NAKAI


 
ひとつ前の『TIME』の表紙を飾ったのはコペンハーゲンのレストラン「NOMA(ノーマ)」のシェフ。
 

 
このレストラン、調べてみたら「The World’s 50 Best Restaurant Awards (2010)」や「サンペレグリノ世界のレストラン50」に2年連続1位に輝くなど、超ホットなレストランでした。つまり表紙の彼は見た目はまるで山男だけど世界ナンバー1シェフ☆なんですね。
 
そんな彼が作っているのは世界の大珍味を使った物々しい料理ではなく、意外なことに“野草料理”。自ら野草を摘みに森に入り、摘みたての野草を使って料理をする…。
今も田舎に住んでいる人なら当たり前にやっている野草摘みを、数年前から海外の有名シェフたちは『foraging=食糧探し』と名付け、今一番新しい料理ですよと言わんばかりに始めたことで、グルメちゃんたちの間ではにわかに野草が注目のアイテムとなっている様子。
 
野草ならコペンハーゲンに行かなくたって沖縄にもいっぱいあります。ヨモギにサクナ、ニガナ、ハンダマ、ツワブキなど、その辺の道ばたにゴロゴロしていますよね。
昔の人は不調の時には野草を摘み、食べて治していました。
人間の手を借りず自生している野草は栽培されたものよりずっとずっと生命力があります。
その生命力の素晴らしさに気付かされたのが、去年の季節外れの大型台風のときでした。
野菜という野菜が塩害によって絶滅状態に陥り、県産無農薬野菜のみで料理をしている浮島ガーデンは大ピンチに。
でーじ困っている時、野草&昆虫研究家・松葉孝雄さんが海岸からサクナやハマホウレンソウ、ニガナなどを摘んで来てくれて、その生き生きとした姿に驚き感動しました。この生命力をいただかない手はない!と野草料理に取り組むことを決めたのです。
 
台風のおかげで気づいた野草の素晴らしさ。それが偶然にも今、世界的にブームになりつつあるとは。なんだか浮島ガーデンも世界のトップ・レストランの仲間入りを果たしたような気分です(笑)。
 
さて、春は浄化の季節です。野草は浄血を助けます。なるべく油を使わないで、湯がいたり、生のまま豆腐と和えて料理すると肝臓に負担がなく浄血力が上がります。
 
でも苦みや独特な香りが苦手という人には、パンケーキがオススメ。でーじ簡単でおいしくできます。見た目もかわいいので子供もパクパク食べてくれるはず。
 
 
『サクナのごぱん☆ケーキ』
 
<材料>
サクナ(ニガナ、フーチバーなど何でもオッケー)
玉ねぎ
ニンジン
残りごはん&雑穀
白ゴマ 

菜種油
 
<万能ソースの材料>
醤油 大さじ2
豆味噌 大さじ1
梅酢 小さじ1
生姜みじん切り 少々
黒糖 お好みで少々
コーレーグース 小さじ1
ゴマ油 小さじ1
塩 少々
黒酢 少々(なくてもオッケー)
ラー油 少々(なくてもオッケー)
 
 
 <作り方>
1) サクナ、玉ねぎ、ニンジンをみじん切りにし、
 


 

 
残りゴハンや雑穀を混ぜ合わせる。
 

 

 

 
2) 1に地粉、塩少々、水を入れてかき混ぜ、
 

 

 

 
菜種油をしいたフライパンで焼けば出来上がり~☆
 


 
*ソースはすべて混ぜ合わせれば出来上がり。ニラや小ネギを香りづけに入れても楽しいです☆
 

 

 
3月26日(月)ですが、松葉孝雄さんの案内で浜比嘉島に野草を摘みに行きます。そしてピザや焼きそばなど、おいしいゴハンをつくって皆でいただきます☆
子供たちに生きてく知恵と技術を身につけて欲しい。そんな想いでこのイベントを開催します。ぜひご家族でいらして下さい♪
 
詳しい情報はブログにて
 ↓ ↓ ↓
http://ukishima.ti-da.net/e3849316.html
 

Text by 中曽根直子(浮島ガーデン フードデザイン)




浮島ガーデン
那覇市松尾2-12-3
098-943-2100
open:14:00~24:00
close:火
HP:http://ukishima-garden.com
ブログ:http://ukishima.ti-da.net
 

NAKAI

Day1

シャツ:JEANASIS
ジーンズ:INGNI
靴:Forever21
 

鞄:不明
 
Day2

ワンピース:古着
ジーンズ:INGNI
靴:ミネトンカ
 
Day3

トップス、ベスト共に古着
パンツ:GLOBAL WORK
靴:ミネトンカ
 

チョーカー:古着屋で購入
 
Day4

ワンピース:ジャスコ
レギンス:古着
靴:ミネトンカ
 

バッグ:チチカカ
 

チョーカー:古着屋で購入
 
Day5

Tシャツ:PiNK adoBe
ジーンズ:INGNI
靴:Forever21 
バッグ:Vivienne Westwood
 
撮影:Yuna
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
彼女が服を買うときのルール、それは
「3,000円台までのアイテムしか買わないこと」。
 
服だけでなくアクセや小物にも古着屋で買ったものを取り入れたり、
古着でなくとも例えば Day4のバッグは、
「セールで3,980円になってたから。
迷ったけどね、ギリギリ3,000円台だから買っちゃった」
 
しかし、ときどきはそのルールを破ることも。
例えば Day5のヴィヴィアンウエストウッドのバッグ。
 
「これはさ、古着屋で8,000円くらい」
 
3,000円ルールに反してるけれど…?
 
「…うんっ! 良いの、超可愛いからっ(笑)! 」
 
プチプラとはいえ、買物するときは真剣勝負、
3,000円台のものでもしっかり悩む。
だから、後悔がない。全アイテムが一軍選手。
 
誰かの真似や雑誌の受け売りではない、
自分だけのルールを守り(時にはこっそり破り)、
洋服と真正面から向きあう彼女の着こなしは見事の一言。
 
だけど、一番の勝因はそのチャーミングな表情かも。
おどけて見せたと思えば空をにらんだり、とんだり跳ねたり。
すっと伸びたきれいな背筋と屈託のない笑顔、
ひそひそ声でしゃべりながら撮影を眺めていた子ども達と握手する朗らかさ。
 
彼女自身が輝いているからこそ、
その着こなしはどんなハイブランドのコーデにも負けない魅力を放つ。
 

写真・文 中井 雅代

 

NAKAI

 

文:幸喜 朝子 写真:大湾 朝太郎

 
 
 
「ブエコちゃん、LOOCHOOの記事を書くように」
 
ある日、ロンドンから送られてきた指令。
4月に行なわれるウチナーンチュ作家の展示会
LOOCHOOに参加する作家さんを取材して紹介せよ、とのこと。
 
そんなわけで実行委員会メンバーであるブエコこと幸喜朝子が
13組の個性ありすぎる作家さんたちを訪ねました!
 
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 LOOCHOO展
 日時:2012年4月25日〜30日
 場所:ロンドン クリプトギャラリー
 HP:http://loochoo.ti-da.net/
——————————————–
 
 
LONDON meets こちんだアトリエ
 
首は上の穴から出して、手は横の穴から、出す。
ふつう洋服ってそういうものだ。
でも、プロダクトデザイナー・こちんだアトリエさんが手がけるブランド
「LEQUIOSIAN(レキオシアン)」のパズルシリーズには、
そういった「服とはこうあるべき」という概念が一切ない。
 
だって、一枚の布なんだから!!
 

 
「パズルシリーズは広げると単なる1枚の布で、何通りも着方がある。
この上着はフランシスコ・ザビエルっぽいからザビエルって名前(笑)。
着方は11通りって書いてるけど、着るたびに
新しい着方が見つかるから本当は何通りあるから分からん」
 
そう言って笑うのはデザインした張本人であり
私ブエコが沖縄でいちばん好きなデザイナー、
こちんだアトリエの名嘉太一さんと恵利子さん。
 

 
2人は北谷のデポアイランドにある複合施設AKARAの
トータルプロデュースからファッションブランドHabuBoxの商品企画、
レストランのメニュー開発、さらには
奇想天外なアイドルグループ「ストロベリーナプキン。」で
コスプレばりばりのライブをしていたり…
プロダクトデザイナーという
肩書きではくくれない幅広い活動をしています。
 
だから取材も「で、肩書きは?」の質問から(笑)
そこは真面目に「プロダクトデザイナー」とのこと。失礼しました。
 
そんな2人が今回LOOCHOO展に持っていく作品が
一枚の布からできた服「パズルシリーズ」。
これは残布が出ないことをテーマにしていて、例えばパンツの
股の部分の布をポケットにするなど、一切ムダをなくしています。
 

 
太一さん
「ある時、中国の職人さんが余った布を
何かに使えないか、って送ってきた。
それで残布を捨てないデザインってのも
考えられるんじゃないかな、って
頭の中でパズルみたいに考えたのが始まり」
 

 
恵利子さん
「この服は慣れるまでに時間がかかるんですよ。
でも着慣れると自分なりの着方ができるようになる。
そこがウチナーンチュに似てるかも、って。
最初はシャイだけど仲良くなったら
めっちゃずうずうしい、みたいな(笑)」
 

 
楽しそうに話す2人を見ていると
自分だったらどう着こなすか試したくなるから不思議。
それにしても、この自由な発想はどうやって生まれるんだろう?
太一さんの極太メガネの奧の瞳はどんな世界を見てるんだろう?
 

 
「心がけてることは、自分たちが
自分たちのお客さんであれるか。
やっぱり自分が良しとしない限り
人に勧めることはできないさ」
 
そう太一さんが言うと
 
「基本私は楽しみたいから
着ても楽しい、デザインしてても楽しい方がいい。
まずは自分たちが面白いと思えるかどうか」
 
と恵利子さん。
 
 
価値観の根っこが同じ2人のクリエイターがつくる、ひとつのブランド。
夫婦でありながらパートナーとして
面白いものを常に世の中に投げかけていく。
うらやましい夫婦のカタチに、取材しながらついうっとり(笑)
やっぱり好きだなぁ、こちんだアトリエさん。
 
LOOCHOO展ではパズルシリーズにさらに
“沖縄”という要素を加える。
 
太一さん
「ロンドンには沖縄の風景を切り取って持っていきたくて。
このパズルシリーズに沖縄の風景写真をプリントするわけさ。
全然沖縄にゆかりもないロンドンの人たちが
沖縄の風景を着たら一体どうなるんだろう。
まず着てくれるかどうかも楽しみだし、遊んでもらいたい」
 
恵利子さん
「この服の意図を感じ取れるのは
もしかすると少数かもしれないんですけど…挑戦だね」
 

 
 
沖縄の風景をロンドンっ子が
身にまとって初めて完成する作品。
2人の遊び心が海を超えてどう完結するか、楽しみすぎる!!!
 

 
「 LONDON meets OKINAWA.」
LOOCHOO展公式ブログ
http://loochoo.ti-da.net/
 
【こちんだアトリエ】プロフィール
名嘉太一、名嘉恵利子:服飾デザイン
空想の民、琉球民族をデザインで表現。沖縄ならではの手法と素材を使用し、残布の少ないパターンで何通りもの着こなしが出来る服は「考えるデザイン」といえる。版画家の名嘉睦稔氏による版画でのテキスタイルデザインも魅力。デザイナーの名嘉太一、恵利子は03年に、こちんだatelierとして活動をはじめる。同年には工芸専門店キーストンのオリジナル製品の企画。05年からはTシャツ、印花布(藍染)を使った衣類、雑貨、ガラス製品等、オリジナル製品企画、プロダクトデザインを主にブランドロゴデザインやパッケージデザインを手がけ、08年(株)プロジェクト・コア:HabuBoxの新店舗AKARAのディレクション。10年からAKARAアートディレクター就任。アロハシャツの要素とポロシャツを組み合わせた、ユニホームに適した沖縄総柄ポロ“ぽろゆし”などヒット商品多数。
http://ameblo.jp/cochinda/ こちんだアトリエブログ
http://www.akara.asia/ AKARA HP
 

NAKAI


 
**ネタばれあり**
 
大変上質な作品です。
 
心をぐっとつかまれるのは、役者のうまさと構成、脚本の良さ、
すべてのバランスがいいからだと思います。
 
クリスティン・スコット・トーマス、大変好きな役者です。
この人、本当に美しい。
 

 

 
彼女が、過去のサラを探していくうちに自分の立ち位置も確認し、未来へと向かっていく姿に、迷える誰もが共感を覚えるのではないのでしょうか?
 
知るべき史実を全く知らない私は恥ずかしいのですが、ドイツ軍ではなく、フランス軍にもユダヤ人は迫害されていたのですね。
 
途中、サラを逃がしてくれる軍人ジャックがいますが、このようなひとが本当にいたのかは疑問です。
サラ役のメリュジーヌ・マヤンス、実に賢く、凛としています。上手い!!
 

 

 
弟を助けることだけを心に誓い、鍵をかけてしまった部屋に戻ろうとする。
 
途中で心やさしい老夫婦に出会う。
 
このあたりのサラの話と、それを調べるジュリアの話が上手い具合に交差します。
 
サラのことが、何故あんなに詳細にわかったのか?
それだけがイマイチ私にはピンときませんでしたが、
他はお話に引き込まれました。
 
45歳でやっと妊娠したのに、夫は中絶を望む。
 
夫婦ともしっかりした職業をもっていて、経済的には育てられるのに、
ここが夫婦の価値観の違いだったんでしょうね。
 
望んで、待ち焦がれていた妊娠によって、その溝ができるなんて、皮肉な話です。
 
そんな揺れるジュリアは、何か答えを探すかのようにサラのストーリーを調べ続ける。
 
 
そこで彼女が知った答えとは。。。彼女の選択とは??
 
人生はとても不思議ですね。
自分の人生が、全く過去の関わりのない他人に大きく影響を受けることがある。
 
だから、迷っているときはいろんなものをみて、いろんな人と会い、
たくさんのヒントを得ることが大事だと思いました。
 
この映画は、やっぱり役者がみんな素晴らしいです。
 

 
エイダン・クインがでてますが、ちょっと最初気がつかなかった。
「あらなんと、ダンディな」と思ったらエイダン・クインでした。
時々、いろんな映画でこの人をみますが、
そのたび、「誰だっけ?」と思うのは何故でしょう(笑)
 

 
自分の立ち位置とどこに向かっていくかをちょっと迷っているひとにも、
今の立ち位置に満足しているひとにも、
こういう史実があったのだということを私のように知らなかったひとにも、
是非見ていただきたい映画です。
女性向けだと思います。

 

KEE


 

 
<ストーリー>
夫と娘とパリで幸せに暮らすアメリカ人女性記者ジュリアは、取材の中で衝撃的な事実に出会う。夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人が、アウシュビッツに送られたユダヤ人家族だったのだ。さらに長女のサラが収容所から逃亡したことを知るジュリア。 1942年のフランス警察によるユダヤ人一斉検挙の朝、サラは弟を納戸に隠して鍵をかけた。すぐに戻れると信じて―。
サラは弟を助けることができたのか?二人は今も生きているのか?次々と明かされる秘密がジュリアを揺さぶり、人生さえも変えていく。やがてジュリアは未来を左右する大きな決断を迫られるのだが―。
 
<キャスト>
クリスティン・スコット・トーマス
メリュジーヌ・マヤンス
ニエル・アレストラップ
エイダン・クイン
フレデリック・ピエロ
 
<沖縄での上映劇場>
シネマパレット(3/31より上映)
098-869-4688
那覇市久茂地1-1-1 9F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemapalette
 

NAKAI


 
モニター会も残すところあと2回。
今回は、添加物や保存料を使わずに作ったテリーヌを試食。
野菜の混ぜ込みもやめ、素材は豚ともずくのみというシンプルな試作品が完成。
そのお味は?
 

STEP1. まずはファーストインプレッションを本音トーク


 

 
ひとみ(彼氏募集中)(パッケージされた試作品を触って)あれ? こんな柔らかかったっけ?
 
粧子(美容ネタに食いつきます) もずくの量が増えてるように見えるんだけど、そのせいかな?
 
チヨコ(お菓子作り大好き)(パッケージを開けて)あ、すごい肉の匂いがする。でも、今回のは添加物入ってないんだよね。
 
宅美(不動産関係で働いてました) 味がどう変わってるのか楽しみ。
 
ひとみ 柔らかいね、もずくがぷるぷるしてる!
 
チヨコ なんか切りにくくない?もずくがにょろって出てきて。
 
粧子 味はおいしい!でも確かに切りづらい。前は気にならなかったのにね。
 
ひとみ もずくが増えたからじゃない? 前は肉の土台が固かったから切りやすかったのかも。
 
粧子 お肉のころころ感が気になるんだけど、どお?
 
チヨコ 確かに肉肉しい(笑)ハンバーグチックっていうか。
 
宅美 もずくは量が増えただけあってもずくを食べてる!っていう実感はあるよね。
 
粧子 すごいある。
 
ひとみ 食感はしっかりあるけど……。
 
粧子 味は肉そのものだよね、辛いとかじゃなくて。もずく自体に味がないから、そこはしょうがないのかな。
 

STEP2.前回の試作品と食べ比べてみて・・・

 
 
 
 
– – – もずく量はばっちり! でも味は…肉?
 
チヨコ やっぱ前回の方がかたいね。
 
宅美 肉の種類は変わってないんだよね? でも香りが違う。
 
粧子 添加物が入ってない分、お肉本来の味が前回より全面に出てる気がする。レモンとかかけてさっぱりさせて食べたくなるなぁ。
 
宅美 もっとお肉を少なめにしてもずくを増やしたいかな……でも、そうすると固まらなくなるのかな?
 
ひとみ もずく増やすと水分量が増えるもんね。私はもずくはこれ以上増やさないほうがいいと思うな。もう十分。
 
宅美 今回の方がぷちぷち食感が強くて私は好き。
 
粧子 もうちょっと爽やか感があると嬉しいけど、ワインと一緒に食べるならちょうどいいのかも。同年代の女友達へのお土産としてなら、私買うはず。
 
一同 おお〜!
 
チヨコ 私も買ってみるな。
 
粧子 いくつか味があると手に取りやすいかも。どんな味なんだろうって試してみたくなるから。
 
 
 
– – – シンプルすぎて物足りない?食材足すなら…
 
ひとみ なんか物足りない感じしない? 完成品じゃなくて調理途中みたいな感じで…。前回の試作品は完成された一つの料理っていう感じだったけど、添加物抜いたからかさみしい気がする。 何食べてるかよくわからない感じ(笑)。
 
粧子 ドレッシングみたいなものをかけたらどうかな?
 
チヨコ そうだね。そしたらこのままでもいけそう…ということはやっぱり物足りないってことかな?
 
ひとみ もずくと豚肉っていう2種類の食材しか使ってないから寂しいのかも。他の食材を足したい。私だったらチーズ!
 
粧子 おおっ、合いそう! 美味しいと思う!
 
ひとみ キューブ型にして中に混ぜ込んでもいいし、二層にしてもいいし。チーズってみんな好きじゃない? 特に女性は。
 
宅美 私も大好き〜。できれば層にしたほうがきれいだけど、ブロックで入れてもいいね。食べてみたいな〜。
 
粧子 私はこのままでも味が物足りないとは思わなかったな。
 
チヨコ 私も最初は「あと一押し!」 と思ったけど、アレンジすることを考えたらこのままで良いかも。
 

 
– – – やっぱり捨てがたいゼリータイプ
 
宅美 食べててずっと同じ味だから、他の味や食感がもう少し増えると嬉しいけどね。柚子の皮とか入ってても美味しそう、さっぱりするし。
 
ひとみ なるほど。そうなるとゆずポンも合いそうだな(笑)。
 
チヨコ ゆずの味が加われば日本酒にも合うかもね。
 
粧子 肉ベースのテリーヌの下にもずくゼリーで野菜を固めたもの、という風に二層になってるとおしゃれだよね。
 
チヨコ うんうん。一回目の試食品だった瓶詰めタイプも、やっぱり捨てがたいんだよね(笑)
 
ひとみ だって、あれ美味しかったもん(笑)。それこそ今日の試作品にあれを乗せて食べたいよね。ジュレみたいに!
 
粧子 ジュレ! 今流行りの(笑)。いいかも。
 

STEP3. 大きさ、 個数、あげる相手、私なら・・・


 
 
 
– – – 安過ぎるのは禁物!
 
ひとみ 大きさはちょうどいい気がする。でも、別にこれより小さくても気にならないかも。それはそれで納得しそう。
 
チヨコ 個数としては、お土産なら3個入りがベストかな。
 
一同うなずく
 
宅美  家族向けじゃないなら3個がちょうどいい。それで3個とも別の味ならなお嬉しい。
 
ひとみ  3個入りならサイズ的に複数買って配ったりもしやすい。
 
粧子  一人暮らしの女性に5個は多いよね。大きさにもよるけど。値段は3個で1500円くらいかな〜。
 
一同うなずく
 
ひとみ  逆に3個で600円とかだと・・・
 
一同 安過ぎる!
 
粧子  値段それなりだと思うから、ハムみたいな加工品かな?って思っちゃいそう。テリーヌみたいな高級感のあるものなら、ある程度しっかりした値段のほうがお土産として渡しやすい。安過ぎると逆に買わないかも。
 
宅美  説明書みたいな、パーティーシーンではこんなふうに…っていう、色んなアレンジやもりつけの提案が書かれたミニ冊子がついてるとよくない?
 
粧子  それいい!そういのがついてるなら同じ味3個でもいいかも。こんな風にアレンジできるんだ〜ってわかるし、あげる相手を思う気持ちが伝わるよね。一般的な「ザ・お土産」的な 菓子と違って、「自分がお酒好きだからこれを選んでくれたんだな〜」って思う。
 
 
 
– – – 特別なお土産だから、あげる相手も選びたい
 
宅美 みんなお土産って誰に買うの? 私、結婚前だったら職場とかに買ってたけど。
 
チヨコ 飲み友達!
 
一同笑い
 
粧子 テリーヌならやっぱり親しい人にあげたいな。特別感があるし、すごく喜んでくれそうだから。。
 
ひとみ 一般的なお土産よりはランクが上って感じだよね。
 
粧子 うん。それに薄く切ってパンに挟んで食べたりとか、おしゃれでヘルシー感もあって大人の女性向けって感じがする。
 
ひとみ 自分が独身でまわりも独身がほとんどだし、ワイン好きな友達が多いから、発売されたら私すぐ買うかも。
 

STEP4. 肉、もずく、調味料。素材にももっとこだわりたい

 
 
 
 
– – – 普段から気になる? 食品の成分表
 
粧子 私、成分表をわりと気にして買うタイプなんだよね、着色料とか。
 
宅美 私も。例えばソーセージだと無着色のものを選んだり、卵なら有精卵を選ぶ。
 
チヨコ 私ぜんぜん気にしない。
 
一同笑い
 
粧子 やっぱ子どもがいるいないでだいぶ違うかも。このテリーヌに「保存料未使用」って書いてあると私なら「おっ」と思う。こういう商品っていかにも保存料入ってそうだから。
 
ひとみ 私もチヨコと同じで気にしないタイプだけど、でもそうやって書かれてるとやっぱり魅力的には感じるよ。
 
粧子 豚肉もブランド肉、たとえば「アグー使用」って書いてあると、内地の人からしたら特に魅力的じゃない? 実際、旅行に来た友達から「アグーがおいしかった」ってよく聞くもん。すごく宣伝力あると思う。手をかけられて育ってるわけだからそのぶんおいしいよね、もちろん。
 
チヨコ しかも沖縄ってわかりやすいからお土産っぽさもプラスされるね。
 

 
– – – お土産だからこそ特産品を
 
宅美 もずくはどうだろう?
 
粧子 恩納村ってイメージがあるんだけど、私。
 
チヨコ  具志川でもとれなかったっけ?
 
粧子  県産っていうだけでお土産感がアップするよね。
 
ひとみ  うん、あげやすくなる。その人が食べたことがなさそうな特産品をあげたいって思って選ぶから。
 
粧子 自分が県外に旅行いったときも、そこが産地として有名な食材が入ってる商品を持って帰りたいと思うよね。例えば東北だったらおいしい魚の加工品とか珍しい調味料とか。自分が住んでるところにはないものだから魅力的に感じる。アグーも沖縄にしかないでしょう? どこでも手に入るような食材で作るよりはがっつり沖縄産にこだわりたいな。
 

 
– – – ぬちまーす入りだと嬉しい!
 
ひとみ どうせやるなら調味料まで全部県産品がいいな。超うちなーって感じで(笑)
 
チヨコ 普段の料理でも沖縄のマース使ってる。ミネラルがいっぱい入ってるイメージがあるから。
 
宅美  塩だとやっぱり「ぬちまーす」?
 
一同うなずく
 
ひとみ  ぬちまーすの塩だけじゃなくてシャンプーとかボディソープも全国的にすごく有名じゃない? 内地の人の方が逆にうちなんちゅよりもぬちまーすのこと詳しかったりするよね。
 
粧子 今だと放射能問題もあるし、沖縄産の魅力が増してるのかもね。
 
宅美 ぬちまーすってヘルシー感だけじゃなく高級感もあるから、テリーヌのイメージにも合うね。
 
粧子 さらにリッチ感が出る!
  

 
– – – 県産ハーブ使用で超うちなーなお土産に
 
宅美 スパイスを効かせるのはどうだろう? 上部に黒こしょうがたっぷりついてるとか……。
 
粧子 おいしそう〜〜!
 
チヨコ 粒マスタードも合いそう。
 
粧子 それもいい〜〜!
 
ひとみ  粧子、何でもいいね(笑)。
 
一同笑い
 
粧子 そういう私はあんまり思いつかないんだけど(笑)。肉料理ならナツメグとお塩くらいかな。でもマスタードはつけるね。店でパテや肉系のテリーヌを注文すると一緒に出てくるしね。
 
チヨコ わさびも合いそうじゃない? あとはオレガノとか。
 
粧子 ハーブだと県産ハーブってあるよね、糸満でバジルを育ててるって聞いたことある。それにハーブっていうだけでおしゃれ感でるよね。
 
ひとみ 私もハーブ入りだとテンションあがるな。
 
チヨコ バジルならペーストにすると肉にも合うはず。
 
粧子 あとはイタリアンパセリとか。 料理上手な宅美はどお?
 
宅美 うちで育ててるのはパセリとローズマリー。あとよく使うのは乾燥バジル。豚肉とハーブって相性良さそう、臭みも消してくれそうだし。
 

 
チヨコ ねえ、よもぎはどお? フーチバー。
 
一同 いいね〜!
 
宅美 沖縄っぽいしおいしそう!
 
粧子 ジューシーにも入ってるから、観光で来た人も食べるはずよね。そば屋でも見かけるし。
 
ひとみ わたし、実は苦手(笑)。
 
一同笑い
 
ひとみ 3個ともフーチバーなら買わないけど、チーズ入りも入ってるなら買う(笑)。
 
粧子 やっぱり味にはバリエーションがあった方がいいね。
 
チヨコ そういえば生姜は? 沖縄で栽培してるよね。
 
粧子  「島生姜」でしょ。良さそうじゃない? お肉とも合うし。ウコンはどお?
 
チヨコ ドリンクタイプしかわからない(笑)。でも、お酒に合わせるおつまみなら胃に優しいしいいかも。
 
ひとみ 今「春ウコン」ってブームだしね。でも味がわからないんだよね。逆に言えば味わからずにからだに良い成分が摂れるなら便利だよね。
 
宅美 ウコンってターメリックだから、黄色くはなるはずだけどね。私、ガーリックも好きなんだけど。
 
粧子 ガーリックは何にでも合いそう! ハーブってやっぱり女性はみんな好きじゃない? 今出てきたどれも合いそうだし、全部食べてみたい!
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
お土産品だからこそ県産品にこだわりたいという新たなテーマを引き出した今回の試食会を受け、ついに次回、最後の試食会を迎えます。
数多く出たモニターさんたちの改良案から採用になるものは果たしてあるのか?
沖縄女性の「あったら良いな」を具現化したもずくのテリーヌ、
一体どんな姿で商品化され、みなさんの前にお目見えするのか。
最終試食会も乞うご期待!
 

 

NAKAI


ロザムンド・ピルチャー著  青山出版社 ¥1,700 (税別)/OMAR BOOKS
 
― ごく普通であること ―
  
3月も半ば過ぎのこの時期と言えば、送別会シーズン。
連日おいしいものばかり食べている人も多いのでは?
いくら豪華な、凝ったディナーも何度もとなると食傷気味になることも。
そんなとき体が求めるのはあっさりとしたもの。
 
本でも同じようなことが言えて、
難解な哲学書やらモチベーションの上がる啓発本やら
刺激の多い(殺人事件やロマンスが盛り沢山の)ものばかり続くと、
いくら本が好きでも何も読みたくない気分になることがある。
そんなときにソファに寝転んで深く考えず、気負いなく読める本として
イギリスの作家・ロザムンド・ピルチャーの小説をおすすめします。
 
ピルチャーの物語の主人公は大抵ごく普通の平凡な女性。
彼女たちは特別な才能や美貌があるわけでもなく、
現実の世界に根を下ろして日々を慎ましく、誠実に生きている。
その生活の中で家族との関係や仕事で悩んだり、
恋に落ちたり、ささやかな夢を思い描いたりする。
今回取り上げる『もうひとつの景色』もまたそんな作品の一つ。
 
ストーリーは幼い頃に別れた画家の父親ともう一度やり直して一緒に暮らそうと、イギリスのポースケリスという海辺の町へ主人公のエマが戻ってきたところから動き始める。
初春の人気のない海岸。シーズンオフの海には静かにカモメが飛び交う。
話の核は身勝手な人間とそれに振り回される善良な人たち。
期待し、裏切られ、それでもまたお互いを理解しようと関係を修復しようとするのだけれど・・・(続きは本で)。
 
この小説(ピルチャーの他の作品も含め)、
特に斬新でもなく変わったことも起こらない。
誤解を恐れずに言えば予定通りの展開。
登場人物たちもどちらかというと生活感にあふれた勤勉な人たちに光があてられる。
その魅力は? と聞かれるとしたらその物語の中に流れる「安心感」だろうか。
全然違うけれど「サザエさん」みたいな。
読んでいると、平凡であること、ごく普通であることを肯定しているような、
著者の優しいまなざしを感じるから。
  
朝起きて出勤して、家事に追われ、日が暮れたら家路に着く。
その一見単調に見える日々の中に
嬉しいことや悲しいことがたくさん詰まっている。
そんな私たちの姿を重ねて読むことの出来る慈愛に満ちた一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI

Q. これは何でしょう
 
 

 
A. 答えはヘアゴム
(※シマウマは違います)
 
さあどれを選ぶ?
 
 
島田知子さんの磁器のパーツを使用したヘアゴムです。
どれも目で見て楽しくて、つければまた楽しいものばかり。
今日はどれをつけてみよう。
 
ボーダーと水玉。
お洋服にもあるこれらの柄はどちらも永遠な感じ。
これからもお世話になる柄の一つだと思う。
 

 

一つにまとめたり 
 
土の中にガラスを入れて焼いたパーツを使用したヘアゴム。
きれいな水色のガラスと、こんがり焼けたクッキーのような土とのコントラストが面白い。
 

 
空がもっと青くなるころつけたい。
キラキラひかるその反射を想像してみる。
 
ちょうちょやレース紋。
一見甘さを感じる柄もアクセサリーとしてなら抵抗なく身につけることができる。
 

アップにまとめたお団子のポイントにしても可愛いです
 
モノトーンならさらに安心な感じ。
お洋服を選ばずしっくりなじみます。
 

シマウマのブローチはストールやバッグのポイントとして
 
小さな可愛いはなんだか人を幸せにする。
だから日々少しだけ取り入れてみる。
些細なこと。
だけどこれが暮らしを楽しむ秘訣のように思う。
  
写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)


 
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net


関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)

NAKAI

 

海の青、砂浜の白、泥のグレイ。

 

沖縄の海塩を使用し、引き締め効果のあるソープ『LOVE IN OCEAN』と、地中海や死海の粘土と同じ性質を持ち、美容効果の高い沖縄特有の泥『クチャ』のソープ。

 

東京で慢性的にストレスを抱える生活を送っていたみち代さんは、沖縄に移住し、自然に救われて新たな人生観を得た。現在は沖縄で自然由来の石けんを手づくりし、県内外で人気となっている。

 

しかし移住直後は、移住が原因で逆に精神的に追いつめられていたという。

 

 

 

– – – 人生で一番辛い時期を救ってくれた『自然』

 

「沖縄に移住して9年少しになります。以前は東京で設計の仕事をしていました。エコ住宅に関する仕事で、自分なりにその仕事にやりがいも感じていたので、主人の仕事の都合で沖縄に移住が決まった当初は、正直に言うと戸惑いました。沖縄で同様の仕事に就くのは難しいですし、友達もいませんから。

 

移住後、精神的に不安定な時期が1年くらい続きました。今思えば人生の中で一番辛かった時期かもしれません。自分の存在価値がわからなくなっていたんですね。鬱のような状態になり、寝込む日もありました。まわりに目を向ける余裕はなく、気持ちは常に後ろ向き、仕事もなく、何をしていいのかわからなかったんです。そんなある日、真栄田岬で見た景色に大きな影響を受けました。

 

まだ暗いうちに行ったのですが、ほの暗い空に朝日が昇ってきて、空がぜんぶマゼンダ色に染まったんです。美しさに息を飲み、後ろを見たら大きな虹がかかっていて。鳥肌がたつくらい感動しました。こんなにすごい景色があるんだって。その景色が私の人生観を変えたんです」

 

 

 

 

「何でも『こうしなきゃいけない』とそれまで生きてきたのが、『まあいいや』って思えるようになりました。もっとラクに生きても良いんだなって。

 

思えば東京にいたときは、時代もそうでしたが、どれだけお給料をもらうか、どれだけキャリアを身につけ、良い家に住むか、そういうステイタスのようなもので人と自分を比べたり競争したりしていた気がします。それがどれだけプレッシャーになっていたかということに、沖縄に来てから気づいたんです。自分が救われたことで感謝の気持ちが生まれ、私が沖縄の自然から受けた感動を県外に住む人々にも感じて欲しいと思うようになりました」

 

 

 

– – – 沖縄素材の化粧品会社へ

 

「移住して1年を過ぎた頃、心に元気が戻ってきました。そこで職業訓練校に通い、『バイオ技術者養成講座』という講座を受講しました。実は、建築をやる前はライオンで商品開発にも携わっていたんです。

 

その講座に講師として来ていた化粧品会社の社員の方が『ちょうど人が足りず募集している』とおっしゃっていたので、受講後に応募してみたら合格して。商品開発職で就職し、月桃やクチャといった沖縄独自の素材と初めて出逢いました。どの素材からも強い生命力を感じ、『面白いな』と思ったことを覚えています」

 

 

 

「会社で働きながら、さらに沖縄らしい商品を作りたいと思うようになりました。家でリラックスしながら自分でお手入れができるよう、そして心も元気になれるような化粧品を。

 

それまで趣味で石けんを作っていたのですが、沖縄の素材を入れたら目で見ても楽しい、香りも良い、素材感のある素敵な石けんができるのではと思い、離職してビジネスを始めようと思ったのですが、離職理由を話したら当時の社長が強く共感してくださって。社内ベンチャーという新たな制度を作ってくださり、在職しながら立ち上げました。2年近くは社内ベンチャーの形で事業を行ったのですが、とてもありがたかったです。

 

会社には6年間勤めて2年前に離職し、今の店舗を構えましたが、品質管理のために今も月に何度かお手伝いに伺っています」

 


店舗内にあるラボ。『この中では白衣を着て作業しています。これまでの仕事で身に付いたクセのようなもの、白衣を着ると落ち着くんです(笑)』 

 


長い角柱型の石けんを手作業でカットする。 

 


整然と並べられた石けん。こうして乾燥させる。 

 

– – – 自分に合ったアイテムでホームスパを

 

「原材料に使っているのは 久米島産黒みつ、ウコン、ハイビスカス、海塩、よもぎ、久米島産レモングラス、月桃、伊江島産はちみつなど。最初に作ったのは 久米島産黒みつとあずきの組み合わせの石けん、その名も『ZENZAI(ぜんざい)』。おいしそうでしょう?(笑)。黒みつは保湿力があるし、あずきは奈良時代から古い角質を落とすスクラブ化粧品として使われていたそうです。古来からの化粧品素材ですね。

 

FROMO では沖縄の自然観を5つのエレメント『太陽、海、風、月、地』に分類し、お肌や心の状態に合った製品をお選びいただけますが、もちろんご相談も承ります。お客様がご自分でホームスパ的なお手入れができるよう、石けんだけでなくローション、モイスチャーやマッサージとして使えるオイル、バスソルトもご用意し、いずれも防腐剤無添加で作っています」

 


個包装も手作業で。 

 


切れ端は試供品などに用いる。 

 

– – – 溶けづらくハイグレード、可愛さも重視して

 

「手づくり石けんは水を吸うと溶け崩れしやすいという特長があるのですが、私はそれがいやなので崩れにくく作っています。お客様にもその点を評価頂くことが多いですね。

 

石けんはフェイシャル用とボディ用に分けているのですが、フェイシャル用は特に原料を厳選し、化粧品グレートのものを使っています。例えば、食用としても用いられるオリーブオイルでも皮膚疾患が出る方はいますので、肌に触れるのに適した良質なグレードの植物オイルを使用しています。

 

固形石けんは弱アルカリ性なので、古い角質を柔らかくする効果があります。温泉と同じ。アルカリ性温泉ってありますよね、同じ原理です。古くなって必要なくなった角質だけを落とし、つるつるにする作用があるんです。

 

また、固形石けんは見た目を楽しめるのもいい。女性にとっては特に、どんなものでも可愛さって大事じゃないですか? 成分や効果はもちろん重要、その上見た目も可愛いものを作り続けていきたいですね」

 

 

美しいひとだ。
顔のつくりやスタイル、肌といった見た目はもちろん、物腰、心遣い、言葉の選び方、どれをとっても美しいのだが、気取ったところはなく、気さくだ。

 

沖縄移住は人生でもっとも落ち込むきっかけになったが、自分の人生を振り返り、生き方を変えるきっかけにもなった。

 

挫折や傷心は人を強く、そして優しくする。
みち代さんは沖縄で見つけた新たな世界で強さと優しさを手に入れ、背負っていた荷を降ろし、力を抜いて、美しく輝き続けている。

 

これからやりたいことを伺うと、

 

「生活をトータルで楽しむお手伝いができたらな、と。例えばお茶。口から入るものも大事だと思うので。最近はパティスリーnaruru(ナルル)さんとコラボでギフト商品を作ったりもしているのですが、地元で沖縄の素材にこだわった商品を作っている方と一緒に何かできたらいいなと思っています」

 

FROMO の名前には「FROM Okinawa (沖縄)/ Ocean(海) / Organic(オーガニック)」などの意味をこめた。みち代さんの挑戦は今後もさまざまな形で『沖縄から』発信し続けられるだろう。

 


FROMO(フローモ)
嘉手納町水釜476 
ハウスナンバー7229
098-956-2324
open 木・金・土 13:00 ~ 18:30 
HP:http://www.fromo.jp
ブログ:http://fromo.ti-da.net

 

NAKAI


 
3月21日(水)~3月26日(月)
10:30~19:30(最終日は17:00まで)
@パレット リウボウ7階 リウボウホール
098-867-1291(直通)
那覇市久茂地1-1-1
 
さわやかな春を迎えて
ちょっとお洒落をしてみたい
そんな時
思わず手を伸ばしてしまう
″個性豊かなウージ染め″
ショール・バック・タペストリー・小物類等を
皆さんのお手元にお届けいたします。
 
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「三角屋根のケーキ屋、ウージ染めてぬぐい、瀬長島のピリ辛ピザ。懐かしさと今が混在する街」