@rocq
2013.10.06
2013.10.06
HO-KUが沖縄に帰ってきます。
ステンドグラスの技法を使った小物などを展示販売します。
10/27 18:00- 塚本功リビングライブあります。
10/22(火曜日)-27(日曜日)12:00-19:00
by HO-KU(chaiki uehara)
2013.10.05
2013.10.05
写真 文 田原あゆみ
沖縄の気候にウールの敷物は合わない。
去年の夏まで私はそう思い込んでいた。
つやつやのウールがもしゃもしゃと織り込まれたお気に入りの中近東の絨毯を持っているのだけれど、その観念が邪魔をして、中々敷く機会がなかったのだ。
Shoka:でお話会がある時に押し入れの奥から引っ張りだして使ったりする時以外は、春夏秋と押し入れの中で出番を待っていた私のかわいそうな絨毯。
去年の8月に開催した「赤木智子の生活道具店」の企画準備の時に、「ギャラリーONOのガベ」が展示品の中に入っていることを確認した。
その時の私の反応は、「え?沖縄でガベ(ギャベ)??」
ウールの絨毯はちょっと使えないんじゃないかな?好きだけど・・・。
と、乗り気ではなかった。
展示はしたいけれど、人気がなかったらギャラリーONOの小野さんに悪いなあ。
そう思った私は赤木智子さんへそのことを相談した。
その時に、ギャベの織られている地域の一日の平均気温差は40℃もあり、そのためそこのウールは暑い時には放熱してひんやりと、寒い時には保温して暖をとれるような特性を持っていることを知った。
こちらは昨日の企画展初日に旅立って行った、トルコのBERBER(ベルベル)と呼ばれる絨毯。
同じく、夏の暑い時にはさらっとしていて、冬はぽかぽかとぬくもりがあるいう特性を持っている。
ギャベは、手紡ぎの羊毛を草木染めしたあと織った絨毯で、おおらかにざっくりと織られているのが特徴だ。
また、油膜が毛を保護しているため、汚れにくく、お手入れが簡単なことからこの20年の間に人気が出たのだ。
そんなギャベの特性を知ってから、私は安心して生活道具店のギャベを迎え入れたのだった。
しかも、日本に初めてギャベを持ってきたギャラリーONOの小野さんが選んだギャベたちは、どれもこれも魅力的で、空間に置いただけでぱっとぬくもりのある空間が出来上がる。
企画展初日に訪れたキュートな彼女。
思わずごろんと転がって、その毛足の心地よさを味わいたくなるのです。
気持ちがいいよね。
子どもたちの身体や感覚はと手もすなお。
子どもたちがShoka:へやって来ると、すぐにギャベの上に直行して、ごろり転がったり、手で撫でたり、好きなことをしています。
写真の彼はゲームをしながらリラックス。
人を思わず笑顔にするようなおおらかな絨毯ギャベのあるところは、ぱっと花が咲いたような明るい空気が満ちるのです。
男の子のもたれている壁にかかっているのは動物の柄を織りこんだギャベ。
子供が無邪気に描いたような動物たちが並んでいます。
毛足も長くて、色も生き生きとしたとても状態の良いギャベ。
一体全体どのような生活の中から、こんな素直な絵柄が生まれるのでしょうか?
ギャベを見つめていると、はるか遠くの遊牧民たちの生活に心は旅立って行くのです。
現実に行ったことのない国だからこそ、心の旅は自由自在。
おとぎの国のようなハッピーな空想に、お昼寝時の寝顔だってきっとにっこり笑顔になることでしょう。
このギャベは、1950年代のOLDギャベ。
この頃のものは、遊牧民の人々が家の中に敷いて使うベットとして家族の為に織っていたもの。
なので、ペルシャ語で「ざっくりと編まれた」という意味を持つGABBEH(ギャベ)そのまんまの、雰囲気が残っています。
柔らかい毛足はふさふさとしていて、草木染めで染められた色は経年変化を経て、柔らかい表情をたたえています。
この額縁のついた四角い柄は「窓」を表しています。
「しあわせが風と共に窓からたくさん入ってきますように」、そんな願いを込めて織るのだそうです。
そんな話を聞くと、心がぬくぬくとしてきませんか?
そんなギャベを2ヶ月ほど前に持って行かれたある方は、ソファーとテレビの間に敷いてご満悦。
ある日気づいたら、全くソファーに座らなくなっていたそう。
ギャベの上に座ってくつろいだり、ゴロゴロしたり、あまりに気持ちがいいので報告しにきてくださいました。
この赤いガベはランナー絨毯として玄関に敷くのもよし。
私のおすすめは、こんなベンチやソファーの前に敷いて、クッションを置くこと。
きっと家の中にくつろぎの場、オアシスが出来るんじゃないかと思います。
アップにしてみて見ると、このような木の柄が。
「生命の木」Tree of life と呼ばれているこの模様は、木には花が咲き実がつくことから、家族の繁栄や健康を願うシンボルとしてとても人気のある絵柄なのだそう。
お花をつけた木が、輝くように並んでいます。
赤い色のギャベは、見ているだけで元気が出てくるものです。
楽しい活動的な空気が、家の中に広がって行く感じが見えるようです。
昨日は小野さんも一日在廊して、熱心にギャベのことを話してくれました。
敷いているのは、バルーチと呼ばれるキリムの一種。
とても細かい技術を駆使したすばらしい絨毯。
世界最高峰のキリムの一つと言われている珍しいものです。
ピーコックが織り込まれていて、キリムの平織りの中に、更に毛足の長いギャベのようなふさふさを織り込んで、立体的な凹凸がついているのには誰もが驚かされます。
近づいてみると分かるかな?
紺色のピーコックはふさふさとした立体的に起毛しています。
何年経っても新たな発見がありそうなほど、様々な絵柄が織り込まれている家宝ものの一点。
敷くだけではなくて、壁にタペストリーとして掛けてもきっとすばらしい空間となるのでしょうね。
昨日は「移動料理びと 胃袋」の関根麻子さんが焼き菓子を焼いてきてくれました。
次回は9日(水)に持ってきてくれるそうです。
心にぬくもりの広がるGABBEH展は14日(月)まで開催しています。
DMには13日までと記載していますが、台風で今日見ることの出来なかった人の為に一日延長することにいたしました。
とても珍しい布もたくさん届いていますので、この機会にすばらしい手仕事GABBEHに触れにいらしてくださいね。
GABBEH展
10月14日(月)
12:30~19:00
期間中無休(台風時を除く)
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791
2013.10.03
良質な真竹をつかって胴、蓋、手と別々に組みながら
火曲げという特別な技法を用いて作られる角物。
角物とは四角形から由来しており、
昔は豆腐籠や衣装籠として使われていたのだそう。
東北の篠竹は弾力がありやわらく撓りますが
こちらの真竹は厚みと堅さがあって
同じ竹でもずいぶんと印象が違います。
おじろさんの角物では買い物かごを使用していますが
ガッチリとした無骨なところが気に入っています。
買い物かごは容量があるのでいろいろ放り込んでも十分な大きさ。
僕の場合、けっこう出かけに「アレも必要、コレも必要」と
アレコレ荷物を持っていって安心するところがあるので
とても重宝しています。
(たいてい出先で使うものはその中の1割なんス、けど)
お弁当や水筒を入れて出かけるのに
ぴったりの蓋付きのピクニックかごは
左右が42cmの〈特大〉サイズと
左右が28cmの〈大〉サイズ。
どちらも蝶番の付いたものと蓋が脱着できる2タイプ。
また、
お弁当をいれるのに便利な手付き2段かごや
おにぎりかごも角物で。
手付きかごはそのまま持ち運びができるので
運動会や親族の行事などにも便利です。
昔ながらの角物ですが、今では作り手も減っていき
おじろ角物店さんは数少ない作り手の一人になっているのだそうです。
機能的で無駄のないうつくしい日本の生活道具は
大事につかえば長くつきあっていける上に
使えば使うほど味わいが増していくという
うれしい魅力もあります。
秋の行楽シーズンにもぴったりの角物。
日本の古き良き生活道具と一緒にごはんを食べたら
きっといつものお弁当もさらにおいしく感じますよ。
写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)
雑貨屋[そ]sso
住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18
TEL:098-898-4689
OPEN: 12:30-19:30 (CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]
HP:http://sso-design.jp/zakka.html
ブログ:http://sso.ti-da.net
2013.10.03
2013.10.02
@北谷公園
2013.10.01
@宜野湾市新城
2013.09.30
2014年カレンダー・ちいさな絵本・君のおみくじ
きみどりのとりブローチ・みにみにカード展示販売します。
開催日:9/28-10/25
場所:桜坂劇場 入口付近レンタルボックス
住所:那覇市牧志3-6-10
きみどりのとりスタジオ
沖縄支部 松尾 加奈子
☆090-4346-2343
2013.09.30
@宜野湾市伊佐
2013.09.29
2013.09.19
毎朝の掃き掃除でいつの間にか落葉が多くなった。
黄色く色づいているのは桜の葉だろうか。
風が強い日はカサカサと葉が舞う。秋の音だ。
そう、沖縄にも秋が着実に訪れている。
この時期、楽しいことのひとつに洋服選びがある。
今年、何よりも楽しみにしていたのが、イタリアのファクトリーで作られているコットンのワークコートだ。
イタリアの工場や実験室の制服としてリアルに使われているワークコートで、しっかりした織りの一枚仕立ての羽織のそれは、作業用というだけあって軽くて丈夫。
広めのアーム。長めの丈。シンプルなデザイン。
それでいて飾りベルトがポイントに付いているあたりが、にくいのです。
ストンとしたボックスシルエットは、体型や年齢を選ばないユニセックス仕様。
イタリアサイズということもあって、少しゆとりのあるサイズ感だけれど、それがかえって日本人が着るとかわいい雰囲気なのだ。
本来は作業着や制服ということもあり、きちんとプレスされて仕上げるところを、最後に製品洗いの工程を入れてもらってプレスされていない、シワシワのままで納品してもらっている。
そのほうが普段使いとして、とってもしっくりくるのです。
そして特筆すべきは、そのカラー。普段着たい!と思わせる色なのだ。
そのあたりが、日本の作業着と大きく違う。
お勧めはブルー。秋の空に吸い込まれそうな鮮やかなブルー。
こんなコートありそうで、なかなか無いと思わない?
沖縄は9月でも十分に日差しが強い。
それでも、ひと雨ごとに涼しくなる。
温暖な沖縄では、秋から春にかけてこの一枚があると快適に違いない。
風が強い日や、雨の日は特に重宝しそうだ。
*
店内も少しずつ秋に満ちてきています。
田原幸浩さんと田原琴子さんのdoucattyによるマルチリネンクロスの新作。
このハンドペイントのリネンクロスは、「ベッドにも、ソファにも、テーブルにもかけられる大きな布が何か出来ませんか?」と、アプローチしたのがきっかけのシリーズ。
doucattyの人気の手ぬぐいのように、プリントの布と連想していたら、出来あがったのは、手描きのまさに作品とも言うべき一点もののリネンのクロスだったのです。
サンゴや、沖縄の赤瓦を連想させるような、大胆でいて、ピースフルで、眺めても眺めても飽きない大きな絵のような布に仕上がり。
届いたばかりのアフリカブルキナバスケットと合わせてディスプレイ。
沖縄とアフリカ。不思議と合う。
うんうん、いい感じ。
手ぬぐいのモチーフにもなっているサンゴの柄。
田原さんは、「レースカーテンのように窓際にかけると、リネンの適度の透け感が楽しめます」とおっしゃっていたっけ。
お客様の中には、ソファカバーとして利用されている方も。
リネンのサラッとした肌触りが心地よいから、ソファやベッドカバーとしても最適なのです。
家庭で手洗いもできるので、贅沢に普段使いしたい。
製作は数日がかりのこのクロス、布端を手ぬぐいでくるまれていたり、刺繍がほどこされていたり、オリジナルのネームが付いていたりと、隅々にグッとくる。
店頭でまじまじと眺めていた男性のお客さんが一言。
「いちいち、可愛いな!」
本当、その通りと思う。
*
長浜太志さんからも、焼き上がったばかりの新しいシリーズの器が。
伊羅保釉(いらぼゆう)のシリーズ。
褐色から黄色のグラデーションがとても綺麗。
長浜さんの器に特徴的な、一筋の釉薬の流れもアクセントになって、見る角度で表情が変わる。
そっと触れてみると、ザラザラしているところ、フツフツとしているところ、デコボコしたところと、色に負けずその感触も表情が豊かです。
決して鑑賞するための器ではないけれど、この静かな器を眺めていると、「何を盛りつけよう?」と自然に器との対話がはじまる。
盛りつける料理を考えること、それは器の楽しみのひとつですね。
長浜さんの代表作であるカーチベーのシリーズも素敵だけれど、最近とても気になるのが渋めの器のシリーズ。
一見控え目な佇まいだけれど、眺めていると陶器の味わいとともに、秘めている強い意志を感じる。
今回の伊羅保釉もそうだし、以前から作られている白化粧土に錆色が抽象画のように浮き立つヴィンテージシリーズもそう。
ヴィンテージシリーズは色で分類すると、白い器ということになるのだろうけれど、西洋的なつるっとした綺麗上品なだけのお皿ではない。
そんな器は、不思議と料理の種類を選ばない。
おかず一品でも、焼き菓子でも、フルーツやチーズでも、
ぐっと料理や素材そのものを引き立ててくれる。
こうやって、器に浸っているとなんだかお腹がすいてきました。
さて、今日のご飯はどうしよう?
text 宮城博史
photo(fashion) Lim
model(fashion) Ashida
photo(pottery) 宮城博史
miyagiya-bluespot
address 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2-12-22
tel/fax 098-869-1426
opening hours 11:00-20:00
closed on Wednesday
Facebook: https://www.facebook.com/miyagiya
Web site: http://magasin-miyagiya.com/
2013.09.18
@新城
2013.09.17
2013.09.16
2013.09.16
カフェユニゾン × 市場の古本屋ウララ Vol.3
本で夏休みは続く。~あの人が持っていた本~
に、私(吉田)と中井も参加させてもらってます。
ありがたや〜。
市場通りのうららさんが、ユニゾンに出張中。
8月だけの予定だったそうなのですが、好評で延長なのだとか!
すごいね、うらら&ユニゾン人気。
で、この9月からの~あの人が持っていた本~企画、おもしろいんですよ!
自分のとこはまあ、なんにも新鮮味もないんですが、他の方のボックス覗いてると、すっっっご〜〜〜〜くおもしろい!
面識の無い方の場合、「頭よさそー」「独特のセンス〜」「沖縄について誰よりも詳しそう!」などなど。本からその人を想像してしまいます。
「この人なんなんだ〜? 誰だ〜?」という感じで名前を探したり。
知っている人の場合だと、その人の意外な一面を見て驚きます!
ほぼ毎日会話している中井の本棚でさえ、驚きに満ちてました。
村上春樹は好きと聞いていたので、吉本ばななも「へー、いろいろ読むんだ」で終わりました。
次、ゴッホの遺言。
え、中井、こんなの読むの???
本当に読んだのか〜〜〜???
と疑いの目。
今度聞いてみよう。
と思ったものの、今日まで思い出さず。
これ買っただけで絶対読んでないな!
という本がいくつも並んでました。
誰か、有効活用してやってください!
安く出てます。
中国語の本も出してました。
中国版クレヨンしんちゃんの説明文に惹かれ、どれどれ大陸クオリティってどんなもんよと、開いてみたら…。
読めないし〜。
「カフェオウチ」。→「Shoka:」→「移動料理びと 胃袋」の関根麻子さんのボックス。
本までかわいいぜ!
また麻子さんのご飯食べたいぜ!
と、思わせる本たちだわ☆
私のボックスは虫カゴの下にあります。
見てね。
始まってから少し経っているので、売れちゃってる本も結構あって嬉しい!
無くなってる本、なんだったかな〜?
あ、「きのこブック」だ! 「火星の人類学者」だ!
おー、買ってくれた人、どんな人だろ〜。
興味の対象一緒かな〜。
話弾みそう〜。
初めて感じる種類のワクワクだ〜。
なんて思いました。
漫画陣はまだいた。
本とは関係ありませんが、ここでお知らせです。
CALEND-OKINAWAでは契約ライター募集中でーす☆
かわいこちゃんの応募待ってます!
年上のかわいこちゃんも大歓迎です☆
(私37 中井35 です)
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カフェユニゾン × 市場の古本屋ウララ Vol.3
本で夏休みは続く。~あの人が持っていた本~
期間:2013年9月4日(水)~9月30日(月)
時間:11:30-22:00/入場無料
参加予定出品者(敬称略、五十音順)
・いのうえちず(『momoto』副編集長)
・伊波智恵子(唄者)
・上地 gacha 一也(ミュージシャン)
・内田勘太郎(ミュージシャン)
・キャンヒロユキ(放送作家)
・黒川真也・祐子(アイデアにんべん)
・佐藤勉(Le Gumboシェフ)
・首里フジコ(ミュージシャン/画家)
・末吉業人(沖縄セラードコーヒー)
・関根麻子(移動料理びと 胃袋)
・田村ハーコ(写真家)
・垂見健吾(写真屋)
・辻佐知子(珈琲屋台ひばり屋)
・時川真一(イラストレーター)
・中井雅代(カレンド沖縄)
・長嶺陽子(編集者/ライター)
・萩野一政(篦柄暦 主宰)
・東恩納美架(陶芸家)
・備瀬善勝(キャンパスレコード)
・普久原恒勇(作曲家)
・藤代冥砂(写真家)
・細井実人(ジュンク堂書店那覇店店長)
・三枝克之(カフェユニゾン/作本家)
・八谷明彦(陶・よかりよ 店主)
・吉田香織(カレンド沖縄)
など