『ジス・イズ・ミュンヘン This is Munich』まるで、NHK「世界ふれあい街歩き」の絵本版ページを開けば一瞬でその国へトリップ!

 
ミロスラフ・サセック/著 松浦弥太郎・訳 ブルース・インターアクションズ1890円/OMAR BOOKS
 
― 空想の世界街歩き ―
  
もうすぐ始まる絵本展の準備もあって、このところ絵本三昧の日々。
今手元にあるのはいろんな国の絵本たち。
色の使いかたや絵のタッチ、文字の配列だったりそれはもう多種多様。
その国について、国柄なり、そこに住む人たちの感性を知るのに絵本は有効だなと思う。
そしてそういう長所が存分に生かされた絵本があるのです!
 
それが旅する絵本作家サセックの旅絵本シリーズ。
 
前回取り上げたことのある松浦弥太郎さんの翻訳で「This is (世界の都市)」
で出ているこの人気シリーズ、絵本作家サセックが実際に訪れた国が描かれたもの。彼の眼を通して見たその街の魅力がたっぷりと詰まっている。
 
その中で今回取り上げるのは『This is Munich』
訪れる街はドイツの都市ミュンヘン。
他の絵本と比べるとちょっと大ぶりのページを開くとそこには活き活きとした街が広がっている。
世界で一番たくさんカメラが並ぶ光景や、歴史あるビアホールにミュンヘン植物園の温室館、白いソーセージにプレッツェルにトラムと呼ばれる路面電車。
 
久しぶりに読み返してみてこの感じ何かに似てるなあと思っていたら、好きでよく見ている「世界ふれあい街歩き」ってTV番組を見たときの感覚だった。
そう、街を一緒に歩くあの目線と近いところが。
読んでいるとサセックと一緒にミュンヘンを歩きまわっている気がしてくる。
 
この絵本、子どもももちろん楽しめるけれど大人がけっこう楽しめる。
分かりやすくきちんとその街の歴史がさりげなく入っていたり、絵がポップ過ぎず、どことなく落ち着きがあって飽きがこない。
実は初版が出たのはかなり前なのに全然古くならない。
ついつい何度でも見返したくなる。
 
またこの大きさがポイント。
広々としたページに描かれた美しい建築物の数々。
もし同じ内容でもっと小さかったら全く印象が変わるはず。
 
仕事で行き詰ったとき、出かけたくても時間がないとき、この本を開けばちょっとした気分転換になります。
 
これ以外にシリーズとしてニューヨーク、パリ、ロンドン、ヴェニス、アイルランド、ホンコン他たくさん出ているので集めるのもきっと楽しい。
「空想の旅」に一役買ってくれる絵本。
 
まずはどこに行きます?



OMAR BOOKS 川端明美




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