「おいしい」は「ハオツー」??


 
海外旅行するときに、
事前に覚えておくと楽しい現地の言葉、
私的ベスト3(こんにちは、ありがとう等あいさつは除く)
 
・おいしい(&おいしそう&おいしかった)
・とても(いろんな形容詞・形容動詞に足せるので便利)
・疲れた
 
「疲れた」に関しては、基本的に外国人による片言のことばに出てくるような表現ではないので、
現地の人のウケが良いのです。
観光して色々回って
「は~、超疲れた〜」
というと、ホテルの人や食堂のおばさんやその辺の人にウケてもらえるので
意外とお勧めなワードです。
 
でもやっぱりベスト1は
「おいしい」
ですね。
 
中国語の「おいしい」は、
「ハオツー」
だと思っている人が多いのでは??
 
漢字に直すと
 
好吃
 
中華料理系のお店の看板でも
「ハオツー」とよみがなをふってあるところも。 
 
・・・だけど、
う~ん、北京で「ハオツー」と言って果たして通じるのだろうか。。
言ったことがないのでわからないのだけれど。
 
カタカナ表記は中国語にはタブー、
というわけでピンイン書きしてみると
好吃
のピンインは
hǎochī

hǎoは「ハオ」ですが、
chīは、舌をそらせて「チー」と言う音。
声調は第1声なので、発音するとこんな感じ。
 

 
では、どうして「ハオツー」という言い方が広まったのか?
それは恐らく、南方の訛りが由来。
中国南方では
zhi・chi・shi・ri
といった、舌をそらせて発音する音(=卷舌音:けんぜつおん)を
いずれも舌をそらせないで発音する訛りがあるのです。
なので、
上海、広東省、台湾など、南方出身の方が
好吃
というのを聞くと、舌をそらせてないために、確かに
「ハオツー」
と聞こえます。
 
が、日本人がそのまま「ツー」と発音すると、
これまた違う音になってしまうので注意。
耳には「ツー」と聞こえていても、
ピンインは、変わらず
chī
であって、
舌をそらせないことだけが理由で「ツー」と聞こえるだけなので、
日本語の「ツ」のように口をすぼめて発音すると、chiではなく他の音、
「cu」と聞こえてしまい、
好粗
hǎo cū
(とても大雑把)
 
と、解釈されてしまいかねないのです。
(前後の文脈から聞き間違われる事はないとは思いますが。)
 
では、どう発音すればいいのか?
「チ」と発音する口の形のままで「ツー」と言えば、
南方訛りの「おいしい」の出来上がり。


 
その際、声調(好は3声、吃は1声)はしっかり守って発音しましょう。
 
来週も、すぐに使える一言を
発音のコツを織り交ぜてご紹介するのでお楽しみに☆
 
那,今天到此为止了。
(今日はここまで。)
下周见!!
(また来週!!)
 
 
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