩しいカーディガン。
夏の沖縄にぴったりな色です。
肌映りも良くて、疲れた顔は似合いませんね。笑顔がとてもキュートになります。

 

このカーディガンはアレンジして着る事ができます。
首もとの部分をずらしてみたり

 

 

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上下を逆にして着たり
背中に丸い窓が出来て楽しい着方ができます。

 

 

shoka

 

 

そう。
mon Sakata の服は重ねたり、逆さまにしたり出来るのがとても楽しい。

 

重ねて、崩して、自由に着回せる。

 

 

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そして着心地が抜群に気持ちいい。
コットンの肌にあたる感触が気持ち良くてノンストレス。

 

これからのエアコンの季節には、さらっとした着心地+たたんで薄くなるカーディガンは重宝します。
日除けとしても、大活躍ですね。

 

 

2年待ちわびてやっと買えたカットソーは、着心地が良くて毎日着たくなる、というか、今毎日着ています。
袖が短いものから五分、六分、長袖、たるみの出る長さまで
それぞれのバリエーションに色がたくさん用意されているので、どれがいいか迷ってしまうほど。

 

 

 

 

鮮やかな色だけでは無いのですよ。
落ち着いたベーシックカラーも揃っています。

 

 

涼しくなったら、七分袖の下に長袖を重ねたり、丸首のカットソーの下に違う色のハイネックを着たりと、色々な色の組み合わせを楽しむ事が出来るのです。
ニュアンスが近いので、どの色を組み合わせてもなんか落ち着く、それが mon Sakata なのかもしれません。

 

 

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風をはらんだようなシルエット。
とても軽やかで、スカートのような形をしていますが、パンツです。
レギンスと合わせてもいいですね。

 

ちいさなポッケがついています。こういう工夫がたまりません。

 

 

 

 

張りのあるシャツブラウスやパンツもあります。
夏の白シャツは気持ちいいものですね。

 

 

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このシャツにも、密かにポケットがついているのです。
小さな胸ポケットもかわいい。
着ている麻紀ちゃんも大好きなこのシャツ。
デコルテが綺麗に見えて、思わず笑みがこぼれます。

 

 

数多くあふれているボーダーの中でも、mon Sakata のボーダーはどこか違ってひときわ目立ちます。

 

 

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リラックスして着れて、重ね着も出来る。

 

合わせたらくちんパンツは、前も後ろもぐるりと一周ポケットが繋がっているのです。

 

 

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おしりがプクッと出たシルエットの タルエルパンツ もどんな方が履いてもかわいくらくちんです。
おしりに三つポケットがついていますよ。

 

 

mon Sakata の服は、柄や織りが特別変わっているわけではないのですが、
袖や襟、裾がくるくると巻くように出来ていたり、切りっぱなしにしていて重ね着がしやすかったり、と
細やかなこだわりがあちこちに見えるのですが、それを主張しすぎないところが素敵です。

 

 

 

 

いつか読んだ、出版社の方と、坂田和實さん、坂田敏子さんの3人の対談で心に残った内容があります。

 

 

坂田敏子さんは、店主和實さんの「古道具坂田」の一角で、子供服の店「mon Sakata」を始めたそう。
長い道のりの中で、「 as it is 」という美術館や、mon Sakataのアトリエを作る話などいろいろあったようなのですが、夫婦が同じ空間で働いているところから、それぞれが別の空間へと移っていくところで和實さんが感じていた事をおおよそこういう内容でお話していました。

 

ー 夫婦が同じ分野にいると共通な知り合いに囲まれて楽しいし勉強になる事は多いが、辛い時もある。仮に女房が同じ古道具屋で働くとしたら、どっちかがリーダーシップを取らないといけないわけで、自分の下に敏子がいるのはいやですね。

 

というより能力があるわけだから、古道具屋の自分の下にいてほしくない。ー

 

対談でこう言い放った和實さんの言葉を目にした時、私の心にあたたかいものがこみ上げてきました。

 

 

尊重しあう関係。

 

パートナーとして、ひとりのものづくりのライバルとして。

 

正直に認め合う関係。

 

 

和實さんから漏れたこの言葉たちの裏には、二人の強く太い関係性が感じられ、とても素敵だなと感じました。
好きな事を信じてずっとやってきた人から出る言葉。
それは相手に対する尊敬と感謝と、相手を想う言葉。

 

 

 

 

敏子さんは、初日にShoka:へ在廊してくださりました。
敏子さんと彩門さんに実際にお会いして、二人の飾らない様子と雰囲気に触れ、またファンになりました。

 

 

shoka

 

 

また今回を逃したら、2年後にしかやってきません。

 

2年越しの mon Sakata 展は、夏が2回来て、冬も2回来るということ。
まだ先ではありますが冬用に、今のうちにタートルネックなどが欲しいとこっそり思っています。
会期終了間際に、残っていたら買いたいです。

 

 

 

 

数日前までさわやかな風が吹き、ぽかぽか陽気だった沖縄ですが、
近頃は、湿気を帯びた夏の香りが漂っています。
夏がもうそこまでやってきています。

 

 

 

「2年越しの mon Sakata 展」 は、27日(日)まで。
どうぞ見にいらして下さいね。

 

 

 

 

・・・扉の写真の続きですが
男前に着こなしていたので、思わず写真を撮らせていただいたのですが
撮りながら「ところで宗像さん、いい男の条件てなんでしょうね?」との私の問いに
間髪入れず答えてくれたのです。

 

さすがです・・・。普段からそこを意識して暮らしている証拠ですよね。
数分の短い時間でしたが、宗像さんの熱い想いを聞かせていただくことが出来て嬉しかったです。

 

 

shoka

 

 

その答えは
ー 一途に仕事をするだけだ ー と。

 

 

宗像堂

 

 

心も身体もほくほくするパンやさん。ぜひどうぞ。

 

 

 

 

 

 

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