@プラザハウス
Roger’s ECOLE http://plazahouse.net/shop/data/298
2013.06.30
2013.06.28
2013.06.27
2013.06.26
@牧志
2013.06.25
2013.06.25
「私のレシピで作ったサモサは絶品よ。
インド料理店からも『自分で作るよりあなたが作ったのがおいしいから、納品してちょうだい』と言われたくらい」
インド出身のプーナム先生の本職は英語講師。
手料理のおいしさが評判となり、まわりから請われて料理教室を開くようになったと言う。
教室で教えるレシピは、生徒からのリクエストに応じて決めている。
どれくらいレシピがあるんですか?と尋ねると、両手を広げて「数千よ!数えきれないわ」とにっこり。
「試しにウェブ上にアップしてみたら、1年間で600レシピにもなったの。でも、まだまだあるのよ」
今日は数あるおすすめレシピの中から、「パラク・パニール(ほうれん草のカレー)」と「サモサ(インド風コロッケ)」を。
まずはサモサの皮を作る。
小麦粉に水、油、塩などを加えて生地を作る。
「水は少しずつ加えて。
多く入れすぎちゃうと、具を包むときに破れやすくなるのよ」
「生地がまとまってきたらボウルの周りについた粉も綺麗にとってね。
私の母はすごく厳しくて、これを取り残すとひどく叱られたものよ」
生地に布巾をかぶせ、冷蔵庫でしばらく寝かせておく。
インドで食べられるチーズ、「パニール」を作る。
熱した牛乳に塩などのスパイスを入れ、混ぜたらビネガーを入れる。
「見ていてね、おもしろいことが起きるわよ」
みるみるうちに分離し、ゆし豆腐状に。
「ガーゼなどで包み、水分をしっかりきります」
水道の蛇口につるすのがプーナム先生流。
重しをしてさらに水気をきり、20分ほど置いたらひし形にカットする。
「あとは、食べる直前に揚げるだけ。
さあ、次はサモサの具を作りましょう」
「インド料理の基礎となるのは沢山のスパイス。
サモサには全部で10種類のスパイスが入るので、しっかり数えてね」
ターメリックパウダー、ガラムマサラ、コリアンダーパウダー…
種類を指折り数えつつ、分量を量る。
「先生、コリアンダーシードが足りません」
と生徒が言うと、さっさとキッチンを出て行く先生。
戻って来たその手には、コリアンダーシードの入った袋が。
「玄関横に置いてある冷蔵庫に取りにいっていたのよ。
我が家には冷蔵庫が4つもあるの! 中はどれも香辛料でいっぱいよ」
日本では入手しづらいスパイスやハーブをインドなどから取り寄せ、何種類も冷凍保存している。
プーナム先生はただの料理好きではない。
故郷のインドでは、調理を専門に学ぶ大学を卒業した。
「でも、1977年に沖縄に来るまでは、料理を仕事にしたことはなかったの。
自宅で英語講師をしているんだけれど、食べ盛りの息子に出した夕飯を見て、生徒さんたちが『おいしそう!』と。
『どうぞ、味見してみて』と言ってみなさんにも出したらすごく喜んで。『作り方を教えて!』と言われたのがきっかけで料理教室を始めたの。
それからは色んなところで教えたわね、県内の市町村に呼ばれて教室を開いたこともありますよ」
冷凍したほうれん草を鍋に入れて火にかけ、カレーを作る。
「パラク・パニールの『パラク』は、ほうれん草のこと。
生のほうれん草は、きれいに洗って水気をしっかりきったら冷凍保存できるのよ。
ここでポイントなのが、ほうれん草に火が通ったら、すぐに氷水に入れて冷やすこと」
「ほうれん草は加熱してしばらくすると茶色く変色してしまうんだけど、氷水にとるとそれを防いで綺麗な緑色をキープできるの。
だから、私が作るほうれん草カレーはすごく綺麗な緑色なのよ」
氷水にさらしたら、ミキサーで撹拌する。
サモサに使うじゃがいも。「フォークに刺せば、皮をむきやすい茹でたてのうちに処理できるわよ」
サモサの具に味をつける。
「まずは、シード(種子)状のスパイスから炒めてね」
「レーズンがぷっくり膨れたら、パウダー状のスパイスを加える合図」
「スパイスがじゃがいもをコーティングするように、しっかり混ぜて」
同時進行でカレーを仕上げる。
ここでも数種類のスパイスを入れるため、見落とさないようレシピをチェックしながらしっかり量る。
ターメリックパウダー、ガラムマサラ、生姜などに加え、グリーンチリ(青唐辛子)も。
「グリーンチリは少し入れるだけでも相当辛いよ、みんな大丈夫?」
と先生。
「大好き! いっぱい入れよう」
と生徒たち。
「インド人の私より、みんなの方が辛いもの好きね(笑)」
サイコロ状に切ったトマトを炒め、ミキサーにかけた玉ねぎとほうれん草も加えると…。
美しい緑色に。
「氷水で色止めをしたから、こんなに綺麗な色に仕上がるのよ。
さあ、サモサの具ができたから、皮で包みましょう」
ここからが、プーナム先生の真骨頂。
生地を棒状に伸ばし…。
適当な大きさに切ったら、麺棒で薄く薄く、円形になるよう伸ばしていく。
「先生がやると簡単そうなのに、やってみるとすごく難しいんですよね。
私なんて、何度やってもひし形になっちゃう(笑)」
と、サモサを作ったことのある生徒が苦笑い。
「ポイントは、あまり麺棒を転がしすぎないこと。そして、厚みが均一になるようにすること。
厚みのある部分を見極め、そこから外側に向けて伸ばすように転がすのよ。
生地がまな板にくっつかないよう、途中で小麦粉をつけながらね」
「丸く成形したら中央に切り目を入れ、上下に具を乗せます。
あまり沢山乗せちゃうと皮が破けちゃうから気をつけて。
包み方は、円の中心点を基点にして折り、弧を描くふち同士を合わせるように」
「水をつけてふちを閉じ、フォークを押しあてたらできあがり」
日本ではこれがオーソドックスな作り方として紹介されることが多いが、本場インドでは違うと言う。
「最初に円錐型に成形し、手のひらで包み込むようにして持ったら、その中に具を詰め込んでいくの。
私がサモサ作りを教えている様子を見た妹から、『お姉さん、こちらのやり方も教えなきゃ!』ってダメ出しされちゃって(笑)
初心者の方にはちょっと難しいかもしれないけれど、慣れたらぜひこっちもチャレンジしてほしいですね」
生地がべたついたり、薄く伸ばしすぎたりすると、うまく包めないことも。
「何度もやっているうちに上手になるのよ、どんどん練習して!」
「揚げるときは弱火でじっくりね。
二度揚げするので、一度目は軽くで大丈夫よ」
「皮から具が出て来ちゃったら、こまめにすくって。
油を綺麗に保っておくのが、サモサを綺麗に揚げるコツよ」
「そうだ、余ったサモサの皮でチップスも作りましょう。
これがすごくおいしくてね、食べ出したら止まらないわよ〜」
「サモサの皮と同じように薄く伸ばしたら、ひし形にカットして、あとは揚げるだけ」
「スパイスで味をつけてあるから、これだけでおいしく食べられるのよ」
ほうれん草カレーに入れる「パニール」を仕上げる。
「フライパンに油を多めに敷いて、揚げ焼きにします」
「両面が黄金色になるまでじっくりね。
パニールは色んな料理に使うけれど、ほうれん草のカレーには欠かせないわね」
揚げ焼きにしたパニールをカレーに入れ、揚げ焼きにする前のパニールを表面に散らしたらできあがり。
「みんなお疲れさま!
さあ、お待ちかねの試食タイムよ」
「グリーンペッパーを沢山いれたから、辛さが心配だけど、どお?」
と先生。
「おいしいです〜!!」
と、みんな笑顔に。
次回の教室で作るレシピについても、話が盛り上がる。
「チキンカレー、もう一度習いたいな…。すごくおいしかったんだもん」
「ラッシーはいつやるんでしたっけ? 私が来れるときにぜひお願いします!」
教室は2~5名の少人数制。
生徒の要望で開催日も決められる。
たっぷり作ったサモサとカレーを、持参したタッパーに詰める生徒たちに、プーナム先生がスパイスの入った袋を手渡していく。
「今日の料理に使ったスパイスが全部入っているの。
せっかく習っても、家で復習しないと忘れちゃうでしょう?
インド料理は沢山のスパイスを使うから、必要なものが家にそろってないとすぐには作れない。
だからこうして、その日に使ったスパイスを一人ずつ用意してあげているのよ。
教室で料理を楽しんでもらえるのも嬉しいけれど、家に帰って家族にも作ってあげてほしいから」
教室である自宅には、先生の息子や孫たちの写真が至る所に飾られている。
家族の話をするとき、先生の顔はとても幸せそうにほころぶ。
教室を開くきっかけになったのも、家族のために作ったインド料理だった。
おうちで家族と食べたいインド料理。
本場の味を、自宅で再現しちゃいましょう。
プーナム先生のインド料理教室
1回2500円(食材費込み)
沖縄市(詳しい住所はお電話にてご確認ください)
090-3796-3097
☆英語教室も行っています☆
『ミス・マイキの英会話教室』
幼・小・中・高・一般・TOEIC・TOEFLクラス
日時:月曜日〜日曜日(毎日)AM9時〜PM10時
(希望の曜日・時間は相談下さい)
料金:1クラス1時間30分・週1回/月謝1万円(入会金5千円)
2013.06.24
**ネタばれあり**
素敵だったなあ、おばあちゃん。
おばあちゃんの家も素敵なんだけど、見事に英国な雰囲気。
私はイギリスには行ったことがないんだけど、イングリッシュ・ガーデンって憧れる。
おばあちゃんは、とにかく、まいにいろんなことをやらせて、ほめまくる。
私自身、ほめられてのびるタイプなので、これはいいと思います。
私は怒られまくって育ったので、萎縮してしまったもんな~。
ラベンダーの上で、シーツを乾かしたり。
ワイルド・ストロベリーでジャムつくったり、それはそれは素敵なのです。
おじいちゃんが、ワイルドストロベリーのジャムが大好きで、きゅうりにつけて食べたときだけは駄目だったみたいなエピソードがあって、想像しただけでも、まずそう。
それでも、なんかちょっと試してみたかったりして(笑)
高橋真悠ちゃんは可愛いです。
木村祐一 演じるゲンジを本気で嫌がるところは、なかなかうまいと思いました。
りょう はハーフには見えないけど、ミックスといえばいけるかもと思った。
クオーターくらいなら見えないこともない。
私にあんなおばあちゃんがいたら、ずっと一緒に暮らしたいなあ。
車があれば、特に不自由なさそうだもんね。
悩んだとき、迷った時、おばあちゃんが、道を自分で選択できるようにガイドしてくれるのだ。
「おばあちゃん、大好き」というと
「I know(知っていますよ)」と答える。
温かいのだ。
それにしても、日本語うまいなサチ・パーカー。
12歳まで日本で育ったといっても、凄いと思う。
おばあちゃんのおかげで、立ち直った、まい。
でも最後はなんだか気まずくなってしまいます。
タイトル通り西の魔女は死んでしまうのですが、おばあちゃんが亡くなって、おばあちゃんちに戻ってきたまいに、西の魔女からのメッセージがありました。
ここが、泣けた。
本当に、ハーブや自然なものに囲まれた生活は、実際には大変だろうけど、ゆっくりしたい私には天国のようにみえました。
ちなみにサチ・パーカー、全然知らない女優さんだが、シャーリー・マクレーンの娘だったのね~。
似てないと思ったけど、普段の姿をみたら「なるほど」な感じでした。
KEE
<ストーリー>
中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否になり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む田舎で過ごすことになる。日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女と呼ばれていた。まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも自分で決めるということを教わる。
<キャスト>
キャスト
サチ・パーカー
高橋真悠
りょう
大森南朋
高橋克実
木村祐一
他
☆DVDでどうぞ☆
2013.06.24
2013.06.21
梅雨が明けましたね。
夏のお出かけ支度はもうお済みでしょうか。
カラーバリエーション豊かな「リーノ・エ・リーナ」のリネンハットが店頭に並びました。
見た目にもさわやかなリネンのハット、お色に迷うのもとても楽しい時間です。
さて、どのカラーを選びましょうか。
着る服を選ばないオールマイティなナチュラル~ブラウン系。
シンプルなブラックのブラウスに合わせて上品にまとめたり
淡い色同士でトーンをあわせても。
お肌のトーンにも目を配りながら選んでみる。
人気のパープル系。
薄めの優しいカラーからビビッとカラーまで様々です。
この発色。ハットが主役のコーディネートを考えたくなります。
さわやかなアイボリーからインディゴ系。
真っ白のプルオーバーを着て、はっきりした色のバッグを持ってみる。
ああ、夏が始まる。
頭のサイズに合わせて調整ができるように内側にひもがついているので、風が吹いてもとばされにくいです。
リムの部分をお好きな角度に調節して、目深にかぶったり、つばをあげたり。
首の後ろまで隠れるつばの大きさも魅力です。
汗をかいたらジャブジャブお洗濯。
いつも清潔に保てます。
日差し対策を万全に整えたら、海に山にショッピングに、これから始まる夏を謳歌する姿を想像して。
ああ、わくわくする。
活躍が楽しみなリネンのハットです。
写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net
関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)
2013.06.19
杉浦康平、北村正利・著 福音館書店 ¥2,200
夏が近づいて来た。またあの暑さを思うと今から辟易してしまう。
そんなときたくさんの絵本にまぎれて店にやってきた今回紹介する
『 立体で見る [ 星の本 ] 』。
だいぶ年季が入っていて、奥付を見ると1986年に出て以来、何度も再版を重ねている。
福音館書店から出ている「かがくのほん」として大人から子どもまで楽しめるこの本。
開いてみてすぐ懐かしい気持ちが湧いてきた。
紙でできた星座盤は誰でも目にしたことがあるはず。
初めて手にしたのは小学生の夏。確か理科の授業で使い方を教わった。
とにかく早く試してみたくて夜になるのを待った。
庭に出て妹弟と一緒によく星座盤を覗き込んでああでもない、こうでもないと照らし合わせながら夜空を見上げていたのを思い出す。
ベガ、アルタイル、デネブの名前の響きに引かれた夏の大三角。
遠い小さな光る点と点を結んで図が浮かび上がる北斗七星を楽しんでいたあの頃。
この本を捲っているとそのときの幸福な時間に包まれる気がしてくる。
紙面のむらさき色の空に、大小様々な星が散りばめられいくつもの星座がかたどられている。
気の遠くなりそうな圧倒的な数の星々。
それらを付属の赤と青のセロファンの立体めがねで覗くと・・・・・・。
しばらくコツがつかめず焦点をずらしたり、じっとめがねを通して
たくさんの粒を見つめていると、わっと思わず声が出た。
これは実際見てみないと分からない美しさ。
紙面に突然現れる深い空間に吸い込まれそうになる。
思わず手を伸ばして触れたくなる繊細な線で出来た、おおぐまや、きりん、うしかいやかんむり。
それが遠くなったり近くなったり、いつのまにか自分自身もその星座の一部になったような錯覚に落ちる。
毎年変わることなく季節が巡る。同じように夜空の星座たちも回り続ける。
それはすごいことなんだということを大人になると忘れそうになる。
そんなときはこの本を開いて、目を凝らしながら空を見上げることにしよう。
OMAR BOOKS 川端明美
OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
2013.06.18
@那覇市金城
2013.06.18
ヘアアクセ:BEAMS BOY
ピアス:qulias/CAFE UNIZON
Day2
ワンピ:malaika
レギンス:不明
サンダル:BEAMS
バッグ:彼氏のお母さんからのプレゼント
ピアス:niko and …
チョーカー:COQULE
Day3
ワンピ:IRIS Club by ISBIT DAIKANYAMA
ピアス:HONOR’S STORE
Day4
ワンピ:Favori
帽子:不明
Day5
ワンピ:古着屋
帽子:mystic
撮影:宗像堂
関連記事「天然酵母と石窯がうみだす『いのちのパン』」
「あんたのクローゼット、お祭りみたいやなって言われることが多いんですよ〜」と笑う彼女のワードローブはどれも、元気いっぱいのカラフルなものばかり。
「見ていても着ていてもハッピーになる服が好きなんです。ビタミンカラーの洋服が、自分にとってもビタミンになる、みたいな」
色まんちゃー(=カラフル)コーデの中で、例外的にシンプルなDAY4のベージュワンピは、結婚式用に買ったもの。黒や白といった色が、普段のコーデの中心に置かれることはほとんどない。
「黒のアイテムも持ってはいるんですよ。でもメインアイテムは別にあるの。私は一目惚れで服を買うことが多いので、『これ可愛い!』と即買いしたあとに、『この服に合わせるなら黒のパンツかなー』と思って買い足すことがあるから。あくまでも、メインはカラフルアイテムですね(笑)」
クローゼットを占領しているのは、色とりどりのワンピース。
「だって、ラクチンだから。 一目惚れするのもワンピースばかりなんです」
昔はもっと派手だったかも〜!とコロコロ笑いながら話す彼女には、鮮やかな服がとてもよく似合う。
家族が大好き、恋人も友人も大切、みんな優しい人ばかりで毎日楽しくてしょうがないという彼女。
沖縄に来てから、「あなたは『天国ことば』をよく使うね」と友人に言われたのが印象的だったと言う。
「自分では気づかなかったけれど、楽しい、好き、幸せ、嬉しい…そういうハッピーな言葉を口にしてることが多いみたいで。『そういうのを天国ことばって言うんだよ。天国ことばをよく使う人の周りには人が集まって来るし、幸せも寄ってくるんだよ』と言ってもらってすごく嬉しかったんです」
いつもそうだとは限らないけれど、モノトーンやグレーなど落ち着いたカラーの服を手にとりがちなときは、心が落ち込んでいたり、少し一人になりたいときだったりする。どうにも元気がでないときや、うつうつした気持ちから抜け出せないとき、あえてビビッドカラーのアイテムを身に着けてみると、確かに少し元気が復活することもある。
着ている服の色は常に視野に入るし、鏡やガラス窓に映り込む自分が何色に包まれているかによって気分も変わる。
服って、色って、実は結構スゴい。
お祭りみたいに賑やかなワードローブに囲まれている彼女が、いつも元気でハッピーオーラ全開なのも納得。
さあ、夏本番!疲れているヒマはない。ビタミンカラーのアイテムに、毎日の元気をもらっちゃおう。
写真・文 中井 雅代
2013.06.17
2013.06.17
日時:2013年7月28日(日)14:00〜16:00
場所:module(モジュール)那覇市旭町116-37 1F
参加費:¥5,000(プチデザート・お茶つき)
※定員に達し次第お申し込みを締め切ることがあります。
お申し込み・お問い合わせ:
module 098-988-0865
mone flower school 090-4779-8658(玉井多喜子)
パリで活躍するフラワーアーティストが、沖縄にやってきます。
花野魅力やアレンジのアイデア、仕事にまつわるエピソード、最近のパリスタイルのご紹介などなど、トークをまじえて実演します。
すぐに役立つテクニックなどもご紹介。
ちょっとしたスイーツとお茶を用意してお待ちしております。
夏の午後にパリの花を感じませんか…?
<講師プロフィール>
佐伯美奈シアンフェラーニ(リューディ/Paris)
1994年、大学卒業後に渡仏。パリ、モンパルナスのアトリエLieu-dit(リューディ)、アラン・シアンフェラーニ夫妻の元にて研修。2002年に同夫妻の養女となる。同夫妻の引退後2005年7月アトリエを引き継ぎオーナーとなる。カトリーヌ・ミュレーが著書に紹介する、パリの人気フラワーアーアティストの一人。
http://www.lieu-dit-paris.fr
2013.06.16
@あしびなー
2013.06.16
のどかな農村地域に突如あらわれた、愛らしいパーラー。
その奥からは、様々な素材の香りが入り交じった香ばしい匂いが漂い、鼻孔をくすぐる。
「野菜とスパイスのみでルーを作る『酵素玄米カレー』がお勧めです。水はほとんど入れず、野菜から出る水分で作っています。
完成したときは、『これは肉入りカレーを超えたな』と(笑)」
一口食べると、ピリッとスパイシーで、深みのある味わい。
試行錯誤を重ね、完成までに約10年を費やしたという一皿は、誠さん自慢の一品だ。
「このカレーを召し上がった多くの方がリピーターになってくださいます。
小麦粉を使っていないので、小麦アレルギーの方でも食べられるんですよ」
東京で10年ほどバーテンダーとして勤めていた経歴を持つ誠さん。カレーを作り始めたのもその頃からだと言う。
「バーテンというとお酒のイメージが強いかもしれませんが、お酒を作るのは、フードメニューをすべて作れるようになってから。お酒は料理に合わせるものだからです。
その店の看板メニューがカレーでした。
厨房で働いていたスリランカ人のレシピをアレンジしたチキンカレーがすごくおいしくて。
当時のレシピにさらにアレンジを加え、野菜のみで作る今のカレーにたどりつきました」
カレーに合わせるご飯は、妻のえりなさんが作る酵素玄米だ。
「色んなご飯を試しましたが、酵素玄米と合わせたときに『これだ!一番おいしい』と夫婦で意見が一致して」
プチプチとした食感やコクのある味わいが、野菜の旨味たっぷりのカレーにぴったりと合う。
普段から発酵食品を手作りしているえりなさんは、様々な情報を参考にしながら独自の方法で酵素玄米を作っていると言う。
「豆を10種類ほど入れています。そうすることで玄米もカレーもよりおいしく食べることができるから。
また、すべてのメニューに共通していることですが、なるべく沖縄の旬のものを使って作るよう心がけています。
これからだとパパイヤが出てくるので、ピクルスを作るのが楽しみですね。パパイヤのもつ自然な甘みが全面に出てくるので、すごくおいしいんですよ」
さとうきびだけで作るジュースも絶品だ。
強い日射しに照らされる沖縄の夏にぴったりの、すっきりとした甘さがこの上なく心地よい。
砂糖の原料だからと、濃厚で甘ったるい味わいを想像していたので、そのさわやなかな喉ごしに驚いた。
甘みだけではなく、レモンのような酸味や、わずかながら海水のようなしょっぱさも感じる。
入っているのは本当にさとうきびだけ? と、つい疑いたくなるほど、その味わいは奥深い。
「ミネラルなどの様々な栄養素を、さとうきびが土の中から吸い上げているからかもしれないですね」
使用するさとうきびにもこだわっている。
「無農薬で育てている農家さんに人づてに出会うことができたんです。
さとうきびの収穫時期は1〜3月。今はその時期に収穫し、冷凍保存してあるものも使っています。
味をみながら調整し、通年ご提供できたらいいなと考えています」
専用の機械にさとうきびを一本ずつ入れていく。
しっかりとした太めのさとうきびでも、わずかなジュースしか搾れない。次から次に機械へと入れていく。
Parlour de jujumo を営む二人は、音楽ユニット「jujumo(ジュジュモ)」としても活躍している。
店を出すきっかけとなったのは、このパーラーとの出逢いだった。
「知り合いの持ち物だったのですが、当時は物置きのようになっていました。
でもすごく可愛らしい形だったし、持ち主が譲ってくれるとおっしゃったので、頂くことにしたんです」
料理上手な誠さんは、それまでもイベント等でカレーを作ったことがあり、「おいしい」と好評を得ていた。
「お酒も作れるし、いつか店をやってもいいなーと考えたことはありました。具体的に計画していたわけではなかったのですが、パーラーを譲っていただける話や、実家の駐車場の幅とパーラーのサイズがピッタリ合ったことなど諸々の条件がうまく重なって、店を出せる環境が整ったんです」
譲り受けたパーラーを豊見城市の「数珠森(じゅずのもり)」の麓にあるえりなさんの実家へと運び、駐車場に設置。自身の手で改装し、2013年3月にオープンさせた。
数珠森は、音楽ユニット名「jujumo」の由来となった森でもある。
パーラーの裏手にある実家の庭で穫れた、バジルやイタリアンパセリを刻む。
春休み、お昼ご飯代の500円を握りしめて毎日買いに来る小学生もいたというほど人気なのが、ベジタブルバーガーだ。
「野菜しか挟んでいないのに大人のファンの方も多くて。
『これまで食べたバーガーで一番おいしい』という嬉しい声もいただきました。
自家製ハーブを使った豆乳マヨネーズが効いてるんです。
イタリアンパセリとバジル、季節になるとフェンネルも入ります。そこに豆乳、レモン、オリーブバージンオイルなどを加えて作っています」
挟んでいる葉野菜は、えりなさんの祖母が庭で作っているものだ。
「あたいぐゎー(家庭菜園)で完全無農薬で作っています。毎日朝晩、祖母がピンセットで一匹ずつ虫をとっているんですよ」
惜しまず手間ひまをかけている。だから、生き生きとした野菜の味わいが楽しめる。
バンズには、八重岳ベーカリー(関連記事:こころとからだが喜ぶパン。天然酵母パンと30年以上作り続ける黒パンで健康と幸せに導く)の全粒粉パンを使用。みっしりと目のつまった生地は重量感があり、野菜やマヨネーズの水分を吸ってもしんなりしないため、バンズに最適だ。
「ハーブチーズだけが動物性の食品なのですが、ご要望があればチーズは抜いてお作りすることもできます。そうすれば完全なベジバーガーに。
バーガー目当てに遠くから来てくださる方もいらっしゃいます」
「アイスコーヒー3つ!」セラードコーヒー(関連記事:思わずがぶ飲み、コーヒーの旨味引き立つカフェラテ)から仕入れた豆をその場で挽いて淹れてくれる。
農地に囲まれた静かな場所にある Parlour de jujumo 。
近所に住むおばあさんや子どもたちも常連客だ。
「子どもたちが気軽に来られるような場所でありたいと思っています。
いずれはパーラーの裏手にある庭の一角に小屋を建て、イートインスペースにしたりワークショップをしたりするのもいいなと思っています。
子ども連れでパーラーでゆっくりするのは難しいけれど、庭ならのんびりできるかなーと思って。
また、落ち着いて来たらナイトパーラーもやってみたいですね。
お酒やおつまみを作って、庭でみんなでワイワイと。楽しそうじゃないですか?」
メニューはいずれもテイクアウト可能。
Parlour de jujumo の朝は早い。7時からオープンし、13時まで営業。
午後は音楽活動に専念するためだ。
早朝から開いているため、出勤前に利用する人も多い。
「コーヒーを買って出勤される方や、ランチ用にとカレーをテイクアウトなさる方もいますね。
ゆくゆくはお粥の朝食もご用意したいと思っているんです。
僕は5歳から5年ほど香港で暮らしていたのですが、お粥は身体への負担も少ないし、単純においしい!
これから仕事に向かう方にも、ゆっくり朝食を楽しみたい方にも喜んでいただけると思います」
初めて訪れるひとたちは、口々にこう言う。
「店の前を通る度に気になってたんです。
完成する前から『これ、何屋さんになるんだろう?』って」
Parlour de jujumo は道路沿いに建っている。
のどかな風景の中に突然現れた可愛らしい小さな箱は、その前を毎日通る人々にとって非常に気になる存在だったようだ。
「パーラーって、僕らとお客さんが話しやすいだけでなく、お客さん同士でも会話が生まれやすい形だと思うんですよ。
オーダーしたものが出てくるのを隣り合って待っている間、どちらからともなく話し出して。
そういうのも素敵だと思うんです」
人との繋がりを大切にする2人が営む店。
数珠森の麓で、パーラーの存在感は少しずつ、確実に大きくなっているようだ。
Parlour de jujumo
豊見城与根490-3
080-4278-8150
open
平日 7:00〜13:00
週末 11:00〜16:00
close 不定休
駐車場あり
※ミュージシャンとしての活動もあり、不定休となっております。
早めにブログや、店頭にてお休みのお知らせをしておりますが、来られる際にお気軽に電話で確認してもらっても大丈夫です☆
http://jujumo.sblo.jp
http://juzunomori.blog.fc2.com