NAKAI

Day1 

ニット:JEANASIS/花柄パンツ:LOWRYS FARM
 
Day2 

シャツワンピ:apart by lowrys
 

ベスト:古着/シュシュ:LOWRYS FARM 
 

ピアス:UNITED ARROWS/ネックレス:CAROLINA GLASER
 

ブーツ:MINNETONKA 
 
Day3

ショートパンツ:GLOBAL WORK
黒ブーツ:THE EMPORIUM /黒バッグ:JEANASIS 
 

コート:archives/ファーえりまき:古着/ボーダーワンピ:SM2 
 
Day4 

白ブラウス:JEANASIS/スカート:Ray Cassin/ストール:Jayro
フリンジバッグ:URBAN RESEARCH/バレッタ:友達からのプレゼント
 
Day5 

柄ブラウス:Heather/カーディガン:one after another NICE CLAUP
 

ベージュパンツ:one after another NICE CLAUP/パンプス:Rope Picnic
 
撮影 AUBE(オーブ) 
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
「気がつくとベージュとモノトーンばっかり買っちゃってて…」
 
そういう彼女のコーデは、
ベージュベースにモノトーンを組み合わせたガーリースタイル。
白い肌にふんわりヘアー、やわらかな印象の彼女には
どのベージュアイテムもぴったり!
 
パンツスタイルには、
えりぐりの大きく開いたトップスとラウンドトゥのパンプスを合わせれば女性らしさが失われない。
 
コートや大きめシャツでトップスにボリュームを持たせるなら、
足元はレギンスやタイツでタイトにまとめてバランスをとる。
 
コーデのポイントをしっかり抑え、
自分に似合う一色をちゃんと知っていれば、
こんなに雰囲気のある、自分だけの着こなしになる。
 
「好き!」だけで買うショッピングも楽しいけれど、
「好き!」かつ「似合うもの」を条件にアイテムを選んでみては。
そうすれば毎日の服選びが楽しく、そしてスムーズに決まる。
 

写真・文 中井 雅代

 

NAKAI


 
すごいよ、この映画。
 
迫力満点。ってかチャン・ドンゴンめっちゃかっこいい!!!
 

 
実際に残っていた一枚の写真から、インスパイアされたというこの映画。
どこまで実話なんだろう。
 
カメラワークが素晴らしくて、ここのところ戦争映画を良く見ているが、桁違いの迫力である。
 

 

 
実際二人とも、マラソン選手には見えないんだけど、チャン・ドンゴンが走る、走る。
何度もいうけど、美しいのよ。
 

 

 
日本人に家族を虐殺された中国人役に范冰冰。
結構、泥まみれなんだけど、やっぱり美しい。
また「シュリ」を彷彿とさせる、スナイパーぶりがかっこいい。
 
ジュンシクたち朝鮮人は日本軍として戦わされるんだけど、ジュンシクの親友役の彼が、いい。
 

 
最初は気のいい人なんだけど、戦争が彼を変えていく。
本質は変わってないんだけどね。
 
主役の二人は、美しく、最初は敵対している。
オダジョーが、日本軍の大佐なんだけど、これがひどいわけよ。
 
悪役か??って感じなんだけど、そこは段々変ってくる。

山本太郎が一番ひどいんんだけどね。
 

 

辰雄とジュンシクが、後半とっても仲よくなるんだけど、
前半は立場のせいもあるのか、ジュンシクはいつも正義の人で、辰雄は冷酷無比な感じ。
 
このあたり、どちらも上手なんだけど、やっぱり チャン・ドンゴン 素敵ねえ。。。
 

 

 

 

 

 

脚本も役者もいいし、カメラワークが抜群。まあ、これは監督の力なんだろうけど、
ぐいぐい進んでいく中盤までに比べて、ノルマンディーからが長い。
あそこがこの映画の見せ場なんだろうけど、ちょっと疲れてきたのも事実。
 
最期まで感動的でした。
 
本当にどこまでが実話なのか知りたい映画です。
 
 
実際のオリジナル写真が、こちら。
 

 
チャン・ドンゴン にもオダ・ジョーにも見えない(笑)。

 

KEE



 
 
<ストーリー>
第2次世界大戦末期、ノルマンディー上陸作戦後、ドイツ軍捕虜の中に1人の東洋人が発見される。話す言葉もわからない中、連合軍の尋問を受けた彼が語り始めたのは、にわかに信じ難い物語だった。1928年、日本統治下の朝鮮。そこには、頑なに国を信じた辰雄(オダギリジョー)と、ひたむきに夢を信じたキム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)がいた。
 
アジアからノルマンディーまでを生き抜いた東洋人の壮絶な人生と人間の本質を描くトゥルーストーリー。監督は、『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のオダギリジョーと『PROMISE プロミス』のチャン・ドンゴンが、運命のいたずらで日本、ソ連、ドイツの軍服を着て戦うことになる男たちを演じる。240日間にも及ぶアジアからヨーロッパの大陸横断撮影を敢行して作られた、壮大なスケールの作品世界に酔いしれたい。
 
<キャスト>
オダギリジョー
チャン・ドンゴン
ファン・ビンビン
キム・イングォン
夏八木勲
鶴見辰吾
山本太郎
佐野史郎
浜田学
イ・ヨニ
ト・ジハン
 
<沖縄での上映劇場>
サザンプレックス
098-835-6600
島尻郡南風原町字宮城371-1
HP:http://www.startheaters.jp/southernplex
 

NAKAI


 
繊細な輝きとキュートさを兼ね備えたネックレスは、
ロンドンのブランド「DESIGN6(デザインシックス)」のもの。
丁寧にハンドメイドされた、大人に似合うビーズアクセ。
色違いでそろえたくなるほどの手頃な値段も魅力。 
 

 
細やかな幾何学模様と明るい空色が目をひくワンピースは marimekko(マリメッコ)。
 


 
陶製のボタンが可愛いヘアゴムに、
repetto(レペット)のバレエシューズ。
 
シックすぎずキュートすぎずナチュラルすぎず、されど無難すぎず、
誰の目にも「素敵だ」と映る。
 
そんな都合のいいアイテムってなかなか見つけられない。
でも、ここにはちゃんとある。
というよりも、
ここにはそういう品しか置いていない。
 

オーバーサイズ風が可愛い Encachette(アンキャシェット)のカットソー
 

マリメッコのバッグは柄が可愛いだけではなくサイズ感も絶妙
 

「このストール、私が取り置きしてるんです(笑)」
 

 
最初は沖縄市に店舗を構え、その後那覇を経て、今の宜野湾に移った。
オープンして11年目を迎える。
 
「モダンすぎたりナチュラルすぎたりと偏ることなく、
枠にとらわれないで色んなジャンルや系統の『良いモノ』を置くようにしています。
さまざまなテイストのファッションを楽しんでいただきたいと言う気持ちがあって。」
 

 

 

 
もともとはバッグを中心に販売する店だった。
 
「バッグはどこに行くにも持っていくアイテムということから、
最初にバッグを扱い始めました。
そこから徐々に商品のカテゴリーを増やしていった、という感じです。」
 
今では洋服、アクセサリー、靴、小物類と、幅広く商品がそろう。
 

 

 

 

  
マリメッコのバッグのはす向かいには
PUMA のメンズラインシューズが並び、
その横にはモレスキンの手帳が。
 
SAC のクラッチバッグと同じケースには、
repetto のバレエシューズがディスプレイされている。
 
つまり、老若男女や好みのジャンルを問わず、
良いモノを求めるひとであれば誰しも心にひっかかる品に出逢える店。
 
その証拠に、
店にはいつもさまざまな年齢層の色々なお客さんの姿が見える。
20代のカップル、若い女性、ビジネスマン、夫婦、子連れのお母さん、40〜50代の大人の女性、30代の娘さんとお母さん…
 
「男性が入りづらいという雰囲気はないかもしれませんね。
メンズアイテムもありますし、きらきらした女の子らしいお店という感じではありませんから。
また、世代を選ばずお使いいただけるような商品が多いと思います。」
 


 

 
「作り手の顔が見えるような商品はやっぱり魅力的。
素材にきちんとこだわったり、
ぱっと見てもわからない細部まで凝っているような、
丁寧なものづくりをしているデザイナーさんの商品も多く取扱っています。」
 
沖縄ではここでしか買えないブランドも多い。
 
「今、ネットショッピングをなさる方が増えていますから、
実際に手に取って購入する機会をお客様にご提供したいという思いもあります。
感度の高いお客様が多く来店なさいますので、
そのご期待にそえるべく、これからも魅力的な商品、新しいブランドもどんどん置くようにしたいですね。」
 

 

 

 

 
インテリアや家具を多く取扱うショップの奥にあるセレクトショップ。
ゆえに、客層もバラエティに富んでいる。
 
「お客さま像として想定しているのは、
洋服だけでなくインテリアなどにも自分のこだわりを持っている方。
服だとユーズドも好き、ナチュラルも好き、というふうに
色んなテイストをミックスさせて楽しんでいらっしゃるような方、でしょうか。」
 
店内で見かけるのはまさに、
いくつになっても遊び心を忘れずに、
ファッションを心から楽しんでいるような大人ばかり。
 
これからもそうありたい、
もしくはこれからそうなりたいと願うひとが、
平凡ではなく、でも奇抜すぎない、
絶妙なエッジの利いた「良いモノ」と出逢える店。
 

be(ビー)
宜野湾市新城2-39-8(MIX life-style内)
098-896-1994
HP:http://www.be-okinawa.com/index.html

 

NAKAI

石川直樹・著 リトルモア ¥1,890/OMAR BOOKS
 
― 部屋に居ながらにして ―
  
旅人や冒険家の役割って何だろう?
 
大都市だけならず、誰かに頼まれたわけでもないのに辺境の地へも身の危険もかえりみず足を踏み入れる。
彼らのおかげで世界の果てのような、おそらく一生訪れることもないかもしれない場所でも目にすることが出来る。
 
今回紹介するこの本、一枚見始めると止まらない。
本という体裁を取りつつも、既存の枠に収まらないしかけが満載。
もともと写真家の著者が『ほぼ日刊イトイ新聞』で本作と同タイトルで連載していたエッセイに寄せたものがベースになっている。
 
まず形がいい。大きめのエアメイルの封筒の大きさと言ったら分かりやすいかも。
表紙カバーを取り外して広げると世界地図になっているところも粋。
裏側にもおまけのコラムがいっぱい。
そして中身の全ページの写真は切り離してポストカードとして使える。
なんと実用的。
しかも全部使い終えると豆本ができる!という
製本会社はきっと大変だったろうな、と思わずにはいられない凝った作り。
「物」としても楽しめる本。
 
眼下に広がる夜景の
に顔に布をまとったアラブ女性の佇む「シリア」の一枚や
全てが白く凍りついたような「グリーンランド」の一枚、
波の打ちつける海岸沿いに佇むウィスキー蒸留所の「アイラ島」の一枚。
昨年もトークイベントで県内を訪れるなど沖縄とも縁が多い著者。
宮古島の一枚もあります。
 
全部のページをめくり終えると遠くまで行って帰ってきたような、まさに旅の感覚を味わえる。
旅人や冒険家は自由でいいな、と思う人もいるかもしれない。
でも当然それだけじゃない。
リスクを代わりに引き受けて(時には命がけで)、思いがけないものを見せてくれる、
あるいは束の間現実を忘れさせてくれるマジシャンのような存在。
それが旅人や冒険家の役割なのかも。
 
自分の部屋に居ながらにして、珈琲を飲みながら彼らの作品のページをめくるだけで、カトマンドゥーのおばちゃんの笑顔に会えたりするんだものね。
 
この写真の風景はあの人に合うな、なんて考えるのも楽しい。
メールもいいけれど、たまには手書きのハガキを書いてみようという気にさせてくれる一冊。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI

Adele / 21

 
彼女の描く詞は自信の恋愛体験をもとに描かれており
その殆どが失恋の曲、だからかその歌声には情感が籠っていて、
聴いているこちらにもその切なさや哀しみがしっかり伝わってくる。
「サムワン・ライク・ユー」のような切ない曲ではしっとりと、
「ローリング・イン・ザ・ディープ」では力強く情熱的に。
音数も少ないシンプルなサウンドは
聴けば聴くほど味が出てきて、聴き返すたびに好きな曲が増えていくはず
 
アデル/ローリング・イン・ザ・ディープ

 
CDが売れないと言われているこの時代に
全世界で1600万枚のビッグセールスを記録!
今最も注目のシンガーソングライター「アデル」。
 
シングル・マザーのもと、ロンドン北部のトッテナムで生まれ南部のブリクストンで育ったアデル、
14歳からギターと作曲を始め、友人がマイスペースにアップした音源が口コミで話題になり、
デビュー前にも関わらずBBCテレビに出演。
2008年のデビューアルバム「19」は2009年、
第51回グラミー賞の主要部門である「最優秀新人賞」、「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス」の2部門を受賞するなど大ヒット。
 
それから2年後にリリースした本作「21」は、
全英チャート20週1位、全米チャート16週1位、全世界20カ国で1位を獲得。
日本でも2011年の有線年間チャート1位を獲得と、前作を超えるどころか様々な記録を塗り替え、今なおその記録を更新し続けている。
 
ちなみにタイトル「19」は、19歳の時に作ったアルバムだからと
アルバム名にしたそう、もちろん今作「21」も同様。
 
今ヒットチャートを騒がせている曲のほとんどは
派手なルックスにポップチューンなナンバーばかり。
それに比べるとアデルの曲はそれらとは真逆、
シンプルで昔からある音楽といった感じ。
おまけに本人は少しぽっちゃりさんで決して派手なルックスでもない。
そんな彼女のアルバムがヒットチャートの1位になるなんて!
 
アデル/サムワン・ライク・ユー

 
シンプルで何か新しいアレンジがある訳でもないけれど
彼女の曲には聴くもの全てを音楽の中に連れて行く不思議な力があり
ここまでのヒットになったのは、
世界中の人々がその歌に癒されたいと無意識にこのアルバムに引き寄せられているからかもしれない。
 
残念ながら現在は喉頭炎の為、体調を崩し休業しているアデル、
早く元気になってその歌を沢山の人に届けて欲しい。
 

桑江成美

 

NAKAI


 
1.21.sat – 31.tue
11:30~20:30
@ be
宜野湾市新城2-39-8(MIX life-style内)
098-896-1994
 
東京恵比寿に店舗を構えるSOURCE(ソウス)。
新旧を問わずに国内外からセレクトされたモノの根源=SOURCEに着目した品々が並びます。その根源を見て感じ、身につけて感じることができる、沖縄で初めてとなるソウスのトランクショーを開催します。
 
シンプルだけど、どこか強い存在感。
身につけると自然に馴染み、心に、生活にとけ込むアクセサリー。
普段beでは見られないアイテムや、貴重な一点もの、その他マリッジリングやエンゲージリングなどもご覧いただけます。いつもとは違う空気感を感じながら、身も心も満たされるようなあなただけのSOURCEを見つけにぜひお越し下さい。
新しい年のスタートを、SOURCEのアクセサリーで飾っていただけると嬉しいです。
 
TRUNK SHOW特設ページ:http://www.be-okinawa.com/source_trunkshow.html
HP:http://www.be-okinawa.com/index.html
 

NAKAI


 
沖縄を長く離れていた時期があったが、
音楽を奏でると自分の中に沖縄音楽のリズムが根付いていることに気づくという。
 
「例えばジャズとかスイングをやると、
音のはねかたがエイサーになるんですよ、僕がやると(笑)。
若い時に沖縄を否定していたことがあって。
だけど、『俺ん中に入っちゃってるじゃん!』って。
自分の中に沖縄を見ちゃった。
小学校でもエイサーやってたからね。
 
そもそも、自分のアイデンティティーを理解することも音楽をやっている理由の一つなわけで、
じゃあ沖縄知らなきゃだめだ、逃げてちゃダメだって。
 
それで、沖縄との関係性に落とし前をつけるために戻ってきたんです。」
 

19世紀後半のイギリスで作られた「シュトローヴィオル」という珍しい楽器。
 

ベトナムの少数民族の弦楽器「クニィ」。糸電話に似た要領で口で音を鳴らす。「ベトナムでも作ってる人はもうあまりいません」
 
– – – 自分たちの文化に自信を持てない風潮に馴染めず、県外へ
 
5歳の時、家族で北海道から沖縄に移住してきました。
沖縄が本土復帰して7~8年の頃ですね。
 
最初はなかなか沖縄に馴染めなかったんです。
今でこそ三線や泡盛がはやってるし、
「ゴーヤー」って言っても本土の人にも通じるけど、
当時の沖縄の人は方言をしゃべっても三線ひいても「恥ずかしい」と思うような時代で、
周りのおじさんたちは泡盛じゃなくてウィスキーを飲んでました。
地元の人が自分たちの文化に自信を持てず、本土に追いつきたいと思っていて、
それなら僕は本土に行った方がいいじゃないかと思ったんです。
それで中学2年生のときに埼玉の学校を受験して、むこうで寮生活していました。
 
卒業後も1年くらい国内をまわってぶらぶらして、
それから1年シンガポールに住んで帰ってきて。
その後も今度は札幌行って住んだり。
転々としていましたね。
 

「どんな音か想像してから聴いてね」。流れてきたのはまるでリードのついた木管楽器のような深みのある音。「『ぴーひゃららー』じゃない、意表をつく音でしょ?まるで笛じゃないみたいで」
 

「鈴の次に簡単な楽器。4歳くらいから上手にならせますよ」という、ベトナムの口琴「ダンモイ」
 
– – – パンク、ロック、レゲエ・・・そして三線へ。
 
音楽は小さい頃から好きでした。
沖縄は暑いから外で遊ぶのがいやで、
家の中でレコードかけて座椅子で寝てるような子供だったんです(笑)。
 
レコードでクラシックを聴いたり、
父が青森出身なので津軽三味線のレコードを聴いたりしていました。
ギターを持って演奏を始めたのは中学生になってから。
 
学校は、中高一貫で自由な校風でした。
中1のときパンクが好きだったのですが、
制服がないので編み上げブーツで登校したり。
 
それからブルースやロックにもハマって。
60~70年代のブリティッシュロックとか結構好きで、あとレゲエとか。
とにかく色んな音楽を聴いてましたね。
そのときそのときで「これいい!」みたいに食いついて、
「俺は一生この音楽でいくぞ~!」って毎回思うんだけど、そんなわけなくて(笑)。
 
レゲエにハマったときに、
「そういえば沖縄って三線あるよな」とふと思い出したんです。
夏休みで沖縄に帰省したとき、
「三線欲しいな」ってポロっと言ったのを母が聞いてて、
次、帰省したら「引き出し開けてごらん」と言われて。
開けたら三線が入ってて、
「おおっ!どうしたの?」
「3年分の誕生日プレゼントよ」
って。
 
それが三線との出会いです。
 

お母さんが買ってくれた三線を今も大事にしている。
 

 

 
– – – 愛しているからこそ憎い、沖縄への想い
 
今思うと俺、沖縄から逃げようと思ってたんだよね。
標準語で育ったし、それが自分の属する世界だと思ってた。
 
だけど休みで帰省すると、当時、家族で喜如嘉に住んでたんですけど海がすごく綺麗で。
一ヶ月ちょっと休みがあるので、弟とかと泳ぎに行くんですよ。
するとやっぱり楽しいわけ。
そうやって好きなところも増えて、でも好きだけで終われない部分もあって。
沖縄の歴史もふまえながらどうやって沖縄との関係性をつくっていこうかなと思っていました。
 
そうそう、「愛憎相半ばする」って感じかもしれない。
実は心から沖縄を愛している。でも、だからこそ憎い、みたいなね。
これまでにアルバムを24枚出しているんですけど、
「沖縄ってなんだろう?」と考えることで出てきた表現だから、
これができたのは沖縄のおかげなんです。
 
今は沖縄を研究するのがとても楽しくて。
台湾やフィリピンとのつながりの中での沖縄だったり、
明や清、オランダとのつながりだったり、
色んな沖縄の側面があって、それらをすべてちゃんと見ていきたいという思いがあります。
 

 
– – – 音楽に言葉は入れたくない
 
楽器の分布などから、地域や民族について類推していくと、
中国大陸南部から台湾に移り、
いつの時期にか台湾から沖縄へと移った人たちがいるんじゃないかと思っていて。
そこからまたフィリピンへ移った人もいるだろうし。
そういうことを思いつくと、それをコンセプトにアルバムを1枚作ったりするんです。
 
まず物語を書くんですね。
1曲につき400字くらいの。
それで4話分の物語をたたんでアルバムに入れたりして。
 
音楽って抽象的なものですよね。
でも言葉は意味を持つ。
音楽は意味を超えたところでの快感でありたいので、
音楽に言葉を入れ込みたくなくて。
だから、意味を感じ取るのではなく、
意味とは違う全存在的な部分を音楽で感じてもらえたら、と思っています。
 
その上でまったく意味がわからないということにならないよう、
言葉で物語を書く、という感じでしょうか。
 

「これはいわゆる『鼻笛』。喉を歌うときの形にして、鼻で吹く」
 

「鼻から出した息を口から出す。言うと難しそうだけど、実際やったら簡単!」
 
– – – 音楽に言葉は入れたくない
 
今、三線をソロ楽器にしていく作業をおこなっています。
弦を増やしてみたり機能を増やしてみたり。
僕は民謡を歌わないので、三線だけの音楽をやりたい。
だけど通常の三線だとどうしても寂しいので、
どうすればソロ楽器としてもっと楽しく弾けるか、ということを考えています。
 
三線に弦を足すと、また楽しいんですよ。
三線ってすごく長い歴史のある楽器で、
日本はそういう「歴史」を変えちゃいけないっていう意識が強いんですね。
 
でも、三味線の弦って本来は絹糸でできているんだけど、
三線の弦はナイロン製。
変えちゃいけないというわりに、意外と産業的になっている部分もあって。
 
僕が作った新しい三線は6弦です。
 
まず、良く知られている6線は複弦の3コースになっています。
これは三線のそれぞれの弦が隣り合って増えたものなので
調弦は低い方からC(ド),C(ド),F(ファ),F(ファ),上のC(上のド),上のC(上のド)となっています。
 
「響三線」と名付けた僕の6線は、
通常の三線の調弦のC(ド),F(ファ),C(上のド)のところにさらに上のF(上のファ)を4番目に足して、低音弦の横の、抱えると上側に来る部分に C と F の金属弦を2本足しています。
これにより通常の奏法で共鳴による余韻が得られ、
しかも金属弦を返す手でつまびくことで、独奏でも合いの手を入れられるのです。
 
もっと三線を楽しんでほしい。
エンターテイメント性を持たせたい。
それだけで楽しめる楽器へと変化させることができたらいいなと思っています。
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

 
コウサカさんアレンジによる「てぃんさぐぬ花」を即興で演奏してくれた。
弦を増やした三線で伴奏、メロディを鼻笛で。
 
これが、想像を超えて実に良い。
 
まず、線が増えているので伴奏が華やか。
三線が本来もつ素朴な音色ももちろん素晴らしいが、
6弦が奏でる明朗快活な響きが琉球音階に馴染むし、
沖縄の風土の雰囲気をうまく醸し出している気がする。
 
また、コウサカさんのリズミカルなアレンジは、
ただ愉快なだけじゃない、アジアの多様性を思わせる響き。
アジアの中の沖縄という世界感を、その音色で一瞬で描き出してしまう。
 
エンターテイメント性が一気にあがりますね、と言うと、
 
「でしょう?(笑)
これ、家で一人で弾いてても相当楽しいと思うんだよね」
 
と、楽しげな笑みを見せた。
 

写真・文 中井 雅代

 
コウサカワタル HP http://www.watarukousaka.com
ブログ http://wataruk.ti-da.net

 

NAKAI


 
恥ずかしながら、主演がミッキー・カーチスだったとは、
エンディングに主題歌が流れて初めて気がついた!!!
 

 
主題歌が、”五十嵐信次郎とシルバー人材センターで、「MR.ROBOTO」” 。
これがかなりかっこよくって、
” 五十嵐信次郎???って、ミッキー・カーチス??? ”
と歌で初めて気がついた。
 
私は、事前に情報を全くいれずに映画を観にいくタイプなので、相当びっくりした!!
 
なかなかかっこいいおじいさんだな、とは思ってたけど、
あのミッキー・カーチスだったとは!!!
 
矢口史靖監督の映画はやっぱり面白いですね。
 
木村電器の3人組も抜群!!!
 

 

 
若干長いかな、と思ったけど、かなり笑った。
 
吉高由里子 が、オタクな女子学生。
ばっちりです、彼女、上手いよね~、こういう役。
 

 

 

 

 
ロボットの中におじいさんが入ってるなんて誰も思わないよね。
ばれるだろ、普通!と思うけど、意外すぎてやっぱばれないんだね。
あの3人がロボットのことを何も知らなすぎて、ウケル。
吉高由里子演じる佐々木葉子の大学で、講演会をするんだけど、
学生がみんなロボット工学部なので、詳しい、詳しい。
こんなことに大学生のころから情熱を傾けられるって素敵だなあ、と思った。
 
隠居のおじいさんなんだけど、それまで仕事ばりばりしてたから、
イマイチ、隠居生活をもてあましている感じ。
なんかわかるなあ。おじいさん73歳って、今、みんな若いよね、
おじいさんっていうのも申し訳ないくらい。
そして超、ワガママ(笑)
 
娘が和久井映見 なんだけど、
この親子のやりとりが、私と父のやりとりとちょっと似てて、
何処も同じだな、と思いました。
 

 
撮影舞台が門司港なんだけど、
私の母の実家があったところで、懐かしかった。
 
ただ、みんな標準語をしゃべっているのが、ちょっと違和感あり。
東京の設定なのかな?
 
私はロボット大好きなので、この映画はビンゴ。
 

 
エンディングまでバッチリ楽しめることうけあい。
どんな世代の人も楽しめますよ。
 
笑えて、ほろっとする、暖かい映画です。

 

KEE




 
<ストーリー>
弱小家電メーカー・木村電器で働く小林、太田、長井の3人は、企業広告を目的に二足歩行のロボット「ニュー潮風」を開発していたが、発表直前に不慮の事故でロボットが大破。その場しのぎで、一人暮らしの頑固老人・鈴木にロボットの中に入ってもらうことにする。しかし、鈴木の勝手な活躍によりニュー潮風は大評判になり、たちまち世界中から注目を浴びてしまう。
 
<キャスト>
五十嵐信次郎
吉高由里子
濱田岳
川合正悟
川島潤哉
田畑智子
和久井映見
小野武彦
田辺誠一
西田尚美
森下能幸
田中要次
古川雄輝
安田聖愛
星野亜門
徳井優
竹中直人
 
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex