この映画はすごい。
すべての女性にも男性にも観てほしい恋愛映画。
リアルすぎて、たまらない。
ラシダ・ジョーンズ、このひと、アメリカ音楽界の重鎮クインシー・ジョーンズの娘だったのね!!
いつもきれいに日焼けしてるなあ、と思っていたけど、mix(混血)だったのね。
びっくり。
彼女、今回脚本にも参加して、実体験を反映してるものになっています。
音楽もいいし、着こなしもインテリアも素敵だし、ちょっと光がいっぱい入ったような、カメラの感じも好きです。
女性にしても男性にもしてもこういうことってあるんじゃないかな。
relationship(関係、結びつき)なんて、結婚しててもしてなくても、所詮なんの保証はなく、あっという間にバランスが崩れるんだと。
うまくいっているとおもっていても、それは自分のエゴだったり。
結婚は、やっぱり紙の上ということで、そこまで意味はないとは言うけれども、やっぱり結婚はコミットメントであって、そこはそこなんだよね。
愛されていることに胡坐をかいていちゃいけないんだよね。
なにかひとつのきっかけで、人の運命は大きく変わるんだ。
そう思うと未婚の私としては希望が見える気もしますが、とにかくセレステがジェシーと本当に離れてからの様子が、はじめのキラキラ感と対照的で、もうイタイわけ。
いろんなひととデートもしてみるんだけど、なんか不発で。
このあたり、ほんと、身に染みる。。。。涙が出ました。
セレステ役のラシダ・ジョーンズ、鍛えてて脚とか相当かっこいい。
セレステが、仕事に打ち込んだり運動にのめりこんだり、ジェシーのことを考えないようにするのね。
走る姿がかっこよくて、普段から鍛えているのが一目瞭然。
仕事のパートナーがスコット。イライジャ・ウッドがゲイ役を好演。
このスコットが、次から次へと男性をセレステに紹介してくれる。
仕事柄、モデルやアーティストなどもいるにはいるんだけど。
こういう紹介してくれるひとがいるのも羨ましい。
ジェシー役はアンディ・サムバーグ。
かわいいです。
頼りないようにみえる彼が、実は重大な決断をして、セレステから去ってしまう。
絶対なんて、ない。
絶対無理もないのと同じように。
これをみると本当に出会いも別れもタイミングだなあと思う。
絶妙なタイミングでジェシーと出会ったヴェロニカ。ここも運命。
私の持論にビンゴなこの映画。
いつも自分が正しいと思っていたセレステ。
正しいって基準は人それぞれなんだよね。
だから「正しくなくてもいい」と最後はセレステも気が付くんだけど、正しいとか、正しくないとか、それはみんなの基準じゃないと思う。
いつも私は「グレーもありだ」と思っている。
白黒つけるって、意外と簡単なんだけど、グレーを認めることは結構忍耐もいる。
すべてが完璧なんてそうそうない。
あとは、どう処理してけるかの問題。
希望のあるエンディングも素敵。ここでも涙。
セレステが出会う、ヨガクラスの男、ポール。
クリス・メッシーナ、このひと私結構好きなのね。
こういうひとに出会いたいなあ。
とにかく、今までになかったほどのリアルさです。
かなりおすすめ。是非観てください。
KEE
セレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は一見理想的な夫婦だが、会社を経営し充実した日々を送る妻セレステに対し、なかなか芽が出ないアーティストの夫ジェシーは、あくまでも自分のペースで生活していた。そんなある日、永遠に親友でいられるようにとセレステの提案で離婚を決意。しかしある出来事をきっかけに、セレステはジェシーの存在の大きさに気付いて……。
<キャスト>
ラシダ・ジョーンズ
アンディ・サムバーグ
イライジャ・ウッド
エマ・ロバーツ
クリス・メッシーナ
アリ・グレイナー
エリック・クリスチャン・オルセン
ウィル・マコーマック
他
<沖縄での上映劇場>
桜坂劇場(7/13〜8/2)
那覇市牧志3-6-10(旧桜坂シネコン琉映)
098-860-9555(劇場窓口)
http://www.sakura-zaka.com/movie/1307/130713_sereste.html