「こちらの商品名は『ポロゆし』、
ポロシャツとかりゆしを合わせた造語です。
色々なシーンで活躍する一着です。
シャツ全体に柄がプリントされたポロシャツは
とても珍しいと思います。」
「版画家の名嘉睦稔さんがデザインし、
版画で描きおろしたテキスタイルを取り入れています。」
「大柄なデザインが可愛い〜!
これ、女の子でも着られますよね。
ドルマンスリーブがすごくオシャレ。
ポロシャツのイメージが変わりますね。」
「レキオシアンの服はユニセックスなものが多く、
女性でもオーバーサイズで着られます。
男性が着るのとはまた違った雰囲気が出て
すごく可愛いですよ。」
「沖縄って、オシャレなメンズ服を扱うお店が
あまり多くない気がしていて。
もっと個性的で、男性も楽しめる洋服があれば良いのに、
という想いもあって、
LEQUIOSIAN(レキオシアン)を企画しています。」
「確かに、自分の服を選ぶ時にお店には困らないけれど、
主人は苦労しているみたい。
こんなにおしゃれで、しかも沖縄発信って嬉しい。
父の日に便乗して、主人にお洋服をプレゼントしたいんです。」
「こちらは、紅型や藍型(えーがた)のルーツと言われる
中国の伝統的な藍の型染め『藍印花布(あいいんかふ)』の商品です。
藍染めって、洗濯するとき面倒臭いというイメージがあるかもしれませんが、
こちらは洗濯機で洗っても大丈夫。
伝統的な技法を守って丁寧に染めてあるので、
色移りも殆どありません。」
「藍染めを洗濯機で洗えるんですか!
主婦にはすごく嬉しいですね。」
「一回目の洗濯時だけ、表面の藍が少し落ちるので、
分けて洗って頂ければ。
でも、ジーパン等なら最初から一緒に洗っても大丈夫ですよ。
蛍光増白剤(けいこうぞうはくざい)が入っていない洗剤を使えば
普通に洗濯機で洗えるし、僕は乾燥機にもしょっちゅうかけてます。
一般的な藍染めでは勧めないと思いますが、
僕は一番ダメージを与えるようにわざと試しています。
それでも全然大丈夫ですよ。」
「太一さんが着ているシャツも素敵〜。
こちらも睦稔さんデザインの柄ですか?」
「そうです。
何の柄に見えますか?」
「う〜ん・・・花!モンステラ?」
「良いところついてます。
こちらは『ムシハ』というタイトルがついていて、
虫にも葉にも見えるようなデザインになっています。」
「ゴールドのバージョンも素敵!
フォーマルでも着られそう。
レキオシアンの為に睦稔さんがデザインを起こしているんですね。
どれも個性的で可愛い〜。
こんなの男性がさらりと着こなしてたらカッコイイですね。」
「はい、プリント部分は専用のインクを使っているので、
直接アイロンをかけても大丈夫ですよ。」
「わ!このジャケット、めちゃくちゃ好みです。
つるっとして光沢があって、上品。」
「香雲紗(シャエンサ)という生地で、
素材はシルクです。
泥の上に広げて、タンニンと鉄分に反応させて黒く染め、
その上から漆を塗ってるんです。」
「漆!すごい、工芸品みたい。」
「そう、工芸品みたいなものです。
生地は中国南方の広東省のものを使っているので、
すごく涼しい。
夏でも羽織れて、便利ですよ。」
「これ、きっと主人も好きです。
太一さん、ちょっと着てみて頂いても良いですか?」
「わ〜、やっぱり実際に着るとさらに素敵!」
「ジャッキーチェンの映画の中で、
この商品と同じようなジャケットを着たマフィアが出てきますよ(笑)。」
「・・・実は私、ジャッキーチェンの映画が何より大好きなんです(笑)。」
「これは、今僕が履いているティーデニムパンツの生地です。
100%県産の紅茶を使って染めています。」
「太一さんのパンツ、素敵だな〜って思ってました。
紅茶染めなんですね。」
「沖縄は、実は日本で唯一紅茶の生産条件を満たしている場所なんです。
紅茶の生産過程でどうしても破棄される茶葉が出てしまいます。
でも、それを二次利用で活かせないかということで、
紅茶の成分で生地を染めたり、プリントしたりしようと考えました。」
「パンツはまだ試作段階なので販売していないのですが、
第一弾として販売を始めた商品が、このティーコージーです。
紅茶を原料にした顔料で、柄をプリントしました。」
「紅茶で染めたティーコージーで、
紅茶を入れたポットを温めるって、面白い発想!
すごく温かみのある色に染め上がるんですね。
睦稔さんの版画柄も可愛い〜。」
「これ、『珊瑚のグラス』?」
「そうです。
風化珊瑚を焼いて灰にしたものを
ガラスの材料に混ぜて作った、
琉球ガラス村さんとのコラボ商品です。」
「なんだかすごくピカピカ光ってる~。」
「珊瑚を混ぜて作るとなぜかすごく艶が出るんですよ。
『なんで艶が出るの?』
って職人さんにきいても
『わからん。なんでかね~』って(笑)。
科学でまだ解明されていない新技術ってことですね。」
「タンブラー、素敵!
これ、会社で使いたい、私、ピンクが良いな。
・・・って、また自分の選びそうになってきてる(笑)」
「『トートバッグ』?
めっちゃ可愛い〜!」
「『サンニン』の柄をシルバープリントしたものです。
シンプルなので、男性にもお勧めです。」
「上の部分をこうして折り返して使うこともできるんですよ。」
「サイズも丁度良くて、使いやすそう。
シンプルなのにパッと華やかで、
大人〜な感じがすごく好み!
主人に、じゃなくて、私が欲しい(笑)。」
「あ、あのポスターの方が来ているTシャツ、
実は以前主人とこちらに伺った時に、
『あれ、良いな〜』
って言ってたんですよね。
探したんですが見つけられなくて。」
「ありますよ、こちらですね。」
「『MUZI(無地)』シリーズの中の一着です。
薄コットンとレーヨンの生地なので肌触りが良いんですよ。
このバージョンは、
前と後ろ、どちらも“表”として着られるので
『オセロT』と名付けました。
首回りが、片面はVネック、もう片面はクルーネックになっているので
どちらを前にするかで表情が変わります。」
「え〜!
Vネックとクルーネックを1枚で楽しめるなんて画期的!
本人もこれが欲しいって言っていたし、
決めちゃおうかな。
他にも色があるんですね。」
「これも素敵。
う〜ん。どちらの色が好きかな。
濃い色合いの服が好きみたいだから、
やっぱり青にしようかな。」
「これにします!
まさか、このTシャツが手に入るなんて思ってないだろうから
きっと主人喜びます、私も嬉しい!」
「喜んで頂けたら僕も光栄です。
今度は是非、ご家族でお越し下さい。」
「はい!
さっきの漆塗りのジャケット、主人を連れて試着に来ますね。
私も欲しいワンピ見つけちゃったし(笑)。」
若さでどんな服も着こなしていた時期を過ぎて大人になったら、
パートナーにもやっぱり「良いモノ」を身につけて欲しい。
そして、できればそれが
本人が本来持つ魅力をより一層引き出してくれたり、
出先で誰かとかぶるなんてまず無いような、
おしつけがましくない個性の光る服なら言うことない。
買物に行っても、
「男は見る店がないから」
と、いつも所在無さげにしている彼を連れて、
是非LEQUIOSIANへ。
ユニークだけれど品のある、
大人の遊び心をくすぐるユニセックスな商品が
いつもはくすぐられることの少ない彼の購買欲に、
きっと火をつけてくれるはず。
写真・文 中井 雅代
LEQUIOSIAN(レキオシアン)
中頭郡北谷町美浜9-20
HabuBoxアカラ店 2階
(北谷サンセットビーチ斜め向かい)
LEQUIOSIANデザイナーブログ:http://cochinda.blogspot.com http://ameblo.jp/cochinda
LEQUIOSIAN一部取扱オンラインストア:http://akaragallery.shop-pro.jp