おうちで実践!火災予防②コンセント等電気器具による火災とその予防法

消太郎:先週ご説明した「暖房器具の取り扱い方」、みなさんご家庭で見直しましたか??
今週は、「コンセントなど電気器具」についてご説明します!


まずはこちらをご覧ください。





怖いですねぇ。
電気火災もけっこう多いんですよ。


ご家庭の現状を把握するために、以下の項目をチェックしてみてください。


□冷蔵庫やタンスの後ろなど、見えない部分も掃除していますか?
□タコ足配線をしていませんか?
□普段使用しない電気製品のコンセントは抜いていますか?
□電気製品のコードを束ねたまま使用していませんか?
□古くなった電気コードは新しいものに取り替えていますか?
□コンセントを抜くとき、コード部分を引っぱらずに、きちんとプラグ部分を持って抜いていますか?
□電気コードが家具やじゅうたんの下敷きになっていませんか?


コンセントに差し込んだプラグがショートして出火することを「トラッキング現象」といいます。
コンセントやテーブルタップに長期間プラグを差し込んでいると、コンセントとプラグとの隙間に徐々にほこりが溜まり、そのほこりが湿気を帯びることによってプラク両極間で火花放電が繰り返されます。
そして、絶縁状態が悪くなり、プラグ両極間に電気が流れて発熱し、ついには発火するのです。


長い間つけっぱなしにしている電源プラグはないですか?


そういえば、冷蔵庫やテレビなど、購入してからずっとつけっぱなしです。。


消太郎:どこのお家も同じだと思いますよ。
そうですよね?パソコンの向こうにいるあなた!!
定期的にプラグを抜いて、コンセントやプラグのまわりについたほこりをきちんと取るようにしましょう。


わかりました!あと気になったのですが、電気製品のコードをどうして束ねたままにしてはいけないんですか?


消太郎:電話の電源アダプター程度なら良いのですが、エアコン、ホットカーペット、トースター、ジャーポット、丸のこ、コンプレッサーといった電気消費の大きなものは、使っている間にコード内でも電気が消費されて発熱します。
丸めたり束ねたりしていると放熱されず、内部から高温になり、ビニールコードなどは簡単に溶けてショートしてしまいます。
その様子の動画もありますのでどうぞ。





動画にもありましたが、コード内の断線もショートの原因になります。
チェック項目にありましたが、イスや家具などでコードを踏んでしまうと、表面上はわかりませんが内部で断線してしまい、大変危険です。
電気プラグのコードを引っぱってコンセントから抜いても断線しますので、ちゃんと硬いプラグ部分を持ってくださいね!


ふゆうしてコード引っぱってました・・・。内部の断線という見た目ではわからない現象について初めて知りました、今度から気をつけます。


消太郎:気をつけてくださいね!あともうひとつ、プラグはちゃんと奥まで差し込むようにしてください。そうしないとほこりが溜まりやすくなってしまいます。小さなお子さんがいるならなおさら注意ですよ!プラグとコンセントの隙間に指を入れたりでもしたら・・・。


子どもの指って小さいからなおさら危険ですね。気をつけます。


さて、最後に問題です!
電気火災が起こってしまった時は、どうやって消火しますか?





消太郎:正解です!!以前ご説明した通り、電気火災にも使えるABC消火器が有効です。
今週はコンセントなど電気器具ついてお話しました。
これを読み終えたら必ずプラグのホコリを取っておいてくださいね!