地元自慢・新都心編絶品沖縄そば店、ヤギのいる庁舎、タコス屋、緑豊かな公園、コーヒー専門店・・・ショッピングスポットだけじゃない新都心の魅力。


 
「この麺がすっごい好み!
つるつるっとしてて、すーって入っていく感じ。
沖縄そば、基本的には好きなんだけど、
お店によってはちょっと食べづらいなーっていう麺もあって。
でもここの麺は私的には100点!」
 

 
「この看板がすごく目立つよね。
ずっと気になってて、美味しいっていう噂も聞いてたんだけど、
実は、来たのは今日が初めて。
うちから徒歩圏内だよ〜、
こんなに美味しいんだったらもっと前から行っておけば良かった!」
 

 
取り分け用のお皿をお願いすると、
スープとかまぼこ、ネギ入りという親切さ!
 
「おそばの種類も色々あるから、
友達と別々の頼んで味見するときも良いし、
子供に分けてあげるときも助かるね。」
 

 
「店内もこんなに広いなんて思わなかった〜。
外から見てたらもっとこぢんまりした感じだと思ってたから。
しかも平日の12時前にこんなにいっぱい!
やっぱり美味しいところってみんなよく知ってるんだね。」 
 

 
「ここはリピート確実だな。
絶対旦那さんも連れてきてあげよう〜。
本土から友達来たときもお勧めしよう!
北部とかまで行かなくても美味しいおそばが食べられるんだね、嬉しい☆」
 
けんぱーのすばやー
那覇市おもろまち4-9-11
098-869-9281
open 11:00~19:00
close 正月のみ
 


 
「見て〜!
新都心にヤギがこんなに沢山いるって知ってた?!」
 
「那覇市役所の銘苅庁舎敷地内にいるの。
この辺の雑草を食べてもらうために放してあるっていう話も聞いたことがあるけど、
本当のところはどうなんだろうね?」
 
 

おじさんが舌を鳴らしてやぎを呼び、
品定めするような視線を送りながら、
 
「あい、このヒージャー美味しそうだね〜〜」
 
とつぶやいているのが聞こえたりもする・・・。
 
「・・・沖縄的だね(笑)。」
 

 
「金網をちょっとゆらしてカチャカチャって音させると、
えさがもらえると思って近づいて来ることもあるんだよ〜。」
 

 
庁舎の隣には那覇市消防本部があり、
訓練風景が見られることも。
 
「ヤギともふれあえるし消防車も見られるし、
甥っ子が遊びにきたら連れて来てあげよう。
子供は絶対喜ぶよね。
私も動物大好きだからすごく癒される。
新都心で半分野生のヤギとふれあえるなんて
なかなか想像つかないよね。」
 
新都心銘苅庁舎
那覇市銘苅2丁目3番1号
 

 

 
「ヤギを見たら、庁舎の近くにあるこのコースを歩くのも気持ちいいよ。」
 
銘苅庁舎の裏手には、330基以上の墓によって構成される「銘苅古墓群」がある。
 

 
中でも最も大きいのが「伊是名殿内(いぜなどぅんち)の墓」。 
南北約30m、東西約22mと
沖縄県内でも最大規模の亀甲墓だ。
 

 
「あれ?
前来たときはこんなに草は生えてなかったんだけどなぁ。
亀甲墓っていつ見てもすごいよね。
本土では考えられない大きさ。
伊是名家って琉球王朝時代に伊是名と伊平屋の総地頭をつとめたんだって。
それでこのお墓の立派さなんだね。」
 
墓を出てさらに上へとのぼる。
 

 
「春はね、この道沿いに沖縄のピンクの桜が咲いてすごく綺麗なの。
お弁当もって来たくなるよ〜。」
 

 
小高い丘を登ると、この景色。
安謝方面まで見渡せる。
 
「新都心ってさ、こうして見ると緑が結構たくさんあるんだよね。」
 

 
「自宅の前は道路だし、
普段生活していると緑を目にすることがあんまりないから、
こうして癒されに来るんだ〜。」
 
伊是名殿内の墓と裏の丘
銘苅庁舎裏手 
 

 
「『Tacos-ya』は北谷店と国際通り店がよく知られてると思うけど、
新都心にもあるんだよ〜。
皮がパリッとしてて大好き!」 
 

 
「具沢山なのも嬉しいよね。
そしてチーズが濃厚!
辛いのが好きなひとにはソースも追加してくれて言うことない。
 
ここのタコライスも美味しいし、
サイドメニューのオニオンリングも大好き!
そのすべてが味わえる『タコスヤプレート』がお勧めだよ〜。」
 


 
「美味しいお店だから満席に近いこともあるんだけど、
あんまり待たずに食べられるのも良い。
回転が速いっていうか。
並んでたらテイクアウトにしちゃっても良いしね。」
 

Tacos-ya
那覇市おもろまち4-12-13
098-867-2644
open 11:00~22:45
無休
 

 
「泊近くの黄金森(くがにむい)公園の向かいにある、歩道橋へ向かうこの道も好き。
この歩道橋、『なんの為にあるんだろう?』ってちょっと思うけどね(笑)。
だって、歩いてる人あんまりいないよね。
でも私は好きで結構渡ってるよ。」
 

 
沖縄県立博物館・美術館前を通る、
新都心のメインストリートとも言うべき道路を一望できる。
 
「この道路っていつも結構混雑してるでしょ?
そういう車の流れを見るのもなんか楽しい。
ずっと見てても飽きないんだよね。」
 
向こうまで降りると新都心公園につながっている。
 
「新都心公園にはウォーキングしに行ったり、
あ、あと美味しいおそば屋さんがあるんだよね、公園内に。
そこに旦那さんと行くこともあるよ。」
 

 
来た道を戻る。
 
「ほら、ここから道が長ーく向こうまで伸びてるでしょ?
この感じが好きなの。
広々としていて、開放感があって。」
 

 
歩道橋横にある趣のある建物は「那覇第2地方合同庁舎1号館」。
国土交通省による「営繕(建築物の営造と修繕)技術コンクール」において、
平成19年には優秀賞も受賞している。
 
「建物自体は古いのに、
古くさい感じがしないよね。
緑が植えられてるからかな〜?」
 

 
「この可愛い街灯もお気に入り☆
沖縄の花笠を模してるんだよね。
夜になってあかりがついた時もきれいなんだよ〜。」
 
おもろまちの歩道橋
那覇市おもろまち2丁目7 黄金森公園向かい
 

 
「ここはね、私みたいに新都心に住んでる友達から教えてもらったの。
コーヒー専門店でコーヒーが美味しいのはもちろんなんだけど、
コーヒーが飲めない人も大丈夫。
紅茶も美味しいんだよ。」
 

 
自家焙煎のコーヒーはもちろんハンドドリップで淹れてくれる。
ヨーロッパでは第一級コーヒーとして名高い「ケニアAA」。
上品な艶をたたえたそのコーヒーを一口飲むと
ふくよかな香りが一瞬で口の中に広がる。
驚くほどコクがありながら、のどごしはすっきり。
 

 
「これ、お客様から頂いたお土産のお菓子とチョコレート。
美味しいのでよかったらどうぞ。」
 
スタッフの温かな心遣いも嬉しい。
 

 
JCQA(全日本コーヒー検定)認定コーヒーインストラクターでもあるオーナーのTAKAKOさん。
 
「豆にしっかりこだわった、
本格志向のコーヒー専門店というのが沖縄には殆どなかったので、
本当においしいコーヒーを沖縄の方にも味わって頂きたくて始めました。」
 
また自身が習得した技術を惜しむことなく、
カルチャースクールで教えたり、
カフェ内で講座を開いたりもしている。
 


 
エチオピア、キューバ、グアテマラ、ボリビア、コロンビア・・・
世界各地からとりよせた選りすぐりの豆が並んでいる。
 
「匂いをかいでみてください、
違いがすぐにわかりますから。」
 
と言われてかがせて頂くと、
 
「わ〜!すごい、濃厚!
コーヒーっていうと苦いイメージだけど、
なんだか甘い香りもする。
コーヒーの概念が変わりますね。」 
 

 
目の前は公園という住宅街の一角にひっそりとたたずむカフェ。
都会の喧噪から逃れ、自分と向き合うのも良し、
友達や恋人と静かに語り合うも良し。
 
コーヒー豆の購入も可能だ。
 
Cafe de cantate(カフェ・ド・カンタータ)
沖縄県那覇市天久2-4-1
098-867-6388
10:00-22:00
定休日 月曜日
 

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紹介した全てのスポットすべてを徒歩でまわることもできる。
新都心は規模のコンパクトさも魅力。
 
車で乗り付けてショッピングを楽しむことが多い場所だけれど、
モノレールおもろまち駅で下車し、
一日散策してみるのも楽しい。
 
住宅街にあるカフェやパン屋といったおしゃれスポットだけでなく、
亀甲墓やヒージャ(ヤギ)にも出逢え、沖縄そばまで楽しめる。
 
那覇市の中でも都市化の進んだ場所でありながら、
実は沖縄の魅力が凝縮されたスポットでもあるのだ。
 

写真・文 中井 雅代