ハンカチ握りしめていきましたが泣きませんでした。
いい映画でした。
ちょっと、こういうオムニバス形式というか何個かエピソードが入ると、どうよ?っていうのがひとつくらいあって。
私は、佐藤隆太 と桐谷美玲 のお話はもうちょっと短くしても良かったのでは?と思いました。
逆に短くても、印象的なエピソードが 遠藤憲一 と八千草薫のお話。
ツナグ、というような人が実際にいるならば、私にも会いたいひとがいます。
亡くなった私の母。
いろいろ今、話を聞いてみたいな、とおもいます。
だから、亡くなった母親との再会を望んだ遠藤憲一 のエピソードに共感したのかも。
子供のころや、うんと若いころは、死ってどこか遠い存在ですが、身近なひとが亡くなると俄然近くに思えます。
松坂桃李 、最近大活躍ですね。
最初出てきたときはチャラい役が多かったので、あまり好きではなかったのですが、俄然最近良くなってきて、「梅ちゃん先生」で決定打(笑)
年齢的にも、高校生役はぎりぎりともいえますが、違和感ない感じでした。
この映画、お話よりも、キャストが豪華で、それぞれものすごくいい演技をしていると感じました。
樹木希林はやっぱりすごい。すごいとしか言いようがない。 仲代達矢あたりといい、ここは別格ですね。
全体を通して品のいい作品だな、と思います。
一番強烈だったのは、橋本愛 と 大野いと の女子高生エピソード。
このふたりの女優は最近とても気になってます。個性的で、同じような雰囲気をもっている印象があります。
それぞれ、同じような個性的な役柄で出てるな~とつい先日も考えていたので、このふたりの競演は非常に興味がありました。
二人とも、荒いんだけど、強烈な個性をもってますね。
二人出ると、ホラーみたい(笑)
それぞれかなり光ってます。お話もちょっと怖いです。
まとまりがあまりよくないように感じた映画ですが、個々の役者の演技はすごくよかったし、まあ悪くないと思います。
すごく感動するってわけでもないけど、無理やり泣かせようとしてないところに好感は持てました。
KEE
<ストーリー>
生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・歩美(松坂桃李)。ガンで逝去した母(八千草薫)と会いたいという高慢な中年男・畠田(遠藤憲一)、けんかをしたまま事故死した親友・御園(大野いと)に尋ねたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)など、さまざまな依頼人の願いをかなえる歩美。だが、死んだ者と生きる者が再び出会ってはいけないのではないか、それで両者は救われるのだろうかと考え……。
<キャスト>
松坂桃李
樹木希林
佐藤隆太
桐谷美玲
橋本愛
大野いと
遠藤憲一
別所哲也
本上まなみ
浅田美代子
八千草薫
仲代達矢
他
<沖縄での上映劇場>
サザンプレックス
098-835-6600
島尻郡南風原町字宮城371-1
HP:http://www.startheaters.jp/southernplex