おうちで実践!火災予防①暖房器具による火災とその予防法



消太郎:3月1日から7日まで「春の火災予防運動」週間です。
今回から数回にわたり、おうちでの火災予防方法をご紹介します。
一度にいっぱいお伝えすると憶えるのも大変ですから、1項目ずつご紹介します。
1項目ですので、読んだらすぐに自宅をチェックするようにしてくださいね♪


1週間1項目なら余裕があっていいですね♪


消太郎:桜も咲き、暖かくなってきましたが、まだまだ寒い日もありますよね。
そんな時活躍するのが暖房器具ですが、便利な機械も使い方を誤ると火災の原因となりえます。
今週は「暖房器具による火災とその予防法」についてお話しします。


まずストーブです。
カーテンや洗濯物がストーブに触れて火災になるケースだけでなく、スプレー缶などをストーブ付近に放置すると、加熱されて膨張し、破裂する恐れがありますので気をつけましょう。
実際に僕が出動した沖縄の火災では、ストーブの上方に干していた洗濯物が何かの拍子に落ち、火災発生、全焼に至ったケースがあります。


以下の項目をチェックしてみてください。


□ ストーブをつけたまま寝ていませんか?
□ 洗濯物をストーブの上方に干したり、近くで乾かしたりしていませんか?
□ ストーブの周りにカーテンや家具などの可燃物はありませんか?
□ 火をつけたまま石油ストーブに給油していませんか?
□ 灯油は正しい容器に入れて管理(保管)してますか?
□ 部屋に誰もいないのにつけっぱなしにしてませんか?


どうでしたか?1個でも当てはまる項目があったら要注意です!


4つ当てはまりました・・・。あとでやります・・・。


消太郎:今ですよ!今!
そこのあなたもですよ!これを見ているあなたもです。さぁ、今すぐ腰を上げて火事の原因となる状況を解消しましょう!


沖縄では所有しているお宅が少なかもしれませんが、こたつも注意が必要です。


こたつに入ってミカンを食べながらTVを観る時間は最高に幸せですよね♪


消太郎:僕もそれ、好きです(笑)
しかし、こたつも一歩間違うと大火災の原因となります。
わかりやすく説明した動画がありますので、ご紹介しましょう。



危険ですねぇ。僕も、座椅子をこたつに入れ込むことが、掛け布団が発熱部分に接触する原因となるとは思いませんでした。
あと、この動画にはありませんでしたが、こたつの火災によるバックドラフトにも注意が必要です。


「バックドラフト」??どこかで聞いたことがあるような響き・・・。


消太郎:昔、「バックドラフト」という映画があったので、聞き覚えのある方も多いと思います。
バックドラフトとは、火災により室内の酸素が欠乏した状態で、ドアを開けたり、窓を割ったりすることで、大量の酸素が一気に流れ込み、爆発的な炎を生じる現象のことです。


こたつ内部で火災が発生すると、開口部がないため酸素の欠乏状態になります。こたつ内部は燻製状態となり、可燃性ガスが充満して大変危険です。
そこに新鮮な空気が入ってしまうと、爆発的に炎が噴出するのです。


怖いですね。。こたつ火災の対処法ってあるのでしょうか?


消太郎:こたつ火災が発生したら、こたつの中を開けずに119番通報してください。
動画の内容と重複しますが、以下がこたつ火災の予防法です。


*こたつ内部に洗濯物など衣類を入れない
*こたつ布団を座椅子とともに内部へ押し込まない
*電源コードを折り曲げたり、こたつやぐらの下敷きにしたりしない


また、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、オイルヒーター、ニクロム線電気ストーブといった電気ストーブのリコール対象製品による火災も、5年間で約1000件発生しています。
現在使っているものがリコール対象製品でないか確認する必要があります。


わかりました。暖かくなって片付けてしまう前に・・・いえ、今すぐ確認します!

消太郎