「栄養たっぷりの旬のにんじんを、さっぱりと沢山食べられるメニューよ。
料理と呼んでいいかわからないくらい簡単!
私たち夫婦だけじゃなく、娘夫婦や孫もモリモリ食べるお勧めレシピなの」
「準備するのはにんじんとにんにく。
あとはオリーブオイルと酢。これはみんなおうちにあるでしょ?
パセリはなくてもいいのよ、別に。
うちは畑に植えてるのがあるし、せっかくだから使いましょうね。
緑が入ると彩りも綺麗になるし」
「にんじんをしりしりーします。
今日は1本しか使わないけど、うちはみんなで食べるので2本くらい使うよ。
たっぷりできるけど、すぐ無くなるね。ぺろりよ」
「塩をふってしんなりするまで置きます。
量は、小さじ1/2くらいかな。そんなに沢山いれなくて大丈夫よ」
マクロビを勉強したり、乳酸菌を手作りしたりするなど、食へのこだわりをしっかり持っている宮城さん。
キッチンには、手製の発酵食品や保存食がずらり。
「やっぱり、健康は食からだからね。
最近は梅が安く出回っていたから、梅酒や梅干しをたっぷり漬けたのよ。
来年の分まであるんじゃないかしら。
うちは主人も凝り症で、今は野草の勉強に夢中みたいよ。
娘まで巻き込んで、『野草研究会』なんてやってるんだから(笑)」
その娘さんとは、音楽ユニット「jujumo(ジュジュモ)」のボーカル・えりなさん。(関連記事:Parlour de jujumo ベジバーガーやカレーをドライブスルー感覚で。出勤前の一杯も)
「えりなは料理上手よ。
夜のおさんどんもやってくれるんだけど、仕事から帰っておいしい料理が待ってることほど幸せなことはないわよね」
「にんじんをしばらく置いている間に、にんにくを刻みます。
そんなに細かく刻まなくても OK よ」
「オリーブオイルをたっぷり鍋に熱します」
「そこに刻んだにんにくを投入。
あまり火を強くせず、焦がさないよう気をつけて」
「これくらい色がついたら火をとめて」
「先ほどのにんじんに回しかけます。にんにくもそのまま入れてね」
「酢を大さじ1/2〜1杯くらい入れます。
量はお好みでね。
私たちは薄味が好きなんだけど、娘は酢が好きで『これじゃ足りない』と。大さじ2杯くらい入れてるんじゃないかしら。
味しながら決めたらいいわね」
「刻んだパセリも入れて、全体的に混ぜて味をなじませたらできあがり」
「ちょっと簡単すぎたかしら?
でも、にんにくの風味が効いてて美味しいのよ。
酢が入ってるから、さっぱりしていて夏も食べやすいしね。
普通のにんじんしりしりーと違って、火を使う時間も短めだから、暑い日には特にお勧めよ」
写真 中井雅代