2012 5月

文・写真   田原あゆみ

 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
 
いつもとても不思議な感覚になるのだけれど、ずっと心待ちにしていた事も必ずその日がやって来て、そして必ず過ぎていってしまう。
当たり前のことだけれど、なぜかいつも新鮮に不思議に感じる。
昨日はあんなに待ち遠しかったのに、今朝はもう思い出になってしまっている。
 
 
あの大切な時間は、目の前からは消えてしまったけれど、「明日」という未来に多くの種をまいてくれた。
何かが生まれる原動力があの晩生まれて、わくわくの波紋と一緒にこの南の島にどんどん広がっている。
 
それは、場を共有した人達だけで終わる事のない何か。
あの場で生まれた一つのメロディが、胸に満ちて溢れ出て、それぞれの歌や、口笛となって方々に散らばってゆく。
そんな景色が見えてくる。
 
そうして、その友人や仲間たちにもそのメロディは広がってゆく。
静かにゆっくりと。
 
今日の雨音のむこうに、様々な個性を持った音色で奏でられるメロディが小さく波を打って聴こえてくるようだ。
 
 
 
それはもしかしたら「田原さん、3人のコラボレーションを沖縄でしませんか?」と、問いかけて来た皆川さんが吹き始めた口笛から始まったのかもしれない。
 
いつか、あの日に生まれたメロディが一つの軸となって、様々な個性と混じり合い、常にうつくしいハーモニーが流れ続ける土地になる。
そんな事を夢見てみる。
 
 
 
 
5月11日(金)にスタートした NO BORDER, GOOD SENSE に合わせて、三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベントをRoguiiにて開催しました。
 
人生のちょうど真ん中あたりの年齢にいる3人の作り手のバックグランドや、普段の仕事への思い、そして作り手にとどまらず、使い手としての視点も織り交ぜながら語られたストーリーのもたらした感動は、3人の中心で渦を巻き、会場全体をやさしく包んでいきました。
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
南の島沖縄を、許される時間のぎりぎりまで楽しんだ3人は、ほんのり日に焼けています。
そして、ついビーチサンダルのまま会場に来てしまったという皆川さんの挨拶で、リラックスした空気はあっという間に会場に伝わって、和やかな楽しい空気が満ちたのです。
 
 
 
「NO BORDER, GOOD SENSE というタイトルにした理由」
 
「僕たちセンスいいでしょ、と、言いたかった訳ではありませんよ」
恥ずかしそうに笑いながら、皆川さんは話してくれました。
 
「タイトルを付ける時にNO BORDERという言葉がまず決まった時には既に、木と土と布という全く違うジャンルで仕事をしている3人が、境界線を越えたところでものづくりをしたらどうなるんだろう、というわくわくは感じていました。
そのあとに続く言葉を考えているうちに浮かんだのが、GOOD SENSEという言葉です。
生活を基盤にするという観点から、僕たち3人はものづくりをしています。
なので、選んでくれている人というのは、作り手の生活の感覚にある意味共感しているのだと思うのです。
 
そこで一度引っかかるけれども、ものを作るという側の人間が、GOOD SENSEだと言える気概がないことはおかしいことなので、ここは一つ言い切ってしまおうと思った訳です。
選ぶ人と作り手との間にある、共感、それをGOOD SENSEという言葉で表現したかったのです」
 
 
笑顔でゆっくりと話す皆川さんのリズムと、タイトルに込めた思いを聴いて、聞き手と語り手のあいだの最後の壁も溶け、場は一気に一つになったのでした。
 
 
 
 
 
三谷龍二さんの言葉
 
 
「NO BORDER という言葉を考えた時に、ジャンルという観点でものごとを見ると、確かに様々な境界線が見えてくるのかもしれません。
けれども、僕の場合「生活」という視点で見てみると、そこには境界線というのはないのかな、と思います。
絵を描く事も、料理をする事も、仕事をする事も、すべては僕という人間の感覚やリズムをもとにしています。
 
生活の中の実感を軸にすると、様々な縛りは解けてゆくのではないでしょうか」
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
 
三谷さんの視点は、生活の中の実感が軸になっている。
食べることが好きで、その時に使ううつわがどんなものであったらもっとその時間を楽しむ事が出来るのだろう、と、うつわの形や、持ち手や、納まり具合などのディティールに執着する。
 
と、同時に、そんな事よりもおいしく楽しく、それが一番だ、という開放感も持ち合わせている。
三谷さんは、「実感」という感覚を意識する事でものづくり全体を、生活という視点から俯瞰することが出来るのだ。
 
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
山桜の四方皿(上)小さな豆皿とスプーン
 
荏胡麻油や紅花油で時々お手入れをしながら使うと、何ともいえない艶と深みが出てくる。
手に取って嗅いでみると、ほんのりと桜の香りがする。
手でうつわの表面をなでながら、何を盛ろうかと思い描くのも至福の時間。
 
 
 
 
全体をとらわれないところから見る事が出来るから、三谷さんの作るうつわは料理を盛るだけではなく、集まる人のしあわせな時間も一緒に盛りつけてくれるのだろう。
 
もちろん、うつわやカトラリーのサイズの大小は関係無く、穏やかなぬくもりで包み込んでくれる。
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
三谷さんが自宅で使っている木のうつわを料理会用にお借りして、小島さんの料理を盛りつけています。
何十年も使い続けて来た木の肌は、とてもいい感じになっています。
きっと楽しい時間も一緒に記憶しているからなのでしょうか。
時に新しいものよりも、使っているものの方に愛着がわくのも、この深いたたずまいを目にするとうなづけます。
 
 
 
「木の良さは触れて使ってみないと伝わらないけれど、当時木工といえば家具などの大きなものしかなかった。
僕がうつわを作り始めたのは、テーブルは買えないけれど、スプーンなら気軽に買える、そんな事がベースにあった。
うつわやカトラリーなら毎日触れることが出来るし、木の良さが伝わるだろうと」
 
 
料理をする事や、食べる事の他にも、音楽、旅、散歩、人と会う事、などなど生活にまつわる様々なことを三谷さんは心から楽しんでいるように感じる。
興味があることに対してフットワークが軽いのだそう。
そして、三谷さんはいい聞き手でもあり、観察者でもある事を今回の交流の中で知った。
好奇心と実感に重きを置いている三谷さんは、生活の探究者なのだ。
 
 
 
 
 
 
安藤雅信さんの言葉
 
「今回の3人での企画展のオファーを聞いた時に、ジャンルが違う仕事をしている3人ではあるけれど、以前から互いの生活感覚には似たものを感じていた。なのでジャンルの境界線に対する違和感は全く感じなかった」
 
と、安藤さんはにっこりと笑った。
3人の間に流れている空気は心地よい。
信頼感と、尊敬がベースになっていて、皆お互いの事が大好きだということが優しいまなざしから溢れている。
そんなやさしい関係に、聴き手の私たちは照らされている。
 
 
 
 
若い時に憧れていた西洋美術。
「それを学ぶために入った美大は西洋アカデミズムを教えるところで、日本人にとって美術とは何かを学ぶところではなかった」
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
体制を反体制側から見て、その壁を壊すところからアプローチを始めた様に見える安藤さんの仕事。
けれど、そのアンチテーゼは、安藤さんが日本人としての精神性という大地にこそ自分は根を張ることが出来るのだ、という事に気づいたからこそ発する事が出来たのだろう。
 
それは、若い頃に自分の表現の軸を求めて旅をし、仏教に出会い、外に感じていた様々なカオスは自分が生み出していたものであるという事に気づき、「空」という感覚を体験したことが大きいのだろう。
外から見た日本文化、そしてその中で日本人である自分自身の表現がどうあるべきか、安藤さんは感覚で捉えたそのことを探究して形にし、その美学を伝える事に力を注いで来た。
 
 
明治以降失われてゆく一方であった、日本という土地の育んで来た美意識。
そこに光を当てて、現代の生活様式にあった変化をふまえて日常生活の中に再構築する事。
 
 
安藤さんの仕事には細かいところにまで厳しい一貫性を求める知的な鋭さと、冒険が好きで、食べる事も、音楽も好き、五感で感じる事がたまらなく好きだという無邪気な感覚が同時に存在している様に見える。
 
その相反するような二つの面が自然に溶け合うことが出来るのは、やはり自分の感覚を信頼し軸を見つけた人のしなやかさなのだろう。
 
 
 
西洋美術に多大な影響を受けながら、生活様式というものは環境から生まれる事、そしてその環境で人は精神性を育んでいる事に気づいた安藤さんは、様々な経緯からそれまで遠ざけていた陶芸の世界へ表現の場を決めた。
当時の日本人の生活様式の変化を敏感に感じ取り、食習慣が変わる事はうつわの使い方が変わる事だと着目した。
 
鉢や椀をたくさん使って食事をしていたそれまでのスタイルは、西洋の食文化が日常生活に溶け込んで来た事で崩れ始め、これからは大きめの皿一枚が様々な役目を果たす事になるだろうと踏んだのだ。
その時には、うつわの世界に希望を感じたのだという。
うつくしいいい皿を、普遍的な形で作りたい、そう安藤さんは思った。
 
 
 
 
「いい皿を一枚持っていたら、それを使っていろいろな料理を楽しむことが出来る。自分がそれまで見て来た、うつくしいと感じる形を陶器で作ってゆこうと決めた」
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
彫刻家でもある安藤さんのうつわは、それだけでも独特の存在感がある。うつわがまるで、土を彫った彫刻に見えるのは私だけではないだろう。
 
けれど、料理を盛った時に素材が生き生きと映え、食材とうつわが一つの絵の様に完成するのだ。
 
 
 
 
「そして、作り手としてだけではなく、使い手の文化を大事にして来た日本人の感性を伝えたいと、日本人の生活様式の中に在る美学を肌で感じる事の出来る場を作ろうと思い、ギャルリ百草という空間を作った。
美術館のミニチュアであるギャラリーではなく、自分にとって理想のギャラリーを作りたいと思ったから」
 
 
オランダ皿、イタリア皿などの洋皿を写し、自分の形に落とし込んで作る事もしている安藤さん。
西洋のスタイルを受け入れながら、しかしそこに静かな調和を感じるのは、彼の仕事の根源にある普遍的な美への憧憬がぶれていないからなのだろう。
 
日常の中の美を愛でる心の中にこそ、日本人としての精神性があると安藤さんは言う。
それを現代の生活の中に復興させたいという思いが原動力になっているからこそ、作陶・作り手を育む場作り・ギャルリ百草での企画展の運営などの精力的な活動が出来るのだろう。
 
 
 
 
今ここで耳を澄まして、百草の空間や、安藤さんの作品を思うとき、聴こえてくるものがある。
それは、経年変化とともに生まれる美を愛でる、静かな賛美歌のようなもの。
 
 
 
 
 
 
 
皆川明さんの言葉
 
 
 
皆川さんが話しだすと、時間と空間の質が変わる。
ゆっくり訥々と語られる言の葉に、私たちはなぜか釘付けになる。
 
 
安藤さんは、そのことを、
「問いかけた質問に、すべて即答で、しかも全く思いもしなかった意外な答えが返ってくる。それがぽーんと腑に落ちる内容。それがおもしろくってたまらない」
と、目をきらきらさせて言う。
 
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
20代の頃からその仕事ぶりに憧れ、尊敬して来た三谷さんと安藤さんと一緒に仕事ができる事が、ただただうれしいという皆川さん。
 
 
 
皆川さんの俯瞰する範囲は、空間・時間ともにとても広い。
そして自身のその感覚を信頼しているから、ひらめきがまずあって、それにあと付けをする様に仕事を進めてゆく事も多いのだという。
 
今回の企画展も、そうだった。
私にオファーしてくれた時のこと。
そう、2011年の1月の終わり。
皆川さんと対面したのはまだ2度めだった。
 
 
「田原さん、沖縄で、三谷さんと、安藤さんと僕のコラボレーション展をしませんか?」
と、言ったその時点では、まだ三谷さんも安藤さんも、そんな企画がある事を全く知らなかったという。
 
 
 
「沖縄だったら、みんな行きたいんじゃないかと思って、そしたら実現するかな、と」
ふふふと笑い、つられて会場のみんなも笑ってしまう。
 
皆川さんにはもともと、この沖縄で3人が集まっているこの景色が見えて、そしてこの会場の空気や一体感までも最初から感じていたのではないだろうか。
そんな不思議な能力がありそうな人なのである。
 
 
 
直感力と、俯瞰力、そして現実との間にある隙間を埋める実行能力を併せ持つ皆川さんは、まるで時代の笛吹きのようだ。
 
こちらへ、こちらへと笛を吹いてやって来て、その音色に共感する私たちを誘導する。
誘導している先の世界が彼には見えていて、私たちはその世界の光とぬくもりを感じて心が躍る、身体が動く。
その列に参加する人数がどんどん増えてゆくのを感じる。
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
 
丁寧に時間をかけて描いてくれるサイン。
今目の前にあることに気持ちを注ぎ、ただ流れていってしまうかもしれない時間を止めて、本質的で意味のある出会いへと時間を変容させる。
 
 
 
「どうして、そんなに時間をかけて丁寧にサインをするのですか?」
 
そう尋ねられて、皆川さんは答えた。
 
「さらさらと描いたら20秒で描く事も出来るけれど、ただ流れていってしまう20秒よりも、意味のある2分の方を大事にしたいと思うんです」
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
その誠実さがしあわせな空間を生み出す。
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
皆川さんがサインをしている間、周りには何とも言えないやさしい空気が充満していた。
 
 
「何かを作る時、ディティールにこだわる執着と、そんなものはどうでもいいんだと開放的になる無頓着。そのどちらも僕は大切だと思うんです。自分の感覚に一貫した軸を持っていたら、その軸を中心にして右の執着と、左の無頓着に大きく振れていいんです。
軸がないと、単に二面性があるというところで終わるのですが、軸を持つ事で中心が出来る。
そうするとある一貫性を持っているので、右と左に触れる大きさが、そのままものづくりの力になるのだと思います。
 
 
そしてそれが『生きる力』にもつながると思うんです」
 
 
 
皆川さんがプロローグの笛を吹き始めたことで始まった今回の企画展は、その言葉で締められた。
そして、この言葉こそ、三谷さんの話した、ものを作る「実感」という軸の事であり、安藤さんが語った「普遍的な美」という話しの核にあるものなのだと私は思います。
3人が奏でた協奏曲がすばらしいハーモニーとなったような瞬間でした。
 
 
 
そのことを言葉で説明をしようとすると、それはそれは深い考察と、史実や、この3方の研究など、言葉がたくさんいるのかもしれません。
けれど、「生きる力」という言葉の中に、すべては集約されているように全身で感じる事が出来たのです。
 
生きる実感を軸にする事、それはとてもしあわせなこと。
その感覚をGOOD SENSEだと自分で感じることが出来る。
そんな人が社会の中で、自分の音楽を奏でたら、自分の歌を口ずさみ始めたら。
 
きっと年を重ねる事も、生きる事自体も楽しくなる。
そんな仲間が増えてゆく、それを思うと、南の小さな島から始まった音楽が、一人一人の中でメロディとなって広がってゆき、いつしかうつくしいハーモニーとなって私たちの暮らしを包んでいる。
 
 
 
 
そんな事を思い描きながら、そんな世界を感じながらこの記事をまとめています。
 
 
 
Shoka:の空間では3氏の作品と、コラボレーションしたしあわせな道具たちが、私たちを迎えてくれます。
 
 
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
三谷さんの山桜のリム皿を、皆川さんデザインの海のチェックが包んでくれる、お皿のセット。
携帯して外へ持ってゆけます。
家族や友人達と、ピクニックへ。
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
三谷さんの手にすっぽりと収まるやさしいカップ。
ミナ ペルホネンのケースがついています。
コーヒーもお茶も、ワインだっていいのです。
 
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
安藤さんの器に皆川さんが絵付けをした大皿。
とてもバランスの良い、力強い作品です。
 
 
 
 
そして、ミナ ペルホネンの服たちは、着る人を無条件でしあわせにしてくれる楽しい服。
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
初めてミナの服を着たかわいい2人。
どんどん笑顔が広がって。
 
「いい仕事をして、買える様になりたいです」
仕事のことや、自分が考えているこれからの事、いろいろと話しながらどんどん顔がきりりとしてゆくのが、見ていて眩しかったです。
 
 
女性にとって、自分に合った服を着る事は大切な自己表現。
ミナの服は乙女心を呼び覚ましてくれます。
年齢や、今までの観念から自由になるような、そんな開放感を感じて、みんなでにっこり。
 
 
 
 
三谷龍二さん・安藤雅信さん・皆川明さんのトークイベント
 
安藤さんの焼いた陶板に皆川さんが絵を描いた「旅に行く日に」
 
 
 
 
3氏も、沖縄での時間がとても楽しかったそうです。
「3人の仕事に関する感性が、和音となって響いたような時間でした。また沖縄へ来たいです」と。
そうして、この楽しい仕事は、2年後に続く事になったのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
三谷さん・安藤さん・皆川さんの生きる力に溢れた、楽しい空間はあと4日間。
まだみていない方も、もう一度触れたい方も、Shoka:へどうぞ。
 
 
 
今週の日曜日までです。
 
 
5月20日(日)まで
NO BORDER, GOOD SENSE
 
 
Shoka:
098 932 0791
 
12:30~19:00

2012 5月

NAHA ART MAP 2012
 
2010年に23店舗で始めた、毎年度更新の街歩き地図の試みも今年で3冊目になりました。
この地図を通じ、街に散らばるARTのカケラ達を巡る事で、那覇の街の持つユニークさに気付き、一層、那覇のまちを楽しんで貰えれば嬉しく思います。
  
県内の地図配布場所はコチラ
 
NAHA ART MAP 2012
クリックで拡大します
 
NAHA ART MAP 2012
 
今年の参加メンバーは41店舗です。カテゴリー別にナンバリングしてあります。
 
〈 その他 〉
1)花屋ちゅらパナ、2)桜坂劇場、3)わが街の小劇場、4)FUJISAN FACTORY STORE
5)think of 、6)ちゅらしまフォトミュージアム、
 
〈 本屋 〉
7)言事堂、8)ちはや書房、9)市場の古本屋ウララ
 
〈 服 〉
10)VAICE 、11)renga 、12琉球ぴらす
 
〈 飲食 〉
13)L’ABBRACCIO 、14)珈琲屋台ひばり屋、15)cello 、16)浮島ガーデン
17)Villege Market 、18)niceness 、19)cafe プラヌラ、20)Lamp
 
〈雑貨〉
21)陶・よかりよ、22)GARB DOMINGO 、23)MAXI MARKET 、24)tope
25)chahat なは、26)anshare project 、27)ti tu ti OKINAWA CRAFT
28)がじゅまるガーデン、29)zakka TUK TUK 、30)玩具ロードワークス
31)MIMURI 、32)LE PETIT ATELIER de MIREI 、33)沖縄の風
 
〈ギャラリー・アトリエ〉
34)GALLERY point – 1、35)MITSUOシーサー美術館、36)ギャラリーアートミューズ
37)Gallery Space PinoO 、38)沖縄アートギャラリー、39)高光ギャラリー
40)KIYOKO SAKATA studio 、41)旧・若松薬品 
 
N.A.M. 2012 H P  http://www.artokinawa.com/
N.A.M. 2012 F B  http://www.facebook.com/NahaArtMap
 

2012 5月

ガーブドミンゴ
 
ガーブ・ドミンゴと雑貨屋[そ]の店長がそれぞれの台湾の旅で見つけたアレコレを並べて小さな展示販売会をいたします。2店舗同時開催のおみやげ展で台湾の空気をちょっとだけおすそわけいたします。
 
日時:012/5/25(fri) – 27(sun)
●GARB DOMINGO 9:30 – 13:00 /15:00 – 19:00
●雑貨屋[そ] 12:30 – 19:30
(店舗によって開店時間が異なりますのでどうぞご注意ください)
 
GARB DOMINGO
〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-6-3
tel/fax : 098-988-0244
http://www.garbdomingo.com/blog/?p=1176
 
雑貨屋[そ]
〒901-2225 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18
tel/fax : 098-898-4689
http://sso.ti-da.net/e3912249.html
 

2012 5月

新垣菓子店
 
「テンペストを読んだとき、映画になるくらい面白いなって思ったんですよ。
だから、急いで職人さんに相談して作ってもらったんです」
 
琉球王朝を舞台にしたベストセラーに、度々出て来る宮廷菓子がある。
『千寿糕(せんじゅこう)』だ。
 
「小説のファンである私にとっても魅力的なお菓子でした。
昔は作っていたのですが、30年ちかく眠っていたお菓子なので、職人さんにお願いして再現してもらったんです。
しばらくしてから仲間由紀恵さん主演でテンペストの舞台が東京でおこなわれることになりました。
舞台の制作会社に話を持ちかけ、限定のお菓子として会場で販売、沖縄よりも先に東京でお披露目となり、その後、映画化も決定したんです」
 
独自の視点と自由な発想力で新たな商品を生み出す新垣正枝さんは、新垣菓子店の専務夫人。自身も商品開発に販売にと活躍している。
 
「実家もお茶屋なので、もともと商売が好きなんですね」
 
新垣菓子店
 
新垣菓子店
 
「学生のときは完全に体育会系でした。
バスケットボール部に所属して遅くまで練習して。
中学生の頃、母が茶道を習い始めたのですが、
『楽しいよ、あなたもやってみない?』
と勧められて。
先生との相性も良かったのかも、すごく楽しかったんです。
部活を終えて夜7〜8時くらいから、ぱんぱんになった脚で正座して(笑)
お稽古ごとは他にもやりましたけど、お茶だけはずっと続いています。
 
多分、茶道を習ったのが発端だと思うのですが、空間デザインにも興味があって。
お茶は総合芸術、空間芸術と言われていますから。
建物や空間が好きで、そういうデザインの世界に興味を持つようになりました」
 
進学校を卒業するも、大学には進学しなかった。
 
「実家の手伝いをしようと思っていたので。
本当は美大に行くのもいいかな? と思っていたのですが、勉強もそんなに好きじゃなくて(笑)
もともと商売が好きなんですね。
実家の手伝いが楽しくて、どこかに就職しようという気持ちがなかったんです。
私は商いの街、糸満で生まれ育ち、祖母も魚売りで代々商いをしています。
人と接したりお話ししたり、どうしたらお客様に喜んで頂けるかな? と考えるのが好き」
 
実家を手伝いながら武蔵野美術大学の通信教育を受講、夏休みの時期にはスクリーングに参加した。
 
「40日間くらいあるんですけど、素晴らしい経験でした。
大学生活ってこういう感じなんだな〜って。
絵を描くのも好きなのでデッサンも楽しいし、空間デザインを先攻したので立体を造ったり。
でも、このを道を極めたいとは思わなかったんです、不思議なんですが。
その後もCAD(キャド)の資格を取ったりもしましたが、自分がプロフェッショナルになりたいという気持ちが湧かなかったんです。
幼少から図画工作の時間が好きで、デザインやもの作りができることが喜びだったので、実家のお茶屋で自由に店作りをさせてもらえたことは貴重な経験でした」
 
実家を手伝っていたある日、出会いがあった。
 
新垣菓子店
 
新垣菓子店
 
「高校の先輩だった主人と国際通りでばったり再会したんです。
学年は違いましたが、『ちんすこうの先輩』ってからみんな知ってましたね(笑)」
 
琉球菓子の老舗「新垣菓子店」の現専務取締役、新垣淑豊(よしとよ)さんとの出会いだった。
 
「友達も一緒にその場で話して、それから二人で会うようになって。
結構早い段階で『この人と結婚するはずな』と思いました。
話していて楽しかったし、おもしろくて」
 
国際通りでの再会から約1年後に二人は夫婦となり、さらに1年後には子供に恵まれた。
出産後も、正枝さんの活動の場が狭められることはなかった。
 
新垣菓子店
 
新垣菓子店
白化サンゴで焙煎する「35 COFFEE」とのコラボ商品。売上の一部はベビーサンゴ移植活動に充てられる
 
「働いてないとなんだかわさわさーして(笑)
子供が乳離れするまでは育児に専念しますけど、いつも『何かしないとな~』って思っちゃう。なんでだろう?
私の母も普通に働いているのを見ていたからかな?
子を持つ女性が家庭に入るっていう概念がないのかも。
私にできることをしていくというスタンスなので『垣根』がない感じなんです。
また『子育てはみんなで』とも思っているので、最近祖母が隣に越してきて4世代で暮らすことになったので、子供たちにとっての環境は完璧だと思っています。
もちろん、母の出番というときは一番大きな顔をしていますが(笑)」
 
自営業である実家でも店を手伝うのが好きだった正枝さんは、産後も新垣菓子店で精力的に働いている。
 
「子供が小さいときからちょこちょこ手伝っていましたね。
一日中みっちりっていう感じではなく、できる範囲で。
義父母がすごく助けてくれるんです、お迎えとかも。
家も隣だし、義父母が子育てしてくれてるみたいな感じですね(笑)
本当にありがたいです」
 
義父母や夫が正枝さんが働くことに口を出したことはないという。  
 
「家庭に入れと言われたことはないですね。
新商品の開発に携わったりしても、主人から反対されたこともありません。
逆に会社の今後について、どうしたらもっと売れるかなど、二人で話をすることも多いです」
 
その結果、先述のヒット商品「千寿糕(せんじゅこう)」が生まれた。 
 
新垣菓子店
 
「琉球王朝時代には、お土産というよりはおもてなしのお菓子でした。
テンペストでも客人をもてなす場面でお菓子が効果的に登場します
千寿糕に関する文献は戦争でほとんど焼けてしまっていたので、主人の曾祖父である新垣淑扶(しゅくふ:琉球王朝時代の首里城の包丁人・新垣淑規(しゅくき)のひ孫にあたる)から直接菓子作りの指導を受けた弊社の工場長・宮城進の手で再現しました」
 
由緒正しき老舗菓子店が再現した珍しい伝統菓子ということで話題になり、テンペストの人気の高まりとともに千寿糕も多方面から注目を集めた。
県外からのオーダーも多く、瞬く間にヒット商品となった。 
 
また、ハート型のちんすこうは引き菓子として人気だ。
 
新垣菓子店
伝統菓子は他にも。普段目にすることがほとんどない珍しいものも多い。 
 
「友人に、『沖縄のお菓子で引き出物をお願いしたいんだけど』って依頼されたのがきっかけ。
言われてみればブライダルに使える沖縄のお菓子ってないなーって。
また、リゾートウェディングで本土から式を挙げにくる方も多く、沖縄らしい引き出物を作りたいと思い、考えました」
 
正枝さんが中心となって開発を行い、菓子職人とも直接やり取りした。
「幸福」「子孫繁栄」「富」「長寿」「健康」の願いをこめて5個入りとし、オーガンジーで包んで優しく可愛らしい姿に変身したちんすこうは、ブライダルフェアなどでも人気だ。
 
「内地の結婚式では引き出物とは別に必ず引き菓子がついてくるんです。
だからこれからも新しい引き菓子の開発に力を入れたいですね。
また、ワンランク上のお土産も作りたいなって。
よく『小さめのサイズで3,000円くらいのお菓子はない?』というようなご相談をいただくんですが、ちんすこうだと3,000円分っていったらスゴい量になっちゃうだけなので、よそゆきのお菓子を作りたいんです」
 
今年80周年を迎える新垣菓子店。
とどまるところを知らない正枝さんの意欲はきっと、伝統菓子の新たな可能性を見せてくれるだろう。
 
新垣菓子店
 
チャーミングで働き者の正枝さんは、物産展やウェディングフェアのようなイベントにも販売員として参加する。
 
「単純に楽しいからですね。お客様とお話をするのが」
 
今では、コラボレーション商品やオリジナル商品の企画の相談が正枝さんに直接持ち込まれることも多いという。
 
「でも、色々やりすぎちゃって今ちょっとストップさせられてるんです(笑)。
主人じゃなくて営業担当から『自前の商品を作るので手いっぱいだから、正枝さん、ちょっとストップしてもらっていいですか』って最近言われたばっかり(笑)」
 
とがったところのない柔らかな人当たり、のんびりとした話し方。
商売人の風情とはほど遠いが、商売の話になると生き生きと表情が輝く。
 
「就職するつもりはなかった」
という言葉を聞き、嫁ぐべくしてここに嫁いだのだなと、縁の強さに思わず感心してしまう。
 
「今は新垣の祖母が商いの先生。
変化することをおそれない、つよい信念はまだまだ足下にも及びません。」
 
書道も玄人はだしの正枝さんは、
 
「今後は書道教室も開きたいと思っています。
お茶も教えようと思っていて…。
茶道を通して『おもてなし』の心も勉強中なんです。
これからは琉球菓子=おもてなしの心 として
伝統の粋を感じる商品を提案できればと考えてます」
 
多忙に拍車がかかりそうだ。 
 

写真・文 中井 雅代

 
新垣菓子店
HP:http://www.chinsuko.com 
ブログ:http://arakakikasiten.ti-da.net
ハートちんすこう:http://www.chinsuko.com/about/gift.php
 

 

2012 5月


 
雨後の筍の如く、新サービスで賑わっているSNS界。
楽しく見守っている吉田です。
「あれいいよ」と聞きつければ、
すぐにアカウントを作り、試すのは大好きなのですが、続きません全く…。
 
ツイッターは寝る前に30行くらいは読みます。
フェイスブックは、メッセージが来たら開きます。
あ、ミクシーはもうログインできません…。パスワード忘れちゃった…。
 
で、今、楽しんでいるのはこれ。
写真共有サービスのピンタレスト☆
http://pinterest.com/
 
雑誌もう買わなくていいね!ってくらい
ハイクオリティーのわくわくする写真がたくさん流れてくるんですよ〜。
なんにもなければ一日中やってられる。
 
使い方は簡単です。
ツイッターのように好みの写真をピンしている人をフォローしていく要領。
 

http://pinterest.com/
 
そこで今日みつけたかわいい動画。
フードアニメというらしい。
一分ないので、見て下さいな。
 

 

 
え、面白かった?かわいかった???
もっと他のも見たい方はこちらからどうぞ!
http://www.jveuxetrebonne.com/p/foodanime.html
 
プロ顔負けですよね〜。
ってこれ作ってる人ムービー作るプロだったりしてね。
 

2012 5月


 
今回は、シークヮーサージュースの株式会社沖縄特産販売の佐伯さん、八重瀬カラフルベジタブルの野菜農家のみなさん、瑞泉酒造株式会社の池原さんが先生です。
それぞれの県産品をを作る人々の思い、それを消費する側の思い、伝えます、繋げます、そして、楽しみます!
 
夏だよ!海だよ!ビーチパーティーだよ!でも、ただのビーチパーティーではありません。
うちな~むん=県産品 を食す!バーベキューパーティーです。
県産品をを作る人々の思い、それを消費する側の思い、伝えます、繋げます、そして、楽しみます!
 
参加費は大人2000円。
 
参加のお申込みはニライ大学HPから。
 
http://niraidai.net/class_detail/id0058.html
 
開催日:平成24年5月19日(土)
時間:17:00~21:00
場所:トロピカルビーチ (宜野湾市)
 

2012 5月

さよならのあとで
ヘンリー・スコット・ホランド・著 夏葉社 ¥1,365/OMAR BOOKS
 
― 別れもまたさりげなくそこにあるもの ―
  
 先日、型押しの赤い小花で縁どられた表紙が目を引く素敵な詩集が届いたばかり。
以前注文を受けてその本の存在を知り、入れ直して再読した。
こういう本を必要としている人はきっとたくさんいるんじゃないか、
そう思えたので今回はこの詩集『さよならのあとで』をご紹介します。
 
一編の詩と絵からなるこの本。
夏葉社という小さな出版社から出ている。
長く読まれてほしい本一冊一冊を丁寧に世に送り出しているところだ。
 
中を開くと白いページに一行一行が読む人に静かに語りかけてくる。
そしてそれは特に大切な人との別れや、大きなものを失った悲しみに打ちひしがれる人の心にはより強く響く。
例えば身近な人の死。
それを特別なものとしてではなく、さりげなくそこにあるものとして42行の言葉たちが私たちを優しく包み込む。
 
著者のヘンリー・スコット・ホランドはイギリスの神学者・哲学者で、今でも世界中で多くの人に読まれているというこの詩。
ノートの端にさっとえんぴつで描いたような、心をちょっとくすぐる挿絵とともに、表紙カバーを取ると爽やかなペールグリーンが現れる。
本の最後には原詩(英詩)も収録という、夏葉社さんによって贅沢に生まれ変わった。
 
この詩を読んでいてロドリゴ・ガルシアという映画監督の『美しい人』という映画を思い出した。
ごく普通の人々の日常を描くことで彼らの心の陰影を浮び上らせることに長けた監督の作品で原題は『9lives 』。
ワンシーンワンカットの9話で出来た最終話には墓参りにやってきた年配の女性と幼い娘が登場する。
この二人のささやかなやりとりが鮮やかな緑の木々を背景に描かれる。
二人の間には大きな隔たりがある(それにはあるしかけがあるのだけど)。
そしてこの女性は人生のある時期に大きな悲しい別れを経験している。
 
この詩と映画の内容が重なるのは、別れは私たちの一部となり人生はその後もまた変わりなく続いていくということ。
では「さよならのあとで」私たちはどうふるまうのか。
涙に暮れ、悲嘆したままでいるのか。
詩の最後の一行がまた胸を打つ。
 
刻まれた言葉がただ淡々と紙の上を流れ、読む人を安らかな場所へ導いてくれるこの本。
繰り返し繰り返し自分の心に沁みこませるように読んでほしい一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

2012 5月

モフモナ
 
日曜の夕方からmofgmonaで音楽ライブをおこないます。出演は2組。ギター弾き語りが熱く気持ちいいAsia Sunrise、そして三線+民謡+ギターの競演、堀内加奈子with潮田和也。名前のない料理店の小島圭史が自家製シャリュキュトリー、野菜スイーツを販売します。熱くて旨い夏の夜を‼
入場料2000円1ドリンク付。料理別途。
島野菜と自家製シャリュキュトリーのプレート1500円(予約優先)、その他単品メニュー500円から
 
開催日:5月27日日曜
時間:5時オープン6時スタート
場所:mofgmona 宜野湾市宜野湾2-1-29
電話:098-893-7303
HP:http://mofgmona.com/
HP:http://asiasunrise.jp/
 
モフモナ
 

2012 5月

Day1
沖縄スナップ
パンツ:FRAPBOIS(フラボワ)
 
沖縄スナップ
シャツ:UNIQLO ネクタイ:TIES by CR
帽子:coeur(クール)
 
沖縄スナップ
時計:シチズン
 
沖縄スナップ
靴:B.C STOCK
 
Day2
沖縄スナップ
シャツ、パンツ、靴下ともに:B.C STOCK(ベーセーストック) 
ベスト:GLOBAL WORK めがね:ノーブランド
 
沖縄スナップ
時計:SUUNTO(スント)
 
沖縄スナップ
靴:MIHARAYASUHIRO
 
沖縄スナップ
 
Day3
沖縄スナップ
ジャケット、インナー、パンツともに:B.C STOCK
ヘアバンド:MeMe museum(ミームミュージアム)
 
沖縄スナップ
靴:VANS(バンズ)
 
Day4
沖縄スナップ
オーバーオール:BIGI(ビギ) 
キャップ:JUS-2(ジャスツー) めがね:LEGRARE+(レグレア)
 
沖縄スナップ
スカーフ:ノーブランド シャツ:WALKER(ウォーカー)
 
沖縄スナップ
 
沖縄スナップ
靴:INDUSTRY OF ALL NATIONS(B.C STOCK)
 
Day5
沖縄スナップ
ジャケット:UNIQLO シャツ:GLOBAL WORK(グローバルワーク)
パンツ:WEGO(ウィゴー) 蝶ネクタイ:ノーブランド
キャップ:YOSHINORI KOTAKE メガネ:JieDa(ジエダ)
 
沖縄スナップ
リュック:JAS-M.B.(ジャスエムビー)
 
沖縄スナップ
時計:NIXON (ニクソン)
 
沖縄スナップ
靴:不明 靴下:B.C STOCK(ベーセーストック)
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
色まんちゃーコーデが個性的な知名さん。
 
「そうですか? でも、昔からの友達には
『最近の服装落ち着いてるな〜』
って言われるんですよ(笑)
昔はモノトーンのアイテムを選ぶことはなかったし、
ピンクとか着てましたからね」
 
大人のカラフルコーデで気をつけたいのは、チープな雰囲気にならないようにすること。
キャップをかぶるならTシャツ、短パン、スニーカーは避けてきれい目シャツやジャケットなどを合わせる。
そして帽子、メガネ、ネクタイ、靴のような小物を効かせ、子供っぽくならないようにバランスをとる。
 
 
物心ついた時から服が好き。
親戚のお兄ちゃんにファッション雑誌の存在を教えてもらい、夢中になった。
 
「とはいえ小学生や中学生の時ってなかなか自分じゃ服は買えませんからね。
雑誌眺めて『いいな〜』って思ってました」
 
アウトレットモールあしびなーの「B.C STOCK(ベーセーストック)」に勤務する。
 
「ここで働きたいと希望した所に入れて嬉しいですし、仕事もめちゃくちゃ楽しいですね。
他の仕事に就いていた頃は
『明日仕事行きたくないな〜』
と思う日もありましたが、いまはそれがないんです」
 
コーデの信条は
 
『普通ではないこと』
 
「だから『これどこで買ったの?』ってきかれること結構あります。
VANSの赤いラメのシューズはセールになってて1,500円くらい。
僕からしたらめちゃくちゃ格好良いんですけど、
万人受けのアイテムじゃないのか、安くなってラッキー(笑)。
 
ありきたりなコーデではない、個性的な感じが好きなんです。
でも、店のトルソーにコーデする時は違いますね。
多くの人に素敵だと思ってもらえるようにベーシックなトーンを大事に、
小物や組み合わせで個性を出すように心がけています。
接客時にもお客様のお好きな雰囲気を大切にします」
 
今後は、ハイエンドブランドのシックな装いにも挑戦したいと言う。
 
 
コーデがなんだかつまらない時、テーマカラーを決めてみると楽しい。
もちろん一色のみでなく、差し色も効かせて。
 
元気いっぱいで出勤したい日は赤、
雨の日は太陽を想って黄色、
落ち着いて行動したいときはブルー。
似た色を重ねてグラデーションを楽しんでも。
 
今まで合わせなかったアイテム同士が意外とぴったりだったり、面白い化学反応を起こすかも。
 

写真・文 中井 雅代

 

2012 5月

手ぬぐい日和
 

今年もまた県内作家さんがつくる手ぬぐいから各地の手ぬぐいまで多様な柄が一同に見れるイベント「手ぬぐい日和」が開催されます。どうぞお気に入りの一枚を見つけてくださいね。
 
日時:5/19(土)・5/20(日)
時間:11:30~21:00
場所:珈琲屋台ひばり屋の庭(那覇・パラダイス通り)
那覇市牧志1-2-12 「理容たかまつ」裏
出店:MITSU PRINT/Doucatty/雑貨屋[そ]/沖縄の風/琉球ぴらす/眞水/工房さんご虫
 
*夕方からは『夜ひばり』開催!(18:00~21:00)
 19日は漁師の嫁が作る海のつまみ「カンテラ」
 20日玉城の県産材料を使用した燻製を作っている「豚マニア」が出店、お楽しみに!
※雨天時は、那覇市壷屋1-4-4 SAKATAKIYOKOスタジオ
 
ブログ
珈琲屋台ひばり屋:http://hibariya.blog66.fc2.com
雑貨屋[そ]:http://sso.ti-da.net/e3902564.html
 

2012 5月

幸せの教室
 
トム・ハンクス監督作品。
予告がとっても素敵だったので見に行きました。
 
まあ、いい映画です。しかし、ちょっと間延びしていた。
 
内容的に、私も感じることが多い作品でした。
アメリカの大学はいつでも入れるっていうところがいいよね。
間口を広くしているけど、出るのは大変。
 
原題の「Larry Crowne(ラリー・クラウン)」は、トム演じる主人公の名前。
 
優秀な店員だったのに、大学に通ったことがない、というだけでリストラ。
企業って本当に馬鹿じゃないか、と思う。
しかも、高卒でネイビー(海軍)に入隊して20年も勤め上げたのにね。く~悔しい。
 
幸せの教室
 
しかし、何もかもが導かれてそうなったんだろうね。
 
それによって彼は学歴も、友情も、運命のひとも手に入れることができるんだから。
 
正しいことを信念をもって行っていたら、未来に道は開かれてくるんのだ。うんうん。
 
それにしても、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのコンビネーションって毎回微妙なんだよね。よく競演するんだけど。
 
幸せの教室
 
幸せの教室
 
幸せの教室
 
今回、トムの息子も奥さんも映画に出ていて、アットホームな感じ。
 
好きなテーマのいい映画だけに、若干の間延び具合がもったいない、といった風。
 
それでも、さわやかで勇気のでる映画です。
人生何歳でも遅すぎることはない。Never too lateです。

 

KEE

 
 
<ストーリー>
地元の大型スーパーで同僚や常連客からも慕われていたベテラン従業員のラリー・クラウンは、ある日突然、大卒ではないという理由で解雇されてしまう。心機一転して地元の大学に入学したラリーは、いつしか教えることの情熱を忘れてしまった美人教師のメルセデスと出会う。
 
<キャスト>
トム・ハンクス
ジュリア・ロバーツ
ブライアン・クランストン
セドリック・ジ・エンターテイナー
タラジ・P・ヘンソン
ググ・バサ=ロー
ウィルマー・バルデラマ
パム・グリア
 
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex