「お弁当に入れるとキレイだからさ、
毎朝のように作ってるよー。
本当に簡単だけど、ちょっとしたコツを守らないと
色が悪くなったり焦げたりするからね。
シンプルな料理ほど、そういうコツが大事よ。」
「にんじんしりしりーは子ども達も好き。
しりしりー器は沖縄だとどこの家にもあるけど、
やっぱり自分が使ってるのが一番使いやすいね。
普段は直接鍋の上でしりしりーしてるさ。」
「一回で作るのは1/2本くらいの量かな。」
「これくらいの量に対して卵一個使ってるよ。」
「鍋に油をしかずに、まずにんじんを入れる。
水分を飛ばすために、弱火で1分くらい炒めてね。」
「色よく仕上げるコツの一つはあせらないこと。
ゆっくりね。
じゃないとにんじんはすぐ焦げてしまうよ。」
「1分くらい炒めたら油を入れる。
私はオリーブオイル使ってるよ。」
「ここからは中火ね。
強火にしたらだめよ。
味付けに塩を少々。」
「溶いた卵にも塩をひとつまみ。
味付けはこれだけ。
こしょうや醤油を入れると彩りよく仕上がらないし、
にんじん自体が甘いから、
塩だけで十分美味しいわけ。」
「炒めたにんじんを中央にちょっと集めて、
その上に卵をゆっくりかける。」
「ここでぐちゃぐちゃ〜ってかき混ぜる人が多いと思うんだけど、
そうするとできあがりが汚くなる。
しばらく触らずおいておいて、
卵が固まってきたら、
フライ返しを使ってまわりを少しずつ寄せていく。」
「ここで一度ひっくり返す。
そうそう、お好み焼きみたいな感じ。
そしたら、卵もいい具合に固まってできあがりが綺麗だわけ。」
「ね、にんじんの色が綺麗に出ているでしょ?
これはお弁当に入れるだけじゃなくて、
一番お勧めの食べ方はさ、
卵なしチャーハンの上にかけるととっても美味しいわけ。
子どもも喜んで食べるよ〜。」
写真 中井雅代
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