NAKAI

iRUDURi

 

「当店ではメニューもレシピもあって無いようなもの」と店長の室伏長子さんは言う。

 

どのジュースにしようかと迷っていると、「お身体に不調はありますか?」「お野菜系と果物系、どちらがお好みですか?」と声をかけてくれる。

 

風邪気味で咳が出ていた私の様子を見て、次のように続けた。
「グレープフルーツやオレンジといった柑橘類をベースにした、ビタミンCたっぷりのゴーヤジュースはいかがでしょう? 生姜もいれると喉に良いですよ」。

 

接客の様子を見ていると、「目が疲れているなら人参」「視力回復ならブルーベリー」「ブロッコリーや小松菜は免疫力を高めます」など、それぞれの要望に合わせて食材の持つ効能を紹介しながら、オリジナルのジュースを提案している。

 

一応のレシピはある。しかし、一人一人の好みやからだの調子に合わせて、ブレンドする素材の種類を変えたり、量を増やしたり減らしたりする。

 

「ですから注文に時間がかかるんです(笑)。お客様の体調やご気分やお好みをうかがった上でレシピを決めますので」

 

iRUDURi
使用するのは県産のフレッシュなゴーヤ。

 

iRUDURi
他に、ブロッコリー、ピーマン、小松菜、りんご、パセリ、アロエ、オレンジ、レモンなどを加え、バイタミックスで撹拌する。

 

iRUDURi

 

私のために作ってくれたオリジナルのゴーヤミックス。ゴーヤの苦みは柑橘類やりんごの甘みでやわらぎ、ぴりっとした生姜のアクセントが効いている。

 

「ゴーヤミックスは当店の看板メニューです。約10種類の野菜と果物が入っているので、『飲むサラダ』と呼んでいるんですよ」

 

ゴーヤミックスに限らず、すべてのメニューでレシピの微調整が可能だ。例えば、期間限定の「あまおういちご牛乳」のベースとなるレシピは、あまおう、牛乳、ヨーグルト、レモン、きび砂糖、はちみつ。要望があれば牛乳を豆乳に変えることもできるし、ヨーグルトを抜くこともできる。

 

体調に合わせたジュースをオーダーメイドする様子が何かに似ているなぁと思った。そう、薬剤師だ。

 

「もちろん野菜や果物はお薬ではありませんし、ジュースはサプリメントではありません。でも、お客様にとって必要だと思われる素材をそれぞれブレンドしてお出しするという点は似ているかもしれませんね」

 

iRUDURi
「今日採れたばかりのアロエです」 肉厚で大きく、みずみずしい。

 

使用する素材も新鮮なものばかりだ。

 

「できるかぎり県産の野菜を使うようにしています。アロエは豊見城産で、たんかんは山原(やんばる)のおばあちゃんちで採れたもの。ほとんどが糸満、南城市、南風原といった県南部の農家さんから分けていただいています。
今後は無農薬で作られた野菜を増やしていく予定です。お客様に『iRUDURiのジュースだったら大丈夫』と安心し、満足していただけるように」

 

おいしい野菜の味をよく知っているお年寄りの常連客も多い。

 

「先ほどいらしたお客様はヨモギジュースをいつもご注文なさるのですが、今まで市販品など他のジュースを試したけれど、当店のものが一番おいしいと言ってくださるんです」

 

iRUDURi

 

「天然の総合サプリ」との呼び声も高い「ユーグレナ(みどりむし)」のトッピングも好評だ。

 

「59種類の栄養素が含まれている藻の一種です。100円プラスでトッピング可能で、1日に必要な栄養素を含む量のユーグレナを入れることができます。免疫力がアップし、鼻炎や花粉症が改善したり疲れにくくなったりと、様々な効果がみこめるんですよ」

 

iRUDURi
「いつものゴーヤミックスでよろしいですか?」 常連客のオーダーは頭に入っている。「今日はちょっと疲れているから」「では、疲労回復に効果的なグレープフルーツジュースはいかがでしょう?」

 

iRUDURi
大きなグレープフルーツを丸々一個使用する。

 

iRUDURi
丁寧に手で搾る。

 

iRUDURi
たっぷり搾ったフレッシュジュースをカップに入れたら、鮮度が失われぬようシーリングして渡す。

 

ジューサーで素材をミックスさせた後、スタッフは必ず一度味をみる。そのときどきによって素材の味わいが変わるため、ジュースの味も変化するからだ。

 

「例えば、普段よりも素材の甘みが出なかったら、甘みをプラスするための素材を別に加えたりして調整するんです。どんな場合でも味をみずにお客様にお出しすることはありません。おいしいジュースを確実にご提供するためです」

 

また、ジュースを作るのはオーダーを受けてから。作り置きはしない。

 

「必ず一杯ずつ、フレッシュなものをお出しするようにしています」

 

常連客も多く、お土産にと複数注文する人もいて、次から次にオーダーが入る。3台のブレンダーはフル稼働だ。

 

iRUDURi

 

iRUDURi

 

年配の女性客がスタッフに「孫の顔を見にきたよ」と声をかけ、スタッフの間でも笑みが広がった。

 

「当店には特にこだわりはないんです。お客様に喜んでもらいたいというシンプルな想いだけがコンセプトと言えるかもしれません。
そのためには、素材もちゃんと選び、心を込めて接客する。それは当然のような気がします」

 

素材選びだけでなく、細やかな心配りも忘れない。
荷物で手がふさがっている人が多いため、それを置きやすいように椅子を少し引き出しておく。
購入するしないに関わらず、店の前を通った人には笑顔であいさつをする。

 

 

 

室伏さんがiRUDURiで働き始めたのは大学生のとき。最初はアルバイトとして勤めていた。
それまで人に接するのが得意ではなかった室伏さんだが、接客を通じて自身の心境にも変化が生まれたと言う。

 

「人が好きになりました。
ただ販売して終わりという店ではなく、お客様との対話が必要なので、話しているうちにお互いをよく知るようになります。度々接していると、『ありがとう』『あなたの笑顔を見に来たよ』と言って頂けるようになって。そんなの、初めてのことで感激しちゃって。
必要としてくださっていることが嬉しかったし、ジュースを通して幸せや元気を与え合っていることを実感しました」

 

今では、浦添や宜野湾などからも通うファンも多い。

 

「『あなたに会いに来たよ』と言っていただけると、こちらが元気をいただきますね。アルバイトスタッフも含めまだまだ至らない点もあるかと思いますが、お客様に100%ご満足頂けるサービスを目指して勉強を重ねています」

 

心を込めた接客が、客と店員という関係を超えた絆を生み出している。

 

iRUDURi
できたてのジュースを−30℃で瞬間凍結。県南部へのデリバリーや県外への発送も可能だ。

 

iRUDURi

 

「iRUDURi」という一風変わった店名の由来をたずねた。

 

「野菜も果物も素材そのものの色合いが美しく、様々な配合でジュースにすると一層いろどり豊かになることに感動したことからこの店名にしました。それに、前から読んでも後ろから読んでも『iRUDURi』で、i と i に挟まれているんです。人と人とを繋ぐようなお店になったらいいなぁと思います」

 

“ i ” は、「私(= I)」でもあるが、「愛(アイ)」とも通じる。

 

「◯◯さんこんにちは! 目の調子どんなです? よくなりました?」
「だいぶ顔色がよくなられましたね、◯◯さん」
と、iRUDURi の店内では体調を気遣う言葉がよく聞こえてくる。

 

相手を気遣い思いやる愛情が交わされる店。
それが、 iRUDURi だ。 

 

写真・文 中井 雅代

 

iRUDURi
iRUDURi(イルドゥリ)
那覇市久茂地1-1-1 パレット久茂地B1
098-867-1182
open 11:30~19:30

 

オンラインショップ:http://www.rakuten.ne.jp/gold/milkhouse

 

NAKAI

中川正子
 
光あふれる淡い景色を背景に、キュっと口を結んだ凛々しい彼。その表情がたまんない!これ、海を前にする表情じゃないよ〜と思わず突っ込みたくなる愛らしさ。ボーダー柄水着もお似合い☆
 
中川正子
 
赤ちゃんの発熱時にはキャベツ湿布が効果的だと聞いたことはあるけれど、実践するとこんなにもキュート!
発熱してるのよね…、かわいそうだよね…、でも…。かわいすぎる〜〜!
 
中川正子
 
何気ない日々の風景や自然な表情を捉えた写真が人気のフォトグラファー・中川正子さん。
私が中川さんの名前を知ったのは、とある女優さんのブログがきっかけ。アーティストやモデル、女優さんからも熱烈な支持を受ける写真家。
 
そんな中川さんが宮沢和史(THE BOOM)プロデュースの「みやんち」で行われるイベントにいらっしゃいます。
 
し・か・も!
 
中川さんに写真を撮っていただけちゃうのです☆
 
 
みやんち
 
お菓子研究家・いがらしろみさんがプロデュースするアフタヌーンティーセットをいただけるうえに、みやんちの食卓やお庭で中川さんに記念写真を撮影していただけるという贅沢すぎるイベント。
 
前回ろみさんが沖縄で行ったイベントも大盛況で、ジャム教室に至っては受付開始10分で定員に達したという人気ぶり。
今回はどんなセットがいただけるのか楽しみ〜☆
こちらのイベント、要予約です。各回10組限定×3回ですので、お急ぎくださいませ。
 
 
家族やお友達との写真、こんな風に写していただけるのかしら? と、中川さんのブログをのぞいて妄想わくわく。
 
中川正子
中川正子
中川正子
 
 
今回、撮影してハイ終わりーじゃないのです。
なんと、撮影した記念写真+ろみさんの特別レシピが収録されたオリジナル・レシピブックをプレゼントしていただけるという嬉しい特典付き!
フォトブックは後日郵送してくださるとのこと。イベントが終了してもワクワクが続く、なんとも素敵な企画。
 
中川正子
 
中川正子
 
瑞々しいその作品同様、女優さん?はたまたモデルさん? というような美しさの中川正子さん。いろんな媒体で拝見する彼女はいつも笑顔。 被写体の表情が自然なのは、中川さんのこの柔らかい雰囲気あってこそなんだろうなー。「はい、笑ってー」と言われて作った顔じゃないナチュラルな「素」の表情が、中川さんの写真にはいつも並んでいます。
 
 
ご予約はお電話のみにて受け付けています。
来週土曜はみやんちでお会いしましょう〜☆
 

 
■日時
4月13日(土)
予約制:①11時スタート   ②14時スタート   ③16時スタート
※各回10組限定/約1時間30分
http://miyanchi.jp
 
受付/3月15日(金) 11時~
先着順にて受付致します。
TEL:098-923-1382(みやんち)
※お電話のみの受付です。ご了承ください。
 
■参加費
①家族でおいしい顔サービスパック 4,800円
※ご家族での参加の場合のみ適用
(アフタヌーンティーセット2人前、オリジナル・レシピブック1冊付き)
 
 
②お1人でもパック 4,800円
※お子様ご同伴の場合は、お子様プレート1人前をサービス!
(アフタヌーンティーセット1人前、オリジナル・レシピブック1冊付き) 
 
③友達とお2人パック 7,600円
(アフタヌーンティーセット2人前オリジナル・レシピブック2冊付き)
 
フォトブックは後日代表の方に郵送致します。
3名様以上の場合、金額をお申し込み時にご確認ください。
 
■会場
みやんち STUDIO&COFFEE
 
■参加アーティスト
いがらしろみ(お菓子研究家)
中川正子(Photographer)
 
■特別協賛
FUJIFILM
 
 
※大好評の教室の追加も決定致しました〜♪
 
日時/4月14日(日)10:00〜12:00
スコーンとジャム1種類の作り方をご紹介致します。
4,800円(ジャムのご試食、お土産付き)
先着20名様

受付/4月4日(木) 11時~ 先着順にて受付致します。
TEL:098-923-1382(みやんち)
※お電話かこちらのメール info.miyanchi@gmail.com にて受付
 

 

NAKAI

smile spoon

 

三角屋根の裏側まで吹き抜けた広々とした店内。アンティーク調の家具、テーブルに美しくセッティングされたカトラリー。

 

初めて足を踏み入れた人はみな私のように目を見張るのではないだろうか。そして期待が膨らむ。どんなお料理がいただけるのだろうかと。

 

 

この日のメイン料理は「塩豚のポットローストオニオンソース」。
じんわりと旨味が口に広がるやわらかな豚肉に、玉ねぎの甘みが凝縮されたソースがよく合う。

 

ゆっくりと味わっていると、オーナーが思わぬ言葉をかけてくれた。

 

「よかったら、メインのお皿にご飯を入れて召し上がってください。ソースと白米との相性が抜群なんですよ」

 

メインに合わせるのはご飯のみ。「ご飯に合う料理」というのがコンセプトの1つでもあるからだ。

 

「洋食っておいしいソースがどうしても大皿に残ってしまうでしょう? それをパンですくって食べることが許されてるんだから、ご飯入れちゃったっていいじゃない! って(笑)。
余ったソースをご飯の上にかけるのとはまたちょっと違うんです。ソースの中に入れちゃうのがおすすめです。そのときスプーンがあると便利なのでお使いくださいね」

 

メインディッシュの皿に白ご飯を投入! ここ「smile spoon kitchen」では珍しくない光景だ。

 

「今では多くの方がおかわりまでご希望なさいます」

 

素材の旨味が凝縮されたソースをたっぷり吸ったご飯。それを大きなスプーンですくって口に運べば、誰の顔にだって笑顔が広がる。
店名の由来は、もしかするとここにあるのかもしれない。

 

 

前菜のブルスケッタは、セミドライトマトモッツァレラと、アンチョビチーズの2種。
ここにもこだわりがひそむ。

 

「当店では、『面倒くさい料理』を作るようにしているんです。ですから、前菜も手軽なサラダよりは少し手間をかけたメニューをお出しするように心がけています」

 

ブルスケッタの上に乗せたセミドライトマトは、100度のオーブンで1時間以上じっくりと焼き上げる。生とドライの中間で、酸味と甘さが際立つ絶妙な焼き加減だ。

 

「みなさん忙しいから、じっくりとトマトを焼く時間なんてないと思うんです。おうちではあまりやらないような、手間と時間をかけた料理を作るよう心がけています」

 

メインの豚肉は一晩塩につけたあと、玉ねぎの千切りと白ワインとともに鉄鍋に入れ、オーブンで1時間蒸し焼きにしている。

 

「味付けはシンプルなんです。豚肉は塩と白ワイン、ニンニクとローズマリーだけ。食材も、ご家庭で普段使いしているようなものを使っています。私たちは高級レストランではないので、使用している素材は地元のものばかり。それでも、手間ひまをかければおいしい料理になるんです」

 


とろとろのクリームブリュレ。コースメニューは毎週変わるため、いつ行っても初めての味と出会える。

 

 

緑豊かな本部町伊豆味に佇む真っ白なおうち。
天気がいい日には、木にはハンモックを吊るし、庭には跳び箱を出す。

 

「子どもさんが遊べるように。でも、出すのは食べたあと。その前に出しちゃうと遊んじゃって食べないから(笑)。店内にはおもちゃもあるのですが、棚の中にしまってあります。食事前のお子さんの目に入らないように」

 

その言葉や気遣いからもわかるように、ここは子連れ客に優しいレストランでもある。店の奥には可愛らしい授乳室があり、アンティーク調のベビーベッドも完備。小学生以下を対象にした500円のコースもある。

 

「スープ、パン・ライス、アイスクリーム、ジュースのセットです。大人のコースのメインを多めに盛りつけているのは、親子でシェアしていただくためでもあるんです。そうすれば、子どもさんも大人のコースと同様の料理を格安で楽しめますから」

 

いずれも、オーナーが産後間もなく感じた不便から生まれたサービスだ。育児休暇期間中、それまで趣味だったカフェめぐりが、子連れではなかなか楽しめないことに気づいた。

 

「授乳室がある店なんてほとんどありませんから、車の中で授乳してから入店。オムツを替える場所にも困るし一苦労。荷物も増えるし色々と面倒で…。子連れ歓迎で、雰囲気も大人っぽい素敵なお店に巡り会えなかったんです」

 

 

 


広々とした店内。15名以上から貸し切りも可能で、結婚式を挙げたカップルも。

 

 

 

店を営むのは、食べ歩きが好きな夫婦と母親の3人。

 

夫妻はそれまで沖縄で別の仕事に就いていたが、食べることやカフェめぐりが好きだったことから店を開くことを決意した。

 

「本土に住んでいた母に一緒にやらない?と誘ったんです。すると、『いいね』と即答。沖縄では車がないと不便だと話していたので、すぐに免許もとったんですよ、64歳で! すごくアクティブな人なんです」

 

 

最初はカフェメニューを出す店を想定していたが、物件を決めて内装を整えていくうちに、店の方向性に違和感を感じ始めたと言う。

 

「アンティークショップの『Vintage Yard(ヴィンテージヤード)』さんから、『店に入りきらない家具があるから、使わない?』とすごく素敵なアンティークのテーブルを持ってきてくれたんです。それに合わせてシャンデリアを入れたりペンキを塗ったりしていくうちに、『これはカフェじゃないぞ』と。ビーフシチューやデミグラスソースハンバーグを出すような洋食屋のイメージが自然と浮かびました」

 

がらりと方向性を変え、洋食コースのランチを提供する店にした。

 

 

 


店内の家具や雑貨のうちタグがついているものは購入可能。いずれもアンティークショップ「Vintage Yard」の商品。

 

 

元来料理好きだった母親と、おいしい物に目がない夫妻。メニュー考案も調理も、3人全員であたる。

 

おいしいコース料理を手頃な値段で提供するために、さまざまな工夫を凝らしたメニューも人気だ。例えば、「なんちゃってエスカルゴ」。

 

「エスカルゴの食感って、炒めたエリンギとよく似てるんですよ。パセリやガーリックを効かせたエスカルゴバターを使ってエリンギを炒めると、まさにエスカルゴの味と歯応えに近くなるんです」

 

どんな料理でも、使っている食材は身近なものばかり。尋ねられればレシピも教えていると言う。

 

「おうちでおいしく作っていただけたら嬉しいですから。でも、『教えてもらったけど面倒で…やっぱり食べに来ちゃった!』という方も多いですけどね(笑)」

 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

 

 

前菜は大ぶりなブルスケッタが2つ、メインは大きな豚肉が2枚、そしてたっぷりのクリームブリュレ。さらにスープと飲み物もついている。
おいしさもさることながら、ボリュームにも大満足のコースランチだ。

 

「うち、小腹対応してないんですよ、ぜひ大腹空かせて来てください(笑)」

 

 

「面倒くさい料理を心がけている」というオーナーの言葉は、ドスン!と直球で私の心に響いた。仕事、育児、洗濯に掃除…。忙しい日々をすごしていると、「なるべく簡単かつ手早く作れるもの」というのが毎日のメニュー選びの条件になってしまう。
お手軽メニューが食卓に並ぶ日が続くと、ふと感じることがある。「手のこんだおいしい料理をどこかで食べたいなー」と。そこが抜群のロケーションで、子連れでも気兼ねなく過ごすことができて、パリッとアイロンの効いたクロスがかけられているような、素敵な店なら言うことない。

 

そんなわがままを全て叶えてくれる店。
誰だって、ここに来ればきっとスマイルになる。

 

写真・文 中井 雅代

 


森の食堂 smile spoon kitchen
本部町伊豆味2795-1
0980-47-7646
open 11:00~17:00
close 日、月

 

マフィンの移動販売も行っております。(メイクマン名護店同敷地「ファッションセンターしまむら」横にて)
詳しい営業日はHPでご確認ください。

 

HP http://www.smilespoon.net
ブログ http://smilespoon.ti-da.net

 

NAKAI

めぐらし屋
堀江敏幸・著 毎日新聞社 ¥1,400 (税別)
 
ここ数日、雨音で目が覚める。梅雨はまだ先ながらも、春の長雨。
ちょうど書き出しがこの時期にぴったりだなあと思い、手にしたのがこの小説。 
タイトルの「めぐらし屋」というのも何とも心惹かれる響き。
  
物語は主人公が、他界した父親の部屋から一冊のノートを見つけたことから、思わぬ展開になっていく。
 
主人公の蕗子さんは妙齢の少しふわふわした女性。彼女はそのノートの中に、小学生の頃描いた黄色い傘の絵の一部が貼ってあるのを見つけ、そこからするするとその頃の記憶が引き出されていく過程が描かれる。読んでいるうちに、こちらもまた、自身の記憶が思いがけず呼び起こされた。
  
小学生の頃のある日の書道の時間。クラスメートは皆、思い思いに小さな机に広げた書道用紙に字を書いていた。教室の中が昼間なのに、蛍光灯でやけに明るかったのは、外が今にも降り出しそうな雨雲に覆われ暗かったからだ。雷もごろごろ鳴っていたと思う。
私はあまり自分の作業には集中出来ず、いつ降り出すかなあとぼんやりと暗い校庭を見たりしていた。周りの低い声のおしゃべりや、墨をする音や紙を擦るような音が心地よく漂っていた。そんな中、静寂を破る突然の激しい落下音。最初は雨音にすら聞こえなかった。一瞬、私たちは歓声を上げたように憶えている。しばらくの間ざわついた後、外では激しい雨の降る中、また私たちはやるべきことに戻った。
  
とたったそれだけのことだけれど、満ち足りた何かいい思い出として、しっかりと記憶に残っている。一見、取るに足らない意味のないことでもこうやって何がきっかけで思い出すか分らない。そんな記憶の不思議さが淡々と静かに描かれた優しい物語。それがこの小説。
 
わからないことはわからないままにしておくのがいちばんいい、と帯に書かれた言葉。全て明らかになってしまったら何だかきっと窮屈だ。分からない、という余白があるから楽になれるし、誰かに優しくもなれる。読んだ人はまたそれぞれの記憶に想いを馳せるだろう。
じんわりと、大人の心に染みる物語です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI


 
a.suo の「みんなでつくる、理想の集合住宅」プロジェクト、3つ目のアンケートテーマは、「ベランダ」です。
 
横なが長方形の固定概念から離れて、自由に語ってもらいました。
 
 

– 当たり前だけど広さ重視。ベランダで何する?

 
大城:ベランダの広さは…広い方がいい?やっぱり。
 
一同:大きく頷く。
 
大城:狭いほうが良いっていう人は?…いるわけないね(笑)
 
高江洲:日本人って、ベランダ好きって言うよね。沖縄にある外人アパートってさ、ベランダ無し物件が結構あるの知ってた? 宜野湾市とか沖縄市にたくさんあるの。
 
加藤:わー、あり得ない。そこはいくら安くても借りれないね。ねえねえ、みんなは広いベランダでみんな何したいの?
 
斉藤:私は花育てたり野菜作ったりするのが好きだから、ベランダ菜園!
 
斉藤:ロケーションがよければ、普段からベランダでご飯食べたい。
 
髙橋:私も! ベランダでバーベキューとか楽しそう。
 
大城:私はね、布団干し。
 
加藤:布団?!(笑)。
 
大城:うん。からっとした布団じゃないとイヤで、毎週のように干してるんだ。だから、いっぺんに家族みんなの布団を干せるベランダが理想。加藤さんはベランダで何したいの?
 
加藤:やっぱり食事とかお茶。屋外で食べるご飯って格別だもん。あと、子供用プール置いて水遊びさせたい。
 
 
 

 

– 正方形のベランダ

 
加藤:ねえねえ、同じ面積だったら、正方形と長方形どっちがいい?
 
比嘉:正方形! なんか広々と使えそう。
 
大城:私は、物干竿がちゃんと入るのかが気になる…。ちゃんと収まるかな? まあ、長さの問題で、形からはずれてるんだけど気になる。
 
加藤:今住んでるアパートに正方形のベランダがついてるんだけど、物干竿入ったよ。でも今は、物干ひも使ってるおうちも多いよね。
 
比嘉:正方形ならではの長所って感じることある?
 
加藤:長方形ベランダよりも奥行きがあるから、雨の日に洗濯物干してても濡れにくくて助かってるよ〜。
 
大城:なるほど!じゃあ、布団干すのにもよさそうだね(笑)
 
斉藤:正方形、私はちょっと微妙かもって思った。実際に住んだことはないけど、デッドスペースができちゃいそう。
 
高江洲:そうなんだ。私は長方形の方が、全体的にデッドスペースって感じがする。洗濯物干場としてしか使えない感じ。あとね、正方形は無条件になんかかわいい! 家にはウキウキポイントがたくさんないとって思うんだけど、正方形のベランダはそれになる。
 
髙橋:正方形だとテーブルセットとかは置きやすいよね。長方形でも正方形でも、広ければ私はなんでもいいかな。
 
比嘉:低層階でベランダの奥行きが狭いと、外から丸見えじゃない? 奥行きのある正方形だとそういう心配も必要なさそう。
 
 

 

– 最低2方向にベランダがほしい

 
大城:部屋をぐるりと囲むような、コの字ベランダとかいいよね。
 
斉藤:それ最高だね!
 
比嘉:キッチンにも掃き出し窓はついててほしい〜。すぐにゴミを外に置けるように。
 
加藤:私もキッチン横のベランダは必須だな。部屋の隅っこに追いやられたようなキッチンがとにかく苦手。料理好きじゃないから、せめて風通し良くて明るいキッチンじゃないと、ますます料理から遠ざかりそう。
 
大城:複数ベランダだと、風通しも良いよね。
 
比嘉:そうだね。夏も風がぴゅーぴゅー通って、あんまりクーラーが要らなかったりする。
 
加藤:沖縄は湿気も多いし、個人的には一面ベランダの物件は絶対ナシだな。
 
髙橋:私も基本的には広いベランダ希望なんだけど、今住んでる家、ちょっと陽が入り過ぎて困ってるんだよね…。
 
加藤:暑い?
 
髙橋:うん。眺望を重視して海が見える西側にベランダをと思ったんだけど、沖縄の西日はきつすぎる! サンセットが見える西海岸はあきらめて、東海岸を臨む家のほうが良いって今は思う。西側の窓は、いっそ塞いじゃう潔さが必要かも。
 
高江洲:沖縄だったら西よりは北側を窓にした方が快適かもね。
 
 
 

 
– ベランダを素敵に活用するために

 
髙橋:ベランダ広いと気になるのは、室内から見える所は綺麗にしとかなきゃーっていうこと。
 
加藤:広いと便利だから色々置きたくなりそうだけど、お客さんに見られても困らない程度には綺麗にしときたいよね。
 
髙橋:そうだね。私も見える部分では生活感出したくないな。
 
高江洲:え〜、私は逆。ちょっとごちゃっとさせて生活感出したい。
 
斉藤:贅沢言うと、予備的なベランダがあると助かる。来客時には何でも突っ込めて、ドアを閉めれば隠せるみたいな。物置きベランダ(笑)。
 
高江洲:それ、贅沢すぎる(笑)。私には分からない発想だけど、きっとそういう物件もあるんだろうね。
 
加藤:私は緑だけを楽しむベランダがあったら嬉しい。菜園とかガーデニングとか可愛らしい感じじゃなくていいの。もりもりと木々が生い茂らせて、部屋から眺めて癒されたい。
 
高江洲:私も小さな庭にしたい! 「ベランダはじめました」って本を買って、真似してベランダ菜園してるんだけど、アパートのベランダは狭くて出るのが億劫。でもこの本のベランダもすごく狭いって書いてるから、私が駄目なんだ…きっと。でも広いベランダなら、もっとウキウキするはず!
 

 
大城:うちの旦那さんは、趣味専用のベランダが欲しいって言ってたよ。いろんな道具置いたり、大事なものを私に捨てられないように保管できるケースを置きたいんだって。
 
高江洲:外に置くの? 趣味の道具、室内においた方がいいじゃん〜! ベランダにあったら目について、余計捨てられそう(笑)。でも、これだけ色々用途が出てくるってことは、ベランダってお部屋の延長って感じなんだね。
 
 

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ベランダの形、活用について、あなたのご意見もぜひお聞かせ下さい。
よりよい集合住宅の実現に役立たせていただきます。

 
[contact-form 6 “ベランダ”]
 

ウェブアンケートの結果はどのようなものになるでしょう。
結果をお楽しみに!

 

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参加者プロフィール
比嘉さん:投資目的で那覇にマンションを買ったばかり。物件情報大好き女子。30代前半。
 
大城さん:分譲マンションに居住。東京にもマンションを所有。物件は収納命。30代半ば。
 
加藤さん:戸建購入が目標。資金面を考慮するとマンションもアリかも…と揺れている。30代半ば。
 
髙橋さん:沖縄に戸建、東京にマンションを所有。それでもおうちへの興味は尽きない。40代前半。
 
高江洲さん:家の購入はまだ先と思いながらも。制約の多い賃貸にはうんざり。好きに部屋をカスタムできるのが持ち家の最大のメリットだなと、最近気づいたところ。30代後半
 
斉藤さん:インテリア関係の仕事をしている関係でこれまでに見た物件多数。家の購入を検討中で、マンション・戸建・中古物件のリノベーション、すべて選択肢内。40代前半。

 

NAKAI

Day1
沖縄 スナップ
トップス:BEAMS BOY
パンツ:福岡のセレクトショップで購入
 
沖縄 スナップ
 
沖縄 スナップ
バッグ:友人が作ったもの
時計:TIMEX(タイメックス)
 
沖縄 スナップ
ブーツ:Conges payes ADIEU TRISTESSE(コンジェ ペイエ アデュー トリステス)
 
 
Day2
沖縄 スナップ
シャツ、ベストともに:BEAMS BOY
デニム:アメリカーナ
 
沖縄 スナップ
バッグ:姉からもらったもの
 
沖縄 スナップ
スニーカー:ARMEN(アーメン)
 
沖縄 スナップ
時計:TIMEX(タイメックス)
 
 
Day3
沖縄 スナップ
シャツ:unity market
パンツ:LOWRYS FARM
めがね:LOWRYS FARM
 
沖縄 スナップ
リュック:THE NORTH FACE
 
沖縄 スナップ
スニーカー:ニューバランス
 
 
Day4
沖縄 スナップ
Tシャツ、オーバーオールともに:BEAMS BOY
バッグ:it shakes hands
靴:ミネトンカ
 
沖縄 スナップ
時計:カシオ
 
 
Day5
沖縄 スナップ
Tシャツ:good wear
パンツ:ビームスボーイ
 
riridigo
リング:riridigo
 
沖縄 スナップ
ブローチ:福岡のセレクトショップで購入
 
沖縄 スナップ
リュック:best america n duffel
 
沖縄 スナップ
スニーカー:NIKE
 

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「洋服屋さんに入ると、真っ先にメンズアイテムをチェックします」
 
ボーイッシュなコーデが得意な彼女が服選びで気をつけているのは、全体的なライン。
「ぴたっとしたのは苦手でゆるい感じが好き。例えば、レディースのシャツってウエストの辺りがちょっとしぼってあったりするでしょ? それよりはまっすぐなフォルムがいい。だけど、ゆるすぎると本当に男子っぽくなっちゃう。体型を綺麗に見せるために、ちゃんと形はあるけどゆるいっていうギリギリのラインが自分なりにあるんです」
 
Tシャツの丈の長さにもこだわりが。
 
「ちょっと丈が長めなTシャツを、きゅっと上げて着るのが好き」
 
ボーイッシュな服装が好きなのは、幼いころからだと言う。
 
「髪型も小学校1年生の頃からずっとショートカット。スカートを履いた記憶もあんまりなくて、お気に入りアイテムはズボンばかり。今はワンピやスカートも持ってるけど、あんまり着ないな。完全にパンツ派」
 
つい買ってしまうアイテムは、靴、バッグ、そして「青いもの」。
 
「靴はスニーカーが多いですね。中でもニューバランスがお気に入り。ヒールのある靴は全然持ってなくて、友だちと『結婚式に招待されたらどうする?』『裸足で行くしかないよね?』って(笑)。
バッグはリュックが多いですね。基本的にラクチンな格好が好きなので、それに合うバッグばかり。
デニムもそうだけど、青色のアイテムが多いんですよ。なぜか惹かれちゃう。赤やピンクは全然持ってないですね」
 
ボーイッシュならくちんアイテムが多いが、コーデのどこかに女の子らしさを加えるのが彼女の鉄則。
 
「指輪やブローチなどの小物に可愛らしいものを取り入れたり、ヘアスタイルでニュアンスを出したりします」
 
だから、アイテムがメンズライクでも可愛くまとまる。
 
 
これからもボーイッシュスタイルを貫くと言う彼女が目指すのは「着回し上手」。
  
「つい似たようなコーデになりがちだから、今あるアイテムを上手に着回して、今までにない雰囲気の着こなしができたらいいな」
 
 
自分が本当に求めているもの、かつ似合うものをよく知っている人が羨ましい。なぜなら、迷いと失敗がないから。
「服を買うときはほぼ毎回一目惚れ」という彼女もそんな一人。洋服屋に入るやいなや、「これだ!」とピンとくるアイテムが真っ先に目に飛び込んでくる。
「試着の時は素敵だと思ったけど、あまり似合ってないなー」「結局ほとんど着てないや…」という失敗をすることも少ない。
 
スタイルの方向性が定まっていなくても、ある程度「自分に似合う服、似合わない服」の目安があると、買物はもっと楽しい。そして、買ったあともハッピーが続く。
 

写真・文 中井 雅代

 

 

NAKAI

ファクトリー・ガール
 

***軽いネタバレあり****

 
面白かった。

イーディ・セジウィックというひと全然知らなかったんだけど、すごくお洒落で可愛いひとですね。
ウォーホル、ボブ・ディランをも夢中にさせたひと。
 
ファクトリー・ガール
 
ファクトリー・ガール
 
ファクトリー・ガール
 
シエナ・ミラーはなかなか好演。
大胆ヌードも披露して体張ってます。
 
ファクトリー・ガール
 
このひと若いのに、私は、ホウレイ線が気になってしょうがなかったんだけど。
さすがにお洒落でどんな服も着こなしてます。
 
なんだろうなあ。
やはり、ウォーホルはあまりに個性的というか、凡人では理解できない領域です。
私は一時期、彼の作品に傾倒していた時期もありますが、人間としては到底理解不能。
凡人に理解できるような芸術家なんて、所詮天才にはなりえないんだろうけど。
ガイ・ピアース、神経質な挙動不審ぶりが、素晴らしかったです。
 
ファクトリー・ガール
 
ファクトリー・ガール
 
Musician(ミュージシャン)というクレジットではありましたが、ボブ・ディラン役をヘイデン・クリステンセン。
似てる。。。
かっこいいよね。
この人がとても普通の感覚を持っている人に見えました “ JUST LIKE A WOMAN ” は彼女のことを書いた作品。
歌詞が泣ける。
 
ファクトリー・ガール
 
ファクトリー・ガール
 
イーディというひとは、名家の資産家の娘だが、不幸だった。
お父さん、ひどいからね。
幼いころから虐待を受けていた、とあったが、どうなんだろ?兄弟とも肉体関係があったといわれてるしね。
お金ってありすぎても大変だなあ、といつも映画をみるとおもう。
イーディは、愛を求めていただけなんだろうなあ。
奔放なようでまじめで、世間知らずの彼女は、世の中にも利用される。
やっぱり自分の選択なんだけど、間違ったほうばかり選んじゃうんだよね。
ビリー(ボブ・ディラン)に差し出された手を、つかんで、そっちの世界にいってしまえたらよかったのになあ。
 
何を恐れていたのだろうか?
差し出された手は他にもあったはず。
彼女はあえて破滅を選んだのか?
 
前半のキラキラした彼女と、後半の落ちた彼女。
切ないです。シエナ・ミラー、はじめて女優だなあ、と思いました。
 
ファクトリー・ガール
 
エンドクレジットでは本物のイーディの写真が流れます。
すごく可愛い!もっと幼い感じで、もうちょっと小悪魔的です。
線も、もっと細い。壊れそうな彼女は、やっぱり壊れるしかなかったのかな。
考えさせられました。

KEE

 

  
<ストーリー>
1965年、名門令嬢のイーディ・セジウィック(シエナ・ミラー)は、ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル(ガイ・ピアース)と出会う。瞬く間にウォーホルを魅了した彼女は、彼の“ファクトリー”でも中心的存在になってゆく。その美ぼうと圧倒的存在感でメディアの注目を浴びるようになったイーディは、時代のミューズとなる。
 
<キャスト>
シエナ・ミラー
ガイ・ピアース
ヘイデン・クリステンセン
ジミー・ファロン
ジャック・ヒューストン
ミーナ・スヴァーリ
イレーナ・ダグラス
メアリー・エリザベス・ウィンステッド

 
☆DVDでどうぞ
ファクトリー・ガール
 

NAKAI

PIZZERIA555
 
クリームチーズたっぷりの「ナンミックスピザ」、なんと170円!
石窯で焼き上げた、こだわりの一品だよ。
 
PIZZERIA555
 
生地も具も、すべてオーナーの手作りで無添加。
食べたらわかるんだよね、”ちゃんと” 作られてるのが。
 
お店のすぐ裏にあるショッピングモール「コリンザ」に家電量販店が入っていたとき、高校生たちが携帯電話を目当てに押しかけてたんだって。そこで、高校生にも買える値段のものをと思って考案したそう。
 
今では小学生たちも買いにやって来るし、「ナンのおじさん」って呼ばれてるらしいよ、ピザ屋なのに(笑)。
 
もちろん、ピザもあって種類も豊富。サクふわ生地で、ふちギリギリまで具が乗せられてるのにMサイズ1000円〜と超お得! 手みやげに持っていってもすごく喜ばれるよ。
私の勤務先から徒歩10歩くらいなので、沢山買ってみんなでピザパーティーすることも。
 
PIZZERIA555
 
「三日食べないとさ、『食べたいなー』と思って来るわけさ」と言うおじさん。
小学生からおじさままで、常連さんの年齢層も幅広いね。
 
ちなみにおじさんのオススメは、「マッシュドポテトピザだね。ダブルチーズだから濃厚なんだよ」とのこと。
 
お
pizzeria555
 
オーナーの キイチさん。話が面白くて優しくて、しかもイケメン!のピザ職人。 いつもユンタクが盛り上がります。
 
キイチさん曰く、ナンミックスピザにフレッシュトマトを挟むとさらにおいしいとのこと。試しにやってみて頂きました〜。
 
pizzeria555
 
生トマトのジューシーさと爽やかな酸味が、濃厚チーズにぴったり!水菜を入れるともっとおいしいんだとか。
でも、一つだけ気になることが…。
ナンミックスピザを買っておうちに帰りつくまで、食べるのを我慢できるかな…(笑)。
 
持ち帰り専門のお店だけど、ベンチが沢山あるのでアチコーコーをその場で食べられますよ。
 
pizzeria555
PIZZERIA555 
沖縄市中央2-28-1
098-939-5432
open 11:00〜21:00
close 水

 
 
キャンパスレコード
 
亀千代先生のレコードだ!欲しい〜!
私、野村流の三線やってるんだけど、こんなの初めて見た。
 
キャンパスレコード
 
「ビセカツ」こと備瀬善勝(びせ よしかつ)社長のご登場! まさかご本人にお会いできるとは。
普久原恒勇さんや知名定男さんなど、沖縄民謡の重鎮たちの楽曲の作詞を手がけた作詞家でもあるし、「丘の一本松」や「十九の春」を世に送り出したプロデューサーでもある有名人だよ。
 
「こっちに面白い本があるから、見てごらん」と、ビセカツさん。
 
キャンパスレコード
 
照屋林賢さんだ。今よりもちょっと若いな〜。
 
グラフィックデザイナーの「サムライ」こと和宇慶文夫さんの版画と、ビセカツさんの文章によって、沖縄の芸能人を紹介した本。
島袋正雄や照屋林助といった大御所から、泉&やよい や ゆうりきやーといったテレビでよく見る人々まで、100名以上の有名人がずらり。
 
キャンパスレコード
 
ビセカツさんの似顔絵もそっくり!
 
キャンパスレコード
 
子どもからおじい・おばあまで、みんな楽しめる一冊だね。
 
キャンパスレコード
キャンパスレコード
 
工工四(クンクンシー:三線の楽譜)もたくさん! 私、何時間でもここにいられるよ(笑)。
 
私がこのお店に初めて来たのは中学生のとき。人生最初のCDを買ったのを今でもよく覚えてるよ。その時買ったのはね、スティングのアルバム! …沖縄とまったく関係ないね(笑)。
 
キャンパスレコード
 
沖縄に関連したCDやレコード、カセットだけじゃなく、日本や海外のポップスも扱ってるんだよ。
ほら、島唄の神様と呼ばれた嘉手苅林昌(かでかる りんしょう)さんの写真と同じ並びに B’z のアルバムが置いてあるし(笑)。
 
キャンパスレコード
 
沖縄芸能の巨匠たちとの親交も深いビセカツさん。業界の裏話や、名だたる有名人たちのエピソードをいくつも披露してくれました。
ビセカツさん自身もすごい方なのに、とても気さくでお優しい。
 
キャンパスレコード
 
キャンパスレコード
 
先日亡くなられた登川誠仁さんの特集コーナーが。
 
「あの人はね、声が大きいんだよ、すごく。この店に来るときは、入り口でいつも僕を大声で呼んでいたね」
 
つい昨日も会ったばかりというような話し方で、生き生きと語られる巨匠たちの逸話、ずっと聞いていたいなー。
 
キャンパスレコード
キャンパスレコード
沖縄市久保田1-7-22
TEL 098-932-3801
FAX 098-932-0280
oepn 10:00〜20:00
close 水
http://www.campus-r.com
 
 
秀月堂
 
お店の隣りにある高校に通ってたから、いつも昼休みに抜け出して買いに来てたの(笑)。
目当ては一番人気の「チーズまんじゅう」!
カマンベールチーズがぎっしり。懐かしいな、いただきます〜。
 
秀月堂
 
ん〜、濃厚チーズがたまらないね。外のかわもサクサク、ホロホロ。
さっぱりした甘さで何個でも食べられちゃう。毎日800個以上作っても、早いうちに売り切れちゃうことがほとんどなんだって。確かに、何十個と箱買いしていく人がたくさん…。みんな、いいな〜(笑)。 
 
高校生ってお金ないでしょ? だからいつも一個しか買えなかったんだ。でも、女性オーナーがすごく優しいひとでね、行く度にいっぱいおまけつけてくれたんだ…。めちゃくちゃ嬉しかったな〜。
 
秀月堂
 
チーズまんじゅうのショコラバージョン、初めて見た!
チョコレートを練り込んだクリームチーズかと思いきや、チョコチップが入ってるんだね。これがまたカリカリっとしておいしい! チップで正解かも。
 
チョコ風味が濃厚だから、ワインのおつまみにもイケそう。
又は大人のおやつ。子どもにあげるのちょっともったいないくらいのクオリティの高さだもん。
 
私的には、チーズまんじゅうとショコラチーズまんじゅうが同じ値段なところがツボ(笑)。チョコチップをプラスしてるのに値段は据え置きなんて、良心的すぎるー。
商品はすべて、店内の工場でひとつひとつ手作りしてるんだよ。手間ひまかかってるのに1個100円台の商品ばかり。行事ごとやお祝いにもぴったりだし、箱買いのお客さんが多いのも納得だよね。
 
秀月堂
 
秀月堂
 
チーズまんじゅう以外にもオススメしたい商品がたーっくさん!
店名を冠した「秀月」も、上品な味がTHE・和菓子って感じで大好きなんだ。
 
秀月堂
 
大福も種類が豊富なんだよ。いつも「甘さ控えめでおいしいな」と思ってたんだけど、一般的な大福よりもずっと糖度を落として作ってあるんだって。だから、男性やおじい・おばあにも大人気なんだねー。
 
秀月堂
 
中でも胡麻大福、いちご大福、くるみ大福は私の好みどストライク。
いちごが丸ごと一個入った大福は、いちごが旬の時期にしか食べられないの。見かけたら迷わずゲットすべし。
 
秀月堂
秀月堂
 
まんじゅうも種類が増えて、進化してるねー。
最近人気なのが胡麻まんじゅうなんだって。カレンツレーズン入りは大人向け。
これもお酒に合いそう。
 
秀月堂
 
販売も製造もスタッフさんはみんな女性だから、心配りもきめ細やか。おいしい和菓子だけじゃなく、お店の心意気も含めて大ファン。
さて、今日はどれをお土産に買って帰ろうかな。
 
秀月堂
秀月堂
南桃原1-11-3
098-930-2271
open 10:30~17:00
close 日、祝
 
 
ima cafe
 
青い壁が素敵でしょ? 友だちに教えてもらったのをきっかけに、今や常連。最初に食べたハンバーグのランチがすごくおいしくて、来る度に同じのを注文しちゃう。私、気に入ったらそればっかり頼むクセがあって…。きっと他のメニューもおいしいんだろうな〜。
 
ima cafe
 
品数が多くてバランスの取れたランチでしょ。
ご飯は雑穀米も選べるよ。
 
ima cafe
 
手作り感があって、愛情込めて作りましたーっていうのがひしひし伝わってくるハンバーグなんだよね。ボリュームたっぷりだし、味も優しくて…。
次もやっぱり同じメニューを頼んじゃいそう(笑)。
 
ima cafe
 
店名の「ima cafe(イマカフェ)」には、「自宅の居間で寛いでいるような気持ちですごしてほしい」というオーナーさんの想いがこめられているんだって。
確かに居心地よくて、いつもついつい長居しちゃう。
カウンター席もソファ席もいっぱいあるんだけど、次から次にお客さんがやってくるので、予約したほうが間違いナシです。
 
ima cafe
 
スタッフさんおすすめのドリンク、「自家製ジンジャーエール」。
手作りなだけあって、生姜がキリッ!と効いてますね。これは、大人の女性はきっとみんな好きだろうな〜。私も大好き!
 
スコーンや大ぶりのクッキーもおいしいよ。おみやげに買う人も多いそう。
 
 
コザ歩きに疲れたら、広々としたカフェでなかゆくい(=休憩)。
さあ、次はどのルートを通ってどこへ行く?
 
ima cafe
ima cafe
沖縄市上地3-2-26 A-3
098-989-1534
open 11:30〜18:00
(LO/food 17:00 tea.sweet 17:30)
close 月
http://imacafe.ti-da.net

NAKAI

旅立ちの島唄
 
大切な人への想いを、方言で「志情(しなさき)」と言うらしい。
その志情が、映画の核になっている。
 
主人公は南大東島に住む15歳の優奈。父親と二人で暮らしている。兄と姉、そして母は那覇在住。
家族のさまざまな事情や心情が、複雑に絡み合っている。
 
ヒロインには映画初主演の新人女優・三吉彩花。頼もしいベテラン俳優の面々が彼女を脇から力強く支えているが、自然体の演技と透明感のあるルックスで、見事に主演を演じきった。
 
背が高く、肌が白くて美しいので…というか、やっぱり女優さんなので、島の子たちの中にいるとどうしても目立ってしまうんだけど、悪目立ちしているわけじゃなく、「島にいるすごく綺麗な子」という印象で違和感がないのが不思議。
 
島旅立ちの島唄
 
優奈が所属している「ボロジノ娘」という民謡グループがとても素敵!
グループといっても、いわゆる芸能人みたいな雰囲気ではもちろんない。新垣先生というおじいちゃんが、自宅の教室スペースに女の子たちを集めて教えているのだ。島の民謡教室。
 
小・中学生のお姉ちゃんたちが、小さい子たちの面倒をすごくよくみている。練習時には三線の指導もするし、演奏会の時は着付けや髪結いをお手伝い。その様子がすごく微笑ましく、4歳の娘がいる親としては羨ましくもある。子どもって、子ども同士の付き合いですごく沢山のことを学ぶもんね。うちの子もボロジノ娘に入れたい!
小さい子たちにとって「ねーねー」達は、世話をしてくれるお母さんのようでもあり、憧れの存在でもある。身近にそういう存在がいるって、都会のくらしではほとんどないかも。
 
映画の冒頭は、メンバーの中で最年長であり、優奈の一つ年上であるメンバーの卒業コンサートのシーンから始まる。南大東島には高校がない。進学を機に島を離れるメンバーを送る、毎年恒例のコンサート。彼女は一人、涙をこらえながら別れの唄「アバヨーイ」を唄い、優奈は舞台袖で静かにその姿を見つめている。
 
その日から、優奈が卒業するまでの1年間の物語。
 
旅立ちの島唄
 
この映画、もちろんストーリーはしっかりあるのだけれど、6~7割はドキュメンタリーのような雰囲気。南大東島のくらしをリアルに描き出していて、「こういう島なんだ〜」というのが具体的に色々と伝わってきて、すごく面白い!
 
檻のようなゴンドラに入り、クレーンで吊りあげて乗り降りするフェリー、南大東と北大東の親善スポーツ大会(かなり白熱!)、農業組合の会合、さとうきびの収穫、中学校の卒業式の後、生徒と父兄が必ず訪れる場所…。島の一年間が詰まっているから、見終えた後はなんだか疑似移住したような感じ。
沖縄本島とも異なることばかりで、本島在住者の目にも新鮮。
 
島旅立ちの島唄
 
主人公が15歳ということで、34歳の私としては感情移入する対象が難しい。子を持つ親としては小林薫演じる父親サイド、もしくは大竹しのぶ演じる母親サイドに「うんうん、わかるわかる」と頷くこともあれば、遠い中学時代のことを思い出して「こういう感じだったなー確かに」と懐かしく思うところも。
 
特に優奈の初恋のシーン。近代化があまり進んでいない島での恋愛は、20年前の私の中・高時代とかぶるところもあり、結構、共感。「ケータイがない時代の中学生ってこんなだったよねー」みたいな。今は携帯電話でもパソコンでも、連絡手段はいくらでもあるもんね。まどろっこしくないのが良い所なんだろうけど、ちょっと趣きに欠けると思ってしまう私は、今の中学生からはオバさんと呼ばれてしまうんだろうな〜。
 
島旅立ちの島唄
 
日本屈指の演技派女優ここにあり、という感じの大竹しのぶ。表情一つ一つが切ない。久しぶりに優奈に会いに向かうときの、階段を登る一瞬の顔だけで、私、泣けちゃいましたよ…。
ともに暮らしている親子だったらあんな顔はしないよな、という複雑な、でも純粋な愛と必死さがにじみ出た表情。
 
旅立ちの島唄
 
小林薫もそうだけれど、この二人、セリフはすごく少ない。でもただそこにいるだけで、その雰囲気や立ち姿だけで、黙っていても想いが伝わってくる。すごいなー。
 
「小林薫」「離島」「父親」というと「Dr.コトー」を思い出すんだけど、もちろんあのときとはまた全然違う父親像を演じきってくれました。いかにも島んちゅというあの純粋なまなざしと、少し寂しそうな微笑み。
さすが!というほかありません。
 
島旅立ちの島唄
 
印象深かった登場人物の一人、優奈の姉の美奈。
小さい子どものいる母親という点で、私にとっては一番条件が似通った人物。
娘を産んだばかりなのに、わけありで那覇から島に戻って来た。ここにも、別の「志情(しなさき)」がある。
 
早織という女優さんが演じているんだけど、彼女もすごく印象的な目をするので引き込まれる。からっとしたお姉さん気質で、色々と案じる優奈に「大丈夫だから」といつも返すんだけど、その時の目がね、いつも心に秘めている「何か」を漂わせてるんだよね。
 
島旅立ちの島唄
 
本島でもロケを行っているので、見慣れた風景やスポットが映し出される度に「お!」と嬉しくなる。「ここ、あっちの喫茶店だー」「これって◯◯高校だよね」みたいな。沖縄に住む私たちならではの楽しみ方かも☆
 
私の自宅近辺も結構映っていて、「え〜!あそこに小林薫さん来たんだー!」と、かな〜りテンション上がりました。
 
 
島旅立ちの島唄
 
優奈と同じように中学校を卒業するタイミングでなければ意味がないからと、主演の三吉さんの中学卒業を待って撮影されたこの映画。思春期ならではの複雑な心境が、スクリーンを通じてひしひしと伝わってきます。
 
 
子どもって、こんなに色々考えているんだなーと思った後に、そういえば自分だって小さい頃、意外といろいろ思い悩んだりしていたよなと思い出した。家のことばかりじゃなく、友だちとの関係、学校での生活、将来のこと…。もしかすると今以上にさまざまなことを思い巡らせていたかもしれない。家族のことを疎ましく思うこともあるけれど、それでもまだまだそばにいて、不安定な自分を支えてほしいというのが本音の年頃。
 
島に住んでいると、避けられない現実がある。人よりも早めにやって来る自立もそのうちの一つ。
 
 
映画の最後を飾る、優奈の「アバヨーイ」。
私は優奈の姿に、自分の娘だけでなく、15歳だった私自身も重ねていました。
親元を離れて暮らすという、自立への第一歩を踏み出すときの不安感、高揚感、寂寥感…。
 
「この歌は泣いて唄ったら価値ないからさ、堪えて唄うんだよ」
 
と、民謡教室の新垣先生。
 
優奈の「アバヨーイ」、みなさんの心にはどう響くでしょう?
 

文 中井雅代

 

 
島唄
『旅立ちの島唄 ~十五の春~』
4月27日(土)より桜坂劇場にて公開
2012年/日本/114分
監督:吉田康弘
出演:三吉彩花/大竹しのぶ/小林薫/照喜名星那/上原宗司/ひーぷー/普久原明/ほか
http://www.bitters.co.jp/shimauta
 
●おとう、おかあ、ありがとね。島唄の旋律にのせて、少女は大好きな島に別れを告げるー。
南大東島に住む新里優奈(三吉彩花)。父・利治(小林薫)はさとうきび農家を営み、母・明美(大竹しのぶ)は兄や姉が進学するときに那覇に渡ったままなぜか戻ってこない。家族は既に壊れかけていた。優奈も1年後には高校進学のために島を出なくてはならない。ずっとふたりきりだった父との残されたわずかな時間、父をひとり残して那覇へ行く罪悪感、那覇での暮らしの不安と憧れ、淡い初恋、そして家族みんなで一緒に暮らしたいという想い……。おとなになるには早すぎる年齢で迎える15歳の春、少女民謡グループ“ボロジノ娘”として、優奈は島の民謡「アバヨーイ(“さようなら”の意)」を家族への想いを込めて唄う。
 

NAKAI

スタイリッシュまぐろランチコース
 
ベーコンにぐるぐる巻きにされているのは、なんとマグロ!
牛ステーキのベーコン巻きは食べたことあるけど、魚を巻いているのは初めて。
 
「沖縄県産のマグロを『ミキュイ』というフランス料理の調理法で半生の状態に焼き上げています」と山口シェフ。
 
パン粉のかかった上面にゆっくりナイフを入れる。その触感も表れた断面も、なんだか牛肉のステーキみたい!
 
添えられた二種のソースから、まずはてりやきソースをつけて。
きゅっと身の締まったマグロに甘辛いソースがぴったり。付け合わせのほうれん草やにんじんと一緒に口に運ぶと、味わいに変化が生まれておいしい〜。
ワサビディップをつければさっぱりと。ぴりりと辛いわけではなく、ふんわりと香るワサビが優しいアクセントに。
 
こうしてフレンチとしてプレートに盛りつけられていると、ちょっとかしこまってしまうけれど、ベーコンもマグロも(ほうれん草や人参だって)、どれも身近な食材ばかりなのよね。なのに、ベーコンで巻くという発想一つでマグロが変身〜!
 
もちろん、おうちで美しく「ミキュイ」を実践する自信はありませぬ…。身近な食材がこんなにおいしくなるのはやはり、プロの技あってこそ!
 
スタイリッシュまぐろランチコース
 
前菜は、「沖縄県産マグロのカルパッチョ 柑橘ドレッシング」。こってりなてりやきソースもよかったけれど、さっぱりとしたドレッシングは脂の乗ったマグロにぴったり。
 
この前菜、お楽しみがマグロの下に隠れていますよ☆
私にとっては初めての、意外すぎる組み合わせにびっくり!一口食べて、そのマッチングの妙に再度びっくり!
シェフ〜〜、頭の中は一体どうなってるの〜?!
 
スタイリッシュまぐろランチコース
 
マグロづくしのお得なランチメニューは、先日テレビ番組として放映されたばかりの「まぐろ王決定戦」で披露されたコース。
那覇市内の5つのホテルがシェフ考案のまぐろ料理で対決し、見事、「初代まぐろ王」に輝いたのがリーガロイヤルグラン沖縄。
 
スタイリッシュまぐろランチコース
 
若き山口シェフ。隣りの席からは
「あ、テレビに出てた人だ…!」「一位になった人でしょ」
というひそひそ声が。すでに有名人です。
 
思いつかないような組み合わせで楽しませてくれる山口シェフの料理。発想はどこから?と伺うと、これまたびっくりの答えが。
 
「とりあえず、何か思いついたらまずは頭の中で料理して、味見するんですよ。それでおいしければ作ってみる。おいしくなかったら再度レシピを練り直します」
 
頭の中で調理? 味見?
…実際に手を動かしても失敗することばかりの私からすると、まったく想像のつかない世界です…。
 
そんな天才肌の山口シェフが「マグロ料理の後にぴったりな、トゥルン!っと入って来る爽やかな一皿に仕上げました」とお勧めするのが、デザートの「豆乳ブランマンジェ」。
 
スタイリッシュまぐろランチコース
 
豆乳で作ったヘルシーなブラマンジェは、さっぱりしているけれどほどよい甘さでおいしい〜。
さらに、添えられたトマトのコンポートも、まぐろ王決定戦の審査員が「こんな甘いトマトのコンポートは初めて」と絶賛したほどのおいしさ。
 
器に注がれたスープが私の好みど真ん中!
こちらも、何のスープなのかはお楽しみ☆
 
 
厳正なる審査の結果、堂々の一位を獲得したコース料理を、ランチで食べることができます。こちら期間限定!
 
 
『スタイリッシュまぐろランチコース』
3/25(月)〜4/25(木)
11:30~14:00(最終入店13:30)
お問い合わせ・ご予約:098-867-3331
 
 
お一人様1,980円というリーズナブルな価格で食べられるので、混み合う可能性高し。
電話でのご予約がおすすめです。
 
また、こちらのコースをなんと無料で食べることができるペアランチ券1枚をプレゼント!!
 

 

※こちらのプレゼントは、2013年4月3日で締め切らせていただいております。

 
event@calend-okinawa.com 宛にメールでご応募ください。
必要事項は、下記の2項目となります。
1.お名前
2.ご住所
 

最上階である14階から見渡せる風景も最高です☆

 
スタイリッシュまぐろランチコース
 
スタイリッシュまぐろランチコース
 

『スタイリッシュまぐろランチコース』
お一人様1980円(税サ込)
お問い合わせ・ご予約:098-867-3331
 
リーガロイヤルグラン沖縄 ダイニング&バー エージュ
那覇市旭町1番地9
 
http://www.rihgaroyalgran-okinawa.co.jp