吉田

写真/文 田原あゆみ

 
 
松本クラフトフェア
 
工芸の五月
 
企画展が終了した後、3日間で一気に返品と片付けを勢いで終わらせて、「クラフトフェアまつもと」へ行ってきました。
 
 
 
信州は沖縄とは全く違う自然の景色が広がっている。
尾根には雪が残ったままの遠くにそびえ立つ山脈、近くの山、山山山。
ぐるりと囲まれたところに、こじんまりとした街、松本がある。
 
松本は散策するのにちょうどいいサイズの街だ。
市内には水路があって、清涼な水が流れ続けている。
どこで水辺を覗いても、五月の光に水面は輝き、透き通った水が柔らかそうに見えるのは、水の粒子が細やかだからか。
手を伸ばして触ってみたくなるような水、その水と松本の空気はとても似ている。
 
 
 
そしてこの小さな街に、それはもうたくさんの人人人。
クラフトフェアを目指して、作り手も、買い手も、使い手も、料理人も食いしん坊さんたちも、いろいろいろいろ。
 
意外にも強い陽射しの下を、眩しそうに目を細めた人が、列をなしてあがたの森へと大行進。
あがたの森の前、赤信号で並ぶ人、作り手の店先に並ぶ人、あがたの森は活気で溢れていた。
 
溢れてはいるが、思い出すととてもさわやかで、静かなのが不思議だ。
五月晴れの高い空と、信州の山々が松本の街全体を包んで、喧噪を吸い取ってくれたのか。
それとも私の頭の中自体が、あの空気で洗われたのかもしれない。
 
 
空気は淡く、そよぐ風は強い陽射しを和らげて、「工芸の五月」は真っ盛りだったのです。
 
松本クラフトフェア
 
 
 
何かのイベントを目指して旅をしたのは、もしかしたら今回が初めてかもしれない。
一度タイの象祭りをみたい!とスリン目指して出かけたことがあるが、混雑への懸念とタイトなスケジュールから行くのをあきらめてしまった。
大好きな象がたくさんいるのに、である。
しかもチケットまでふいにして、私は静かな田舎への旅を選んだのだった。
 
私の今までの旅は、“混雑を避ける”という私の常識をもとに成り立っていたのだった。
混雑の中で出会うたくさんの象よりは、田舎にひっそりといる一頭の象でいいや、と私の観念は私の行動全般を誘導していたのだ。
今回の旅で私は、その固定された私の観念からも自由になった。
パターンが変わった、というささやかな喜び。
 
 
以前「空間の移動、すなわち“旅”自体が人の脳に一番の刺激を与える」ということを聞いたことがある。
脳は安定を好むので、長距離の移動によって出来た環境の変化を検出すると、今までのデーターを一新し、環境にあった身体へと誘う発令を出すのに集中する。
そこに一種の余白が出来るのかもしれない。
 
そうして私たちは、旅に出てリセットをしたり、新たな展望を見たいと思ったり、実際にそれを得たりするのだ。
もちろん期待した結果は出ることも出ないこともあるが、殆どの人が旅に憧れを持っているのはその所以だろう。
ムーミンに自己投影をして、スナフキンに憧れるのはその原風景なのではないか。
 
 
 
今回私は、「来ませんか?」とある人に言われたことがきっかけで、「そういえばいつか行ってみたいと思っていたな」と思い、
「何をしにいこうかな?」と考えて、「行ってみたかったクラフトフェアに行ってみて、行きたかった白骨温泉でリセットしよう」という理由をこしらえた。
 
 
 
ただ行ってみたかったという理由なので、いいもの見つけるぞ~とか、いい作家さんと出会うぞ~という気張りは全く無く、仕事始まって以来の過密スケジュールの嵐をひとまずかき分けて、着いた松本。
 
このスカッと出来た空白に、私は気持ちよく歩を進めたのでした。
 
松本クラフトフェア
 
5月の信州は緑が萌えている。
あがたの森の木は、とてもユニークな枝振りでしばらく見入ってしまう。
こんなところでどうして曲がるんだろうか・・・・と。
青々と伸びやかに枝葉を伸ばし、訪れる人々に陰を提供してくれている。
 
 
松本クラフトフェア
 
旧制松本高等学校の遺構をそのまま図書館に。
江戸時代、各地から集められた匠たちがたくさん居住する城下町として栄えた松本。
昭和初期には、柳宗悦の唱えた「民芸運動」に共感した人たちによって、木工、染織を始め、活発な工芸品製作がこの地でおこなわれ、こうした工芸と地域との長い関わりが礎となって「クラフトフェアまつもと」が生まれたのだそうだ。
 
 
この図書館があることがとてもうらやましい。
通いたくなるたたずまい。
 
松本クラフトフェア
 
旅する本屋
「暮らしの手帖」の編集長、松浦弥太郎さんが代表のCOW BOOKS
旅する本屋があがたの森の入り口に出店していました。
 
セレクトされた本のタイトルや装丁を眺めていると、小さな旅がいっぱい詰まっているようだ。
 
松本クラフトフェア
 
人はなぜものを作るのだろうか?
必要な生活道具だけではなく、暮らしの中での心のよりどころのようなものも、私たちは求めているのだ。
 
日常の暮らしの中で起こる小さな旅、そこへいざなう象徴を。
 
 
木彫りの羊を見て、まるで生きているようだと感じた。
 
面白いことに、時に実写生のあまりに強いものには入り込む余地がなく、作り手の技術だけが誇らしげに見えてしまうことがある。
が、抽象性というのは、見る人が入り込む余地が余すところにあり、間口が広く、答えも出口も無いもので、深遠さが感じられる。
 
羊さんもうさぎさんたちも、木の彫刻なのだと分かってはいても、生きているぬくもりが伝わってくる。
 
この小さな木彫りの動物たちの後ろに見える景色は、きっと人によっていろいろで、この小さなサイズを超えて広がるだろう。
 
 
松本クラフトフェア
 
光に魅せられた人、水を捉えたいと思う人がガラスを形成するのだろうか?
 
 
 
 
松本クラフトフェア
 
やさしい光が、形になった。
 
 
 
 
松本クラフトフェア
 
冷たいはずの金属も、スプーンやフォークという形に収まるとぬくもりを感じる。
 
この人が作った形のせいなのか。
 
 
 
松本クラフトフェア
 
家という小宇宙。
空想の中から溢れた生活。
 
この人は一体どんな家に住んでいるのだろう?
どんな暮らしをしているのだろうか。
 
 
 
松本クラフトフェア
 
どんな人の生活の中にこのうつわたちは旅立ってゆくのだろうか?
うつわたちに、どんな時間が染み込んでゆくのだろうか。
 
光の下でまっさらなうつわたちが、静かに待っている。
最初は名前が無いようなぺたんとした肌も、使い込まれてゆくうちにその暮らしの表情が刻まれてゆく。
大切にされたものには、ある種の深い輝きが宿る。
 
 
 
人の数だけ暮らしがある。
毎日という旅の中で、様々な道具たちが一緒に暮らしている。
 
 
よく西洋を旅する友人に、西洋文化圏の暮らしと、日本人の暮らしと、どちらにゆたかさを感じるか?
という質問をした。
 
「向こうの人は余暇や、旅や、家族で過ごす時間を充分にとるようにしている。それはとてもゆたかだなあ、と思う。けれど、日本人はせわしいといわれる日常の中で、暮らしの道具を大切にしたり、ちょっとした季節の変化に心を留めたりする、それもとてもゆたかだなあ、と感じる。それぞれのゆたかさがあるんだね」
 
と、友人が答えた言葉が、じわーっと心を満たした。
そんなことを思いながら、クラフトフェアをぶらぶらと歩いた。
 
 
松本クラフトフェア
 
原毛のうつくしさ。
そのうつくしさを知れば知るほど、感じれば感じるほど、作り手は謙虚になるのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
松本クラフトフェア
 
 
27日の夕方に松本を出て、白骨温泉へ出発。
途中で出会った、神々しい木。
 
写真に納まりきれないほどの輝き。
こんな時に、自分の技術のつたなさに舌打ち。
自然の奥深さには畏怖の念を。
 
 
 
 
白骨温泉はよかった。
あまりによかったので、写真を撮るのを忘れてしまいました。
白濁したぬるめの温泉は、炭酸を含んでいるので肌に泡が着いてきます。
ゆるゆると、身体を湯船に預けて、なんにも考えないでただただ感覚的に過ごした2日間。
 
インターネットもつながらず、携帯も圏外になりがちな山の中。
海に囲まれた沖縄から、全く違う山の国へ。
 
きっと私の脳みそは、かなりの状況の変化に適応すべく大忙しだったに違いない。
なので、帰って来た今も、私は未だに余白の中にいるようだ。
 
松本クラフトフェア
 
大木に咲いた白藤のようなうつくしい花が、至る所に満開。
空に伸び上がった枝からこぼれた、可憐な花房。
 
アカシアの花を初めて見た。
あたりには気高くてやさしい香りが漂っていた。
 
 
松本クラフトフェア
 
アカシアのハチミツのことが急に宝物の様に思えて来た。
だってこんなに素敵な木の花の蜜なんですから。
 
 
 
松本クラフトフェア
 
ニリンソウの白い花。
上高地にて。
 
 
 
写真は撮れなかったけれど、山道では野生のニホンザルに出会った。
つかの間の出会い。
わっさわっさと山肌を駆け上がっていった彼と一瞬目が合って、その力強さが流れ込んで来た。
 
そして最終日には、山道の脇の出っ張りにニホンカモシカがこちらを見ながら、草をもぐもぐと食べていた。
圧倒的な存在感。
そしてなんて可憐な目をしているのだろう。
自分が運転している車が、何だかとても暴力的にも感じられた。
私は、一瞬であの可憐な命を奪うことも出来るんだ、と。
けれど彼らから感じる生命力は逞しく、強烈で、それは私に力さえ与えてくれる。
 
私たちの生活のそばで、ニホンカモシカが生きている。
そんな世界がまだ私たちの世界には残っているのだ。
 
 
私たちの生活は、彼らの生活の場にものすごい変化を強いているのだろう。
今度は私たちが変わる時なのだ。
 
使い捨てから再生のサイクルへ、大量生産の10点から、大事に使う一点へ。
スタイルから、心がこもった内容へ。
 
 
 
 
私たち人は、自然をいじることが出来る。
壊すことも出来るし、再生し、共生することも出来るだろう。
 
ものを作る時、やはり私たちは自然に触わる。
その時にどんなものを作るのか、何を込めるのか、逆に何を込めずに形作るのか。
 
そうして作り手の生活という旅の中から生まれた暮らしの道具たち。
 
その道具たちもまた旅をして、誰かのもとへと届くだろう。
 
使い手はまた、暮らしという船の中で道具と一緒に旅をする。
私たち人は、移動してもしなくても、思いを馳せて旅をする。
 
道具の来た道、作り手の暮らし、今、昨日、明日、過去や未来へと。
 
 
 
 
 
 
松本クラフトフェア
 
松本の路地裏の花。
小さな古いお家の女主人が、きっと手塩にかけて育てた薔薇の花。
私たちが写真を撮っているのを横目に見ながら、にやりと笑って奥へ引っ込んでしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて今回は、私の実際の移動の旅と、頭の中の旅をとりとめもなく記事にしたためました。
 
Shoka:は新たな展開へ向けてリセット期間です。
今回の旅の空白が、じわじわと染みて来た頃リニュアルした空間で再会しましょう。
再会するまでは、私の旅の記録と記憶を隔週でお届けします。
 
 
 
 
 
短いのも、長いのも。
毎日の生活の中で素敵な旅を。
 
 
 
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
田原あゆみ
 
http://shoka-wind.com

吉田


 
6月10日(日)に迫った県議会議員選挙。
選挙が初めてで不安な方や、今までどこか選挙に一歩距離を置いていた方でも大丈夫!
選挙公報の解説からまちづくりゲームなど、選挙をわかりやすく楽しく徹底解剖しちゃいます!
 
参加費は資料代100円。
 
参加のお申込みはニライ大学HPから。
http://niraidai.net/class_detail/id0059.html
 
開催日:平成24年6月9日(土)
時間:10:00~12:00
場所:沖縄県立博物館 実習室 (那覇市)
 

吉田


 
とおやま酒店 & STAND BAR コネクト
 
 
世界のワインが35種類も試飲できる無料ワイン大試飲会を開催致します。
当日試飲して頂いたワインを全品オール「20%オフ」で販売いたします。
 
 
開催日:6月3日(日) 
時間:13時~18時
HP:http://www.toyamasaketen.com
ブログ:http://www.connect.ti-da.net
JSAワインアドバイザー 大浜 安彦
 

 

吉田


 
うた グロッケン ライア リコーダー 琉球かれん 朗読によるコンサート
 
~なつかしい音楽に 心やさしく まどろむ~
 
出演 うた ライア あべたみこ  グロッケン てるやはつえ リコーダー ふーみん☆ 琉球かれん つかやまひろみ
 
曲目 えんどうの花  てぃんさぐぬ花など 
 
開催日:6月24日(日)
時間:午後3時開演(午後2時半開場)
場所:アルテ赤田ギャラリーホール
 
 
 
*限定70席 早めのご予約を~
*未就学児の
 
音のアトリエ くわの木  http://kuwanoki2011.ti-da.net/e3443625.html
 

 

吉田


 

 
6月2日(土)・3日(日)
午前10:00~午後7:00
会場:ホテルサンパレス球陽館 2Fパレスコート
入場券:前売り1,500円 当日 1,700円
 
収益金は、東日本大震災の被災者へ寄与させて頂きます。
 
主催:響きあう食卓展実行委員会
お問い合わせ 098-863-4181 ホテルサンパレス球陽館
 
チケット申込連絡先:shimashima_s_k@yahoo.co.jp(大城しま子)
 
関連記事:響きあう食卓展2011 毎日の食卓をもっと楽しむ技が満載☆

特別ゲスト
ジャパンスタイリスト   エイミー加藤
食のアテンダント     高山厚子
 
出展者
永山美和子         Sutudio美和主宰
赤嶺文弥乃         中国茶道陸羽の会主宰
伊波京子           ライフスタイルコーディネーター
紫垣マユミ          キャッシーズハワイアンキルト
玉井多喜子         モネフラワースクール主宰
大木綾子           食空間コーディネーター
大城しま子          野菜ソムリエ
矢野律子           テーブルコーディネーター
金城雅子           インテリアコーディネーター
新崎さやか・宮城智華子  おちゃ畑(食と暮らし)
永山悦美・比嘉愛子・越前多恵 Liaison(空間コーディネーション)
 

吉田


 
満月の夜の瞑想はヒーリングの瞑想です。
自分自身あるいはあなたが癒してあげたいと思う方に意識を集めてください。
満月のパワーとマントラの力が集中力を高めます。
参加費は無料ですが、お席に限りがございます。
どうぞお早めにお申し込みください。
 
【日 時】 2012年6月4日(月曜日) 参加費無料(要予約)
      午後7時30分 〜 開場
        7時45分 〜 インストラクション後、瞑想スタート(9時前に終了)
         ※ 瞑想開始後の入室はご遠慮いただきます。
【場 所】 奥武山総合運動場 武道館 2階 修養室
【お申込】 paul@sheshayoga.com
 
詳しくはこちらのHP(http://sheshayoga.com/)をご覧ください。
 

吉田

文/写真 関根麻子

 
 

 
 
 
 
 
 
久しぶりの休日。
梅雨の晴れ間の気持ちよい陽。
風を孕んだシーツを眺め、好きなピアノのCDを聴く。
 
お昼ごはんをどうしようか。
野菜不足だった最近。
手に入れたばかりの三谷龍二さんの漆の器。
ちぎっただけの野菜を、がばっと盛る。
自分の暮らしの友人にと、ずっと欲しかった白漆の施された三谷さんの器。
 
野菜むしゃむしゃ、器の肌を親指でなでなで。
 
何とも愛おしい。
 
 
 

料理を盛った三谷さんの白漆の肌。彫りの跡を何度も何度も触りたくなる。

 
 
 
 
すばらしい作品との出会い、それを生み出す作家さんとの出会いは、暮らしを豊かにする。
普段慌ただしく日々を送っていても、自分が風景の一部となる暮らしの時がある。
そこに、必ず心地よい器があり、心地よい服があり、心地のよい道具がある。
それらと自分が一つの風景となって馴染んでゆく、そんな暮らしの中の時間を大事に思う。
 
好きなものと暮らす毎日。
何とも贅沢なひびきに感じるが、それは「たくさんのものと」という意味ではない。
本当に自分に必要なものだけでいい。
ある意味、恋におちるくらい好きなもの。
 
自分にちょうどいい、だけれども心が動くもの。
 
 
 
 
 

先日の企画展から。安藤雅信さんと、皆川明さんの手と手、心と言葉のキャッチボールから生まれた大皿

 
 
 
 
最近気づいたことがある。
 
今年はじめに買ったカメラの中の写真を整理していた。
展示の際に撮ったものと、少しだけ暮らしの中の瞬きを撮った写真。
 
少し驚いた。
その写真たちは、全体のフォルムよりもこれでもかと作品にひたすら寄ったものが圧倒的に多かった。
 
なぜだろう?首をかしげる。
 
 
 

安藤さんの銀彩皿。何ともいえない渋い光とともに浮かび上がる模様たち。

 
 
 
ふと思いあたった。
 
すごく好きな作家さんが、Shoka:での企画展が決まった!となれば、わくわくが溢れ出す。
会ったらこんなこと聞きたいな、などとたくさん想像する。
しかしながら実際お会いする段階となると、心がヒートアップしすぎてもじもじと。
どうしてか緊張屋に変身してしまう。
聞き手としては耳がダンボとなるのだけれど、いざ自分からは質問できずにいることが多い。
作家さんのことを好きすぎて話したくても話せないとお客様が言っているのをよく聞きますが、そのお気持ちがすごくわかるのだ。
 
 
だからなのだろう。
作品を通して、その人となりをもっと知りたいと思うのだった。
そうした想いから、シャッターを切るのだろう。
作品の肌の深み、表情から、作ったひとの顔が浮かびあがる。
 
すばらしい仕事をされている方は、軸がしっかりとある。
その時代時代に合わせて変化していっても、軸は変わらない。
その軸を感じる作品には、人となりが表れ出る。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
そして、さらにそれを使う人達の暮らしをも想像してみる。
 
その器には何を盛るのだろう、その服を着てどこへ出かけるのだろう。
 
風景が浮かんでくる。
とても豊かな風景だ。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
Shoka:で働くようになって、はや10ヶ月。
関わってから、開催してきた展示会は8つにものぼる。
今年に入ってからはほぼ毎月のペースで、すばらしい仕事を見て、触れることができた。
いずれも暮らしを豊かな気持ちにするものたち。
 
 
そして先週までは、木工作家三谷龍二さん、陶作家安藤雅信さん、ミナ ペルホネン デザイナー皆川明さんによる
NO BORDER, GOOD SENSE を開催した。
 
 
服を着て、頬を染め、こんなときめくのは久しぶりと、とあるお母さん。
木の肌をじっと長い時間眺め続けている、若い木工作家のかた。
ご年配の夫婦は、ちょうちょの陶器に何を料理しようかと相談。
 
訪れた人達からはそれぞれの熱をおびた喜びが伝わり、空間いっぱいに広がっていった。
そして作家さん、いらした方々、そして私たち、皆が一体となってるような感じを覚えた。
 
 
 
今回のタイトルにもある「境界線」というもの。
三氏やそこから生まれたすばらしい作品たちを目の前にし、当たり前の事に私は気づかされた。
境界線とは、実は自分自身で作ってしまっているものなんだと。
とても新鮮だった。
境界線を解放すると、どれだけのことが広がっていくのだろうと想像し、どきどきした。
 
私も心の熱を感じ、いまだ覚めていない。
湧き出た感覚を、今静かにすくいとる作業をしている。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
さて、これからのShoka:は、どんどん変化をしていきます。
 
8月3日から12日までは、赤木智子さんが日々の暮らしの中で選んで来た、
使い勝手の良い道具たちの企画展「赤木智子の生活道具店」を開催します。
沖縄へやってくるものたちのリストを見ましたら、これまた胸躍る楽しそうなものばかりでした。
 
 
8月の後半からは常設の店舗へと。
企画展でも開催しているミナ ペルホネンやヨーガンレール、
また沖縄で初のアーツ&サイエンスなどのお洋服と雑貨達が並びます。
さらに県内の作家さん達と一緒に素敵なものづくりを考えている最中で
いろいろな風が吹いてくると感じています。
 
 
それまでは改装工事や常設準備などで一旦お休みしますが、みなさん少しの間お待ちくださいね。
常設や、今後の展示会については、こちらのカレンドの連載や
Shoka:のブログ http://shoka-wind.com にてお知らせしていきます。
 
 
 
 
軸を変えずに変化を楽しむ。
私も自分の軸を意識しながら、暮らしの中の豊かな時間を楽しんでいきたいと感じています。
 

吉田


 
アロマの香りにつつまれながら、アットホームな雰囲気のなか、あたたかいハーブティとともに、ゆったりリラックス。 
日常から少し抜け出して、自分をゆっくり見つめる時間をつくりませんか?
 
メディテーションの時間をはさんで、参加者の方々と一緒に、いろんなお話をしていただける会です。
 
なごやかで落ち着いた空間で、なぜだかほっとくつろいで、普段はお話ししないことも、ここでは不思議と出てしまうかも?
 
みなさんで共有すると、こころも体もゆるんで、どんなこともきっと自然と解放されていくでしょう。
 
また瞑想は、はじめての方でも、集まって行うことによって、より簡単にリラックスした状態を体験をすることが可能です。
 
子育て中の方、おなかに赤ちゃんのいるお母さんの方、普段忙しくて、なかなか自分だけの時間を取ることは難しい方、瞑想や癒しに興味のある方、ご自分でリラックスする方法を習得したい方、などなど、どうぞお気軽にご参加お待ちしています。
 
本来のわたしたちの輝きを思い出せる、楽しい時間を、参加者のみなさんとご一緒につくることができればと思っています。
 
 
開催日:2012年6月5日(火)、19日(火)
時間:10時半~12時
場所:アロマ&リラックス「カエルノテ」(嘉手納町役場・警察署近く) http://kaerunote.com/
参加料: 1000円 (ハーブティ付)*
(*同席が可能なお子さまであれば、ご一緒いただくことも可能です。その場合、お子さまの参加料は無料です。)
お申込み・お問い合わせ: http://windchildren.com/contact/
 

吉田

新崎亜子
 
自分で作って節約!したい方、幼児向けに可愛いお弁当を作りたい方
食育の日に「手作りのお弁当を!」冷凍保存できるおかずをご紹介します
 
持ち物(エプロン・筆記具・ハンドタオル・作りたい方のお弁当箱保冷材・保冷バック)
お弁当一つ追加に付き+200円で作れます。
 
開催日:6月19日(火)
時間:10時~12時
参加費2500円(ランチ付き)
場所:沖縄市越来2-24-41
   コザの創作キッチンIPPEI  レストラン内
 
1週間前より50%のキャンセル料金かかります。当日は100%になります。
円滑なお教室運営のためにご理解、ご協力願いいたします。
 
ご予約 090-4536-6492
ブログ:http://ameblo.jp/thiyoikawaobentou/
 

 
新崎亜子
 

吉田


 
「スマートフォンで誰でもそれなりにかわいい写真が撮れる!」
というのがインスタグラムの人気の理由の一つなのだそうです。
確かにインスタグラムに付いているフィルターだけでも
それなりにかわいい写真に加工できます。
 
でもでも、なんか違うこれ、どうやったらインスタグラムでこんなに可愛くできるの? っていう人いますよね。
 
ええ、そんな人が身近にいたので、習ってきましたよ〜☆
 


 
あー可愛い。しばし鑑賞。
 

 
そもそものインスタグラムはこちら。
 

http://instagr.am/
 
さて、matilda_d さんの可愛い写真加工の手順ですが。
 
取り敢えず、撮るときは普通のカメラ機能で撮っておくのだそうです。
確かに、インスタグラムを起こして撮ろうとすると、よく撮影中にアプリが落ちます。
そうなるとやる気が減退します…。
 
次にこの無料アプリで下準備。
PS express !
http://itunes.apple.com/jp/app/adobe-photoshop-express/id331975235?mt=8 
おお〜!こんなものあったんだ〜。知らなかった!ありがとう!
 

 
すごい勢いで機能が付いてるこのアプリ、これだけ覚えてれば! と私が思うものをひとつ。
カメラロールにある画像をPSに呼び出します。
画面右下の鉛筆マークをタップ。
 

 
画面上のバーの左から二番目の太陽に似てるやつをタップ。
そしただ出てくるExposure をタップ。
 

 
Exposure をタップすると、明るさの調整ができるようになっています。
画面右よりをタップすると明るくなり、
真ん中をタップすると元の明るさに戻ります。
 

 
どれくらい変わるかと言いますと、
これくらい ↓ 。あんまり変わらないって?でもこれが可愛さを大きく左右するんですよ〜。
 

左:一番暗くした  中:オリジナル  右:一番明るくした
 
PSで明るくした写真をまたカメラロールに保存して、
さらにインスタグラムのフィルターをかけてできあがり!
 
食堂かりか インスタグラム
 
matilda_d さんのインスタグラムがもっと見たいというかたは
http://web.stagram.com/n/matilda_d/?vm=grid
こちらを見てね。
ちょっと重いです、このサイト。(というかインスタグラムって重いですよね…)
 
カレンドのインスタグラムはここ〜☆
http://web.stagram.com/n/calend_okinawa/?vm=grid
 

吉田


 
ダンボールから出来たデザインステーショナリー[rubodan]
5月30日(ゴミゼロの日)誕生一周年を記念して展覧会を開きます。
 
合わせて、ブランド誕生に至った経緯や、サモアでの授業の様子、そしてベトナム、タイでのアイデアのシェアとワークショップの様子などを報告します。
 
売り上げは、儀間朝龍が夏にフィリピンへ商品開発の為に向かう為の渡航費に使用されます。
 
 
期間:2012年 5月26日 ー 6月3日
OPEN : 14-19 時
場所:GALLERY point-1 那覇市松尾2-7-8
 
 
イベント・ワークショップ
 
●ギャラリー周辺のゴミ拾い
本来なら5月30日の誕生の日に行いたかったのですが、平日ですので、日程をずらして行います。
★5月27日(日)、6月3日(日) 13時~13:45
可能であれば手袋持参お願いします。
 
●ワークショップ 
SIMPLE PAPER MADE ワークショップ
段ボールから紙を剥がすやり方
★5月27日(日)、6月3日(日) 14時~15時
 
●オリジナルノート作り
世界で一つだけの自作のノートを作ろう!(販売されているノートと同じ様なノートを作ります。)
たくさんの紙、柄から選んでノートを作ります。
★5月27日(日)、6月3日(日) 14時~16時
*参加費:ノート代+ドネーション(お気持ち)
*要予約 meet@gallery-point-1.com
 
rubodan:http://www.rubodan.com/
 
GALLERY point-1:http://gallery-point-1.com/index.02.html
 
関連ページ on facebook
SIMPLE PAPER MADE Network
http://www.facebook.com/#!/pages/Simple-Paper-Made-Network/320332744657323
 

吉田


 
「夏休み直前のママや女性に ビューティー、ヘルシー、癒しの情報を発信♪」
 
開催日:2012年 7月11日(水)
開場:10時30分から 14時まで
場所:あやかりの杜 2F 多目的ホール
ブログ:http://mothertree.ti-da.net/e3832735.html
 

吉田

a journey between dreams and reality test
 
新生、アートプロジェクトCOTONOHA Art Exhibition 「Art26°N」
 
「Art26°N」は、ナイトミュージアムと云うテーマにて、アートを共感するアミューズメントの観点にてアートスペースを創造。
今回の展示会は、フランスと沖縄の2人のアーティストに依る版画&写真の展示会を開催。
テーマは、『現実と空想の旅』
作品を通して現実と空想を近づけさせる試みです。
 
光、影そして距離を操ることによって写真という現実に空想を足す….
またもう一方では絵という空想の創造物に現実を足す….
互いに異なった表現方法はお互いを近づけさせ、現実と空想とが近づいていく。
 
旅をしながら現実と空想とが限りなく近づいたとき、何が見えるだろうか。
 
期間:2012年5月23日(水曜日) 〜6月10日 (日曜日) 
Open:18:00〜23:00 
定休日:月曜日・火曜日
場所:COTONOHA artspace+cafe (コトノハ アートスペース プラス カフェ) 宜野湾市赤道1-5-7 
料金:アートチャージ(入場料) 500円(ご飲食代は別途お支払いとなります。)
チケット販売オンラインサイト&詳細 http://shop.cotonoha.com/?pid=43136028
連絡先:info@cotonoha.com
 

吉田

じんぶん学校
 
陸の孤島ヌーファの浜『じんぶん学校』では、
今年も子どものための特別体験ツアーを開催します。
ウミガメの上がる海辺の大自然の中で過ごす5日間。
やんばるの生きものたちとつながりながら、
仲間と一緒に「じんぶん(生きるための知恵)」を
使って働き、遊び、くらす特別な時間。
さて、今年はみんなで何をして楽しもうかな。
 
     子ども達の心と体に、
     きっといつまでも残る
  大切な“なにか”がみつかりますように。。。
 
期間:
第1クール2012年7月24日~28日  
第2クール8月4日~8日 第3クール8月17日~21日
場所:ヌーファの浜(じんぶん学校)
HP:http://www9.big.or.jp/~chura/
 
じんぶん学校
 
じんぶん学校
 

吉田

新崎亜子
 
5月は県産鮮魚をさばくところから始まる、簡単アクアパッツァです。
今が最も旬のあまーい赤ピーマンを使った簡単ムースも。話題の塩麹を使ったドレッシングタイプのディップもお楽しみいただけます。
 
簡単ですぐに実践できるお料理。だけどちょっと幸せのえセンスを加えたおもてなし料理のお教室です。
テーマに合ったテーブルコーディネートもお楽しみくださいませ 。
調理師、食育指導士、ジュニア野菜ソムリエお新崎亜子がとっておきのおもてなしを提案いたします。
 
開催日:
5月24日(木)
5月25日(金)
5月26日(土)
5月30日(水)
 
時間:10時~12時半
参加費:4000円

エプロン・筆記具・ハンドタオルご持参下さい
1週間前より50%のキャンセル料金かかります。当日は100%になります。
円滑なお教室運営のためにご理解、ご協力願いいたします。
 
場所:沖縄市越来2-24-41
   コザの創作キッチンIPPEI  レストラン内
ブログ;http://heartyparty.ti-da.net/