@あしびなー
2013.04.19
@あしびなー
2013.04.18
2013.04.17
@あしびなー
2013.04.16
よしもとばなな・著 新潮社 ¥1,300(税別)
暖かくなってきて外に出る機会が少しずつ増えてきた。お店にいてもそれを感じる。
というのも、お店のある通りはこの一帯のウォーキングコースになっているようで、昼、夜問わずいろんな人が歩いている。4月になってまたジャージ姿を見かけることが多くなった。
これがお店の中から見ていると面白い。
携帯ラジオで演歌を大音量で流しながら歩く人もいれば、筋肉隆々のクールな外人さんがいたり、サングラスとマスクで顔面を覆って黙々と歩く人、時計のように同じ時間にきっかり現れる人、大声で歌いながら歩く人。
ガラス越しにその様子を見ていると、ついついその人たちの生活を想像してしまう。
また何を考えながら歩いているのだろう、と。
今回ご紹介するのは出たばかりのよしもとばななさんの新刊「さきちゃんたちの夜」。5人のさきちゃんたちの小さな物語が収められている。
日々の生活のルーティーンに浸りきって、知らずに緩んでしまった人へ対する接し方や悪しき習慣みたいなものからすっと掬い上げてくれる魔法みたいな小説だった。
そこには無名の人たちの偉大さや慎ましい気品さがさりげなく、でもふんだんに散りばめられている。小さな歴史の積み重ねが何にも代えがたいことなんだと、分かっていても忙しい日々に紛れていると、ついつい忘れてしまう。余裕がなくなり、気づくと自分にも周りにも粗雑な態度をとってしまっている。
でもそれは完璧な人なんていないし、生きているといろいろあるから仕方がない。
みんなそれぞれの生活があって、ほんとうにいろんな人がいるから分かり合えないことも多くて、それでも幸福な時期、大変な時期を繰り返していく。ただそれだけのこと。
教科書でならうような歴史よりもずっと価値のあることだと思う。
「あの体験と体験が点でなく線になったことがこれからの人生に大きな意味を与えた」
という物語の中に出てくる言葉。今、このときも次につながっていると思うと、無駄なことは何もないんだなあ、とちょっと安心する。
ほしよりこさんの絵がこの本にさらに優しさを添えているのもまた嬉しい。
心にそっと響く5つの物語。おすすめです。
OMAR BOOKS 川端明美
OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
2013.04.15
茶業農家として創業80年、無農薬・有機栽培でやっていますと山城直人さんが言うと、同業者の多くが疑いのまなざしを向ける。
「沖縄でお茶を無農薬栽培?」
「はい、そうです。有機JAS認定も受けてますよ」
「まさか、そんなことできるわけないでしょう」
「じゃあ見に来てくださいよ」
そんなやりとりを経て山城紅茶の農園にやってきた人はみなびっくりする。
「本当に無農薬で、しかも沖縄で茶樹(チャノキ=紅茶や緑茶に加工される葉をつける植物)を栽培できるんだ」と。
山城紅茶をストレートで飲むと、茶葉が持つ自然の甘さに驚く。
「産業祭などのイベントでアイスティーを販売することがあるんですが、『これ、砂糖入ってる?』と尋ねられることも多いですね。『こんなに甘い紅茶があるの?』と」
また、クセのないすっきりとした味わいも特徴的だ。
「紅茶好きな方や詳しい方が、味わいの表現として『コクがある』という言い方をしますが、コクって実は雑味のことを言ってるのではないかと僕は思うんですよ。えぐみや雑味のことをコクだと思いこんでしまってるんじゃないかなーと。
僕らはそういったものを全てカットする方法で茶葉を生産しているので、『味わいはあるのにスッキリしてる』とよく言っていただきますね。
紅茶を飲めない方はえぐみが苦手である場合が多く、『ここの紅茶はおいしく飲めるよ』というお声も。
でも紅茶って嗜好品ですから、こうあるべきというきまりはないと思うんですよ。僕は雑味やえぐみのある紅茶が好きではないのでそれらを取り去っていますが、えぐみも含めて好きだという人はそれでいいんです。好みの味を楽しむのが一番ですから」
今ではスッキリとした味わいが山城紅茶の特徴の一つとなっているが、紅茶生産を始めたばかりの頃は想い描くような味が実現できず、苦労したと話す。
「最初は機械で刈り込んでいました。バリカンの要領で1畝(うね)ずつ一気にガーッ!と。
そうやって刈り取った茶葉から紅茶を作ってみたところ、えぐみがしっかり出たんですね。加工方法が悪いのかと工程を変えてみたけれど変わらない。
だから、加工以前の根本的な部分に問題があるんじゃないかと思って試しに手摘みにしてみたんです。すると見事にえぐみがなくなった。ここがポイントだったわけです。
バナナも若いのは青くておいしくないでしょう? それと同じで茶葉にも摘み時があるんです。若い葉を摘んではいけない、形・色・香りなどがいずれも成熟した芽を摘まないと。また、茶葉は下から硬くなっていくのですが、機械だとそういう硬い葉も一緒に刈ってしまうわけですね。
だから、摘み時を迎えている上の2〜3枚だけを手で摘むようにしました」
言うまでもなく手摘みにすると人件費がかさむ。そのため、手摘みを実践している農家はほとんど存在しない。
「品質の良い、本物の紅茶であれば生き残る。そう確信していました」
農園に佇む「山城紅茶Cafe & 直売店 CHA-EN」では、山城紅茶や紅茶を使ったお菓子なども楽しめる。
山城紅茶は三代続く茶業農家で、2003年までは緑茶専門農家だった。
「沖縄は紅茶を育てるのに最適な地だ」という父親の言葉を受けて、2004年から直人さんは紅茶のテスト販売を実施したが、できる限りコストを抑えるために、茶葉加工用の機械を一新させた。
「それまではガスなどの火を使って加工していたのですが、オール電化にして電気のみで加工するようにしました。
そういう機械が市販されていればよかったのですが、購入しようにも世界のどこにも存在しなかったんですよ。だから自分で作りました、オール電化の茶葉加工機械を」
緑茶や紅茶、また烏龍茶も、ツバキ科の「カメリアシネンシス」という茶樹(チャノキ)からできている。茶葉をそのまま乾燥させるとカテキンを多く含む「緑茶」となり、カテキンに含まれるポリフェノールが発酵によって結びつくと「紅茶」になる。ウーロン茶はその中間だ。
「茶葉に紫外線が当たるとカテキンが増えるんです。カテキンにはタンニンという渋み成分が含まれているので、紫外線の強い沖縄で作られた茶葉は渋みが強くなる。ですから、そのまま緑茶として出しても高い評価は得られません。
でも、紅茶はカテキンを発酵させて作るのでカテキンが多い方が良い。カテキンが少ないと発酵が進まないからです」
つまり、紫外線が強くカテキンの多い茶葉を生産する沖縄は、紅茶を産出するのにとても適した土地だと言えるのだ。
血圧の上昇を抑制し、血中コレステロールや血糖値などを調節し、抗酸化・抗癌・抗菌・抗アレルギーといった様々な作用も備えるカテキンを多く含む沖縄産の紅茶は、健康にも良いと考えられる。
「日本は緑茶文化であるためか、紅茶成分はほとんど研究されていないんです。沖縄の茶葉は渋みが強いことから評価が低いけれど、健康面で言うと恐らく日本一ではないでしょうか」
実際、カテキン含有量の多い沖縄の茶葉に注目している人は多く、有名企業が買い付けにやってくることもあると言う。
「それくらい、カテキンを摂取するなら沖縄の茶葉がいいというのは有名な事実なんです」
紅茶を混ぜ込んだスコーン、ちんびん、サーターアンダーギー。
食事のメニューも豊富だ。
沖縄の茶葉は紅茶に適しているという事実を知りながら、直人さんの父は緑茶農家を続けていた。直人さんはその理由を尋ねたことがある。
「親父が若いころはスーパーにも物があまりない時代で、茶葉から淹れる紅茶なんて自分もお客さんも飲んだことがなかった。おいしいかどうかわからないものを売るわけにいかないから、というのが理由だったそうです」
沖縄では食後にコーヒーではなく「ティー(紅茶)」とオーダーする人が多い。しかし沖縄の人にとってのティーとは、昔からある「リプトン」の紅茶のことだと言う。
「アメリカの影響を受け、沖縄のレストランでは昔から粉末状の甘いリプトンの紅茶を出していました。ですから、沖縄の人にとってはあの甘いレモンティーこそが紅茶なんです。
沖縄って、紅茶文化が根付いてそうで根付いていないんですよ。みんなティーが好きという割に、紅茶の茶葉はあまり買わないですよね。紙パックやペットボトルの紅茶が主流。簡易的なものは普及しているけれど、茶葉で淹れる紅茶は飲んだことがないという人も多いんです。
うちは緑茶農家として安定していましたから、僕が親父に紅茶をやりたい話すと、『せっかく今まで築き上げたものを…』と言われました。沖縄には茶葉から紅茶を淹れて飲む習慣がない、飲み方も楽しみ方も知らない、茶葉を作っていること自体知らない、そんな状態で売るのは大変だぞ、と」
それでも直人さんは紅茶農家への転身を決意した。
そして、無農薬を貫くことも決めていた。
茶樹はもともと、虫がついたり病気にかかったりしやすい植物だ。
「お茶には抗菌作用があるので虫がつきにくいというイメージを持たれがちですが、逆なんです。すごくつきやすい。しかも沖縄は熱帯地域なので虫そのものが多い。だから無農薬栽培と聞いてみんなびっくりするわけです」
山城紅茶の農園に青々と茂る茶樹を見て感心し、本土で無農薬栽培を試みた茶業農家もあった。
「無農薬に切り替えたと聞き、しばらくしてから『ちょっと見に来て』という連絡があったんです。行ってみたら葉が全部落ちてるんですよ。『どうしたらいい?』と言うので、『放っといたらいいんですよ。3年くらい経ったら葉っぱはまた出てくるから』『えっ、 3年も収穫できないの? 』『できないよ』『…じゃあ、もういい』。
そう言ってまた農薬をかけ始めてしまうんです」
無農薬で育てるために何か努力をしているのかと問うと、特に何もしていないと言う。ではなぜ山城紅茶の茶樹は無農薬でも育つのか。
「その質問に答えるために資料をあさりましたが、茶樹って無農薬で作ることを前提にした植物じゃないので、そういう研究自体がないようなんです。
予想の範囲でしかお答えできないのですが、農薬をかけないことで茶樹自体が耐性を持つという説が浮かびます。でも、植物学的に考えてたかだか80年で耐性をもつということは考えられないので、可能性としては低い。
もう一つ考えられるのは、自然の摂理が働いているという説です。虫が葉っぱを食べに来る、無農薬栽培なのでその虫を食べる虫も来る。だから、病気の原因となる虫がいても数が増えない。こちらの説の方が有力です。
土づくりにはかなり力を入れています。養分をたっぷり含んだ土でないと丈夫な樹に育たない。樹自体の力が弱いとどんなダメージにもやられてしまいますから。でも、それ以外に特別なことはしてないんですよ」
農薬をかけていないので、時には虫が寄ってくることもある。
「被害はもちろん多少はあります。『あ、葉っぱ食べられてるな』と気づく。でも何もしません、虫は無視しときます(笑)」
効果を焦るとうまくいかない。
山城紅茶が無農薬を始めたのは直人さんの祖父、つまり初代にまでさかのぼる。
「祖父は会社を立ち上げる前、地域の茶業組合に属していたのですが、組合時代から祖父も他の組合員も農薬を使っていなかったそうなんです。あえて無農薬を目指したというよりは、茶樹に農薬をかけるという発想自体がなかったようです」
無農薬の茶業農家が広範囲にわたって存在することで、ある効果が生まれる。
「自分たちだけが無農薬を貫いていると、農薬をかけている周りの農家から逃げてきた虫が、農薬をかけていない畑を求めて飛散してくるんですよ。
でもこの辺は僕らと茶業組合さんの畑しかないし、あちらもほとんど農薬をかけないので、飛散してくる虫もいないんです」
無農薬を貫く理由は、祖父の言葉にもある。
「農薬をかけたあと何日間収穫しなければ人体に影響を及ぼさない数値まで落ちるという基準があり、農薬を使用している農家はそれをしっかり守っています。でも祖父は無農薬を貫いていたので、なんでなの?と訊いたところ『毎日飲むお茶に農薬を入れるわけないでしょ』って。その言葉にすごく納得しました」
直人さんは幼い頃から農園を手伝っていたと言う。
「小学生か中学生のときにぼんやりと『農家継がないといけないのかな』と考えてました。でも親は『別にいいよ、好きなことやればいいさ』と。
そこで、何をやろうかと考えたわけです。
勉強では人に負けるし、スポーツも金がかかるから無理。じゃあ農業は? 周りには農業やってる人いないし、これならイケる!と。
米を作ってる農家は結構たくさんあるから、やっぱりお茶がいいなと考えました。でも緑茶だとどうしても静岡に負けてしまう。そう考えていたときに『沖縄は紅茶が向いてるんだよ』と父に聞いたんです。
当時、全国でも紅茶を作っているところはほとんどありませんでした。
そこで、高校を中退して大学資格検定試験を受け、『国立茶研究所』へ進学ました」
各都道府県から茶業界の将来を担う生徒が集まる研究所で2年間学んだ。
「茶業農家の跡取りや茶販売店の息子とかが集まっていました。でも、緑茶の授業がほとんどで、紅茶や烏龍茶について学ぶ授業はなかったんです」
紅茶や烏龍茶についても学びたいという直人さんのために、研究所は紅茶の研究者による紅茶の授業と、台湾から呼び寄せた専門家による烏龍茶の授業を始めた。直人さんは緑茶の授業と平行して学んだ。
研究所での学習を終えて沖縄に戻った直人さんは、早速紅茶販売に向けて準備にとりかかった。
「その時、研究所でお世話になった師匠に言われたんです。『沖縄は日本で一番紅茶を作るのに適した地域だし、お前ほど紅茶のことを勉強したヤツも恐らくいないだろう。だったら、日本一の紅茶を作るのは当たり前だ。日本一の紅茶を作るまでは商品化するなよ。それができなければお前が怠けている証拠だからな』と」
その言葉を胸に紅茶作りに真摯に向き合い、遂に完成した茶葉を恩師に送ったところ、お墨付きをもらった。
「師匠曰く『これだったら世界と戦える』と。それで販売開始を決めました」
業界では難しいとされる無農薬を実現し、手間やコストを惜しまず手摘みを貫くことで上質な紅茶を生み出している山城紅茶だが、直人さんは更なる品質の向上を目指していると言う。
これ以上質を上げることなどできるのだろうか?
「できるんです、実は(笑)。
紅茶というのは採れる時期ごとに味が変わっていくんですよ。ファーストフラッシュは今年始めに採られた茶葉、セカンドフラッシュはニ番目、オータムナルは秋口というふうに、採った時期によって味も呼び名も変わり、それぞれ商品化していくんです。
僕らの場合は時期で分けちゃうと量が分散化しちゃうので『あの時期のをちょうだい』と言われても在庫がなかったりしてお出しできないことがある。ですから年間通して同じ味にするために、どの時期に摘んでも同じ味になるような加工方法を確立しました。
それはつまり、味をコントロールする技術があるということでもあるし、裏を返せば100点取れる葉っぱをあえて80点に押さえている場合もあるというわけです。これをやめればいい。
僕らはもちろん100点のお茶をそのまま飲んだこともあります。味わいは全然違いますよ。
全国展開しているある百貨店さんから、その100点の紅茶を作ってというご依頼もすでに頂いています」
また、県内企業とのコラボレーションも積極的に続けていきたいと言う。
「茶葉の原料としての使い方を模索しているところなんです。すでにカフーリゾートフチャク コンド・ホテルさんが『山城紅茶のロールケーキ』を、うるまジェラートさんが『山城紅茶ジェラート』を、瑞泉酒造さんが『紅茶リキュール』を作ってくださいました。
自分たちの専門知識を持ち寄り企業同士でタイアップすることが、上質な商品を確実に作る方法だと思いますし、企業にとっても得るところが大きいと思うんです」
現在は、沖縄県産アールグレイの販売を目指し、開発を続けている。
「アールグレイは紅茶にミカン科の柑橘類・ベルガモットの香りをつけたもの。沖縄版アールグレイを作りたくて、ベルガモットの代わりにシークヮーサーで香りをつけたらどうかな? と。香りのエッセンスをずっと探していたのですが、三年がかりで見つけてやっと手に入りそうなんです」
コラボレーションの申し出は基本的に断らないと言う。
「みんなで沖縄を元気にしていこう」という想いが、直人さんの根底にある。
山城紅茶の農園に、「お宅の紅茶を卸しているホテルを教えてほしい」という電話が入ることがあると言う。
「ホテルって、コーヒーにはこだわっても紅茶にこだわっているところってそんなに多くないと思うんです。宿泊先の紅茶に満足できないという方が多いようで。
ホテル日航アリビラ、 JALシティホテル、サンマリーナホテル、北谷町ビーチタワー、万座ビーチホテル&リゾートなど県内各地のホテルに卸していますが、その際は淹れ方までお伝えしています」
紅茶の味わいを基準にホテルを選ぶ。それほど紅茶を愛し、こだわりを持っている人もいる。
優れた県産品の中には、県内での評価よりも先に、県外や海外での評価が高まるものがある。
こんなにも身近に、世界水準の紅茶がある。
雑味やえぐみのない、紅茶本来の味を試してみてほしい。
写真・文 中井 雅代
山城紅茶 Cafe & 直売店 CHA-EN
うるま市石川山城1560-8
098-965-3728
open
close 水
担当が茶畑にでてる場合もありますので、ご来場の際には事前にご連絡ください。
HP http://okinawanokocha.com
通信販売はコチラ
2013.04.15
@沖縄市与儀
2013.04.14
ウェス・アンダーソン監督一色。
やっぱり大好きだわ~。
いつもの間延びしたゆるゆる感は少ないので、ファンでなくても楽しめるかも?
この色がいいよね。セリフもセンスが良いし、間がなんとも言えない。
今回、子供が主役なので、ゆるかったらどうしよう?という懸念もなく、最後まで楽しめました。
二人の子役も抜群だけど、全体のバランスが素晴らしい。
キャストも色も音楽も衣装も何もかも良い。
なんだろうなあ。
雰囲気はウェス・アンダーソンなんだけど、いつもと違う完璧さはいったい何??
恋もしたくなるし、家族っていいな、と思うし。
冒険にも出たくなる。
子供たちが、反抗心をもちながらも、親は大事って思っているところも安心する。
親たちも子供を心配する。
子供はいつから大人になるのだろう?
こんな小さなときから、人生の伴侶を決めてしまえるところがすごい。
ブルース・ウィリスがいい!!!ダイハードのマクレーンもいいけど、この映画いいわあ。
私はもともとこのひとを初めて見たのは、コメディだったから、やっぱり健在だなあ、と感心。
キャスティングだけ見てもまちがいないんだけどね。
ウェス・アンダーソン映画で初めて皆さんにおすすめできるものに出会いました(笑)
KEE
<ストーリー>
1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサム(ジャレッド・ギルマン)は、常に本を読んでいる少女スージー(カラ・ヘイワード)に恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官(ブルース・ウィリス)やスージーの両親(ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド)らが、二人を捜していたのだが……。
<キャスト>
ブルース・ウィリス
エドワード・ノートン
ビル・マーレイ
フランシス・マクドーマンド
ティルダ・スウィントン
ジェイソン・シュワルツマン
ボブ・バラバン
他
<沖縄での上映劇場>
桜坂劇場(〜4/26まで)
那覇市牧志3-6-10(旧桜坂シネコン琉映)
098-860-9555(劇場窓口)
上映時間はコチラ
2013.04.13
写真 中井雅代
2013.04.13
2013.04.12
@おもろまち
2013.04.11
@泉崎
2013.04.10
a.suo の「みんなでつくる、理想の集合住宅」プロジェクト、4つ目のアンケートテーマは、集合住宅ならではの「共有スペース」です。
一家族では所有できないけど、集合住宅の皆でなら。
あなたならどんな共有スペースが欲しいですか?
– 広くて綺麗でホテル並み! 大人気のパーティールーム
加藤:友だちのマンションにさ、共有スペースとしてパーティールームがついてたんだけど、すごく上等だった! 友だちと集まってパーティーしたり、来客者が宿泊できたりするんだよね。
比嘉:広さはどれくらい?
加藤:それがすごく広いの! どれくらいだろう? 100㎡はくだらないんじゃないかな? そのマンションに住んでる友だちが「うちより広い」って(笑)。
大城:ホテル並みに綺麗だったりするよね。
加藤:そうそう。お風呂に洗面所、超広いべッドルームも! そのへんのリゾートマンションよりも綺麗で広くて上等だった。
比嘉:パーティールームって大抵一階じゃない? あんまり夜景は楽しめない感じかな?
加藤:そうだね、夜景を見下ろすという感じではなかったな。でもね、外には緑が植えられてて、歩行者からは見えないようにうまく工夫されててさ。縁側もついてたし、一階ならではの良さもあったよ〜。
大城:もし自分が購入したマンションにそういうパーティールームがあったら使う?
高江洲:うん! 使うと思う。
比嘉:私も。友だちのマンションにもあるんだけど、お店に食べに行くよりも便利だし、気兼ねしなくていい感じ。
加藤:というと?
比嘉:例えば子どもと一緒だったりすると、人の家では物を壊さないか心配じゃない? 気を遣いそう…。
髙橋:確かに、それはあるね。
加藤:部屋もキッチンも広々してて、子どもも大人ものびのびできるんだよねー。
比嘉:広いキッチンで大人はワイワイ料理作りながらお酒飲んで〜、子どもは子ども同士で遊ばせて〜って、すごく楽しそう! 騒いでもお店じゃないから迷惑かけないし、テレビもあるし。
加藤:小ちゃい子は、眠くなったらベッドルームに寝かすこともできるし。
比嘉:片付けも、みんなで一気にガーッ!と終わらせられるしね。人の家だとどこまで片付け手伝っていいのかとか、その辺もみんな勝手が違うから、やっぱり気を遣うよね。
– 庭や菜園、ビアガーデン!屋上を共有するのも楽しそう
加藤:パーティールーム以外の共有スペースって、何があるんだろう?
大城:うちは屋上ガーデンがあるよ。
髙橋:へ〜、素敵!
大城:子どもを遊ばせるのに良いんだけど、冬は寒くて使ってない…。だから、パーティールームの話を聞いててうらやましくなっちゃった。屋内の共有スペース良いなーって。
比嘉:屋上ガーデンって何があるの? 菜園?
大城:違うー、ホントにただの庭。でも、菜園できたら良いのになーって思うよ。
加藤:菜園も庭もどちらも素敵! 集合住宅でも土に触れられるって嬉しくない? 庭って一戸建ての特権だと思っていたから、その手があったか!って感じ。
高江洲:屋上に共有部分っていう発想がなかったけど、あったら楽しそう。
大城:屋上が開放されてるなら、夏はなんちゃってビアガーデンもできそう。高層マンションの屋上なら、夜景も綺麗に見渡せそうだよね。
高江洲:高層階の住人だけじゃなく、みんなが景色を楽しめるのは嬉しいね。
– ペット可物件には必須、足洗い場。
髙橋:うちは犬飼ってるから、共有スペースにペットの足洗い場がついてるとありがたいな。
大城:弟のマンションについてるよ。
加藤:それって、散歩帰りにそのままマンション内に入れると、フロアが汚れちゃうからってこと?
大城:そうそう。
比嘉:小型犬なら抱っこすればいいけど、大型犬は無理だもんね。
大城:そういえば、大型犬を飼っている住人が、犬の足だけじゃなくて全身洗っててひんしゅく買ってたって聞いたな(笑)。
加藤:あ、だめなんだ?
大城:そう。足だけなんだって。毛が詰まっちゃったりするのかもね。
比嘉:でも、犬を飼ってない人にとっては不要な設備っぽくない?
大城:犬以外に、外でどろんこ遊びした子どもの足とかも洗ってるの見たことあるよ(笑)。
比嘉:そっか。マンションの清潔さを保つための設備だから、住民全員にとって必要な設備と言えるのかもね。
– 共有のプールやジム、他の住人と知り合えるのはプラス要素
髙橋:共有スペースって他にも色々あるよね。カラオケ、図書室、プール、ジム…。
加藤:プールやジムだと、住人と顔を合わせることになるよね? そういうのはOK?
髙橋:というか逆に、ある程度顔を合わせる機会があったほうがいいな。
大城:私も。どんな人が住んでいるのかほとんどわからないっていうのは不安。
高江洲:私はあんまり他の人と顔は合わせたくない…。エレベーターも嫌と思ってたんだけど、共有スペースがプールだったり図書館だったりするならいいかも。趣味が似てる人となら、会話もきっと弾むし、良い友人として付き合えそう!
高江洲:住人全員と顔見知りっていうのは難しいかもしれないけど、ある程度は知っておきたいよね。
比嘉:共有スペースって他の住民とお近づきになれる場でもあるのね。
[contact-form 7 “共有スペース”]
アンケートの結果は、またこのコーナーでご報告いたします。
お楽しみに!
参加者プロフィール
比嘉さん:投資目的で那覇にマンションを買ったばかり。物件情報大好き女子。30代前半。
大城さん:分譲マンションに居住。東京にもマンションを所有。物件は収納命。30代半ば。
加藤さん:戸建購入が目標。資金面を考慮するとマンションもアリかも…と揺れている。30代半ば。
髙橋さん:沖縄に戸建、東京にマンションを所有。それでもおうちへの興味は尽きない。40代前半。
高江洲さん:家の購入はまだ先と思いながらも。制約の多い賃貸にはうんざり。好きに部屋をカスタムできるのが持ち家の最大のメリットだなと、最近気づいたところ。30代後半
斉藤さん:インテリア関係の仕事をしている関係でこれまでに見た物件多数。家の購入を検討中で、マンション・戸建・中古物件のリノベーション、すべて選択肢内。40代前半。
2013.04.10
@豊見城市
2013.04.10
「最近、本部(もとぶ)のカフェめぐりが楽しいんです。木々の中を歩いてると、木もれ日がきれいでマイナスイオンたっぷり!って感じで、解放感が味わえるんだよね。
山のカフェは駐車場からお店まで離れていることが多いんだけど、そういう時もビルケンシュトックだとラクチン。しっかり地面を捉えるから歩きやすいし、足が疲れないの。
甲の部分が開いていて、カッティングが繊細な『パレルモ』は、フォルムが華奢で上品な感じが好き。
特に、木々の緑と同じカラー『ディープフォレスト』は、バックルのゴールドとの相性が抜群だし、大人感もある。履いた瞬間、『この色私にピッタリじゃん!』って一目惚れ(笑)。
緑色って意外と合わせやすいんだよ。特にデニムの青とよく合うし、素足で履いても肌なじみが良いし、シンプルなコーデの差し色としても重宝する。
手持ちの靴は茶系が多いから、サンダルでは色遊びを楽しんでます」
パレルモ/ディープフォレスト(BIRKENSTOCK)¥9,975
友寄さんの休日
革靴のような見た目+サンダルの履き心地=毎日履きたい定番靴
「2年前に一眼レフを手に入れて以来、休みになるとカメラを片手にあちこちへ。桜の時期は花見スポットをうろうろしたり、夏は祭に出かけて花火を撮ったり。
遠出するときや友だちと集まるときにも必ずカメラ持参。特に好きな被写体が決まってるわけじゃないし、構図や設定も適当なんだけど、ただ撮るのが楽しい!
最近は、街並みを撮るのにもハマってます。職場もおうちも国際通り近辺なのに、休日もついこっちに足が向いちゃうんだよね。好きな服屋も雑貨屋も徒歩圏内なのがありがたい。車もバイクも持っていない私にとって、どれだけ歩いても疲れないビルケンシュトックは頼もしい味方!
『メッシーナ』は、丸くて女の子らしい形に一目惚れ。持っている洋服がボーイッシュなテイストのものばかりだから、靴まで似た感じだと完全に男の子になっちゃうでしょ。
一見するとサンダルではない普通の靴のように見えるデザインもお気に入り。『ちゃんと感』を出しつつ履き心地はサンダルなので、両方の良いトコ取りな一足だよ。
靴下好きの私としては、色んな靴下との合わせ技が楽しめるのもポイント高い。メッシーナは形も色もシンプルだから、どんな柄とも合うんだよね。
私の持ってる星条旗柄の靴下だって受け入れてくれる、懐の大きいヤツです(笑)」
メッシーナ/アマルフィタン(BIRKENSTOCK)¥18,900
豊里さんの休日
履き込むほどに自分色に染まるスエード。シューレース付きの大人なクロッグサンダル。
「海って、一日中いても飽きない。別に何をするでもなくただボーッと波を眺めたり、浜辺を歩いたりするだけで楽しいし癒される。
休みの日は愛車に乗ってドライブがてら遠くの海へ。友だちや彼氏とは休みが合わないことが多いから一人で出かけることが多いんだけど、それはそれで結構楽しい。車中では、海にぴったりな曲をエンドレスでかけて、一人で熱唱(笑)。
晴れた日は海面がキラキラ輝いてすごく綺麗。そういえば昔、今帰仁のビーチに友だちと行って、泳ぐ予定なんてなかったのに、あまりにも天気が良くて海が綺麗だったから洋服のまま海に飛び込んだことがある! 20代前半だったかな…。若かったね(笑)。着替えもタオルも持ってなかったからその後ちょっと大変だったけど、良い思い出。
最近は、海に行くともっぱら浜辺を散歩。砂の上もサクサク歩けるビルケンシュトックはやっぱり優秀。ビルケンシュトックジャパンが展開する Birki’s (ビルキー)シリーズの『セイラー』はクロッグタイプだし、砂が入っちゃってもパタパタはたけば良いから浜辺の休日にぴったり。
私のイチオシカラーはビルケンシュトックの定番色『トープ』。薄いカーキも混じった淡いアースカラーで、ナチュラルな服装に合わせやすいんだよね。
同じ色の『ボストン』も持ってるんだけど、使い勝手がよくてかれこれ8年以上履いてる。スエードも、味のある色と風合いになってきていい感じだよ。セイラーも、ボストン同様長いお付き合いになりそうだな」
セイラー/VLトープ(Birki’s) ¥22,050
金城さんの休日
履く仕草まで美しく。アンクルストラップでしっとりと。
「実家暮らしだから食器を買う必要はあまりないんだけど、うつわが好きでつい雑貨屋さんをのぞいちゃう。作家さんの作るうつわって繊細なのにほっこりした雰囲気もあって、そのバランス感が好きなんだ。
実は作る方にも興味あり。シーサーは作ったことあるんだけど…。今年は陶芸にもチャレンジしたいなぁ。
足首にまきつけるデザインが特徴的な、ビルケンシュトックのサンダル『アイシス』は、ナチュラルなんだけどマットな質感が大人な雰囲気。気軽なお出かけだけじゃなく、よそゆきにも使えるところがお気に入り。
女性らしいデザインで足首も華奢に見えるし、アンクルストラップって履くときの仕草も素敵じゃない? 友だちがストラップ付きのサンダルを履くときの所作がすごく印象的だったんだよね。
サンダルだけど、履くとしっとりした気分になるの。
スムースレザーじゃなく型押しなので、表面に凹凸があってほんのりワイルド。だから、ふんわりスカートと合わせても甘甘にならない、お役立ちな一足なんです」
アイシス/リオコニャック(BIRKENSTOCK)¥17,850
今回登場してくれたのはビルケンシュトック沖縄の3人娘。彼女たちには大きな共通点が3つ。仕事が大好きなところ、ちょっと天然な性格、そして休日もビルケンシュトックを履いていること!
「だって、履きやすいんだもーん」
と口をそろえる3人。写真のようにいつもニコニコしていますが、ビルケンシュトックのことを語り出すと止まりません。知識とビルケン愛は誰にも負けないと豪語する3人娘は、今日も笑顔でお客様をお迎えしています。
写真 中井雅代
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2012年10月末で10周年を迎えたビルケンシュトック沖縄では、日頃のご愛顧への感謝を込めて、4月10日〜5月8日の間に商品を購入頂いたお客様にノベルティーをプレゼント致します。(先着順です。ノベルティがなくなり次第終了となります)
ぜひこの機会に当店へ足をお運びくださいませ。
当店スタッフ一同、心よりお待ち致しております。
ビルケンシュトック 沖縄
那覇市牧志2-1-1 プランタビル1F
098-941-8121
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2013.04.09
@牧志
2013.04.09
光嶋裕介・著 アルテスパブリッシング ¥1,800 (税別)
春の嵐も過ぎ去り、新生活をスタートさせた人も多いだろうこの季節に、ぜひおすすめしたいのがこの『みんなの家。建築家一年生の初仕事』。
タイトルにある通り、若手建築家として今注目されている著者が、独立して初めて舞い込んだ仕事を丁寧に記録したこの本。
敬愛する内田樹さん(『街場の教育論』など著書多数)の道場兼住宅というちょっと変わった建築。
これだけでも読まずにいられない、と手にし、期待にもれず清々しい気持ちで読み終えた。
ひとつの「家」が出来るまでの過程がこんなに面白いとは。
いいものを作りたい、という熱意を原動力に、ゼロから建築が生み出されていく濃密な9ヵ月が、この一冊に凝縮されている。
まずきっかけが面白い。
共通の知り合いを通した麻雀の会での著者と施主の出会い。
それから仕事を依頼される経緯が描かれる。
読んでいると「機を逃さないということ」がどれだけ大切かが分かる。
例えば、その日、麻雀に行かなかったら?そこでまず道が大きく分かれる。
次に目の前に家を建てたい、という人がいる。しかもそれは憧れの人。自分は建築家だけれどまだ経験がない。
だからといって著者は躊躇しなかった。自分に出来ることをさせてください、とアピールする。それがまず施主の心を動かした。
準備が出来ていないから、となかなか踏み出せないことがよくある。誰だって失敗するのが怖いから。
でも機(=チャンス)はおそらく、その人にはもう準備が出来ているからこそ訪れる。ただ本人がそれを認めるか認めないか。
この本に出てくる人たちはみなどこか清々しい。誠実に相手の気持ちに応えようとする人たち。
読んでいる間中、自分までその幸福な共同作業に関わっているような気持ちになって、読み終えるのが少し寂しかった。
個人的には光嶋さんオリジナルの寺子屋机が欲しい。
外に開かれた、「モノ」ではなく人が集う場所としての家。
きっとそういう場所がこれからもっと必要とされる。そのことを示唆する希望に満ちた本書。
写真も豊富で、家が完成して後の対談(著者×内田樹×井上雄彦・漫画家)も収録。
これから家を建てようと思っている人、全くそんな予定もない人でも面白く読める一冊です。
OMAR BOOKS 川端明美
OMAR BOOKS(オマーブックス)
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駐車場有り
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