おうちで実践!火災予防③燃えてる油に水を注ぐと火柱が立ちますよ!!!

消太郎:こんにちは。
先々週は電気器具、先週はコンセントの注意点をお話しましたが、ちゃんとチェックしましたか??


冷蔵庫裏のコンセントも確認してみましたよ。ホコリかぶっていました。
危なかったです・・・。



消太郎:危なかったですね。
なんらかの原因で湿気を帯びていたらトラッキング現象の危険がありましたよ。


さて、今週は「コンロ」についてお話したいと思います。


台所での火災原因で最も多いのがコンロです。
電話や来客、掃除洗濯、突然の電話、テレビや買い物などで、調理中に台所を離れたりしていませんか?
鍋の空焚きでの出動は結構ありますよ。
あともう少し発見が遅れていたら火災になっていた、という事例もすくなくないので注意が必要です。
ここだけの話、消防官の私もお湯を沸かしながら家事をして、火を使っているのを忘れてしまったことがあります・・・。


消防士の消太郎さんでも忘れることあるんですね!


消太郎:人間なんで他の事に集中しちゃうと忘れちゃうんですよね。
調理中に台所を離れる時は、必ずコンロの火を消してからにしましょう!


油鍋だと特に危険ですよ!
油鍋火災の時は、消火器を使って消火と以前お話しましたよね。


はい!壁やレンジフードに当てて間接的に消火器の粉をかけると効果的でしたよね。


消太郎:よく覚えていましたね、偉いです☆
気が動転して水をかけてしまったら・・・。
どうなるかわかりますか?


油に水ですよね。パチパチはねて危険なんじゃないですか?


消太郎:燃えている油鍋に水を入れた動画がありますので見てみてください。



衝撃映像ですね・・・。本当に恐ろしいです・・・。


消太郎:想像をはるかに超えますよね。私も初めて見たとき衝撃を受けました。
この映像を見たら絶対に水はかけられないと思います。


では、もし消火器がない時はどのようにしたらいいですか?


消太郎:毛布を濡らし、毛布を広げて持ち、鍋にかぶせます。
この時、手が露出して火傷しないように毛布に隠して持つようにしてくださいね。
鍋に毛布をかぶせることで酸素の供給を断ち消火します。
これを『窒息消火』といいます。
毛布をかぶせたあとはコンロの火を切ってくださいね。
では、恒例のチェックリストをあげたいと思います。


□コンロの上にふきんなどを干していませんか?
□コンロのまわりに燃えやすい物を置いていませんか?
□コンロの使用中は側から離れていませんか?
□古くなったガスホースは使っていませんか?
□コンロは壁から離して置いていますか?
□換気扇や壁などは、こまめに掃除していますか?
□天ぷら油の凝固剤を使うときは側を離れない
□天ぷら油の加熱に注意する
□コンロに衣服を近づけない


コンロ近くにふきんを干しています。危ないですね。


消太郎:コンロは毎日使いますので早急に改善してくださいね!
火災とは別ですが、小さいお子さんがいらっしゃるお家では、火傷の危険もありますので火を使うときは必ず目を離さないようにしてください!
また、使わないときは元栓を閉じておいたほうがいいです。
子供がコンロのスイッチをいたずらして、火がついたり、ガス漏れしたら危険ですよね。


子供はスイッチ類好きですもんね。小さい子がいるので元栓閉めたいと思います。


消太郎:では、最後にガス線のホースの接続不良による火災の動画を見てお別れしたいと思います。
ホースの接続不良も気をつけてくださいね。


消太郎