@おもろまち
2013.05.31
@おもろまち
2013.05.28
2013.05.28
ショーン・タン著 岸本佐知子・訳 河出書房新社 ¥1,000(税別)
黒い顔に小っちゃな瞳がこちらを見つめる表紙。
ふらっと寄った本屋でつい気になって、手にとってみたら最後まで読んでしまった。
普通ならそのまま本棚に返すところだけれど、手のひらサイズのこの絵本は、もう一度読みたいなと思わせてくれる何かがあった。
オーストラリアの現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、ショーン・タンによる本書。
本の見返しがまた優しい色合いに包まれていてとても素敵。
お話はこう始まる。
あるとき「ぼく」の家にエリックという名の交換留学生がやってきた。
どこの国からかは分からない。ぼくの家族がエリックが気持ちよく暮らせるようにと、用意してあった部屋には泊まらず、小さな彼は台所の戸棚の中で多くの時間を過ごす。
とても控えめで勉強家のエリック。
ぼくはエリックがほんとのところ、ここでの生活を楽しんでいるのかどうかが気になっている。彼をいろんなところへ連れていき、驚かせたくて面白いだろうと思うものを見せてまわる。けれど、彼が本当に求めていることをしてあげられているんだろうか、とぼくは心配しながらもそのことをエリックには聞くことができない。
彼らのやりとりを見ていると、「分からない」ということ、それを前提にしてお互いを尊重することをふっと考えさせてしまう。
「お国柄ね」とぼくのお母さんがそんなときに言う言葉。
よく分からないながら相手を認める。それでいいんじゃない?という風に、分からないままエリックの言動を受け止めるお母さんの言葉が耳に残った。
相手の喜ぶことをしようとしてそれが見当外れだった、なんてことはよくある。相手の求めていることを正確に知るのはとても難しい。まして相手のバックボーンや育った文化などが全く分からないとなると、よけいに理解するのは困難だ。
―でもそれでいいんだよ。
というエリックの声が聞こえた気がした。その気持ちだけで嬉しいと彼は言いたかったのかもしれない。
彼が最期に、ぼくとその家族に残していくものがまた胸を打つ。
優しさがそっと心の深いところまで降りてくる小さな絵本。大切な誰かへの贈り物としてもおすすめです。
OMAR BOOKS 川端明美
OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
2013.05.27
カーデ ¥4,095( niko and … )
サンダル ¥11,613( niko and … )
Day2
トップス¥6,195
サンダル ¥11,613
傘 ¥798(以上すべて niko and … )
サスペンダー:私物
バッグ ¥3,990( niko and … )
Day3
トップス ¥2,940
カーデ ¥4,095
バッグ ¥6,195
傘 ¥798( niko and … )
靴 ¥4,200(BENSIMONレース/niko and … )
Day4
トップス ¥4,515
帽子 ¥3,990
バッグ ¥1,470
サンダル ¥9,975
傘 ¥798(以上すべて niko and … )
Day5
トップス ¥4,095
パンツ ¥4,830
サンダル ¥12,390
ネックレス ¥2,100
帽子 ¥3,675
バッグ ¥3,601(以上すべて niko and … )
Day6
シャツ ¥5,145
インナー ¥1,890
パンツ ¥4,515
サンダル ¥12,390(以上すべて niko and … )
バッグ ¥4,095( niko and … )
「外国人の子どもになりたい!」という言葉通り、ボーイッシュでキュートなコーデがお似合いの久留米さん。最近のヘビロテアイテムであるクリーム色のソフトデニムを着回してくれた。
「白系パンツって、濃い色よりも意外と合わせやすいんですよ。私は基本的にいつもパンツスタイル。中でも太め&ゆるめのラインが好きなんですが、色はインディゴよりも白系が断然多いですね」
トップスを同系色でまとめて差し色で遊んだり、シャツをインしてサスペンダーを合わせたり、カーディガンを羽織って女の子らしくまとめたりと、楽しみかたも色々。
裾はロールアップさせるのが鉄則。ウェッジソールのサンダルを合わせれば大人っぽく、スニーカーを合わせればボーイッシュに決まる。
雨の日は、傘とのコーデを考えるのも楽しい。
ヨット柄が可愛いショートパンツや、大きめ花柄のレギンスを履くなら、トップスはシンプルに。
久留米さんが店長を務める「niko and … サンエー那覇メインプレイス店」には、大人の女性も楽しめるキレイめカジュアルなアイテムがそろう。
「デザインだけでなく素材にもこだわっているので、子どもっぽくならないんです。麻や綿といった自然の素材を多く使っているので、沖縄の気候には特に適していると思いますよ。お客様からも『着心地がすごく良い』というお言葉をよくいただくんです。また、流行に左右されず、長く着て頂けるデザインも好評ですね」
店内にはインテリアコーナーもあり、品揃えも充実している。
「niko and … のコンセプトは、くらし全体のスタイルをご提案すること。また、テイストを一つに絞らず、さまざまなアイテムがそろっているのも当店の特徴の一つです。インテリアなら北欧系、アメリカン、中東・インド系、アンティークなど。年代もさまざまで、最新のものもあれば昭和チックな雰囲気のものも」
ベーシック。だけど、どこか個性が光る。そんなちょっとクセのある品々が数多く並び、広い店内はどれだけいても飽きることがない。
「週4日くらい来てくださる常連さんも(笑)。『沖縄にはこういうお店が今までなくて』という嬉しいお言葉もいただきました」
レイングッズも豊富。中でも傘は1日に数十本売れるというほど人気。プレゼントにと購入する人も。
価格がお手頃なのも嬉しい。そのためか、同じアイテムを色違いで買う方も多いのだそう。実は、久留米さんもそんな一人。
「迷ったらどっちも買う!(笑)最近ではカーディガン。同じデザインのものをベージュベースとグリーンベースの2種類買いました。無難なのはベージュかな? と思っていましたが、意外にもグリーンの出番が多くて。どっちも買っておいてよかったーとほくそ笑んでいます」
ポップな色合いのアイテムも多く、雨続きで暗くなりがちな気持ちをハッピーにしてくれるものばかり。
私に似合うスタイルって? 今のままでいい? それとも、少し方向転換してみたい?大人の冒険心を応援してくれる。そんなショップの登場です。
niko and … サンエー那覇メインプレイス店
那覇市おもろまち4丁目4-9 サンエー那覇 1F
098-869-2363
open 9:00〜22:00
2013.05.26
「マンション購入? 結婚してからでしょ」
「独身で買ったら、結婚あきらめたって思われちゃう…」
「でも、投資の一環で買った友達がいるんだよね」
「結婚後もそこに一緒に住めるなら、かなりお得じゃない?」
「おうちって長い時間を過ごす場所だから、一人暮らしでもできるだけ素敵なところに住めたら…とは思うけど」
住宅の購入は結婚してから、という考え方が浸透している一方で、独身で購入に踏み切る人も多くなってきた昨今。
実際のところどちらがお得? どちらが楽しい?
住まいへの関心が強く、目の高い女性たちに、宜野湾市の分譲マンション「フェアリーズヴィラ佐真下」のモデルルームを見学しながらお話を伺いました。
もくじ
1.マンションを買うなら、結婚後よりむしろ独身時代!
by ファイナンシャルプランナー 島袋一恵さん
2.賃貸に出すときも安心。買うなら小さめマンションを。
by 単身時にマンション購入 石渡みち代さん
3.賃貸よりも安い!独身でも手に入る、理想のマンションライフ
by ただいま賃貸ライフのアラサー女子2人
1.マンションを買うなら、結婚後よりむしろ独身時代!
by ファイナンシャルプランナー 島袋一恵さん
プロフィール
島袋一恵さん:30代後半・既婚・二人の子持ち。結婚後、4LDKの中古マンションを購入しリフォームして住んでいる。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、マンション購入を検討する独身女性の相談に乗ることも。
– マンション購入が、結婚相手を引き寄せる?!
私がまず言いたいのは、「未婚だからマンション買わない」っていう考え方は違うよーということ。
独身時代にマンションを購入して結婚、その後も同じマンションに住んでいるっていう流れはよくあります。
「結婚前に家を買うと結婚から遠ざかる」なんて言う人もいるけど、私は逆だと思うんです。
マンション購入できるくらいお金を貯めてるとか、資産の運用についてちゃんと考えてるってことだから、男性から見ても「この人すごくしっかりしてる!」っていう高評価に繋がることの方が多い。
私も今独身だったら、きっと買ってると思うなー。
買いたいひとは買っていいと思うんですよ、未婚でも。
変なもの買ったり、無駄遣いしたりするよりはずっと良い。
今は預貯金の利率もイマイチだし、かといって株やFXみたいな値動きの激しいものは難しいし怖い。
マンションの価値ってそんなに大きく下がったりするものじゃなくて安定してるから、安心して買えると思うんですよね。
– 「どっちの実家近くに住む?」 結婚後のもめ事の1つも、事前に解決。
特に、女性が買うなら実家近くのマンションがお勧め。
沖縄だとね、結婚した後にどちらの実家近くに住むかで大抵揉めるんですよ。
それで両家の間をとって、変に中途半端な場所に住んじゃったりね。
そうなると家事育児と仕事の両立は倍大変ですよ!
でも、結婚前に実家近くのマンションを買っておけば、流れでそこに住み続けられるでしょう?
相手のご両親から見ても自然だから角も立たない。
子どもが生まれたら奥さんの実家にお世話になることが多いし、結局は旦那さんも奥さんの実家近くに住んで良かったと思うみたいだから、丸く収まるじゃないですか。
– 個室よりもリビング重視。なぜなら、個室はあまり使わないから…。
私がフェアリーズヴィラ佐真下で気に入ったのは、この広々とした LDK 。
家族ってみんな、なんだかんだ言ってずっと LDK にいませんか?
個室に行くのは夜寝るときくらい。子どもたちは宿題もダイニングテーブルでやってるし。
2LDK というと部屋が少ないと感じるひともいるかもしれないけれど、私は個室はそんなに沢山なくても困らないと思うし、部屋の仕切り自体少ないほうが掃除もラク。
個室が多いとその分電気代もかかっちゃうし。
子どもが小さいうちは特に、部屋が多いとあっちに行ったりこっちに行ったりして大変。いつでも目が届くような間取りのほうが安心ですよね。
だから、私が未婚だったら 2LDK を買うと思うな。
子ども生まれてもしばらくはそこに住めるし。
30代で結婚してそれから子づくりとなると、子だくさんのケースは少ないだろうから、そうなったらずっと2LDKで十分だもん。
– 売却時はプラマイゼロ。でも、手に入るものはプライスレス。
じゃあ、子どもが増えたときはどうするか?
その時は住み替えを検討してもいいと思います。
住み替えを決めた人は、それまで住んでいた物件は売るケースが多いですね。
売却で入ったお金を元手に、また新たな物件を買うという方が多いと思います。
利益は出ないけど損もないし、それで素敵なおうちにずっと住めたのだから、賃貸の我慢暮らしより断然得してるって思いますよ。
フェアリーズヴィラ佐真下は、高速の西原インターや学校に近いし、近隣にはスーパーも多い。
立地条件がとても良いので、中古になってもまあまあの金額で売れるんじゃないかと思います。
区画整理地区であることとか、教育環境がだいぶ良いこともあるから、もしかしたら儲かっちゃうかも(笑)。
設備も充実していますよね。
私にとっては、家にいる時間のほとんどを過ごすキッチンが一番のこだわりどころ。
私が購入した中古マンションは、キッチンが壁側を向いているので、対面キッチンっていうだけでうらやましい(笑)!
このレンジフード、知ってますよ!
汚れにくくてお掃除もしやすいんですよね。
実は、ガスコンロは我が家と一緒。最近新調したんですよ。
クリアカラートップだから、お手入れがラクチンですごく気に入ってます。
最初からこんなに充実したキッチンでお料理ができるなんて、素敵ですね。
2.賃貸に出すときも安心。買うなら小さめマンションを。
by 単身時にマンション購入 石渡みち代さん
プロフィール
石渡みち代さん:40代・既婚。東京に住んでいた頃にマンションを購入し、移住を機に売却。インテリアコーディネーターの資格を持つ。
– 広いマンションは借り手がつきづらい。いずれ賃貸に出すなら小さめを。
私がマンションを買ったのは、単純にアパート代金を払っているのがもったいないと思ったから。当時の彼(今のだんなさん)が「俺も一緒に買う」と乗ってきて、2人で買ったんです。
ちょうど消費税が3%から5%に上がる時期だったので、タイミングも良かったんですよね。
独身で買うなら、住み替えを念頭に置いて小さめの物件がお勧め。
賃貸に出そうと考えたとき、大きい物件は値段もそれなりになるから借り手がつきづらいんですよ。
「この値段で借りるなら買った方がイイね」と思われちゃって(笑)。
私はファミリータイプの広めのマンションを買っていたので、借り手を見つけるのに苦戦しました。
それで、結局売却することにしたんです。
借り手がつくかどうかは物件の条件にもよりますよね。
交通の便が良いと賃貸にも出しやすい。
フェアリーズヴィラ佐真下は高速の西原インターからも近いし、バイパスや58号線へのアクセスもいいから、売るにも貸すにも有利だと思うな。
それでもやっぱり、昔の私にアドバイスできるなら「小さめのマンションを買いなさい」と言いますね。
– インテリアを自分好みにできるのは、持ち家の特権。
金銭面以外のメリットもありますよ。
インテリア好きとしては、家を好み通りにできるのがすごく嬉しかった!
私は、製薬会社勤務からインテリアコーディネーターに転職するくらいインテリア好きなのに、賃貸アパートだと何をするにも敷金のことが頭をよぎって、画びょう一つ打てなかった…。
マンション購入の一番の理由は金銭面での有利性でしたが、住んでみたら家を自由にできる楽しさに夢中になりました。
フェアリーズヴィラ佐真下は、インテリア好きにとって高ポイントな点が色々ありますよ。
私なら、ダウンライトと天井を照らす間接照明のオプションは絶対つけるし、壁の色もこれと同じ色にしたい!
私がマンションを買った当時は、ダウンライトはおろかレール照明すらつけてもらえませんでした…。
扉の質感もいいなと思ったら、やっぱりこだわってるんですね。
一戸建ての住宅で使用するグレードの良い建材を使ってるんですって。
また、購入者にはインテリアコーディネーターさんがサポートをしてアドバイスしてくれるというのも素敵ですね。
手持ちの家具とも合わせてコーディネートを考えてくれるというのは、とてもありがたいサービスだと思います。
沖縄って、いまだに板張りのアパートとか多いですよね。
賃貸物件に住んで空間の快適さを犠牲にするより、自分の好きなようにカスタマイズして住める方がやっぱり嬉しい。
しかも月々の支払い金額が賃貸と変わらなかったり、それ以下になったりするならもう、考えるまでもないですね(笑)。
3.賃貸よりも安い!独身でも手に入る、理想のマンションライフ
by ただいま賃貸ライフのアラサー女子2人
プロフィール
与那覇さん:20代後半・独身。恋人はいるが結婚時期は未定。素敵な住まいに憧れ、マンション購入も視野に入れている。
玉城さん:30代前半・独身。那覇市にある会社の近くに一人暮らし。高い家賃を払っている今の住まいには不満だらけ。家庭的な性格で、住居への理想が高い。
– 子どもが生まれてもOKな広々リビング。
与那覇:わー! 素敵なキッチン。これなら私でも毎日料理するな(笑)。
玉城:白で統一されたシンクは清潔感あるし、人工大理石だから掃除もしやすそう。浄水器の置き場にも困らない広さがありがたいなー。
一人暮らしでも、なんだかんだキッチンにいる時間って長いから、こんなに広々としてるとそれだけで暮らしが豊かになった気持ちになれそう。
与那覇:今まで色んな物件見てきたけど、カウンターキッチンを挟んでダイニングスペースと調理スペースの割合にいつも納得できなかったの。
大抵、キッチンが広いとダイニングが狭すぎてみんなで座れないし、ダイニングが広いとキッチンがせせこましくて。
でも、ここはどちらもパーフェクトな広さ! これ以上広いと逆に持て余しちゃいそうだし、絶妙なラインを実現してくれたなーという感じ。
玉城:リビングも広々としてるし、結婚して子どもが生まれても十分すぎるくらいだね。
与那覇:独身時代や子どもが小さいうちはリビングを広く使って、成長して部屋が欲しいって言い出したら、リビングの一角を仕切って個室にするのもアリ。
それでもリビングダイニングは十分な広さを保てるよね。
– 独身女性には心強い、セキュリティー面。
与那覇:一般的なマンションと比べると、かなり廊下が広いよね。廊下の広さって、空間の限られた集合住宅ではあきらめなきゃいけないものだと思ってたよ。
玉城:両手にゴミ袋を抱えてもラクラク通れる広さを確保してあるんだって。
しかも、24時間いつでもゴミ出しできるのが嬉しい! 働いてると平日朝はバタバタだから、いつでも時間があるときに捨てられるのがありがたい。忙しくても、ゴミと一緒に暮らすのは我慢できないんだもん。
与那覇:独身女性にとってはセキュリティー面も重要だよね。今は賃貸アパートに住んでるから、いつ泥棒に入られるか…ってひやひやしてるど、マンションだとエントランスと住戸ドアの二カ所で防犯できるでしょ。
訪問者の顔をチェックできるTVモニター付きインターホンや、敷地内に設置されてる防犯カメラも、賃貸物件だと望めないセキュリティーシステムだよね。
玉城:宅配ボックスが設置されてるのも嬉しいよねー。残業やもあい、急な飲み会なんかで帰りが遅くなることもあるし。一人暮らしだと他に受け取ってくれる人もいないからさ。
– 女子の理想を叶える、高機能な設備。
与那覇:マンションなのに洗面所が広い! 大容量の収納棚も置けるし、リネン類やパジャマ、下着類もばっちり収納できるね。
洗面所って盲点というか、集合住宅だと後回しにされがちな気がするんだけど、女性にとっては重要度高いスペースだよね。洗面所が狭いと、それだけで気持ちが暗くなる。
玉城:洗面台の鏡がまさかの三面鏡! 私、実家もそうだから絶対三面鏡がいいの。お化粧や髪の毛セットするとき、かなり便利なんだもん。
でも、こればっかりは戸建てじゃなきゃ無理だろうって思ってたから、なんだか夢みたい!
与那覇:玉城さん大興奮(笑)。
– 憧れの住まいと暮らし。そのお値段、今の家賃以下…。
玉城:ベッドルームも広いね。セミダブルのベッドもラクラク入っちゃうんだ。
与那覇:一人用にしたらもったいないくらいの広さだね。クローゼットも広いから夫婦でもOKだし、子どもも小さいうちは親と寝るもんね。
玉城:そっか。赤ちゃん生まれてもすぐに個室が必要になるわけじゃないもんね。
玉城:私、住空間についてはかなりうるさい方だとおもうんだけど、理想の住まいの条件をここまで満たしてる物件って初めてかもしれない。
しかも、販売値段を見てびっくり。
今住んでる新都心の賃貸アパートの家賃が6万5千円なんだけど、この部屋を購入するとしたら、月々の支払い額がその家賃よりも安い…。
与那覇:しかも、光ファイバーのインターネット接続も無料なんだって。だから、プロバイダー料もいらなくなるんだよね。
– 地元だからわかる。立地条件も最高!
玉城:場所もスゴくいいよね。私たちふたりとも宜野湾出身だから、この辺がどれだけ便利か、よくわかる。
与那覇:そうそう。南にも北にも行きやすいし、高速入り口も近いし、スーパーも沢山あるし、バークレーズコートも近い。
賃貸するなら会社の近くに住むのもいいけど、買うとなるとやっぱり地元がいいし、利便性の高いこの辺りならいうことないよね。
玉城:私、今回の見学でマンションに対する価値観が変わった。こんなに素敵な空間にこんな値段で住めるなら、買ってもいいなって思った。
結婚後も出産後もしばらくは住めそうだし、手狭になったら売却してもいいし。
与那覇:そうだよね。自分の資産になるわけだし、適当な賃貸アパートを転々とするよりも賢い選択な気がする。
何より、こんな素敵なところで暮らしたい(笑)!
結婚してないからと言って、豊かな暮らしをあきらめなくてもいいんだよね。
本土では珍しくない、おひとりさまのマンション購入。
購入経験者から語られるアドバイスを聞くと、「なるほど、それも選択肢としてアリかも」と思えてきます。
結婚は確かに住宅購入のきっかけにはなるけれど、絶対条件ではないのです。
理想の住まいは、いつ手に入れたっていい。
『フェアリーズヴィラ佐真下』なら、そう思わせてくれます。
フェアリーズヴィラ佐真下
<モデルルーム>
宜野湾市我如古447-1
open AM10:00~PM6:00
close 水曜日
HP http://www.imi-fairys.com
facebook →☆
2013.05.24
@おもろまち
2013.05.23
@おもろまち
2013.05.22
若鶏とたっぷりの野菜からだしの出た香ばしいスープは、世界最小のパスタとも呼ばれる粒状のクスクスによく合う。
添えられた青いパッケージのチューブはチリソース。
唐辛子やニンニク、クミン、コリアンダーなどを原料とした辛味のあるソースをお好みで。
「缶詰のホールトマトではなく、フレッシュトマトを使って作っています。うちの看板メニューとも言えるんじゃないかな。お客様の多くがオーダーなさいます」
と、オーナーの佐藤勉さん。
「もとは北アフリカや中東の料理ですが、そこからフランスやイタリアなどのヨーロッパにも伝わり、世界の様々な国で食べられている料理です。
僕はフランス料理も学びましたが、まさにフランス料理!という雰囲気のメニューよりも、クレオール(中南米やカリブ海の植民地に生まれたヨーロッパ人)の間で食べられるような、少しエキゾチックな香りのする料理が好きなんです」
店内に掲げられたメニューボードには確かに、「フランス料理」「イタリア料理」といった枠にはめることのできないメニューが並んでいる。
あめ色玉ねぎのタルト(サラダ付き)¥600
まったりとコクのある甘みが、はっとするほどおいしいタルト。
手作りのさくさくとした生地との相性も抜群だ。
その料理名から、玉ねぎを使っていることはわかるのだが、玉ねぎがこれほどまでに甘くなるものなのだろうか?
「あめ色になるまで3時間ほどかけてゆっくり炒めるんです。そこにベーコンと少量の卵を加えます。
でも、甘みの元になっているのは玉ねぎだけですね。
甘すぎるとくどくなっちゃうから、赤ワインビネガーを入れて少し味を引きしめます。
そうやって、70%くらいまで甘みを押さえているくらいです」
素材のもつ味わいを生かすだけでなく、その魅力を最大限に引き出す佐藤さんの料理は、知らず知らずお酒が飲みたくなってしまうものが多い。
「レシピを考案するときは、必ずそれに合わせるお酒もセットで考えます」
ワインを中心として、泡盛やビールなどのアルコールメニューも豊富だ。
「自分の店を持つときは料理だけでなくお酒もと、以前から決めていたんです。
同じ料理でもお酒と合わせることでよりおいしくなるし、何より楽しいじゃないですか。
ワインと合わせることを念頭にメニューを作ってはいますが、もちろんお食事だけしに来られる方もいらっしゃいますし、それで全然かまわないんです。
一番大切にしたいのは、お客様が心から楽しんでくださることですから」
ル・ピュイ産レンズ豆のサラダ ¥400
その見た目に派手さはないレンズ豆のサラダ。しかし、一口食べてまた驚かされた。
豆のサラダといえばヘルシーであっさりとした、どちらかというと地味な料理だろうと想像していた。
しかし、レンズ豆そのものもふっくらとして味わい深く、甘酸っぱい味付けも格別。ついおかわりをお願いしたくなるほど、後をひくおいしさなのだ。
「この豆、いいでしょう?
レンズ豆ってアメリカ産やイタリア産など色々あるんですが、フランスのル・トゥイという産地で穫れるものが抜群においしいんですよ。他の産地のものとは、豆の味わいが全く違うんですね。
このメニューは、赤ワインをコップかなんかで飲みながらつまむイメージで作りました。
また、他の料理を楽しみつつときどきこちらをつまむという、箸休め的メニューとしてもいいですね」
豆のサラダと聞いてもっとあっさりした味わいを想像していたと伝えると、佐藤さんは笑った。
「僕ね、基本的にあっさりした料理が作れないんですよ(笑)」
どのメニューにも佐藤さんならではの粋な「クセ」を感じる。
そのクセが病み付きになるひとは多いようで、グルメな人々がイチオシの店として紹介するのを、これまで何度も耳にしてきた。
卵、ハム、チーズ、季節の野菜のそば粉ガレット ¥950
カリカリに焼けた生地が香ばしいガレット。
今が旬の野菜、いんげんとビーツは、ホクホクとした食感がたまらない。
「野菜は沖縄産のものだけを使っています。
糸満の道の駅なんかに買い出しに行くんですよ」
素材にこだわり、化学調味料は使用しない。
「それは当たり前のことだから、こだわりとも言えない」
と、佐藤さんは言う。
「僕が心がけているのは、おもしろみがあるものを作ること。
あまのじゃくだから、よくあるメニューってあまり作りたいと思えないんです(笑)。
そして、できるだけ楽しくやりたい!
一人で作っているので、『わーっ!』とてんやわんやにならないように気をつけています」
小さな厨房の2穴しかないガスコンロで、佐藤さんはすべての料理を作っている。
「以前はパスタも作っていてご好評いただいていたのですが、茹であげるのに時間がかかるのでやめたんです。
それに、パスタなら他のお店でも食べられますから」
LE GUMBO を語るときに外せないのが「音楽」だ。
佐藤さんは、料理を作るのが一段落するとギターを手に取る。
自身で弾き語りをすることもあれば、リクエストに応えて客が歌う曲の伴奏を奏でたりもする。
「7歳上の兄の影響を受けて小学生の頃から弾いていました。音楽はそれからずっとやっています。
でも、大学を中退して最初に入ったのはデザインの世界でした。しばらくそこで働いていましたが、25歳で離婚したのを機に自分の人生について色々と考えるようになって。
レストランでアルバイトしたこともあり、料理はずっと好きだったので、本格的にやってみようと思ったんです。
それに、二番目に好きなことを仕事にしたほうがいいって言いますよね(笑)?
一番は音楽。だったら料理を仕事にしたらどうかな? と。
仙台においしいフランス料理のレストランがあって、そこで5年働きました。
その後他の店を任され、1年働いてから30歳のときにイタリアへ渡りました。本場の味を勉強したいと思ったんです」
クスクスに出会ったのもイタリアだった。
「イタリアのレストランで働いているときは、まかないで毎日のようにパスタを食べていました。
それに飽き始めたころに、アフリカのコートジボアール出身のコックがクスクスを作ってくれたんです。それがすごくおいしくてハマっちゃって」
イタリア滞在中はフランスなど近隣諸国にも足を伸ばし、各国の料理を味わった。
2年経って帰国した時、佐藤さんに思わぬ転機が訪れた。
ババ・オ・ラム ¥400 ブリオッシュを焼いてからラム酒シロップに漬け込んだ大人のデザート。
知り合いから、沖縄の店を任せたいという話が舞い込んだのだ。
「実は、沖縄にはずっと興味があったんです。
イタリアに行く前から、いずれは沖縄に住んでみたいとも思っていました。
そのきっかけは音楽。
琉球音階って哀しい音がひとつもないんですよね。
東北の民謡や演歌とは真逆の雰囲気で、『いいなー』と思っていたんです」
沖縄に移り住み、レストランバーに勤めた。
9年間そこで働いた後、独立して LE GUMBO をオープンさせた。
佐藤さんが目指すのは、料理とお酒と音楽を楽しめる店。
店には常に音楽がかかり、ミュージシャンの友人が訪れたらその場でセッションが始まることも。
「僕はバンドも組んでいるのでちゃんとしたライブをやることもありますが、その時の雰囲気でなんとなく演奏するっていうノリも好きなんですよ。
お客さんが『ボサノヴァ歌いたいんだけど、ちょっと弾いてくれる?』とかね。楽しいじゃないですか」
佐藤さんのギターの腕はかなりのもので、イタリアでの修業時代には思わぬ効力を発揮した。
「厨房で働いていると、ライブハウスのお兄さんが『もうすぐライブやるから、来て』と呼びに来るんですよ。
レストランのオーナーも、『サトウ、行っていいよ』って(笑)
そういう場に行くと、レストランというかしこまった場所以外でのイタリア人の生活がよくわかるんですよね。普段はどういうものを食べたり飲んだりしているのかっていう、ベーシックな暮らしが。
それはすごく貴重な体験だったと思います」
沖縄で9年間勤めたレストランバーを辞めたのも、「もう少しラフな店をやりたい」と思ったことがきっかけの一つだった。
LE GUMBO は、ここでしか味わえないような一風変わった、しかもとても手の込んだ本場の味が楽しめる店だが、気軽に訪れられる雰囲気に満ちている。
とてもおいしいワインがある。でも、お酒が苦手なら飲まなくたっていい。
楽しい音楽が溢れている。でも、ただ聴いているだけでもいい。
ひとりひとりが楽しいのが一番!
そんな気楽なムードの中、佐藤さんがつくり出す本格的な各国の料理を、心ゆくまで堪能したい。
写真・文 中井 雅代
LE GUMBO(ルガンボ)
那覇市久茂地3-6-11 メゾン久茂地 1F
098-863-1262
open 19:00~翌1:00頃(L.O.翌0:30)
(7月からは18時〜)
close 火、第1・3月
2013.05.22
@おもろまち
2013.05.19
@あしびなー
2013.05.18
ぷるんと弾力のあるフェイスパックは、豆乳成分100%の湯葉でできている。
なるほど、顔に乗せると確かに豆乳の香りが漂う。
「豆乳成分には、にきびに効果的な皮脂除去作用、乾燥肌を改善する湿潤作用、シミにお悩みの方に嬉しい美白作用などがあり、女性の肌の大きな味方なんです。
また、大豆に含まれるサポニンは古い角質を毛穴の奥から溶かし出し、湯葉が固まるときにそのよごれを吸着するんです。
乾きながら縮むという、湯葉のもつ特性によって働く天然のピーリング作用なので、肌へも負担をかけません」
普段のクレンジングや洗顔では落としきれない角質をしっかりと除去することで、肌のターンオーバー機能も向上する。
「ターンオーバーが活性化すると、シミやしわのできにくい元気な肌になるんですよ」
オーナーの古謝有紀子さんは最高のフェイスパックを見つけるべく、様々な種類を取り寄せて自分の肌で試したと言う。
「身体が少し疲れているときにパックをしたら、肌に赤みが出たことがあって。
敏感肌の方も安心して使えるものを見つけるために、パックも基礎化粧品も良さそうだと思ったものはすべて取り寄せて試しました」
その結果、保存料などを一切使わない完全無添加の湯葉フェイスパックにたどりついた。
「お客様には自信を持ってお勧めできますし、自分でもよく使っています。
年齢を重ねたお肌は、ケアしてあげるのとあげないのでは大きく違います。
定期的に湯葉パックを使うようになってからは、自分でもその変化をしっかりと実感しました」
そういう有紀子さんの肌にシミやしわは見当たらず、ハリがあってきめも細かい。
自身の肌が、フェイスパックの効果を実証している。
70分 3,500円の生湯葉パックコースは「フェイシャルエステ」として位置づけているが、顔以外へのマッサージもついているお得なコースだ。
まずはハンドマッサージ。
「手にもその方の暮らしや疲れが表れます。
親指の付け根から下のあたりがパンパンに張っていると、何か書き物をするお仕事をなさっているのかな? とか。
そういう部分は入念にほぐします」
自宅でもできる限りハンドクリーム等でケアをしてほしいと、有紀子さんは言う。
「女性の手はがんばってますから。
一日の終わりに『今日もありがとう、お疲れさま』と、クリームを塗り塗りしてあげるだけで随分変わりますよ」
次はフットマッサージ。
タオルの上からの施術だが、それでも程よい力加減でぐっぐっと押されると、脚全体の疲れがすーっととれていくのを感じる。
トリートメントマッサージを学んだ学校で、有紀子さんはリフレクソロジー(足裏マッサージ)についても学んだ。
「足は心臓へと血液を送り出すポンプの役目を備えているため、足裏は『第二の心臓』とも呼ばれています。
リフレクソロジーにはそのポンプの働きを活性化させる効果もありますし、それぞれの臓器の『反射区』を刺激することで体内へもアプローチできるんです。
お客様によって足裏の触り心地は全然違いますね。
『あら、胃腸がお疲れかな?』なんてこともわかったりします」
フットマッサージの後は、なんとヘッドマッサージまで!
「頭皮を柔らかくすると血行もよくなるのですが、毎日長時間パソコン作業をしている方などは、頭皮が硬くなってなかなか動かないことも」
有紀子さんの小柄な体格からは想像できないほど、力強く親指で頭皮のツボを刺激してくれる。それが、想像していた以上に気持ちいい。
それにしても、ボディ以外のあらゆる部分をほぐしてもらえるだなんて、3,500円のフェイシャルコースにしてはなんとも贅沢だ。
「湯葉パックはしっかり乾燥させたほうが汚れを吸着するのですが、乾くまで待っている時間がもったいなくて。
私もマッサージされるのが好きでよくエステに行くのですが、やっぱりいろんな部分をやってもらったほうが嬉しいですよね。
お客様のその気持ちがわかるので、せっかく時間があるのだから色々とやってあげたいと思うんです」
顔以外のマッサージが病みつきになり、リピーターになった人もいると言う。
マッサージを受けている間にすっかり乾燥した湯葉パックをはがす。
パックを剥がして肌を整えると、肌のくすみが取れ、血色がよくなったのがわかる。
「年齢を重ねていくと、それまでには感じなかった肌のダメージがいろいろと出てきます。乾燥、こじわ、たるみ、ふきでもの…。出産を経験すると、ホルモンバランスが崩れてしみが出やすくなったりもします。
ですから、できるだけこまめにケアをしてあげたほうがいい。
私は屋外で長時間過ごした日は必ずパックをします。そうすれば、日焼けのダメージもその日のうちに解消できるんです。
パックって、やった次の日には効果が出るのも嬉しいんですよね。
『全然違うー!』というのがちゃんと実感できて」
有紀子さんが初めてエステに行ったのは8年ほど前。
初めての育児で疲れきった有紀子さんを見かねた母親が、予約をとってくれたと言う。
施術前に、肌の悩みや改善したい点をヒアリング。
自宅の一角を利用してエステコーナーに。
「母も一緒に来てくれて、車の中で息子の面倒を見ていてくれている間に行ったんです。
初めてのエステでは、感動しまくりでした。
お肌はもちろんのこと心まで癒されて、『なんて素晴らしい仕事なんだ!』って。
それまでエステは、セレブが行くところだと勝手に勘違いしていました」
その日の体験がきっかけとなり、エステについて学びたいと考えた有紀子さんは、すぐに付近の学校を探し、育児と仕事の合間に勉強を始めた。
「最初はアロマを使ったトリートメントマッサージを学んだのですが、毎日とても楽しかったですね。
自分の身体を触られるのが好きなように、人にマッサージを施すのも楽しいんだと気づきました」
その向学心は留まることを知らず、第二子妊娠中にはリフレクソロジー、産後はベビーマッサージも学んだ。
「常に何かやっていないとダメだし、一旦ハマると止められない性格なんです」
エステに対する熱意が高まっていただけでなく、産後は「子どもが学校に通うようになった時に、家で帰りを迎えられる母親になりたい」と考えるようになっていたこともあり、自宅を開放してエステを始めることにした。
一般的なクレンジングを終えた後、毛穴の奥の汚れまで取り除くためにスクライバーを使用する。まずは専用のジェルを塗布。
1秒間に2万8000回振動することで、肌の角質や毛穴にたまった汚れ、老廃物をたたき出す。「手を使ったマッサージでは取り去ることのできない汚れもかき出します」
有紀子さんは自身でエステを営みながらも、客として他店に通うほどのエステ好きだ。
「人に触ってもらうのって気持ち良いし、身も心もリラックスできるから。
自分が触れられるのが好きなので、『こういう風にしたら気持ちいいだろうな』といつも考えながら施術しています」
様々な部位をマッサージするのは体力的にもきついのではないかと思うが、有紀子さんはその逆だと笑う。
「施術することで自分がラクになることも多いんですよ。
どうしてでしょうね。不思議なんですけど、お客様に触れることでこちらもリラックスできるんです」
スチームで毛穴を開きながら、美容効果の高いアロマオイルを使って丹念にマッサージを施す。
「今日は、しわやたるみ、乾燥を改善するなどアンチエイジング効果の高いフランキンセンスと、血行促進など美容効果の高いローズマリーをミックスして使用しています。
アロマオイルの調合は、お客様のお悩みによって変えています」
原液を飲むことができるほど、純度の高いアロマオイルを使用している。
有紀子さんの手技もさることながら、その心地よい香りにも癒される。
首や肩、デコルテもマッサージ。肩のこりもほぐしてくれる。
「これ、気持ち良いね〜」と、タオルの下から声が。蒸しタオルの上からも顔面のツボを刺激。
カエルノテは、自宅の一角だからこそ感じられる穏やかな空気に満ちている。
「友達の家に遊びに来たような感覚で、のんびり寛いでいただけたらと思っています。
また、小さなお子さん連れも歓迎。
子どもがいるとエステには行けないとか、ある程度大きくなるまでは…と我慢している方もいらっしゃると思うのですが、赤ちゃんを寝かせておくベッドもご用意していますし、床で遊ばせておいてもOK。
赤ちゃんが泣いたらちょっと中断して、落ち着いたら再開して、ということもしばしばです」
産後こそ女性にリラックスしてほしい。
出産直後に初めてエステを体験し、感動した有紀子さんだからこその心配りかもしれない。
パックの後に使用する基礎化粧品も厳選。保存料の入っていない安全なものを使う。「色々試しましたがこれが一番。普段から私も使っていますが、肌がしっとり潤うのが実感できるんです」
仕上げにもう一度肩をマッサージ。
生まれて間もないころから有紀子さんのマッサージを受けてきた二人の子どもたちは、エステティシャンである有紀子さんのファン1号と2号だ。
「2人とも、ことあるごとに『マッサージやってー』と。
長男は8歳になりますが、今でもアロマを使って全身マッサージしています。
子ども達も気持ち良さそうだけど、やっている私も幸せなんですよね」
触れるのも触れられるのも嬉しいという有紀子さんの話を聞いていて、「手当て」という言葉を思い出した。
人の手は不思議だ。優しく触れられるだけで心の中のこわばりがほどけたり、さするだけで筋肉の緊張が解けたりする。
それはたぶん、その人の愛情が手のひらを通して伝わってくるから。
エステにはもちろん専門的な技術が必要とされるが、それだけでは心からリラックスすることはできないだろう。
誰に対しても優しい母のように温かく接する有紀子さんの手なら、それが実現できる。
写真・文 中井 雅代
カエルノテ
嘉手納町嘉手納(詳しい住所はお尋ねください)
open 10:00 – 18:00(最終受付17:00)
close 水 土 日 祝日
※完全予約制、女性専用です。
お問い合わせ:info@kaerunote.com
ご予約:http://www.kaerunote.com/index.html
HP http://www.kaerunote.com/index.html
ブログ http://kaerunote.ti-da.net
2013.05.17
@あしびなー
2013.05.15
@おもろまち
2013.05.15
「みんな大抵、にんじんしりしりー作るときは炒めるでしょう?
うちは炒めるというより蒸して作るの。
ふっくらおいしく仕上がる、お勧めのレシピだよ」
「用意するのはこれだけ。
にんじん一本に対して卵は2個使います。
うちのにんじんしりしりーは卵が多め。なぜなら私がにんじん苦手だから!(笑)
だけど主人と息子は大好物。しょっちゅう作ってー作ってーするからこのレシピに。
にんじんが苦手でも、他の材料を増やすとおいしく食べられるよ」
「皮をむいたにんじんをしりしりーします。
にんじんしりしりー用のスライサーも売ってるけど、私はごく普通のおろし器で」
「一本でも結構な量になるよね。
でも、我が家では人気メニューだから一回の食事でなくなっちゃうよ」
「フライパンで少し炒めるんだけど、後からシーチキンも入れるので使う油はほんのちょっとでOK。
これくらいで十分だよ」
「にんじんを入れます」
「ざっと混ぜて油と馴染ませたら、炒めるのは終わり。
蓋をして蒸します」
「にんじんが少ししんなりするまで蒸してね、5分くらいかな。
待っている間に洗いものを終わらせれば、後片付けもラクチン」
「これくらいになったら、軽く油を切ったシーチキンを入れます」
「私は一缶丸ごとは使わないよ。3分の1〜2分の1缶くらいかな」
「さらにほぐした卵も入れるんだけど、卵に白だしを小さじ1/2くらい加えて味をつけておきます。
白だしの味付けがにんじんしりしりーには合う気がするんだよね。
醤油だとできあがりの色味が悪くなっちゃうけど、白だしなら綺麗に仕上がるから気に入ってるんだ」
「にんじんとシーチキンの入ったフライパンに、塩をひとつまみいれてざっと混ぜます」
「さっき味をつけた卵を投入。
二個分なので結構な量になるよ」
「かき混ぜず、すぐに蓋をしてさらに蒸します。
5~10分くらいかな。焦げないように時々様子をみてね。
にんじんしりしりーは主人のお弁当に入れることも多いから、我が家では朝食の定番メニュー。
蒸している間に他の料理も作れるので、忙しい朝にはありがたいんだよね」
「卵に全体的に火が通ったら火を止め、蓋を開けて混ぜます」
「簡単に、ざっと混ぜるくらいでOK」
「これでできあがり!
色良く仕上がってるでしょ」
「シーチキンからもダシが出るから、味付けは薄め。
アジクーターが好きなら、食べる前にさっと醤油をかけてもいいよ」
関連記事:ぐちゃぐちゃ混ぜないのがコツ、比嘉民子さんちのにんじんしりしりー。
2013.05.11
トムヤムクンのスープにヌードルを入れた「トムヤムヌードル」。
「タイ料理=辛味が強い」というイメージが先行しがちだが、辛い料理がそれほど得意ではない私が、スプーンですくう手を止めることができず、ごくごくと飲み続けた。
それは、旨味がしっかりと感じられるから。
トムヤムクンはただ辛くて酸っぱいだけのスープではないのだ。
一口飲むだけで、さまざまな素材の旨味がスープにしみ出しているのがわかる。その旨味を隠してしまわない程度の絶妙な辛味がまた良い。つるつるとした麺との相性も抜群だ。
シンプルで勢いに後押しされる料理だとばかり思っていたが、タイ料理とはこれほど奥深い味わいが楽しめるものだったのかと驚いた。
ガパオライスの魅力は、甘辛く炒めたひき肉とバジルがご飯に絡んで生まれるねっとりとした食感。私はずっとそう思いこんでいたし、その食感や味わいを楽しんでもいた。
それが、シロクマで180度覆された。
炒めたひき肉や野菜からしみだした汁はさらりとしたスープのようで、ぱらぱらとしたタイ米に染みこんでもべたつき感が生まれない。
タイで食べる味に近づけるべく、シロクマでは素材にこだわっている。
バジルではなく、本場と同じようにガパオ(ホーリーバジル)を使用。その風味はバジルほど強く主張せず、ほんのり香る。
具材はいずれも細切りにされ、汁気を含んだタイ米と一緒になってするすると喉を通っていく。
肉とバジルのパンチが効いた丼もの料理のように捉えていたのだが、旨味たっぷりのダシ汁を吸ったスープご飯のようなガパオライスは、まるでお茶漬けのようにさっぱりと食べられる。
もっちりとした皮でフレッシュな野菜を巻いた生春巻きは、添えられたジンジャーソースも絶品。爽やかな辛味としょうがの風味が生春巻きにマッチ。
本場タイの味を再現するため、シロクマでは調理方法・調味料・素材のすべてを現地のそれにできるかぎり近づけるよう心がけている。
その理由は、オーナー・花井さんの修業時代の経験にある。
「タイ料理屋の厨房で働いていたころ、まかないを食べながらあることに気づいたんです。タイ人の料理人たちは皆、日本人スタッフに出すまかないとは別の料理を食べているんですよ。
いずれは自分でタイ料理屋を開きたいと考えていましたから、タイ人が食べている料理が一体なんなのか気になるじゃないですか? そこで『俺もそっちを食べたい』とお願いし、タイ人たちと同じまかないを食べるようになったんです」
タイの料理人たちは、「俺たちが食べているものは日本人であるお前の口には合わない、クセが強すぎる」と口を揃えたが、花井さんはそれでもいいから食べさせてほしいと主張した。
「確かに最初は少しクセが強いように感じました。でも、しばらく食べ続けているうちにそのクセがおいしいと感じるようになって。逆にクセのあるメニューにどんどん惹かれていきました。
中にはあまりにもクセが強すぎたり辛すぎたりするものもありましたが、大体の料理は食べられるようになりましたし、思ってた以上にタイ料理は奥深くいのだということにも気づかされました。
まだまだ日本では知られていないおいしい料理がタイには沢山ある、それを日本でも味わえたらと考えるようになったんです」
ランチタイム限定メニューの「カレーの三種盛りセット」は人気メニューの一つ。
イエローカレーはココナッツベース。まろやかな食感を楽しんでいると、おだやかな辛味がじわじわとやってくる。
グリーンカレーはねっとりとして濃厚な味わい。ぴりっとした辛さの中にココナッツの甘みがほのかに漂う。
レッドカレーは三種の中で最もスパイシー。喉の奥にびりびりと感じる辛味が魅力だ。
タイカレーの王道である三種のカレーを950円で全て味わえるというお得さもさることながら、一口にタイカレーと言ってもこんなに様々な種類があるのだと改めて驚いた。
見た目や色合いだけでなく、辛さの加減や口当たり、辛味と甘みのバランスも全て異なっていて、それぞれに良さがあり、個性がある。
タイで買い付けた食品の販売コーナーも。また、スペインやチリなど各国のワインも楽しめる。
名古屋で長い間 IT 系企業に勤めていた花井さんは、移住後もしばらくは同様の会社で働いていた。
「でも昔から飲食の仕事をしたいと思っていたので、移住して2年ほど経った頃に友人の営む居酒屋でアルバイトを始めました」
昼はタイ人が料理を作る店の厨房で働き、夜は居酒屋を手伝うという日々を5年ほど続けあと、読谷に自身の店をオープンさせた。
タイにも足を運ぶなどして本場の味を忠実に再現しつつも、日本人が心から楽しめる味わいを目指し、一皿一皿を作っている。
オリジナルメニュー、マンゴージュースをミルクで割ったドリンク「NOM MAMUAN(ノムマムアン)」。まったりとした甘さがスパイシーな料理の後にぴったり。
今後はさらにメニューを増やしていきたいと花井さんは言う。
「店では出していないおいしい料理がまだあるんですよ。
タイ料理って想像以上に奥が深いんです。
こんなにおいしいタイ料理があるんだということを、多くの方に知って頂きたいですね」
花井さんは以前から、自分の店を持つならタイ料理の店と決めていたと言う。
それはかなりはっきりとした意思だったが、理由はあまり明確ではない。
「これといって特別な理由は思い浮かばないのですが、自分の中ではごく自然な選択だったんです…。
そうだ! タイ料理って世界の料理の中でも、かなりおいしくてメジャーな料理として上位に入りませんか?
日本料理、中華料理、フランス料理、その次くらいにはタイ料理が入ると思うんですけど…」
イタリア料理もインド料理もすっとばしてタイ料理を上位に挙げた花井さんの言葉に、私は思わず吹き出してしまった。
しかし、シロクマのタイ料理を味わったあとでは、花井さんの言葉は濃厚な真実味を帯びることになる。
なるほど、確かにそうかもしれない。世界でも有数のおいしい料理として、タイ料理は世界三大料理の一つに数えられてもおかしくない。
花井さんが作るタイ料理を堪能したあとでは、心からそう思えるのだ。
写真・文 中井 雅代
アジアン食堂シロクマ
読谷村字都屋304
098-923-1980
open
11:00~15:00
17:00~23:00(Lo.22:30)
close 水
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2013.05.08