旅はつづく

写真 文 佐野 綾子

 

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私たちは、梅雨の沖縄を飛び出して、大阪へと向かいました。

 

そう、三泊四日間の「Shoka:のお勉強会」の始まりです。

 

そもそも、この旅は、自分たちがしたいこと、見たいもの、をじっくりスタッフ全員で話し合い、そこで感じたことをShoka:に来て下さる方々とも分かち合えると嬉しいね。それをテーマに行き先を決めました。
私たちが良い物を見て、良い空間から感じる事を体験する事が良い仕事につながるのではないか、そう話し合った結果行き先が決まったのです。

 

まずは、沖縄の那覇を出発して大阪の関西国際空港で飛行機を降ります。
そこからは車で京都府、岐阜県多治見市、長野県松本市、さいごは愛知県名古屋市まで四日間のあいだに時間の許す限り移動するといったスケジュール。

 

行きたいところ、会いたい人、それを詰め込んだら、こんなにぎゅうぎゅうのスケジュールになったのです。

 

「気負わずに、やりたいことは全部やっちゃうぞ」そんなスタイルがとってもShoka:らしいなぁと思います。

 

 

飛行機を降りたら、沖縄とは全く違う、湿気が少なくカラッとした空気。心地よい空気が身体を包みます。

 

車の旅が初体験のわたしは「ほんとにこの距離を移動ができるのかなぁ?」と、内心すこしどきどきしながら、旅は始まりました。

 

 

一日目の京都は京都西陣にある、築100年を越える町家を改装した宿に泊まりました。

 

「うなぎの寝床」と呼ばれ間口が狭く、奥行きが長い造りが特徴的です。戸口を入ると土間があり、裏口へと伸びる廊下が見え、きれいな奥庭もありました。
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写真 田原 あゆみ

        

 

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季節の花たちが品良く咲き誇る姿は、眺めているだけで、ほっと心が和みます。

 

 

 

 

そこでひと休みをしてから、みんなでミナ ペルホネンの京都店を訪ねました。

 

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観光でShoka:に来て下さる関西地方のお客様から聞いていた、かわいいと評判の建物と店内ディスプレイ。スタッフの方々の優しくあたたかい接客の姿勢にすっかり時間を忘れて、私たちは建物の中を、上に下に、うろうろと行ったり来たりと、うんと楽しみました。

 

 

 

京都の錦市場にも行き、沖縄ではなかなか見れないような、京野菜や名産品を目にしながら散策する事も出来ました。

 

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2日目は早起きして岐阜県多治見市にあるギャルリ百草を目指します。

 

今年の2月にShoka:で行われた安藤雅信氏の「お茶の周りのうつわ展」で、安藤氏から様々なお話を聞いたり、氏の作る器や作品に触れて、これは実際にギャルリ百草を自分で体感してみたい、と強く願っていた場所でもありました。

 

 

京都から車を走らせて、やっと着いたその場所は雑木林の中、緑に溢れ様々な植物が重なり濃淡を織りなしている様子は、美しいの一言に尽きます。

 

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ランチをいただいたももぐさカフェは、大きなガラス越しに光が入り、手入れの行き届いた庭や雑木林の様子を眺めることが出来ます。
いつものみんなと美味しい食事をいただきながら、他愛のない話とともに目に映る景色は、きっとこの先忘れることが出来ないでしょう。

 

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あゆみさんと、安藤雅信さん、安藤明子さんがみんなで毒蛾の異常発生の話をしながら、時に笑ったり、困り顔になったりと楽しそうにお話をしていました。
ギャルリ百草で安藤夫妻に出会った事も、Shoka:がオープンする事になった一つのきっかけなのだそう。

 

 

イイノナホさんの展示会をしていた展示スペースは、ガラスの作品が光を受けて、百草の世界にすうっと溶け込み、そっと輝いているように見えました。

 

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百草の空間を生かしたディスプレイはすばらしく、ディスプレイを猛勉強中の私は、Shoka:で活かせるようにと全身の目をしっかりと開いて吸収しようとはりきりました。

 

 

 

 

その後、松本へ。

 

 

今年の11月に開催予定の三谷龍二さん•安藤雅信さん•皆川明さんのコラボ展「シゴトアソビ」。その参加メンバーの一人である、木工作家の三谷龍二さんを訪ねるために車を走らす事4時間あまり。

 

夕方に到着した松本は、すっきりとした空気に、夕方のひんやりとした清涼な風が私たちを迎えてくれました。
待ち合わせ場所に行くと、初対面のスタッフも含む私たちを、優しく迎え入れてくださった三谷さん。

 

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一緒にお食事をして楽しい時間を過ごした時に、三谷さんがお話されたことで印象に残った言葉があります。

 

 

「仕事で遊べたら一番いい。その時その時を一生懸命に生きるとそうなる」

 

この言葉はわたしの胸にずーんと入ってきて、心の奥にぽっと火が灯りました。

 

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翌日に、三谷さんはご自身の制作スペースや木材を加工する場所を案内してくださいました。

 

周りには林檎畑やキウイが植えられていたり、自然がたっぷりのよい環境で、そんな中で三谷さんの作品がうまれていることに感動しました。

 

とてもじっくりとさまざまなお話してくださったので、Shoka:に来て下さる皆さんにも、ぜひお伝えしていこうと思います。

 

 

 

その後はShoka:の人気者、タツノオトシゴのイラストを描いて下さった田所真理子さんのギャラリーtadokorogaroと隣り合わせに開いている日本料理 温石にランチを食べに行きました。

 

ギャラリースペースの展示からは、ひとつひとつの魅力が伝わってくる、胸の高鳴る空間でした。

 

何度ギャラリー内をぐるぐる回っても、足りないくらいです。

 

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日本料理 温石では、あまりの居心地よさに、隣に座っていたあゆみさんは、お料理が出てくる直前にちょっとだけいねむりをして夢までみたそうです。でも、その気持ちとっても分かるくらいリラックスの出来る空間でした。

 

五感に染み込んでくる様なそのお料理のすばらしさは、ぜひ、体験して頂きたいです。

 

とても価値のあるものだな、とわたしは感じました。

 

 

田所真理子さんと須藤剛さんのお人柄に触れ、そのまなざしや仕草が表現していること全てに表れているような気がして、心から共感しました。そして、人の気持ちのこもった仕事はちゃんとこうやって人に伝わってゆくのだという事を感じられて、ほっと気持ちが安らぎました。
私もそんな仕事をやってゆきたい、そんな気持ちになったのです。

 

 

 

残念ながら、ミナ ペルホネン 松本店は定休日で店内を見れなかったけど、外から建物を見れて満足です。
外壁のタイルは安藤雅信さんによる織部焼きのタイルです。色合いがとても素敵でした。

 

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松本では二泊して、諏訪大社でお参りをしたり、美味しい信州蕎麦もいただいて、最終日は名古屋に向かいます。

 

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名古屋では、ずっと行ってみたかったセレクトショップ、pieni・huoneに遊びに行き嬉しい再会もありました。

 

 

とても中身の詰まった四日間、、旅で感じたエネルギーや美しさ、交流でうまれたハートとハートの繋がる感覚。
あらためて感じるプロとはどういうことなのか。素敵な仕事をしている方達との出会いや、その方達の作っている空間に触れて、プロとは一体どういうものなのか、そんな事を継続して考えています。

 

Shoka:での仕事を通して、この旅で感じた事をみなさんにシェアしていきたいと思います。

 

どんどんシェアさせてくださいね。
なので、みなさんのところまで、この旅はどんどん続きます。

 

旅はつづくよ、どこまでも。

 

 

Shoka:にお土産話を聞きにぜひいらしてください。
お時間があったら美味しいお茶を一緒に飲みながら、、いつでも笑顔でお迎えします。

 

 

 

 

 

 

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