小麦粉、黒砂糖、ベーキングパウダーさえあればできるシンプルおやつ。「ちんびん」と「ぽーぽー」 国松さんちのレシピ。

沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
おうちにある材料で、誰でも簡単においしくできる沖縄のおやつよ。
 
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まずはちんびんから。
小麦粉100g、黒砂糖80g、ベーキングパウダー小さじ1/2、水1カップ。
あと、焼くときに敷く油。
材料はたったこれだけ!
 
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まずは粉類をすべて混ぜ合わせます。 
 
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そして、水を入れる前にかき混ぜるの。
そうすると水を入れたときにダマにならないんです。
この一手間を加えることで、その後の工程がスムーズに進みますよ。
 
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粉がしっかり混ざったら、お水を加えてまた混ぜます。
 
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できたら一度濾したほうが良いけれど、しばらく置いておけば濾さなくても大丈夫よ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
ホットプレートを180度に熱します。
フライパンでもいいけれど、ホットプレートのほうがくっつかずに綺麗に焼けますよ。

充分温まったら油を薄く敷いて、液を流し入れます。
「じゅっ」という音がいいでしょ。良い温度になったという印ね。
 
一度に焼く分量として、私はお玉の8分目くらいを目安にしています。
そうすると大体7~8本焼けるの。ということは一本当たりに使われるお砂糖は約10gということになりますね。
分量と作れる数を把握しておけば、「集まる人数によって何本焼きたいからこれくらいの材料が必要」ということも、あらかじめわかって便利なのよ。
 
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こうして泡がぐつぐつ出てきて…。
 
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回りが透き通ってきたらひっくり返します。
 
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ちんびんやぽーぽーは、つぶつぶとした穴が見えた方がいいと言います。
このつぶができるかどうかは、油の敷き方や温度によって決まるみたい。
 
また、私は一枚ずつ焼くことにしています。
そうすると焦げ付きもなく、すべて綺麗に焼けますよ。
 
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裏を見て、ちゃんと焼けていたらホットプレートから取り上げます。
 
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ここからはあっという間よ。
片手で端っこを丸めて…。
 
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くるくるっと押していくの。
 
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はい、できあがり!
 
両手でやると熱いし大変。やっぱり片手がいいわね。
 
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片手でやると巻き具合もこういう風にちょうど良くなるしね。
あまりきつく巻いちゃうといけないし、ゆるすぎてもだめなのよ。  
 
 
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次はぽーぽーね。
黒砂糖を使わず、小麦粉、ベーキングパウダー、水を混ぜて液を作ります。
 
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焼き方もちんびんと同じよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
両面が焼けたら、具を置きます。
普通は肉味噌なんだけど、今日は練り梅にしてみました。
 
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塗るときは端っこじゃなくて3分の1くらいのところにね。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
巻くときの手順もちんびんと一緒。
片手でね。
 
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くるくるっと。はい、できあがり。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
私は、どちらもよくおうちで作ります。
他のお菓子と違って油やバターが入ってなくてヘルシーだし、食べるときにぽろぽろこぼれたりもしないでしょ。
また、材料がシンプルなのもいいわよね。
家にある材料でさっと作れるので、急な来客時にもおすすめです。
 
友の会 琉球料理
 
今日のレシピは「沖縄友の会」が出版したこちらの本に紹介されています。ぜひご覧ください。
 
連絡先:098-885-5601(奥間)
 

写真 中井雅代