写真 文 佐野綾子
星がぽつぽつ光る外へ出ると、身体中にキーンと寒さが伝わってくる。
一気に寒くなったなぁ、と思いながら歩く夜道はなんだか楽しい。
冬の匂いのせいだろうか。
くんくん、くんくん、鼻と脳の間を冷たい空気が行ったり来たり、嗅覚をたよりにいろんなことを思い出しながら歩いていたら、ずうっと昔こどもの頃に着ていたセーターを思い出した。
三つ編みおさげの女の子が編み込まれているセーター。
当時の写真を見なくても、鮮明に記憶に焼き付いている。
こどもの歯が抜けて前歯の無い私は、お気に入りのそのセーターを着て、屈託のない笑顔を浮かべている。
たとえば、宝物みたいな記憶だと思う。
目に見えないしカタチはないけど、ちゃんと自分の中に残っている。
そんな記憶の欠片を、普段から拾い集めて大事にしていると、ふとした瞬間アタマの中に星のように降って来るから、私はタイムマシーンに乗ったようなそのわずかな時間を、いつもこっそりと楽しむ。
あえて口にも出さないような、、でも、きっと誰もが胸にしまってるキラキラと輝く欠片が好きだ。
でもそれって、なにも、こどもの頃に限ったことじゃないのだ。
大好きなひとを想ってプレゼントを選ぶ。
こんなに、胸がワクワクすることってない。
そしてその贈り物が、喜びと共に使い込まれ、何年も経って、ふとした時に相手の心に灯をともすような、熱を帯びてキラキラ輝くような、そんなあたたかい存在だったら素敵だなって思う。
もちろん、プレゼントの相手は自分だっていいよ。
そんな時は「欲張らないから、とびきりをひとつ」と心の中で唱えて、ずっとずっと好きでいれるお気に入りを見つけよう。
ミナ ペルホネン flower basket dressは、身に着けると気持ちがウキウキ明るくなるようなワンピース。
ユニークなモチーフたちの折り重なった色の濃淡が楽しい。
ミナ ペルホネン coast のワンピースには、お花のコサージュをそっと飾って。
クラシカルな形は、着てみると新鮮で、思いがけない新たな魅力の発見に繋がる。
雪降る森のテキスタイルsnow candleのカシミアカーディガンには、差し色のレッドが良く似合う。
Shoka:にて開催中の「Gift For Watashi 展」では靴下やブローチなどの小物から、バッグやシューズまで、心ときめくアイテムがあちらこちらに飾られています。
一足早くクリスマス気分を味わいに、遊びにいらして下さいね。
Shoka: 佐野綾子
Shoka:の田原です。
佐野綾子さん、ニックネームはあやちゃん。
今年の8月からShoka:のスタッフとして働き始めました。
お母さんは沖縄のうるま市石川出身。8歳のかわいい娘さんの名前はラナちゃん。
シングルマザーでがんばっています。
千葉で育った後、宮崎県で9年間過ごして沖縄へ移住してきました。
彼女のイントネーションは宮崎のもの。とてもかわいいんです。
見た目のクールさと、彼女の優しさや繊細さのギャップがとても魅力的です。
優しくて思いやりに満ちた彼女の存在がShoka:の空間を照らしてくれています。
透明感がすてきな女性です。みなさまどうぞよろしくお願いします。
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Gift For Watashi 展
くつしたに魔法をかけて
ある日くつしたの中からサンタさんがささやいた。
「好きなものを買いなはれ」「自分で選んだら外しまへん」と。
今年の私にプレゼント。
小さなものから大きなものまで、しあわせのエトセトラ。
ミナ ペルホネンのソックス バッグ ARTS&SCIENCEの雑貨
trippen ワンピース 色々お洋服 ワクワクetc
2013年11月30日(土)~12月28日(土)
火曜定休(12/10は営業)12:30~19:00
ぬ い え 展
12月6日(金)~22日(日)
大切に使ってきた古い生地を自在にはぎ合わせ、
細かに縫い目を施して仕上げた刺し子の布。
二つとして同じものはありません。
たっぷりとした大きさ で、床に敷いたり、ソフアにかけたり。
まるで絵画のように空間を飾ります。
ほかにボンボンのブレスレットやネックレス、刺し子のバッグ、
ジャケットやコー トなど、
ヨーガン レール氏が旅の中で選んだいろいろが揃います。
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暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com
火曜定休(企画展開催中は除く)
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791