2012 3月


 
OPACでは、「紛争解決と平和構築」をテーマにワークショップを開催します。
 
親や恋人といった身近な人との争いごとを解決するヒントがみつかるかもしれませんよ。
皆さまのご参加をお待ちしております。
 
開催日:2012年3月24日
時間:9:30-16:30
場所:琉球大学法文新棟213
HP:http://www.opac.or.jp

 

 

 

2012 3月


 
モニター会も残すところあと2回。
今回は、添加物や保存料を使わずに作ったテリーヌを試食。
野菜の混ぜ込みもやめ、素材は豚ともずくのみというシンプルな試作品が完成。
そのお味は?
 

STEP1. まずはファーストインプレッションを本音トーク


 

 
ひとみ(彼氏募集中)(パッケージされた試作品を触って)あれ? こんな柔らかかったっけ?
 
粧子(美容ネタに食いつきます) もずくの量が増えてるように見えるんだけど、そのせいかな?
 
チヨコ(お菓子作り大好き)(パッケージを開けて)あ、すごい肉の匂いがする。でも、今回のは添加物入ってないんだよね。
 
宅美(不動産関係で働いてました) 味がどう変わってるのか楽しみ。
 
ひとみ 柔らかいね、もずくがぷるぷるしてる!
 
チヨコ なんか切りにくくない?もずくがにょろって出てきて。
 
粧子 味はおいしい!でも確かに切りづらい。前は気にならなかったのにね。
 
ひとみ もずくが増えたからじゃない? 前は肉の土台が固かったから切りやすかったのかも。
 
粧子 お肉のころころ感が気になるんだけど、どお?
 
チヨコ 確かに肉肉しい(笑)ハンバーグチックっていうか。
 
宅美 もずくは量が増えただけあってもずくを食べてる!っていう実感はあるよね。
 
粧子 すごいある。
 
ひとみ 食感はしっかりあるけど……。
 
粧子 味は肉そのものだよね、辛いとかじゃなくて。もずく自体に味がないから、そこはしょうがないのかな。
 

STEP2.前回の試作品と食べ比べてみて・・・

 
 
 
 
– – – もずく量はばっちり! でも味は…肉?
 
チヨコ やっぱ前回の方がかたいね。
 
宅美 肉の種類は変わってないんだよね? でも香りが違う。
 
粧子 添加物が入ってない分、お肉本来の味が前回より全面に出てる気がする。レモンとかかけてさっぱりさせて食べたくなるなぁ。
 
宅美 もっとお肉を少なめにしてもずくを増やしたいかな……でも、そうすると固まらなくなるのかな?
 
ひとみ もずく増やすと水分量が増えるもんね。私はもずくはこれ以上増やさないほうがいいと思うな。もう十分。
 
宅美 今回の方がぷちぷち食感が強くて私は好き。
 
粧子 もうちょっと爽やか感があると嬉しいけど、ワインと一緒に食べるならちょうどいいのかも。同年代の女友達へのお土産としてなら、私買うはず。
 
一同 おお〜!
 
チヨコ 私も買ってみるな。
 
粧子 いくつか味があると手に取りやすいかも。どんな味なんだろうって試してみたくなるから。
 
 
 
– – – シンプルすぎて物足りない?食材足すなら…
 
ひとみ なんか物足りない感じしない? 完成品じゃなくて調理途中みたいな感じで…。前回の試作品は完成された一つの料理っていう感じだったけど、添加物抜いたからかさみしい気がする。 何食べてるかよくわからない感じ(笑)。
 
粧子 ドレッシングみたいなものをかけたらどうかな?
 
チヨコ そうだね。そしたらこのままでもいけそう…ということはやっぱり物足りないってことかな?
 
ひとみ もずくと豚肉っていう2種類の食材しか使ってないから寂しいのかも。他の食材を足したい。私だったらチーズ!
 
粧子 おおっ、合いそう! 美味しいと思う!
 
ひとみ キューブ型にして中に混ぜ込んでもいいし、二層にしてもいいし。チーズってみんな好きじゃない? 特に女性は。
 
宅美 私も大好き〜。できれば層にしたほうがきれいだけど、ブロックで入れてもいいね。食べてみたいな〜。
 
粧子 私はこのままでも味が物足りないとは思わなかったな。
 
チヨコ 私も最初は「あと一押し!」 と思ったけど、アレンジすることを考えたらこのままで良いかも。
 

 
– – – やっぱり捨てがたいゼリータイプ
 
宅美 食べててずっと同じ味だから、他の味や食感がもう少し増えると嬉しいけどね。柚子の皮とか入ってても美味しそう、さっぱりするし。
 
ひとみ なるほど。そうなるとゆずポンも合いそうだな(笑)。
 
チヨコ ゆずの味が加われば日本酒にも合うかもね。
 
粧子 肉ベースのテリーヌの下にもずくゼリーで野菜を固めたもの、という風に二層になってるとおしゃれだよね。
 
チヨコ うんうん。一回目の試食品だった瓶詰めタイプも、やっぱり捨てがたいんだよね(笑)
 
ひとみ だって、あれ美味しかったもん(笑)。それこそ今日の試作品にあれを乗せて食べたいよね。ジュレみたいに!
 
粧子 ジュレ! 今流行りの(笑)。いいかも。
 

STEP3. 大きさ、 個数、あげる相手、私なら・・・


 
 
 
– – – 安過ぎるのは禁物!
 
ひとみ 大きさはちょうどいい気がする。でも、別にこれより小さくても気にならないかも。それはそれで納得しそう。
 
チヨコ 個数としては、お土産なら3個入りがベストかな。
 
一同うなずく
 
宅美  家族向けじゃないなら3個がちょうどいい。それで3個とも別の味ならなお嬉しい。
 
ひとみ  3個入りならサイズ的に複数買って配ったりもしやすい。
 
粧子  一人暮らしの女性に5個は多いよね。大きさにもよるけど。値段は3個で1500円くらいかな〜。
 
一同うなずく
 
ひとみ  逆に3個で600円とかだと・・・
 
一同 安過ぎる!
 
粧子  値段それなりだと思うから、ハムみたいな加工品かな?って思っちゃいそう。テリーヌみたいな高級感のあるものなら、ある程度しっかりした値段のほうがお土産として渡しやすい。安過ぎると逆に買わないかも。
 
宅美  説明書みたいな、パーティーシーンではこんなふうに…っていう、色んなアレンジやもりつけの提案が書かれたミニ冊子がついてるとよくない?
 
粧子  それいい!そういのがついてるなら同じ味3個でもいいかも。こんな風にアレンジできるんだ〜ってわかるし、あげる相手を思う気持ちが伝わるよね。一般的な「ザ・お土産」的な 菓子と違って、「自分がお酒好きだからこれを選んでくれたんだな〜」って思う。
 
 
 
– – – 特別なお土産だから、あげる相手も選びたい
 
宅美 みんなお土産って誰に買うの? 私、結婚前だったら職場とかに買ってたけど。
 
チヨコ 飲み友達!
 
一同笑い
 
粧子 テリーヌならやっぱり親しい人にあげたいな。特別感があるし、すごく喜んでくれそうだから。。
 
ひとみ 一般的なお土産よりはランクが上って感じだよね。
 
粧子 うん。それに薄く切ってパンに挟んで食べたりとか、おしゃれでヘルシー感もあって大人の女性向けって感じがする。
 
ひとみ 自分が独身でまわりも独身がほとんどだし、ワイン好きな友達が多いから、発売されたら私すぐ買うかも。
 

STEP4. 肉、もずく、調味料。素材にももっとこだわりたい

 
 
 
 
– – – 普段から気になる? 食品の成分表
 
粧子 私、成分表をわりと気にして買うタイプなんだよね、着色料とか。
 
宅美 私も。例えばソーセージだと無着色のものを選んだり、卵なら有精卵を選ぶ。
 
チヨコ 私ぜんぜん気にしない。
 
一同笑い
 
粧子 やっぱ子どもがいるいないでだいぶ違うかも。このテリーヌに「保存料未使用」って書いてあると私なら「おっ」と思う。こういう商品っていかにも保存料入ってそうだから。
 
ひとみ 私もチヨコと同じで気にしないタイプだけど、でもそうやって書かれてるとやっぱり魅力的には感じるよ。
 
粧子 豚肉もブランド肉、たとえば「アグー使用」って書いてあると、内地の人からしたら特に魅力的じゃない? 実際、旅行に来た友達から「アグーがおいしかった」ってよく聞くもん。すごく宣伝力あると思う。手をかけられて育ってるわけだからそのぶんおいしいよね、もちろん。
 
チヨコ しかも沖縄ってわかりやすいからお土産っぽさもプラスされるね。
 

 
– – – お土産だからこそ特産品を
 
宅美 もずくはどうだろう?
 
粧子 恩納村ってイメージがあるんだけど、私。
 
チヨコ  具志川でもとれなかったっけ?
 
粧子  県産っていうだけでお土産感がアップするよね。
 
ひとみ  うん、あげやすくなる。その人が食べたことがなさそうな特産品をあげたいって思って選ぶから。
 
粧子 自分が県外に旅行いったときも、そこが産地として有名な食材が入ってる商品を持って帰りたいと思うよね。例えば東北だったらおいしい魚の加工品とか珍しい調味料とか。自分が住んでるところにはないものだから魅力的に感じる。アグーも沖縄にしかないでしょう? どこでも手に入るような食材で作るよりはがっつり沖縄産にこだわりたいな。
 

 
– – – ぬちまーす入りだと嬉しい!
 
ひとみ どうせやるなら調味料まで全部県産品がいいな。超うちなーって感じで(笑)
 
チヨコ 普段の料理でも沖縄のマース使ってる。ミネラルがいっぱい入ってるイメージがあるから。
 
宅美  塩だとやっぱり「ぬちまーす」?
 
一同うなずく
 
ひとみ  ぬちまーすの塩だけじゃなくてシャンプーとかボディソープも全国的にすごく有名じゃない? 内地の人の方が逆にうちなんちゅよりもぬちまーすのこと詳しかったりするよね。
 
粧子 今だと放射能問題もあるし、沖縄産の魅力が増してるのかもね。
 
宅美 ぬちまーすってヘルシー感だけじゃなく高級感もあるから、テリーヌのイメージにも合うね。
 
粧子 さらにリッチ感が出る!
  

 
– – – 県産ハーブ使用で超うちなーなお土産に
 
宅美 スパイスを効かせるのはどうだろう? 上部に黒こしょうがたっぷりついてるとか……。
 
粧子 おいしそう〜〜!
 
チヨコ 粒マスタードも合いそう。
 
粧子 それもいい〜〜!
 
ひとみ  粧子、何でもいいね(笑)。
 
一同笑い
 
粧子 そういう私はあんまり思いつかないんだけど(笑)。肉料理ならナツメグとお塩くらいかな。でもマスタードはつけるね。店でパテや肉系のテリーヌを注文すると一緒に出てくるしね。
 
チヨコ わさびも合いそうじゃない? あとはオレガノとか。
 
粧子 ハーブだと県産ハーブってあるよね、糸満でバジルを育ててるって聞いたことある。それにハーブっていうだけでおしゃれ感でるよね。
 
ひとみ 私もハーブ入りだとテンションあがるな。
 
チヨコ バジルならペーストにすると肉にも合うはず。
 
粧子 あとはイタリアンパセリとか。 料理上手な宅美はどお?
 
宅美 うちで育ててるのはパセリとローズマリー。あとよく使うのは乾燥バジル。豚肉とハーブって相性良さそう、臭みも消してくれそうだし。
 

 
チヨコ ねえ、よもぎはどお? フーチバー。
 
一同 いいね〜!
 
宅美 沖縄っぽいしおいしそう!
 
粧子 ジューシーにも入ってるから、観光で来た人も食べるはずよね。そば屋でも見かけるし。
 
ひとみ わたし、実は苦手(笑)。
 
一同笑い
 
ひとみ 3個ともフーチバーなら買わないけど、チーズ入りも入ってるなら買う(笑)。
 
粧子 やっぱり味にはバリエーションがあった方がいいね。
 
チヨコ そういえば生姜は? 沖縄で栽培してるよね。
 
粧子  「島生姜」でしょ。良さそうじゃない? お肉とも合うし。ウコンはどお?
 
チヨコ ドリンクタイプしかわからない(笑)。でも、お酒に合わせるおつまみなら胃に優しいしいいかも。
 
ひとみ 今「春ウコン」ってブームだしね。でも味がわからないんだよね。逆に言えば味わからずにからだに良い成分が摂れるなら便利だよね。
 
宅美 ウコンってターメリックだから、黄色くはなるはずだけどね。私、ガーリックも好きなんだけど。
 
粧子 ガーリックは何にでも合いそう! ハーブってやっぱり女性はみんな好きじゃない? 今出てきたどれも合いそうだし、全部食べてみたい!
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
お土産品だからこそ県産品にこだわりたいという新たなテーマを引き出した今回の試食会を受け、ついに次回、最後の試食会を迎えます。
数多く出たモニターさんたちの改良案から採用になるものは果たしてあるのか?
沖縄女性の「あったら良いな」を具現化したもずくのテリーヌ、
一体どんな姿で商品化され、みなさんの前にお目見えするのか。
最終試食会も乞うご期待!
 

 

2012 3月


 
POPOPOPOPO展
 
期間:3月19日(月)〜3月25日(日)
時間:12時〜19時
場所:ギャラリースペースpinoO/那覇市松尾1-4-19ピースイン国際通り一階

 
沖芸デザイン科同期生5人によるGOJIGEN(ゴジゲン)でSHIPs(シップス)な展示会
 

2012 3月



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開催日と時間    お好きな日をお選びいただけます。
4月11日(水)19:00~21:00(18:30開場)
4月18日(水)19:00~21:00(18:30開場)
 
場所 浮島ガーデン 那覇市松尾2-12-3 TEL 098-943-2100
 
アナタのお好みがゼッタイみつかる世界中のワイン12種類を試飲しながら
ワインを楽しむちょっとしたコツを学べるワークショップです。
 
各回先着10名様
 
参加費 通常1回おひとり様¥5000のところ・・・
今なら特別価格1回おひとり様¥2500(税込)
 
ご予約は浮島ガーデンまで TEL 098-943-2100
E-mail shop@ukishima-garden.com
 
 
URL:http://www.cellardoor.co.jp/
Blog:http://ameblo.jp/cellardoor-okinawa/
 

2012 3月


ロザムンド・ピルチャー著  青山出版社 ¥1,700 (税別)/OMAR BOOKS
 
― ごく普通であること ―
  
3月も半ば過ぎのこの時期と言えば、送別会シーズン。
連日おいしいものばかり食べている人も多いのでは?
いくら豪華な、凝ったディナーも何度もとなると食傷気味になることも。
そんなとき体が求めるのはあっさりとしたもの。
 
本でも同じようなことが言えて、
難解な哲学書やらモチベーションの上がる啓発本やら
刺激の多い(殺人事件やロマンスが盛り沢山の)ものばかり続くと、
いくら本が好きでも何も読みたくない気分になることがある。
そんなときにソファに寝転んで深く考えず、気負いなく読める本として
イギリスの作家・ロザムンド・ピルチャーの小説をおすすめします。
 
ピルチャーの物語の主人公は大抵ごく普通の平凡な女性。
彼女たちは特別な才能や美貌があるわけでもなく、
現実の世界に根を下ろして日々を慎ましく、誠実に生きている。
その生活の中で家族との関係や仕事で悩んだり、
恋に落ちたり、ささやかな夢を思い描いたりする。
今回取り上げる『もうひとつの景色』もまたそんな作品の一つ。
 
ストーリーは幼い頃に別れた画家の父親ともう一度やり直して一緒に暮らそうと、イギリスのポースケリスという海辺の町へ主人公のエマが戻ってきたところから動き始める。
初春の人気のない海岸。シーズンオフの海には静かにカモメが飛び交う。
話の核は身勝手な人間とそれに振り回される善良な人たち。
期待し、裏切られ、それでもまたお互いを理解しようと関係を修復しようとするのだけれど・・・(続きは本で)。
 
この小説(ピルチャーの他の作品も含め)、
特に斬新でもなく変わったことも起こらない。
誤解を恐れずに言えば予定通りの展開。
登場人物たちもどちらかというと生活感にあふれた勤勉な人たちに光があてられる。
その魅力は? と聞かれるとしたらその物語の中に流れる「安心感」だろうか。
全然違うけれど「サザエさん」みたいな。
読んでいると、平凡であること、ごく普通であることを肯定しているような、
著者の優しいまなざしを感じるから。
  
朝起きて出勤して、家事に追われ、日が暮れたら家路に着く。
その一見単調に見える日々の中に
嬉しいことや悲しいことがたくさん詰まっている。
そんな私たちの姿を重ねて読むことの出来る慈愛に満ちた一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

2012 3月


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開催日と時間 お好きな日をお選びいただけます。
4月 5日(木)19:00〜21:00(18:30開場)
4月21日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
場所:浮島ガーデン 那覇市松尾2-12-3 TEL 098-943-2100
 
世界のスパークリングワイン10種類を試飲しながら
ワインを楽しむちょっとしたコツを学べるワークショップです。
シャンパン・スプマンテ・カヴァ・スパークリングワイン
豪華ラインナップです!!
 
各回先着10名様
 
参加費 通常1回おひとり様¥7000のところ・・・
今なら特別価格1回おひとり様¥3500(税込)
 
ご予約は浮島ガーデンまで TEL 098-943-2100
E-mail shop@ukishima-garden.com

 
HP:http://www.cellardoor.co.jp
Blog:http://ameblo.jp/cellardoor-okinawa/
 

2012 3月

Q. これは何でしょう
 
 

 
A. 答えはヘアゴム
(※シマウマは違います)
 
さあどれを選ぶ?
 
 
島田知子さんの磁器のパーツを使用したヘアゴムです。
どれも目で見て楽しくて、つければまた楽しいものばかり。
今日はどれをつけてみよう。
 
ボーダーと水玉。
お洋服にもあるこれらの柄はどちらも永遠な感じ。
これからもお世話になる柄の一つだと思う。
 

 

一つにまとめたり 
 
土の中にガラスを入れて焼いたパーツを使用したヘアゴム。
きれいな水色のガラスと、こんがり焼けたクッキーのような土とのコントラストが面白い。
 

 
空がもっと青くなるころつけたい。
キラキラひかるその反射を想像してみる。
 
ちょうちょやレース紋。
一見甘さを感じる柄もアクセサリーとしてなら抵抗なく身につけることができる。
 

アップにまとめたお団子のポイントにしても可愛いです
 
モノトーンならさらに安心な感じ。
お洋服を選ばずしっくりなじみます。
 

シマウマのブローチはストールやバッグのポイントとして
 
小さな可愛いはなんだか人を幸せにする。
だから日々少しだけ取り入れてみる。
些細なこと。
だけどこれが暮らしを楽しむ秘訣のように思う。
  
写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)


 
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net


関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)

2012 3月


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=復帰あの頃を知る=その5「ニュース映像で振り返る 復帰40年」
 
沖縄県本土復帰40周年を迎え、あらためて「復帰」について多角的に学ぶことを目的に実施している講座「復帰あの頃を知る」シリーズの第5弾です。
今回は、復帰当時からRBC(琉球放送)のカメラマンとして活躍したほか、米軍などが撮影した戦後沖縄の映像の収集・整理にも尽力されている新里勝彦氏をお迎えし、RBCの秘蔵映像とその歴史的・技術的な背景、そしてレンズを通してみたウチナーンチュについて考えます。

 
【日時】3月18日(日)16時~18時
【場所】那覇市若狭公民館 2階 第1研修室
【講師】新里勝彦(元琉球放送カメラマン)
【参加費】無料
【問合せ】098-891-3446
     info@cs-wakasa.com
【主催】那覇市若狭公民館・復帰っ子連絡協議会
【協力】琉球放送

【会場案内】那覇市若狭公民館
http://naha-kouminkan.city.naha.okinawa.jp/wak-kou/about/access.html
※駐車場がありませんので、車でお越しの際は近くの有料駐車場をご利用ください。
 

2012 3月

文/関根麻子

 
 
 

 
 
 
 
11日の日曜日、赤木明登さんの展示会が終わった。
 
喜びと感謝の余韻がまだ続く。
 
 
 
 
 
 
あれだ、これだとたくさんある種類の中から一番を探そうと
お椀の形を真剣に見つめながらのお母さん。
きっと食卓を想像しているのだろう。
その傍らでは、盃をはじめとした酒器ばかりを手にとり、にんまりとお父さん。
 
「お父さんどれがいい?」
「僕はこれ、片口と。。。」
「お椀のこと言ってるのに」
「うんうん、わかってるよ、ね、盃もみて」
 
何とも微笑ましい。
長い時間をかけてそのご夫婦が選んだのは
お母さんの決めた家族分のやわらかなフォルムの椀と
やっぱりお父さんが手から離さなかった、酒器。
 
 
 
いつか娘の結婚の時にはこれでお祝いの酒を飲むんだよ、と帰り際、嬉しそうに話していた。
 
 
 

 
 
 
 
 
ある女性。
「私ね、今年結婚30周年なの。でも新婚旅行もなかったのよね。。。だから、うん。
決めた!このお椀でお父さんとこれから毎日ね、一緒にお味噌汁をいただくことにする」
 
その方にぴったりの潔く、そして温かな表情の「夫婦椀」
これからのお二人の暮らしが想像出来た。
 
湯気立つお味噌汁を前に、日々を大事に重ねていくんだろうな。
 
 
 

 
 
 
 
漆は「再生」という希望を持つ器だ。
欠けても、漆が薄くなってきても、塗り直すことによって再生するたくましい器。
漆は本来、より丈夫にするために施されたもの。
赤木さんは無償で何回でも塗り直しをしてくれる。
 
大事に毎日毎日、使う。
 
ずっとずっとそこにいる。
そう、私たちより長生きなのだ。
 
 
 
赤木さんの展示会最終日は3月11日。
一年前にあの震災があった日。
きっと皆それぞれに、様々な思いで過ごされたことと思います。
 
 
その日いらした方が、漆の美しさとたくましさに見入り
そして、漆の再生の話を知った。
 
「再生か。今日というこの日に、会うべくして会ったのだな」と
一枚の漆皿を手にし、帰っていった。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
人と漆の物語が10日の間にたくさん生まれた。
 
 
 
そう、私はと言えば。
さんざん悩んだ末、一つの椀を注文した。
美しいフォルムの夕焼け色の椀。
届くまでは、あの器に盛るゴハンの腕をあげとこう。
私にも穏やかで楽しい物語がきっと生まれるのだろうな。
 
 
 
 

 
 
 
 
返品作業を今日終え、ちょっぴり寂しい気分になる。
終わりが近づくにつれ、どんどん愛着が湧いてくる展示会だった。
10日ほどだが、漆に囲まれ親しくさせてもらった。
漆と訪れた方々から、たくさんのことを学ばせてもらった。
喜びが私の中で生まれた。
 
 
たくさんの皆様が足を運んでいただいたことを心より感謝いたします。
 
 
 
 
 
 
 
さぁ、4月も、5月も。
わくわくする、ときめく、そんな展示が続きます。
これからもShoka:は、軽やかな風を皆さんに届けたいと思っています。
 
感謝が続く、いい仕事をこれからも。
 
 
 

写真/島袋常貴(酒器、四角のお皿) 関根麻子(その他の漆写真)
 
 
 
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今後の展示
 
 
4月20日(金)~29日(日)
 
「mon Sakata展」
 
2年ぶりに、沖縄にmon Sakataがやってきます
毎日着たくなる、
ハミングしたくなる、
そんな身も心も軽やかになる楽しくて、自由な服たちです。
 
 
 
 
 
5月11日(金)~20(日)
 
「NO BORDER , GOOD SENSE」
 
三谷龍二 木工作家
   +
安藤雅信 陶作家
   +
皆川明 minä perhonenチーフデザイナー
 
形にならないわくわくを風にのせて ピクニック オン ザ ビーチ!
「すきな時に、すきなところで、すきな人達と一緒に作ったもの」
3氏がお互いのBORDERを越えて、自由に表現した世界が初夏の沖縄へ
 
 
 
 
 
そして、Shoka:は今年の夏、常設となります!
詳しくはブログやこちらの記事でこれから少しずつご案内していきたいと思っています。
 
 
 
Shoka:
住所:沖縄市比屋根6-13-6
電話:098-932-0791
HPとブログ:http://shoka-wind.com
 

2012 3月


 
50歳で奄美大島に渡り、南島の豊かな自然を題材とした独自の絵を描き続けた画家・田中一村の画業を紹介する展覧会です。本土復帰40周年を記念する企画で、田中一村が描いた美の世界はは琉球弧の自然風土の豊かさを改めて感じさせてくれます。

 
期間:2012年3月30日(金)~5月6日(日) 
時間:9:00~18:00※金・土は20:00閉館
場所:県立博物館・美術館 企画ギャラリー
HP:http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=774

 

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2012 3月

 

海の青、砂浜の白、泥のグレイ。

 

沖縄の海塩を使用し、引き締め効果のあるソープ『LOVE IN OCEAN』と、地中海や死海の粘土と同じ性質を持ち、美容効果の高い沖縄特有の泥『クチャ』のソープ。

 

東京で慢性的にストレスを抱える生活を送っていたみち代さんは、沖縄に移住し、自然に救われて新たな人生観を得た。現在は沖縄で自然由来の石けんを手づくりし、県内外で人気となっている。

 

しかし移住直後は、移住が原因で逆に精神的に追いつめられていたという。

 

 

 

– – – 人生で一番辛い時期を救ってくれた『自然』

 

「沖縄に移住して9年少しになります。以前は東京で設計の仕事をしていました。エコ住宅に関する仕事で、自分なりにその仕事にやりがいも感じていたので、主人の仕事の都合で沖縄に移住が決まった当初は、正直に言うと戸惑いました。沖縄で同様の仕事に就くのは難しいですし、友達もいませんから。

 

移住後、精神的に不安定な時期が1年くらい続きました。今思えば人生の中で一番辛かった時期かもしれません。自分の存在価値がわからなくなっていたんですね。鬱のような状態になり、寝込む日もありました。まわりに目を向ける余裕はなく、気持ちは常に後ろ向き、仕事もなく、何をしていいのかわからなかったんです。そんなある日、真栄田岬で見た景色に大きな影響を受けました。

 

まだ暗いうちに行ったのですが、ほの暗い空に朝日が昇ってきて、空がぜんぶマゼンダ色に染まったんです。美しさに息を飲み、後ろを見たら大きな虹がかかっていて。鳥肌がたつくらい感動しました。こんなにすごい景色があるんだって。その景色が私の人生観を変えたんです」

 

 

 

 

「何でも『こうしなきゃいけない』とそれまで生きてきたのが、『まあいいや』って思えるようになりました。もっとラクに生きても良いんだなって。

 

思えば東京にいたときは、時代もそうでしたが、どれだけお給料をもらうか、どれだけキャリアを身につけ、良い家に住むか、そういうステイタスのようなもので人と自分を比べたり競争したりしていた気がします。それがどれだけプレッシャーになっていたかということに、沖縄に来てから気づいたんです。自分が救われたことで感謝の気持ちが生まれ、私が沖縄の自然から受けた感動を県外に住む人々にも感じて欲しいと思うようになりました」

 

 

 

– – – 沖縄素材の化粧品会社へ

 

「移住して1年を過ぎた頃、心に元気が戻ってきました。そこで職業訓練校に通い、『バイオ技術者養成講座』という講座を受講しました。実は、建築をやる前はライオンで商品開発にも携わっていたんです。

 

その講座に講師として来ていた化粧品会社の社員の方が『ちょうど人が足りず募集している』とおっしゃっていたので、受講後に応募してみたら合格して。商品開発職で就職し、月桃やクチャといった沖縄独自の素材と初めて出逢いました。どの素材からも強い生命力を感じ、『面白いな』と思ったことを覚えています」

 

 

 

「会社で働きながら、さらに沖縄らしい商品を作りたいと思うようになりました。家でリラックスしながら自分でお手入れができるよう、そして心も元気になれるような化粧品を。

 

それまで趣味で石けんを作っていたのですが、沖縄の素材を入れたら目で見ても楽しい、香りも良い、素材感のある素敵な石けんができるのではと思い、離職してビジネスを始めようと思ったのですが、離職理由を話したら当時の社長が強く共感してくださって。社内ベンチャーという新たな制度を作ってくださり、在職しながら立ち上げました。2年近くは社内ベンチャーの形で事業を行ったのですが、とてもありがたかったです。

 

会社には6年間勤めて2年前に離職し、今の店舗を構えましたが、品質管理のために今も月に何度かお手伝いに伺っています」

 


店舗内にあるラボ。『この中では白衣を着て作業しています。これまでの仕事で身に付いたクセのようなもの、白衣を着ると落ち着くんです(笑)』 

 


長い角柱型の石けんを手作業でカットする。 

 


整然と並べられた石けん。こうして乾燥させる。 

 

– – – 自分に合ったアイテムでホームスパを

 

「原材料に使っているのは 久米島産黒みつ、ウコン、ハイビスカス、海塩、よもぎ、久米島産レモングラス、月桃、伊江島産はちみつなど。最初に作ったのは 久米島産黒みつとあずきの組み合わせの石けん、その名も『ZENZAI(ぜんざい)』。おいしそうでしょう?(笑)。黒みつは保湿力があるし、あずきは奈良時代から古い角質を落とすスクラブ化粧品として使われていたそうです。古来からの化粧品素材ですね。

 

FROMO では沖縄の自然観を5つのエレメント『太陽、海、風、月、地』に分類し、お肌や心の状態に合った製品をお選びいただけますが、もちろんご相談も承ります。お客様がご自分でホームスパ的なお手入れができるよう、石けんだけでなくローション、モイスチャーやマッサージとして使えるオイル、バスソルトもご用意し、いずれも防腐剤無添加で作っています」

 


個包装も手作業で。 

 


切れ端は試供品などに用いる。 

 

– – – 溶けづらくハイグレード、可愛さも重視して

 

「手づくり石けんは水を吸うと溶け崩れしやすいという特長があるのですが、私はそれがいやなので崩れにくく作っています。お客様にもその点を評価頂くことが多いですね。

 

石けんはフェイシャル用とボディ用に分けているのですが、フェイシャル用は特に原料を厳選し、化粧品グレートのものを使っています。例えば、食用としても用いられるオリーブオイルでも皮膚疾患が出る方はいますので、肌に触れるのに適した良質なグレードの植物オイルを使用しています。

 

固形石けんは弱アルカリ性なので、古い角質を柔らかくする効果があります。温泉と同じ。アルカリ性温泉ってありますよね、同じ原理です。古くなって必要なくなった角質だけを落とし、つるつるにする作用があるんです。

 

また、固形石けんは見た目を楽しめるのもいい。女性にとっては特に、どんなものでも可愛さって大事じゃないですか? 成分や効果はもちろん重要、その上見た目も可愛いものを作り続けていきたいですね」

 

 

美しいひとだ。
顔のつくりやスタイル、肌といった見た目はもちろん、物腰、心遣い、言葉の選び方、どれをとっても美しいのだが、気取ったところはなく、気さくだ。

 

沖縄移住は人生でもっとも落ち込むきっかけになったが、自分の人生を振り返り、生き方を変えるきっかけにもなった。

 

挫折や傷心は人を強く、そして優しくする。
みち代さんは沖縄で見つけた新たな世界で強さと優しさを手に入れ、背負っていた荷を降ろし、力を抜いて、美しく輝き続けている。

 

これからやりたいことを伺うと、

 

「生活をトータルで楽しむお手伝いができたらな、と。例えばお茶。口から入るものも大事だと思うので。最近はパティスリーnaruru(ナルル)さんとコラボでギフト商品を作ったりもしているのですが、地元で沖縄の素材にこだわった商品を作っている方と一緒に何かできたらいいなと思っています」

 

FROMO の名前には「FROM Okinawa (沖縄)/ Ocean(海) / Organic(オーガニック)」などの意味をこめた。みち代さんの挑戦は今後もさまざまな形で『沖縄から』発信し続けられるだろう。

 


FROMO(フローモ)
嘉手納町水釜476 
ハウスナンバー7229
098-956-2324
open 木・金・土 13:00 ~ 18:30 
HP:http://www.fromo.jp
ブログ:http://fromo.ti-da.net