NAKAI

料理の旅人
木村俊介・著 リトルモア ¥1,575/OMAR BOOKS
 
―経験の宝庫、良質なインタビュー集―
  
梅雨も明けもうすぐ本格的な夏がやってくる。
暑さには熱さを、ということで今回は熱い料理人の声を集めたインタビュー集をおすすめします。 
 
対談集やインタビュー集の面白いところはその人の「生の声」が聞けるところ。
でもその類の本が全て面白いというわけじゃない。
最近注目しているインタビュワー・木村俊介さん。
まだ若いのに相手の本音を引き出すことに長けていて、インタビューする対象は多岐の分野に渡っている。
その木村さんによる近作がこの本。
身ひとつで料理業界を渡ってきたレストラン界の重鎮たちの熱い声が詰まっている。
  
25人ものベテランシェフたちの料理の世界に足を踏み入れることになったきっかけから、未知の世界に飛び込んだ海外現地修業の様子、戻ってからの挫折と苦難、レストランをやっていく華やかさの裏の現実のシビアな面など、コンパクトな一冊の中に読みどころが沢山。
半端ない仕事量、続けることの大変さ、つぶしのきかない職種である料理人に敬意を覚えるようになった。
 
今では当然のように身近にあるフランス料理やイタリア料理。
それがまだ珍しい時代、どのように日本に定着していったか、その変遷史としても読みごたえがあった。
  
また必ずしも料理に興味がある人だけが読む本というのではなく、いろんな人が仕事論として読むのに十分値する良質な本作。
 
経験の重みをずっしりと感じさせてくれる。
打たれ強さとはもともと備わっているものではなく、何度も打たれ続けることで結果タフになっていく彼らの姿は読む人を勇気づける。
それにしても料理人て、前からアスリートのようだと思っていたらこの本を読んでますますその思いを強くした。
 
一方で名言集としての読み方も。
 
―わからないことは保留にしておく。へんに浅いまま消化してしまうよりも~省略~何度も思いかえす度に深まる(ワインの味について語った言葉)― 
 
といったような経験の言葉の宝庫。
 
誰かの経験を聴くことで自分の力に変える。それがインタビュー集を読む醍醐味。
これから何かを始める人に、あるいは自らを奮い立たせようという時に読むといい熱い一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI

Day1
沖縄スナップ
トップス:Ray Cassin
スカート:古着
 
 
Day2
沖縄スナップ
デニムシャツ:H&M インナーT、パンツ共に:LOWRYS FARM
パンプス:古着
 
沖縄スナップ
バッグ:SEE BY CHLOE(母のものを借りた)
 
沖縄スナップ
メガネ:JINS
 
 
Day3
沖縄スナップ
ワンピ:Chao Panic デニム:BOBSON
 
沖縄スナップ
靴:LACOSTE
 
沖縄スナップ
ネックレス:MICHEL KLEIN(母からのプレゼント)
 
撮影: 言事堂 
 
Day4
沖縄スナップ
ブラウス:不明 パンツ:Heather  
 
沖縄スナップ
バッグ:祖母のおさがり
 
沖縄スナップ
ブレスレット:Dyllis 
 
沖縄スナップ
時計:swatch
 
沖縄スナップ
バレッタ:Dyllis
 
沖縄スナップ
サンダル:gaminerie
 
 
Day5
沖縄スナップ
ワンピ:joshua カーデ:不明(母からの借り物)
靴下:tutuanna スニーカー:コンバース
 
沖縄スナップ
指輪:design6
 
沖縄スナップ
バレッタ:Dyllis
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
「このデニム、小学生のときから履いてるんです」
 
初めて彼女に会ったときに聞いたこの言葉に目が丸くなった。
履いていたのはDAY3のデニム。
 
体型、変わってないの?と聞くと
 
「そうですね。ほとんど変わってないみたい」
 
極端に物持ちが良いだけかと思いきや、
「これは母の服。よく借りるんですよ」
「祖母が使わなくなったバッグをもらって」
と、ユニークな来歴は他にも。
 
「好きな服の系統が母とよく似ていて。
パンツやスカートはサイズが違うのですが、トップスはよく借りています」
 
好きなスタイルは
「きめきめじゃなく、シンプルでゆるめのコーデ」。
昔から好みも体型も変わらない上に母親の服も借りられるので、服をどか買いすることもない。
「1シーズンに1〜2着くらいかな?」
 
でも、こだわりどころにはしっかりこだわる。
サイズがちゃんと合ったものをかけたいから、めがねはめがね屋で購入。
DAY3のグリーンのスニーカーは、なかなか見かけない珍しいデザイン。
借り物や譲り受けたアイテムが多くても、自分という芯が一本しっかり通っているからきちんとまとまる。
 
DAY5の撮影時、石積みの壁に生えた苔(こけ)に大興奮。
 
「わ〜、素敵な苔! ちょっと写真撮ってもいいですか?
これくらいの大きさに育つまで結構時間かかるんですよ〜」
 
そして撮影後、ボーダー柄のワンピースの襟元を見てはっと息をのみ、
 
「ワンピース、後ろと前を逆に着ちゃってました…!
道理でなんか背中の方が妙にあいてるな〜と思ったんですよね。…でも、いっか」
 
コーデに表れているようにご本人もゆるゆるキャラ。
でも、厳しい暑さが続く季節、これくらいゆるゆるでちょうどいいのかも。
汗ばむ時期は着やすさ重視。
シンプル・ゆるゆるコーデでらくちんに。
めがね、バッグ、バレッタ、指輪、スニーカーなど小物でアクセントをつけて。
 

写真・文 中井 雅代

 

 

NAKAI

アフロ田中
 
面白かった!!!!
 
最初、松田翔太 があまりにイケメンの為、「無理してないか?」と思いつつ、ちょっと笑いについていけなかったけど、最後にはもう、田中くんが愛おしくてたまらない。
 
アフロ田中
 
アフロ田中
 
しかも、アフロも段々見慣れてきて、可愛くてたまらない。
 
見事なアフロだ。こんなアフロ、かっこよすぎる。
 
私も昔、アフロにしたことはあるが、やっぱりこうはいかなかったな~。
 
松田翔太は、やっぱり松田優作の息子だなあ、としみじみ思った。
アフロにすると似てる。
 
今まで、ちょっと、美しすぎるイメージがあったが、いいよ、彼。
 
かなり笑いました。
 
それにしても、女にもてない設定なんだけど、あんなに可愛くてもてないはずはない。
ありえん。
 
アフロ田中
 
アフロ田中
 
のぞみーるもかわいかったぞ。
 
アフロ田中
 
アフロ田中
 
この映画、脇もめっちゃよかった。リリー・フランキー ってやっぱかっこいいよね!!!
 
結婚式の司会者の佐藤二朗が最高だったし、武田修宏も意味不明で良かった。
よくわからなかったのは、辺見えみり 。
田中の母役なんだけど、若すぎないか??
 
しっかし、こんな田中君みたいな人がいたら、素晴らしいな。心の声がまたよろしい。
 
イケメンは何してもイケメンだと思った。
 
友情もほほえましいし、笑えて暖かくなる映画です。目の保養にもなるし、良いのでは。

 

KEE




 
<ストーリー>
強烈な天然パーマのアフロヘアーがトレードマークの田中広(松田翔太)は軽いノリで高校を中退し、自由を求めて上京する。しかし仕事はきつく、24歳になっても彼女もできない現実に打ちのめされていた。そんな折、学生時代の友人が結婚するという知らせが届き、とある約束を友人と交わしていたことを思い出した田中は、早く彼女を作ろうと焦っていると、隣に完ぺきな美女・加藤亜矢(佐々木希)が引っ越してきて……。
 
<キャスト>
田中広 – 松田翔太
加藤亜矢 – 佐々木希
大沢みきお – 堤下敦(インパルス)
岡本一 – 田中圭
村田大介 – 遠藤要
井上真也 – 駒木根隆介
ユミ – 原幹恵
さっちゃん(吉岡幸子) – 美波
ロボ(二階堂麗子) – 山田真歩
鈴木さん – 吹越満
西田さん – 皆川猿時
(田中の)母ちゃん – 辺見えみり
旭工務店社長 – リリー・フランキー
高校時代の担任 – 長塚圭史
井村空美
波瑠
米村亮太朗
合コンの女 – あやまんJAPAN
武田修宏
結婚式の司会者 – 佐藤二朗
高校生役 – 前野朋哉
 
<沖縄での上映劇場>
桜坂劇場
那覇市牧志3-6-10(旧桜坂シネコン琉映)
098-860-9555(劇場窓口)
HP:http://www.sakura-zaka.com/movie/1206/120609_afrotanaka.html
 

NAKAI

学研スマイル教室
 
「国語は問題文をしっかり読まずに『わからない!』という子が多いので、そういう時は声を出して読ませるようにしています。読むことで自分の発した言葉が目と耳の両方から入ってくるので理解が深まり、読んでいる途中から『あー、わかったわかった』と言って解き始める子も多いですね(笑)。
 
算数は計算式をしっかり書くよう指導しています。式の途中を飛ばして答えだけを書く子は、どの部分でまちがえたのか、どこがわからなかったのか、単純ミスだったのか判断がつきません。指導者にとってはこの判断がとても重要なのです。判断によって教室ではそれぞれの子に合った指導を施しますので、時には前の学年の単元に戻ることもあります。
 
かけざん九九は学校より早めに教え始めます。唱える期間が長い方が定着しますから。二年生のうちには必ずすべての段をしっかり言えるよう指導します」
 
学研スマイル教室
 
学研指導者として幼児、小学生の指導に当たっている正子先生は、この道25年のベテランだ。
 
クラスの様子を見ていると、
「はい、ここでお空に向かってピッ!、ここはしっかりとめて、最後はシューッとはらいます」
と、子どもの手を取り文字の書き方を丁寧に指導している様子が印象的だった。
 
「幼児と小学校低学年の指導に特に力をいれているのですが、中でも文字の指導はしっかり行っています」
 
学生時代から書道を続け、結婚後も書道教室に通っていたという正子先生の書く字はどれもまるで硬筆のお手本のよう。
 
「実は、当初は習字教室も平行してやりたいと思っていたくらい書道が好きなんです。でも教科の指導で手一杯でその余裕がなくあきらめたのですが、生徒には正しい文字の書き方をしっかり教えるように心がけています。
パソコンが普及して文字を書く機会が減り、文字離れが叫ばれるようになって久しいですが、字が綺麗で損をすることはありませんし、字を見るとその人がわかる気がするんです。とめ、はね、はらい、書き順を正しく行えば自然と美しい字が書けます」
 
「学研スマイル教室で勉強するときれいな字も書けるようになる」という文字指導の評判をききつけて入会希望する方も少なくないそう。
 
「最初は文字を書けない子でも毎週指導を続けると少しずつ書けるようになりますし、入会時期が早ければ早いほどクセを直す必要がないので、早い時期から正しくきれいな字が書けるようになります」
 
学研スマイル教室
 
学研スマイル教室
 
学研教室を開室する前は自営業を手伝っていたが、子どもに教えたいという気持ちを諦めきれなかった。
 
「母親が教員だったこともあり、早い時期から自分も教員になりたいと思っていました。
大学で小学校一種、幼稚園一種の教諭免許と保育士の資格を取得し、卒業後は1年間だけ小学校で臨時教諭をしたこともあります。
当時の教員採用制度は今と違っていて、採用試験で一定の合格ラインまで点数を取得すればみな合格になるのですが、実際の採用は空き待ち。臨時を7〜8年経験しないと本採用にはなれなかったりと、やはりハードルは高かったんです。
臨時教諭をしていた1年間はとてもハードで大変だったけれど好きで入った道なのでけっこう楽しかったです。小学校では全教科を教えないといけないので、苦手な音楽の授業などは苦労しました。翌日の音楽の授業のために家でピアノを猛練習したのは、今ではなつかしい思い出です」
 
臨時採用の期間終了後、一般企業に就職、27歳で結婚し、家業を手伝い始めた。
 
「3人の子どもに恵まれ、しばらくは子育てと家業に専念していましたが、子どもに教えたいという思いがいつもどこかにありました」
 
3人目の子が小学校一年生になった頃、学研指導者の募集に応募、試験合格後、毎週のように研修を受講し、晴れて指導者となった。
 
「最初は自分の子どもや甥、姪に教えていましたが、徐々に近所の子たちも集まってくるようになりました」
 
今は那覇市金城と豊見城市宜保の二カ所に教室を持つ。
 
学研スマイル教室
 
指導教科は国語、算数、英語。
真剣な表情で問題を解く子どもたちの姿を見て、今の小学生はこんなに真面目なのかと少し驚く。
 
「毎日少しの時間でも机に向かう習慣をつけさせることが大事。そのためにも必ず宿題を出すようにしています。
2002年に実施されたゆとり教育の反省を受け、新学習指導要領が2011年から実施されたことにより、今は学校での学習量も増えています。計算のやり方などをある程度学校で指導し、残りの練習問題は宿題にするというところもあるようで、学校の宿題に追われて学研の宿題まで手が回らないという子もいますが、宿題をちゃんとやってくる子はやはり学力が伸びるんですね。
指導要領の改正にともない、最近は特に家庭学習の差が学力の差につながっているように感じます」
 
正子先生の指導はひとりひとりに対しとても丁寧、言葉づかいも美しい。
「こちらにいらっしゃい」
「もう一度ゆっくりやってみましょう」
先生が声を荒げることはなく、子どもたちも熱心に机に向かう。
家庭学習が大事だという話を聞き、果たして自分だったら我が子にいらいらせず、こんな風に余裕をもって根気づよく教えることができるだろうかとふと思う。
 
「子どもっていつでも母親との関係が良好とは限りませんよね。
親子げんかをしたり、親の方も余裕がなくてついカッとなってしまったり。
また、勉強を教えるという面でも親子ゆえにわがままや甘えがで出てしまったり、親の方は厳しく指導しすぎてしまうこともあります。
『勉強以前に座り方や口のききかたが気になって、つい注意ばかりしてしまって…』という親御さんの話をきくこともよくあります。
ですから、ある面は第三者に委ねたほうがいいこともあるんじゃないかな? と思うんです。
低学年くらいだと自分で教えられるから大丈夫と思いがちですが、低学年の頃から責任を持った指導で基礎からしっかりと見てくれる第三者に任せた方が、より効果が出やすいんですよ」
 
学研スマイル教室  

学研教室では「無学年方式」を採用、学年や学校での学習進度にとらわれず、個人のペースや理解度にそって指導する。
 
「理解が速い子は先取り学習できますし、苦手な分野でつまづいたらそこにじっくり時間をかけたり、少し戻って復習しながら進めることもできます。
全体で見るのではなく、ひとりひとりのペースを大事にするところが学研の特長のひとつでもあります」
 
教材はどの教科も学校教育の指導要領に基づいて作られている。
 
「学研で学習したことが授業でも出てくるので、先取り学習をしている子は『これはすでにやったぞ』と手応えを感じられますし、逆に学校でしっかり理解できなかった場合は学研で復習し、理解することができます。
また、教材では学習内容を細かく分ける『スモールステップ方式』を採用しているため、問題の難易度を少しずつ上げることでつまずきを避けられますし、確認テストでそれぞれの内容の理解度もチェックします。理解できていない状態で次のステップへは進まないので、確かな学力につながります」
 
学研スマイル教室
 
「学習意欲」というのは人間がもとから有する基本的な欲求の一つであると、教育課程履修時に学んだ。
つまり誰から促される必要もなく、大人も子どももみな「新しいことを知りたい、学びたい」という思いは本来持っているということ。
でも、その欲求がさまざまな要因により阻害されることがある。
 
例えば、
お母さんが口うるさく注意するのでやる気がそがれてしまう。
ひとりで勉強すると外で遊んでいる子がうらやましくなり途中でやめてしまう。
学校の授業のスピードが速すぎてみんなについていけない。
自分なりに頑張っているつもりでも成果が出ないからあきらめてしまう。
 
でも学研教室なら、
第三者が教えるから甘えが出ない。
友だちがとなりでがんばっているから自分もがんばれる。
わかりやすい教材で個人のペースを尊重して指導するため、学校の授業の理解も深まる。
学校でのテストの結果に効果が反映されるからやる気が続く。
 
子どもの「学びたい!」を全力でサポートしてくれる教室。
プロの手に委ねてみませんか?
 
 
学研スマイル教室
<金城教室>
那覇市金城2-21-3 ガーデンコート101
<宜保教室>
豊見城市宜保17 徳マンション303
 
お問い合わせ:070-5817-6210(中井正子)
 
3歳〜4歳:週1回
5歳(年中):週1回または2回
6歳(年長):週2回
小学生:週2回
 
 

NAKAI

ユッカヌヒーアート展
アイデアにんべん作
 
琉装すがたのユーモラスなおじい(中にはにーにーも?)たちが箱の中でひしめき合う様子が可愛い作品。
ひょうきんな面々をつぶさに観察していると、少しいかめしい顔のおじいもいれば、にっこり微笑んでいるもの、ちょっと困った顔もあれば大笑いしているものもいて、見ていて飽きない。
帽子の色や着物の色ごとにわけて並べたくもなるし、机の上でころころと転がしてみたくもなる。
 
この作品、その名も
 
「ジーマーミ・リューキューオーチョー」
 
そう、おじいたちの正体はジーマーミ(落花生)。
作り方も丁寧に記してあり、自分だけのジーマーミ人形を作りたくなる。
 
ユッカヌヒーアート展
増田良平さん作 
 
陶芸家、増田良平さんによる作品「あなたが好きです」。
取っ手をくるくる回すと、花束を持った男性がお腹を軸に回転する仕組み。
ほかにも、馬を乗りこなす女性や飛行機ごっこに興じる二人をモチーフにしたおもちゃが並ぶ。
 
ユッカヌヒーアート展
 
その何ともいえないほのぼのとした雰囲気や、シンプルなのに奥深く、ついじっと見入ってしまう魅力は、氏のつくる器にも通じる気がする。
 
ユッカヌヒーアート展
 
取っ手は回すときにちょっと力を入れないと回らないし、その動きもスムーズというよりはぎこちないのだけれど、そこが良い。
悲しいときやいらいらしてしょうがないときにその取っ手を回せば、なんだかすべてがどうでもよくなってきそうな気がする。
 
ユッカヌヒーアート展
 
壺屋焼物博物館で行われている「ユッカヌヒーアート展」は今年で9回目を迎える。22名の作家による大人も楽しめる作品が展示され、最終日にはイベントも行われる。
 
主催者である張り子作家の豊永盛人さんは、沖縄の古くからのならわしである「ユッカヌヒー」にちなんでアート展を企画したと語る。
 
ユッカヌヒーアート展
中村真理子さんによる張り子
 
ユッカヌヒーアート展
 
「昔は旧暦の5月4日であるユッカヌヒーには、ハーリーが行われる会場に玩具市が立ち、琉球張り子をはじめとしておもちゃが並んでいました。子どもの健やかな成長を願っておもちゃを買い与えるという習わしがあったんです。昔はおもちゃの専門店がなく、その日が年に一度の玩具購入の機会だったんですね。
多種多様なおもちゃが溢れる現代ではこの風習もほとんど消えかけていますが、今の時代に僕たちなりのユッカヌヒーができないかと思い、企画しました」
 
県内の作家に声をかけ、「ユッカヌヒー」というテーマだけを伝える。何をつくるかは作家にすべて委ねているという。
 
「ですから必ずしもおもちゃをつくるとは限らないわけです。絵であったりオブジェであったり。誰が何をつくってくるかというのは毎年楽しみですね」
 
ユッカヌヒーアート展
 
豊永美菜子さん作の枕。女の子や犬や亀はそれぞれとりはずし可能で、アイピローにもなるすぐれもの。
 
澄んだ海を見下ろすように立つ少女、浜辺を駆ける犬、海を泳ぐのは七色に輝く亀。
静かな佇まいの中にシュールな魅力が光る作品。
 
「隅にいるのが私、後光が差しているのは娘(笑)」
 
先日、言事堂で行われた個展の油絵作品が印象的だったが、今回も油絵の具を用いたペインティングが独特な雰囲気をかもし出している。
 
ユッカヌヒーアート展
 
「実は、今回は油絵の具を使わずにつくろうと思って、搬入時までは絵の具での塗装はしていなかったんです」
 
小学校の時から使い慣れた油絵の具を封印し、天然染料で染め、刺繍を施して完成させていたが、出展前日にはたと気づいたことがあった。
 
ユッカヌヒーアート展
 
「搬入時に他の出展者の方々の作品を見たら、みなさん作品の中でしっかり自分を出し切っているのに、私のは自分が無い!って…。みなさんにお見せするのが恥ずかしいって思って、そのまま家に持ち帰って塗りまくったんです。
『こんなお上品なのアカン!もっと悪趣味にしなきゃ!』って(笑)
私が好きなテイストは良い意味でえぐみがあるというか、見てすぐ納得するようなものではなく、一見『何これ?』と思うようなのもの。
今回は油絵の具を封印するつもりだったけど、搬入時に『やっぱり私には絵の具しかない!』と気づきました。
今は自分を出し尽くした感じ。満足しています」
 
ユッカヌヒーアート展
奥野美和さん作のフェルト作品
 
ユッカヌヒーアート展
安里ミカさん作のかぶりもの。真ん中の筒は一体なんなのか? かぶってからのおたのしみ
 
「ユッカヌヒー」という共通のテーマはあるものの、アーティストたちの表現はかぎりなく自由。
「子どもの日」にふさわしく、遊び心あふれた作品が並ぶ。
 
ユッカヌヒーアート展
土田政一郎さん作。地デジ移行の際に印象に残った看板などを見て制作
 
ユッカヌヒーアート展
福地政光さん作
 
ユッカヌヒーアート展
 
シキヤ ヒデモリさんは16年ほど前から海辺のゴミを拾い集め、作品を制作している。
作家本人を知るひとたちは作品を見て声をそろえる。
 
「シキヤさんにそっくり!」
 
ユッカヌヒーアート展
 
ユッカヌヒーアート展
 
ユッカヌヒーアート展
吉田俊景さん作
 
ユッカヌヒーアート展
風に吹かれてくるくると翼が回る
 
ユッカヌヒーアート展
紅型作家・賀川理恵さん作
 
ユッカヌヒーアート展
佐藤大地さん作
 
ユッカヌヒーアート展
髙橋健二さん作
 
ユッカヌヒーアート展
 
豊永盛人さん作のカルタ。世界の童話をモチーフにしている。
 
「5歳と2歳の子どもがいるので、一緒に遊べるものをと思って」
 
ユッカヌヒーアート展
 
ユッカヌヒーアート展
 
思わず目を細めてしまう愛らしい画風だが、添えられた文同様、大人をにやりとさせるほんのりとした毒気がたまらない。
 
ユッカヌヒーアート展
外国人観光客も多数おとずれ、一枚一枚を指さしながら「これはシンデレラ?」「あれはジャックと豆の木ね!」と盛り上がっていた
 
増田さんのおもちゃをぎこぎこ回しながらふと考える。
幼いころはちょっとしたことがおもしろくて、毎日のようにお腹が破裂するくらい笑い転げたり、我を忘れるくらい何かに熱中したりしていた。
本を開けばすぐにその世界に入っていけて、気づけば窓の外が暗くなっていたし、疲れを知らず延々と縄跳びで遊んだりもした。
そして、感情はこの上なくシンプルだった。
 
楽しいか、楽しくないか。
 
おとなになった今、気づけばまわりには楽しさ以外の尺度があふれていて、「義務(〜べき)」や「常識(ふつうは〜である)」にがんじがらめになっていることもある。
 
「ユッカヌヒーアート展といえど、展示内容は大人向けかもしれません」
 
と盛人さんがおっしゃっていた意味がわかった気がした。
 
子どもにはあえて提示し、促す必要のない「遊び心」「シンプルに楽しむ気持ち」。
おとなたちが一生懸命遊んでできた作品たちが、おとなになった私にあの頃の気持ちを思い出させてくれたから。
 

写真・文 中井 雅代

 
ユッカヌヒーアート展
@壺屋焼物博物館
那覇市壺屋1-9-32(平和通りから壺屋やちむん通りに入ると、入り口にあります。)
 
6月19日(火)〜24日(日)
10時〜18時まで(最終日の日曜日は17時まで)

*24日の日曜日は人形劇、カルタ取り大会、プール写真、ドラム演奏、ダンス、シャボン玉など楽しいイベントやります。
*日曜日にイベントもやってみます!
*駐車場は、有料パーキングをご利用ください。桜坂劇場隣の青空駐車場が近くて安くおすすめです。
 
HP:http://toy-roadworks.com/news/2012/06/13/694.php
 

NAKAI


新井敏記・著 スイッチ・パブリッシング ¥2,100/OMAR BOOKS
 
― 心が満たされていく豊かな写真集 ―
 
台風が近づいている。これもまた夏が近づいている証拠。
今回は、じめっとしたこの蒸し暑さを忘れさせてくれるような涼しげな写真集をご紹介します。
  
雑誌「SWITCH」や「Cyote」を創刊し、編集長として編集にたずさわってきた著者による本作。
仕事柄旅をすることが多い著者がアラスカを訪れるようになって10年以上。その長い旅の間に出会った人々の現在の暮しと風景が美しい写真とシンプルな文章で構成されているこの本。
  
とても豊かな本だなあと思う。
耳を澄ますとたぷたぷと水がたゆたう音が聞こえてきそうな小さな町の暮しと自然。読む人に笑顔を向ける人たちは皆満たされた表情をしている。
  
内容は、南東アラスカの小さな入り江にあるフロートハウス(水上に浮かぶ家)に暮らすジョン(66歳)とその長年の友人ピート(84歳)の暮らしぶりを伝える一章と、シトカという小さな町にある、ケイラスB&Bという素朴なペンションを営む先ほどのピート夫婦の生活とアラスカの自然を収めた二章から成っている。
  
水上に組まれた手作りのフロートハウス。
アラスカの水先案内人ジョンによる手作りの家。
船着き場を兼ねたデッキで読書したり昼寝をしたり。
こんなところで飲むコーヒーはまた一段と美味しいんだろうなあ、と憧れてしまう。
20歳近く年の離れた友人ピートもこの家を訪れる。
 
夏の水先案内人
 
この大の男二人が作る朝食がまた素敵。
かりかりに焼かれたベーコンとアラスカ風パンケーキと具のたくさん入ったオムレツ。
老齢にさしかかった二人の子供のような仲の良さが微笑ましい。
大きな窓ガラス一面に広がるのは光に反射する揺れる水面。
窓際には細かな生活用品が無造作に並ぶ。
自然に抱かれた静かな生活。
  
一方、B&Bでは長年連れ添った老夫婦の穏やかな日々が綴られる。
椅子に深く腰を下ろし、サンタクロースのような真っ白な立派なひげを蓄えたピートのうたた寝する様子。
出会った頃の若い頃や苦しい時期もあったと回想する妻バーサ。
ぽつぽつと明かりの灯り始めた海辺の町の夕暮れ。
 
人生の晩年を迎えた人々の平穏な日々を綴ったこの本。
アラスカの厳しい自然とともに生きてきた人たちの顔に刻まれた深い皺が言葉以上に語ってくれる。
年を重ねるということは悪いことじゃない。
 
これからの季節におすすめしたい。
夏のまだ涼しい早朝や就寝前にページを開くのもいい心満たされる一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI

Day1
沖縄スナップ
Tシャツ:NEIL BARRETT(ニールバレット)
パンツ:Dsquared2(ディースクエアード)
 
沖縄スナップ
ストール:LOUIS VUITTON
 
沖縄スナップ
サンダル:Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン) 

 
沖縄スナップ
帽子:coeur ripe(クールライプ)
 
沖縄スナップ
ブレスレット:Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)とTATEOSSIAN LONDON(タテオシアンロンドン)の重ねづけ
 
沖縄スナップ
サンダル:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン) 
 
 
Day2
沖縄スナップ
シャツ:THOM BROWNE(トム・ブラウン)
パンツ:kolor(カラー)
ブレスレット:CHAN LUU(チャン ルー)
 
沖縄スナップ
時計:CHAUMET(ショーメ)
 
沖縄スナップ
スニーカー:LANVIN(ランバン)
 
 
Day3
沖縄スナップ
Tシャツ:kolor(カラー)
ジレ:Christian Dior(クリスチャン・ディオール)
パンツ:KRIS VAN ASSCHE(クリスヴァンアッシュ)
 
 
Day4
沖縄スナップ
シャツ:Dsquared2
Tシャツ:Abercrombie & Fitch(アバクロンビー&フィッチ)
 
沖縄スナップ
ネックレス:SHAMBALLA(シャンバラ)で買ったトップと教会で買ったトップをミックス
 
沖縄スナップ
ベルト:Dsquared2
 
沖縄スナップ
ブレスレット:不明
 
沖縄スナップ
ブーツ:is-ness(イズネス)
 
 
Day5
沖縄スナップ
Tシャツ:HOLLYWOOD RANCH MARKET
パンツ:PHENOMENON(フェノメノン)
 
沖縄スナップ
ネックレスに通したリング:LOUIS VUITTON
 
沖縄スナップ
ベルト:NEIL BARRETT
ブレスレット:バリで買ったシルバーブレスとCHAN LUUを重ねづけ 
 
沖縄スナップ
スニーカー:Sergio Rossi(セルジオロッシ)×PUMA
 
Day6
沖縄スナップ
パーカー:LOUIS VUITTON
Tシャツ:COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)
パンツ:BEAMS
 
沖縄スナップ
サングラス:LOUIS VUITTON
 
沖縄スナップ
バッグ:LOUIS VUITTON
 
沖縄スナップ
時計:LOUIS VUITTON
 
沖縄スナップ
ブレスレット:MIANSAI(マイアンサイ)
 
沖縄スナップ
サンダル:HENRY & HENRY(ヘンリー&ヘンリー)
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
「まず、『今日はこれを着たい!』と思うキーアイテムを一着決めます。それに合わせて他のアイテムをコーディネートしていくのですが、最後にバランスを整えるとき、必ず何らかのアイテムを引くのが僕なりのルールです」
 
「引き算コーデ」をこころがけると、やりすぎ感やはりきり感が出るのを避けられる。
 
「でも、昔は逆にいろいろ足してバランスを整える『足し算コーデ』をよくやっていました。その当時は今よりずっとモード寄りのスタイルが好きだったんですよ」
 
年齢を重ねるにつれ、少しずつカジュアルなスタイルが好きになり、購入するアイテムのブランドも洋服のラインも大きく変化していった。
 
「モード寄りだったころは身体もがりがりだったんですが、今のスタイルが好きになってからは身体のラインが綺麗に出るほうがいいかなと思い、体重を少し増やしてジムに通うようになりました」
 
なんと、服の好みの変化に合わせ、体型まで変えたという。
 
「今もジム通いは続けています。年をとると必要以上に肉がつきやすくなりますから」
 
30代半ばを過ぎた今、好きなアイテムのテイストは
「遊び心があって楽しそうな服」
お気に入りのブランドは Dsquared2(ディースクエアード)。
彼の着こなしを見ると、コーディネートを楽しんでいるのがよくわかる。
シックな雰囲気のDAY1、カラフルでポップなDAY6、ハットでアクセントをつけたモノトーンコーデのDAY3…
一日として似通ったコーデがなく、見る度にころころと雰囲気は変わるが、そこには不思議とはっきりとした共通点が見受けられる。
カジュアルではあるがダボつかせない。
サンダル、短パン、スニーカーなどで抜け感を出す。
帽子、ブレスレット、時計、チョーカーといった小物でアクセントを加える…。
 
「今のスタイルが好きになって10年以上になります。
今後も大きく好みが変わることはないんじゃないかな?と思っています。
好きなスタイルのベースは決まっているので、何か変化があるとしてもそこに少しアレンジを加えたりという程度じゃないでしょうか」
 
好みがはっきりしていてブレないから、一枚の服を長く着られる。
そのためにもしっかりとしたブランドのものを選ぶようになる。
 
「10年以上愛用しているアイテムもあります。
途中で着ない時期が続いても、あるとき急に身につけたくなるということもよくありますね。
例えばDAY1のサンローランのサンダルは、ここ4〜5年くらいしまいこんでいて履いていなかったのですが、今年になってまた履きたくなり、久しぶりに引っ張り出してきました」
 
ハイブランドのアイテムともなると値段もはるが、長い目で見ればさほど高い買物というわけでもなくなる。
 
 
好きなテイストが定まらない時期を終えて自分スタイルが定着してきたら、ハイブランドに挑戦してみては。
まずはバッグやサンダルなど小物類から。
選ぶ際は、流行を追いすぎていないできるだけベーシックなものを。
時を越えて愛用しつづければ味も加わり、自分スタイルに欠かせないアイテムになる。
 

写真・文 中井 雅代

 

NAKAI

ソウル・サーファー
 
さわやか!!
 
またもやハワイに行きたくなること間違いなし、の1本。
 
この映画は海のみの勝負でグルメは一切映りません。
このお話は実話をもとにした文部科学省選定作品で、健全なお話です。
 
ベサニー・ハミルトンという片腕のサーファーをご存知でしょうか? 私はこの映画で初めて知りました。
来を有望視されながら、サメに襲われて、片腕を失う。
命が助かっただけでも奇跡なのに、彼女は、サーファーとして大会で優勝することに挑戦する。
こんなに強い精神力と、挑戦するパワー、そしてそれを実現するということ。
どれだけ大変かは想像すらできない。
 
ベサニーという人には、素晴らしい家族がいる。本当に全面的に彼女を愛し、支える。どんな選択を彼女がしようとも、家族はそれに向かって団結してすすんでいく。
 
決して強制もしないし、突き放すこともない。
 
この距離感が、彼女の強さのひとつ。何があっても自分を愛し、支えてくれる家族がいれば、どんなことにでも挑戦できる気がする。
しかも、この家族は、みんな素晴らしいチームワークをみせる。彼女がどうしたいのか、と彼女の気持ちをまず最優先。なかなかできることではないと思う。
 
主演はアナソフィア・ロブ 。
 
ソウル・サーファー
 
ソウル・サーファー
 
スポーツ万能とはきいていたが、サーフィンの経験はなし。
しかもベサニーとは体格がまったく違う。
ベサニーと並ぶと、違いは歴然。
 
ソウル・サーファー
 
実際のベサニーもスタントをこなしているが、明らかにスタント、というのはわかる。
 
ソウル・サーファー
 
それでもベサニーの繊細な心の動きや、強さを表現するには、アナソフィア・ロブのような演技がたしかな若い女優が必要だったのだろう。
彼女はたった1か月の特訓でサーフィンを習得した。
 
ソウル・サーファー
 
ソウル・サーファー
 
この家族は、信仰心も厚い。神を信じることはすごい強さになる。どんな試練も神の御心のまま、という考え方なので、乗り越えられるのだろう。
 
この映画のサーフィンシーンは本当に見事です。
 
私は、サーフィンは全くの素人ですが、本当に美しい。
 
ベサニーの親友、アラナは、あのジャック・ニコルソンの娘、ロレイン・ニコルソン。彼女はサーフィン実際にやるのかな?サーフィンシーンがアナソフィア・ロブよりリアルだった気が。。
 
ソウル・サーファー
 
親友もベサニーをバックアップ。

それにしてもベサニーの冷静なこと。私だったら泣き叫んで、もう全然ダメダメになりそう。
それもこれも、家族あってのことなんだろうね。

デニス・クエイドとヘレン・ハントが両親役。さすがに老けててびっくりしたがヘレン・ハントは実際にサーファーらしく、ベサニーの母親とも実際に交流があるらしい。
二人の兄もとっても素敵です。
 
ソウル・サーファー
 
ソウル・サーファー
 
伝道師役でアメリカンアイドル出身のキャリー・アンダーウッドが出ています。
さりげない演技がなかなかいいです。
 
ソウル・サーファー
 
ベサニーは、自分のことだけでなく、人を勇気づける存在になる。もうなんなのかしら?という素晴らしいyoung ladyです。
家族があってのことだけど、なかなかできることではない。
 
あきらめずに挑戦する。そして結果を出す。
 
そんな一歩踏み出す勇気を与えてくれる作品です。
 
そして、ハワイ!!!行きたいわ~~~~。美しい!!

ケイティ・ペリーの歌う「Firework」もいいですよ。
 

 

KEE


 
<ストーリー>
透き通るような美しいハワイの海を愛し、幼少時代からプロのサーファーになることを目指してきたベサニー(アナソフィア・ロブ)は、13歳のときにサメに襲われ左腕を失う。絶望した彼女はサーフィンを断念し別の道を歩もうとするが、どうしてもサーフィンをあきらめることはできなかった。そして、家族に支えられながら想像を絶するような特訓を重ね、再びプロを目指す。
 
<キャスト>
キャスト
アナソフィア・ロブ
デニス・クエイド
ヘレン・ハント
ロレイン・ニコルソン
キャリー・アンダーウッド
 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex

NAKAI

天八 本マグロカツバーガー
 
「糸満限定の『本マグロカツバーガー』、いつも気になってたんですよね〜。糸満で獲れたマグロならきっと新鮮でおいしいだろうな〜って」
 
天八 本マグロカツバーガー
天八 本マグロカツバーガー
 
「わ、できたて! オーダーしてからカツを揚げてくれるんですね」
 
天八 本マグロカツバーガー
 
「こんなに高さがある! 豪華〜」
 

 
天八 本マグロカツバーガー
 
「想像以上にめちゃくちゃおいしい!
本マグロカツの揚げ加減が絶妙。
衣はさっくさくだけどマグロの身にはジューシーさが残ってて…こんなの初めて。
次は友だちも連れてこよう。 ぜひ食べさせてあげたい!」
 
天八 本マグロカツバーガー
天八
糸満市西崎町 4-19-1
open 10:00~19:30
 

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バリンボー
 
「これ、知ってます? 沖縄そばの麺を揚げたシンプルなお菓子なんですけど、これがめちゃくちゃおいしいんですよ〜! 値段もかわいく一袋50円」
 
バリンボー
 
「塩味とカレー味の二種類があって、どちらも病みつきになるおいしさ。いつもここに試食品が置かれてるんだけど、もう延々と食べちゃう(笑)」
 
バリンボー
 
「そばを揚げただけっていうシンプルさが良いんですよ。揚げ菓子だけどクセがないし、パリパリとした歯応えも最高。適度な塩っけがあって酒のおつまみにももってこいだし。よし、今日はカレー味にしよう〜」
 
バリンボー
うまんちゅ亭
糸満市西崎町4丁目19−1
098-840-8780
 

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パーラーぜんざい屋
パーラーぜんざい屋
 
「高校生のとき、友達4〜5人と一緒によく通ってたんですよ〜。ここのぜんざいとそばが大好きで!」
 
パーラーぜんざい屋
 
「麺がつるつる! こちらのそばは食べやすいから観光客の方にもお勧め。味もわりとあっさりめだし。ソーキも4つ乗ってて豪華! 」
 
パーラーぜんざい屋
 
「そばにかまぼこついてるって珍しくないですか?
糸満ならではって感じですよね」
 
パーラーぜんざい屋
 
「ん〜、あちこーこー!
やっぱり糸満かまぼこはおいしい〜。
ぎゅぎゅっと締まった感じで歯応えがあるところがいいんですよね」
 
パーラーぜんざい屋
 
「実は、こちらに来るのは高校時代以来初めて。
おばさん、変わらないなぁ〜」
 
パーラーぜんざい屋
 
「何? 久しぶりなの? じゃあぜんざいも食べていかんと〜」
と、オーナーの上原さん。
 
「はい!お願いします。
こちらのぜんざいは氷がふわふわしていて、豆の甘みもちょうど良くて大好き」
 
パーラーぜんざい屋
 
「練乳はどうする?」
「お願いします」
「じゃあ、たっぷりかけてあげようねぇ〜」
 
パーラーぜんざい屋
 
以前は、カウンターの上にゆで卵が山盛り置かれて売られていたという。
 
「高校生だったころ、こちらでゆで卵とぜんざいを食べるのが日課みたいなものだったんですよ。ゆで卵、今はもう売ってないんですか?」
「時代が変わったからね。今の高校生はみんな菓子パン買っているさ。ゆで卵出しても売れんわけよ」
「そうなんだ…。なんだか寂しいなぁ」
 
パーラーぜんざい屋
パーラーぜんざい屋
 
「うん、おいしい〜! 昔と変わらない味ですね。
甘すぎない豆に練乳がよく合う。
やっぱりここのぜんざい好き。また通いつめちゃおうかな」
 
パーラーぜんざい屋
パーラーぜんざい屋
糸満市糸満989-83
090-9406-2103
open 11:00~18:00
不定休

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南浜公園
 
「潮崎ビーチ沿いにある南浜公園。
住宅街のすぐ脇にあって、アクセスが便利なのが良いんですよね。
駐車場もたくさんあって100台以上停められるし。
眺めがいいからウォーキングや犬の散歩してる人、よく見かけます」
 
南浜公園
 
「奥のほうには子どもが遊べるアスレチック遊具もあるし、子連れで来ても楽しそう。飛行機が飛来するのも見えるんですよ」
 
南浜公園
南浜公園
 
海の向かいには市役所が。
 
「他市町村の友だちからはよく『すごく立派な市役所だね〜』と驚かれます。
実は庁舎の南側の壁と屋上一面に太陽電池システムが備えられていて、国土交通大臣賞である『環境・省エネルギー建築賞』も受賞したんですよ。
デザインも素敵なので糸満市外から来られたらぜひ間近で見てほしいな」
 
南浜公園
南浜公園
糸満市潮崎町 4-29
 

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お魚センター
お魚センター
 
「糸満と言えばやっぱり魚。
刺身を買うときはよくこちらで買ってます。
刺身だけじゃなく貝や魚の切り身にお寿司もあって、魚介類ならなんでもそろう。すごく便利な場所」
 
お魚センター
 
「しかも値段も安い!
あ〜、お昼食べて来たのにまた食べたくなっちゃう」
 
お魚センター
 
一貫50円の寿司バイキングも。
 
「通路わきのベンチに座って、買ったそばから食べてる人をよく見かけます。
新鮮だからすぐ食べたくなる気持ち、わかるな〜」
 
お魚センター
 
「それぞれ特色ある魚屋さんが何軒もつらなってるから、いろいろ物色するのがまた楽しいんですよ」
 
お魚センター
 
「サザエに牡蠣。どちらも新鮮で大きくておいしそう!」
 
お魚センター
 
「さざえは茹でなきゃ食べられないし…。牡蠣ならこの場で食べられるけれど、実はわたし、食わず嫌いなんです…。せっかくだから挑戦してみようかな」
 
お魚センター
 
「へ〜、牡蠣ってこんなにクセがないんですね!もっと苦みがあるのかと思ってた、おいしい〜。いままで食べてこなかったのが勿体ないくらい。
今度は家族のぶんも買って、おうちで牡蠣パーティーしようかな」
 
糸満お魚センター
糸満市西崎町4丁目19
098-992-2803
 

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海人(うみんちゅ)のまち、糸満。
古き良き沖縄の面影が色濃く残るまちで昔と変わらぬ味を提供し続けるパーラーもあれば、特産物を利用したバーガーのように近年考案されたメニューを楽しめる店も。
また、大規模な商業施設も新設されている。
 
「どんどん開発が進んで、道が広くなったり新しい道路が通ったりと交通の便はだいぶよくなりましたね」
 
糸満生まれ糸満育ちの彼女も、那覇で働き始めたのをきっかけに糸満市外で過ごす時間が増えてきた。
 
「でも、できたら将来もずっと糸満に住めたらいいな〜って思いますね。
糸満のどういうところが好きなのかときかれると、具体的な答えを返すのが難しいのですが…。とにかく落ち着くんですよね。のんびりした雰囲気が好きなのかも」
 
海、川、畑、丘と自然に囲まれたのどかな土地、そして素朴な人々。
糸満はまさに、沖縄県外の人が抱く沖縄像に近い土地かもしれない。
名所旧跡には事欠かない地域ではあるが、ぜひ小さな商店や地元の人があつまるビーチにも立ち寄って欲しい。
沖縄のナマの暮らしがそこにある。
 
 

NAKAI

いつも無意識のうちに何気なく手にしていると思うので
特別にそこへ気を配ったことなんてあまりないのですが、
気に入っていると確信しているモノがあります。
 
tous les jours
KOHORO 革のショルダーバッグ
 
 
そのうちの一つにショルダーバッグがあります。
使用して2年ともうすぐ半年くらいでしょうか。
早くこなれた感じになあれとすりすりさわっては革脂をすりこませ、
また心の中で(時々)唱えたおかげか、すっかりやわらかく体になじんできました。
持っていると嬉しいことにちょこちょこ褒めて頂けることもあるこのバッグ。
私自身持つと嬉しくて、他から見ても良い感想を述べてもらえるって
なんだかハッピーすぎて2重跳びしちゃうよって気分になります。(実際にはしないけど)
 
大事に大事にっていうよりはちょっとぶっきらぼうなくらいに使用しているので
ふと気がつけば小さなかすり傷のようなものも。
でも気にしません。というよりは気にならない。
にこっと笑える範囲内。
おそらくピシッとした、しゃきっとした背筋がのびるような革のバッグだとこうはいかない。
 
tous les jours
 
 
背筋が伸びると言えば、
最近気になっているバッグがあります。
肩にかけて持つタイプのこのバッグは、立派で、ステキで、かっこいい。
私の乏しいボキャブラリーで表現すると薄っぺらな感じがしますが、
言葉どおりのおしゃれなバッグです。
ただどうにも今のスタイルとパズルがうまくはまらない感が否めず今は足踏み。
そんなわけで今手の中にあるこのバッグの革の持ち手部分をくるっと巻いて
トートバッグ気分を味わってみる。
なかなかいけてる。心の中なのに、こっそり思って満足する。
 
tous les jours
 
同じバッグも持つ人によって、革のなじみ方が違うように思う。
きっとその人の性格や環境が出ているのだろうなあと。
私のように小さな傷をこしらえたバッグをお持ちの方もいれば、
無傷にきれいにでもたくさん使っているのがうかがえる方も。
もし縫製の糸がほどけたなら、時間をいただければお直しする事もできますよ。
だからいつまでも自分だけそれとして楽しんで。
 
tous les jours
 
ふと自分の持ち物を思い浮かべて「なんとなく手に取るラインナップ」を想像してみる。
有無を言わせず気に入っているものもあれば、機能やデザインを優先しているものもある。
残念ながらどちらにもあてはまらない消耗品的なものもだ。
自分の選んだ軌跡がそこにある。
何気なく手にするものが必ずしもお気に入りへ直結しているものでもないことに気づく。
 
とはいえ、確かに“お気に入り”もそこに存在している。
この部分をどんどん充実させたなら、なんとなく手にする行為がきっともっと楽しい連続になるだろう。
ささやかな毎日の中の豊かな一コマがそこにはある。そう願う。


写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)


 
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net


関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)

NAKAI

カレンド沖縄 座談会
 
対談メンバーと家族構成
 
陽子 42歳(夫43歳、娘10歳・7歳)
・・・インストラクター。陽気で元気、こまかいことにはこだわらないてーげー主義
玉美 37歳(夫37歳、娘2歳)
・・・公務員。おっとりした性格。結婚後に夫に注意されたことは「お玉の置き方」。
わし子 35歳(夫34歳、息子3歳)
・・・会社員。不満は伝えなきゃ気が済まない性格。元バカップル、産後に変わった夫婦関係に不満あり。
 

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カレンド沖縄 座談会
 
– – – やっぱり基本は「褒めて持ち上げる」!
 
玉美 わし子さんは旦那さんのどういう所に不満があるの?
 
わし子 一番は家事をしっかり分担してくれないところかなぁ。共働きだから、完全に半々とまではいかずともやっぱり率先して手伝って欲しい。先に帰ってきてるのに皿洗いもまだ、ご飯も炊いてない、洗濯物も干しっぱなしでソファでゆったりくつろいでる姿見た日にゃ「き〜〜っ!」みたいな。
 
<一同笑い>
 
わし子 ねえ、玉美さんと陽子さんのご主人はどお? 率先して手伝ってくれるの?
 
陽子 うちはずーっと変わんない。もともとがマメだから「元祖イクメン」って呼んでる。イクメンっていう言葉ができるず~っと前から育児にも家事にも超協力的だったからね。旦那にも「あなたが元イクメンじゃない?すごいよ~」って褒めてる。近所でも有名だったんだから!「お宅のご主人、えらいわね~」って。それに比べて私は…って感じなんだけど(笑)
 
玉美 でもそれってさ、陽子さんが褒め上手なおかげもあるんじゃない? イクメンに育てたっていうか仕立て上げたっていうか…(笑)
 
陽子 うーん、どうだろうね? でも確かによく褒めたり感謝したりはしてる。その辺はきちんと言葉に出すよ。褒めて褒めて持ち上げて…ね(笑)
 
わし子 やっぱ褒めて持ち上げるは基本か…。私、それがあんまりうまくできないんだよね〜。どっかでやってもらって当然って気持ちがあるのかも。あと、なんか気恥ずかしい…。
 
陽子 あのね、ほんっとに感謝したもん勝ちよ!(笑)男性なんて単純だから、褒めたらすぐに良い気分になっちゃうし、それが次の家事への原動力になるのよ〜。
 
玉美 家事に関して言うとうちはそんなには期待してないかも…。
 
陽子 またどうして?
 
玉美 私の旦那さん、結婚するまでずっと実家暮らしだったわけ。だから結婚当初は家事の超初心者。 一人暮らし経験がある人は大体なんでもできるでしょ? でも、うちは本当に何もできなかったわけ。ゴミ捨てすらできないくらい。
 
陽子 ずっと実家暮らしだと最初は大変かもね~。でもきっとちょっとずつ覚えてくれるんじゃないかな?
うちは夫の方がしっかりしてる。ゴミの日も私よりちゃんと覚えてて「今日は燃えないゴミの日だよ〜」とかって教えてもらってる。「あ、そうなんだ?」みたいな(笑)。
…話してて気づいたんだけど、これって自分の両親を見て育ったからかも。うち、父がほんとうに何もしない昔気質の人で、ご飯も炊けない。「父みたいな人が旦那さんだと大変だな~」って思ってたから、もともとの理想のハードルが低い。ちょっと手伝ってくれるだけで「すごーい、ありがとう~!」って感動しちゃう(笑)
 
わし子 うちは逆だ! 父がすごいマメ。食後の皿洗いなんて父の仕事。一方主人の実家は完全に上げ膳据え膳。だから夫と結婚する前、付き合ってたころによくケンカになった。「家事は女の仕事じゃない!」って何度も言い聞かせて、少しずつしてくれるようになったけど…。
 
陽子 じゃあ家事力はあるわけよね。あとは褒めるだけじゃないかな?! 褒められた夫を見てると、ほんとに嬉しいみたいよ、妻や子どもに感謝されるのって。
 
カレンド沖縄 座談会
 
– – – 夫の得意料理はつくらない。料理好きな夫に育てるコツ
 
わし子 陽子さんの旦那さん、お料理もしてくれる?
 
陽子 するする、とっても上手よ〜。
うちはね、餃子と鶏鍋は旦那さんの専売特許。私は絶対つくらないの。
餃子なんてさ、ひき肉じゃなくて固まり肉買ってきて、包丁使って自分でミンチにするところからやるからね!
 
玉美 超本格的!
 
陽子 そうなの。白菜はちゃんとしぼらないと水っぽくなるからね〜とかさ、そのうち紹興酒まで買ってきちゃったり。すごく詳しいし、実際おいしいのよ〜。
 
わし子 でも、そういう得意料理を自分はあえて作らないでいるところが、やっぱり陽子さんの作戦勝ちな気がする(笑)。
うちは本当にときどきしか作ってくれないな〜。本当は上手なのに…。でも、あんまり言われるとイヤだろうなと思って、本人のやる気にまかせるようになった。作ってくれた時はもちろんおいしいおいしいって食べてるけど。でももうちょっと頻繁に作ってくれたらな〜。一週間に一回くらいになるとだいぶ助かるんだけど…。
 
玉美 うちもあんまり料理はしてくれないよ。でも、記念日に作って欲しいな〜ってお願いしたら3時間かけて作ってくれた、カルボナーラを(笑)。
 
陽子 パスタに3時間!(笑)
 
玉美 「まだね〜?」みたいな(笑)。でも嬉しかったよ、やっぱり。得意じゃないってわかったし、それなのに頑張って作ってくれたんだーってところが。
 
わし子 得意じゃないから料理はもう努力してもらわなくていいやって感じ?
 
玉美 そうだね。家事以外のところで助けてもらってるところが大きいから満足してるのかな?
 
カレンド沖縄 座談会
 
仲良し維持の秘訣 ①感謝の言葉、会話・・・頼み事は枕ことば付きで
 
わし子 家事以外のことっていうと?
 
玉美 うちは何でも旦那さんに聞いてもらうんだ。だから会話が多い、夜子どもが寝た後とか。
 
陽子 そうなんだ。 私は子どもと一緒に寝ちゃうことも多い…。だから、話をするのは朝とか平日昼間の子どもがいない時かな。玉美さんは旦那さんとどんな話するの?
 
玉美 グチとか悩みみたいなマイナス要素の多い話…(笑)そういう話って親や友達にはちょっとしたくないから、旦那さんがはけ口になってるかも(笑)。ちゃんと聞いてくれるし、言って欲しいことを言ってくれるんだよね。
 
わし子 言って欲しいこと?
 
玉美 うん。ほら、グチってただ聞いて欲しいだけのことが多いでしょ?
具体的なアドバイスはいらなくて、認めてくれたり励ましてほしいだけとか。
旦那さんはその点「そうか〜。でも大丈夫よ〜、玉美は頑張ってるからさ」って感じで上手に返してくれるからとても助かるわけ。聞き上手っていうか。だからもう、追っかけてまで話す!歯磨きしてるところまでいって「でからさ、でからさ」ってから(笑)。
 
陽子 あはは! 玉美さんかわいい〜! 言われてみれば、私も色々と相談に乗ってもらうことはあるかな。といってもお悩み相談じゃなくて客観的な判断を下してもらうっていうか。「私はこう思ってこうしようと思うんだけど、どう思う?間違ってるかな?」「いや、間違ってないんじゃない?」みたいな。確認作業みたいなものかな、相談というより。
 
わし子 うち、子どもが生まれてから会話減ってる気がする、確実に…。
 
玉美 前はよく話してたんだ?
 
わし子 そうだね、お互い仕事のこととか他愛ない話とか。
 
陽子 出産をきっかけに減っちゃったの?
 
わし子 そう。仕事で疲れてるし、子どもを寝かしつけるときに一緒に寝ちゃったり、起きてても持ち帰った仕事に没頭したり…。夫婦でゆっくり話す時間がない気がする。ほら、休みの日のお出かけも子どもと一緒だから。
 
玉美 夫婦だけの時間ってやっぱり大切だと思うよ。わし子さんお仕事急がしそうからね〜。でも、強制的にでも時間を作ってふたりで過ごしてみたらどうかな? もしくは、寝かしつけ終わってから夫婦で晩酌とか。
 
陽子 そうね。旦那さんもきっと寂しいと思うよ。わし子さんに構ってほしいって思ってるんじゃないかな?
 
わし子 そうかも…。旦那は妻の第一子っていうもんね…。あとさ、私も夫も子どもが生まれてから言葉遣いが少しぞんざいになった気がするんだよね。昔はもっとラブラブな感じで優しくしゃべってたのに、それが子どもに対してだけになって、お互いは冷たい感じで話すようになった感じ。それもいやなのに、自分からは直しきれなくて…。
 
陽子 話し方か…。まあ、親になって大人になったってのもあるかもしれないけど、だからといって冷たくなる必要はないもんね。相手への思いやりと感謝があれば自然と優しい話し方になるんじゃないかな? 例えば家事をやってくれたら「◯◯やってくれたんだ、すごい、ありがとう〜」って感じで。…やっぱりおだても入るね(笑)
 
玉美 私も感謝したり褒めたりするようにはしてるんだけど、いつも「何企んでる?」って言われちゃう(笑)。逆に、旦那さんの方が言葉の使い方は上手かも。
 
わし子 どんな風に?
 
玉美 何か言う前に枕ことばみたいにワンクッションフレーズを置くの。例えば「悪いけど◯◯お願いしていい?」「大変だと思うけど~」「疲れてるのにありがとうね」「忙しいのにごめんね」みたいな感じで。それだけで随分ことば全体の雰囲気が柔らかくなるから、何言われても悪い気がしないんだよね
 
陽子 確かに、どんな頼み事でも「忙しいのにごめんね」の一言があれば「いいよいいよ、やってあげるよ」って気になるかも。旦那さん、上手い~。
 
わし子 枕詞なら私も使えそう! 玉美さんの旦那さんのやり方、真似しよう〜。
 
カレンド沖縄 座談会
 
仲良し維持の秘訣 ②スキンシップ・・・夜は意外と淡白
 
陽子 うちは言葉よりスキンシップの方が多めかもしれない。
 
わし子 おお! どんな感じで?
 
陽子 普通によくお互いに触れてる気がする。ハグしたり、手をつないだり。
 
わし子 どういう時に?
 
陽子 本当に何気ないときだよ、テレビ観てるときとか。
 
玉美 うちはちょっとふざけた感じで「いぇ〜い」とかいって触り合うことはある(笑)。
 
陽子 ノリが若い!(笑) 我が家は朝出かける時のハグとチューはもちろん必須よ。
 
玉美 それは無いな…そして、それはうちはいいや(笑)。
でも出かけるときは必ず笑顔で送り出すようにしてる。そして旦那も笑顔。
ふたりで「にやっ」て笑いあってから出かけていく。
 
わし子 「にこっ」じゃなくて「にやっ」なんだ(笑)。でも、お見送りってやっぱり大事なんだね…。わたし、リビングから出ずに「行ってらっしゃ〜い」って声かけだけのときもしっちーある…。
 
陽子 お外に出る時はやっぱり笑顔で楽しい気持ちで出て行ってほしいからね。そうすればきっと、明るい気持ちでおうちに帰ってきてくれる気がする。
 
わし子 小さいことだけど毎日のことだしね。こういうことの積み重ねなんだろうな〜。
 
カレンド沖縄 座談会
 
わし子 夜の生活のほうはどお?
 
玉美 うちは結構淡白な方かも。2〜3ヶ月に一回くらい。
 
陽子 うちもそう。ていうことは、私たちの夫婦円満には性生活はあまり関係してないのかも?
 
玉美 そうかもね〜。付き合ってるときから旦那さんがあんまりエッチに重きを置いてなかったんだよね。「俺はそういうのよりも二人で映画を観たり公園を散歩したりしたいんだ!」って言われたことがある(笑)。
 
陽子 女子のセリフだ!(笑)
 
玉美 でしょ?! だから最初は心配だったんだけど、もともとがそういうひとみたい。
でね、旦那さんさ、寝るときに大の字で寝るわけ。両腕、両脚を大きく開いてから。そんな格好で寝るひと、なかなかいなくない?私なんて大の字で寝たらいつ刺されるかと心配で眠れない(笑)だから横向いてくの字にからだを丸めてから寝てるんだけど、何かの本に「大の字で眠るひとは精神的に満たされている証拠」って書いてあって。だからきっと、性生活にも不満はないんじゃないかな〜?って思ってるんだけど(笑)
 
わし子 うちは子どもが生まれたのをきっかけに回数減ったよ。
 
陽子 やっぱりわし子さんの方が「そういう気持ちじゃなくなった」って感じ?
 
わし子 そう。育児と仕事と家事で精一杯ってのもあるし、あと、寝室が子どもと一緒だからってのもある。3回のうち2回は断ってるかも…。「ごめんね」って思いつつ。
 
玉美 この辺はやっぱり夫婦の会話でカバーするのが良いんじゃないかな?
女性は出産でホルモンバランスも変わるし、そのことを知らない男性も多いし、また男性側の話もじっくりきいてあげないと。
 
陽子 タイミングが合わなくてわし子さんが我慢してるってことは、旦那さんも同じように我慢してるってことだもんね。でも、お互いのことを思いやってきちんと話をしていれば、精神的なすれ違いは避けられると思うな。
 
わし子 きちんと話し合っていないと、気づかないうちに心の溝が広がってるってこともありそうだね…。今まではただお断りしてただけだけど、こういうことを改めて話し合うのって大事かもね。
 
カレンド沖縄 座談会
 
仲良し維持の秘訣 ③ プレゼント・・・シンプルでオッケー!
 
わし子 ねえ、プレゼントって今もあげてる?
 
玉美 うん。誕生日は必ず。陽子さんは?
 
陽子 うちも誕生日と、あとはクリスマス。父の日は子どもと一緒にあげるかな?
 
わし子 私たちも子どもが生まれるまではマメにあげてたんだけどなぁ〜…。今は子どもにばっかりだ。お互いにあげることを怠ってる。みんなどういうのをもらったりあげたりしてるの?
 
玉美 うちは旦那さんが結構マメなひとで、しかもよく靴を贈ってくれるわけ。毎日靴箱を開けるたびにもらった靴が並んでるのが目に入るから、プレゼントを贈り合うテンションが続くんだよね。子どもが生まれてももらった靴を見ると「あ、プレゼントあげなきゃ!」って思い出す(笑)。
 
陽子 子どもが生まれたら夫婦で贈りあうことが減るっていうのはなんとなくわかるな。うちの場合はお祝いごとがなくても見かけたら買ってあげたりしてる。夫が洋服にあまり興味がないから、似合いそうだなーって思ったら買ってきちゃう。
あとは「一緒に行こう」って誘われて、アドバイザーみたいについていく(笑)
 
わし子 誕生日とかじゃないのに、出先で自分のことを思い出して買ってくれるって絶対嬉しいよね。
 
玉美 うん、嬉しい! だから本当にちょっとしたもので良いんだと思うよ。例えば、私最近書きやすいって評判のボールペンをおそろいで買ってあげたんだよね。 
 
わし子 喜んでた?
 
玉美 多分…(笑)。でもまあ、イヤな気持ちはしてないと思うよ。そのあとなんとなく優しかった気がするし。
 
陽子 あと、ちょっとした家族旅行とかの支払いを自分がもったりもするよ。「みんなで◯◯行こう〜、私が出すから!」って感じで。家族はもちろん喜ぶし、自分も普段働いている頑張りを家族に還元できてる気がして嬉しいのよね。仕事を頑張っている努力が報われる気がするというか。
 
玉美 家族旅行をプレゼント、いいね! プレゼントに限らずなんでもそうだけど、相手を想ってやることであればなんでもいいんだよね。ありがとうの一言とか、シンプルなことでじゅうぶん。男性は「言わなくてもわかるでしょ」派が多い気がするけど、女性はなんでも目に見えたり耳にきこえたり形をとるものがあると嬉しいし安心する気がする。
毎日のご飯も、男性は「おいしいっていちいち言わなくても、全部平らげた皿を見ればわかるでしょ」って人も多いと思うんだけど、でもさ、その「おいしい」の一言がすごく大事なんだよね。
それって相手の労をねぎらう思いやりでもあるし、作ってもらったことに対する感謝の気持ちでもあるから、ぜひ言ってほしいな。
 
わし子 シンプルなことって忘れがちなことでもあるよね。私は忙しさを理由にそういうのぜんぶ疎かにしてた気がする…。
 
陽子 忙しいときこそ家族関係を大切に、小さな気遣いを忘れずにいないと、子どもたちにも寂しい思いさせちゃうんじゃないかな。
 
玉美 そうだね。子どもって繊細だもんね〜。ちょっとした夫婦間のトゲトゲしい雰囲気も敏感に察知するもんね!
 
わし子 そうそう…。それで何度子どもに不安な思いさせたことか…。両親が仲良しだったら子どもはそれだけですごく安心するもんね。小さな気遣いか、忘れないようにしないと。
 
カレンド沖縄 座談会
 
– – – 夫婦関係は変化し続ける。いつかは二人に戻るから今を大切に
 
陽子 今子どもが小さいおうちのご夫婦なら、きっとお子さんの成長にしたがって余裕が出て来ると思うんだよね。私も二人目産んだばかりの時なんて記憶がないもん。その時は「これが一生続くんじゃないか?!」って思っちゃうけど、そうじゃないからね。
 
玉美 そうだよね。子どもにべったりの時って、人生っていう長い尺度で見るとほんの一瞬だもんね〜。
 
わし子 私まさに「ずっとこうなのかな…」って思ってるよ。ラブラブだった頃にはもう戻れないのかな〜って…。
 
陽子 今後のわし子さん夫婦の関係性は今にかかってると思う。子どもが親元を離れて行ったらまた夫婦二人に戻るわけでしょ?そのときになっていきなり「さあ、仲良し夫婦に戻りましょう!」って言ったって無理じゃない?その日のためにも、うちならスキンシップ、玉美さんなら会話みたいな、それぞれの夫婦のやりかたで愛情表現を怠らずに続けていくことはとても大事だと思う。
 
玉美 うちの両親見てると今すごく楽しそうだもんね。子育ての忙しい時期を終えて、二人で過ごすのが幸せそう。でもきっと、ず〜〜っとラブラブだったわけではないと思う。そういう時期でも思いやりを忘れずにできることをやっていれば、きっと良い関係の夫婦でいられるんじゃないかな。
 
陽子 夫婦ってさ、いろんな節目で関係性が変わると思うのよね。出産、転職、子どもの成人、退職…。そういう大きな節目を迎えたら、何も影響を受けないほうが無理だと思う。
 
玉美 そういえばね、結婚前に今の仕事に転職したんだけど、そのと「きっと別れるはずよ〜」ってみんなに言われたわけ。別れる人が多い職種だったみたい(笑)。そしたらそのタイミングで当時はまだ彼氏だった今の旦那さんが手紙くれてさ。「玉美はすごいと思う。負けないように俺も頑張る」みたいな内容。付き合い期間も合わせると11年一緒にいるんだけど、相手が変わると自分も成長できるんだな〜って思った。
 
陽子 あとはやっぱり夫婦の時間を大切にすることだよね。そんなに長い時間じゃなくてもいいから、二人で話したりスキンシップしたりする時間を少しでも持つ。わし子さんはお仕事忙しいはずだけど、どうにか時間を作ってデートしてみたらどうかな?
 
わし子 デート…。久しく行ってないよ〜! なんか二人の話聞いてたら行きたくなってきたよ、久々に。どうやって時間を作るか、だな〜。
 
玉美 私は一日の時間を「家のこと」「仕事」「未来につながる時間」「自分の為の時間」に分けてるんだ。育児も仕事もやってると自分のために時間を使うことつい後回しにしちゃうんだけど、実はそれがすごく大事だと思って。例えば半日休みをとってネイルに行ったり、美術館に行ったり。わずかな時間でも本を読んだり、おいしいコーヒーを淹れたり。そういう余裕がないと、仕事面でも女性としても次のステップに行けないっていうことがわかった。
働きながら子育てしてるとやっぱり忙しいから、毎日慌ただしく過ごして自分と向き合う時間ってなかなか取れないよね?
 
わし子 うん、全然とれてない…。
 
玉美 でも、そこはもう強制的に時間を作る。そのために仕事の時間には仕事に、家事の時間には家事にしっかり集中して終わらせる。そうやって自分のために空白の時間を確保する。心に余裕が生まれると、夫婦関係に限らずすべてが自然とうまくいく気がするよ。
 
わし子 よし! じゃあまずは手帳に「自分の時間」そして「旦那とデート」、今から書き込もう!
 

写真・文 中井 雅代

 

NAKAI

ラブラッチョ
 
6/17(SUN)
@L’abbraccio
(那覇市前島1丁目1−1 098-911-5900)
Open : 15:00 – Good time of night
Door : 2,500yen
( Food , Soft Drink FREE ) ( Alcorl 300yen )
 
ブログ:http://abbraccio.ti-da.net
 
6/17(日)に、L’abbraccio祭 を開催します!
実は L’abbraccio は6/1に1周年を迎えました!
今回は1周年パーティとはいいませんが、この機会にお店にゆかりのあるアーティストを招いて祭っぽくワイワイ騒いじゃおう♪というお祭りです!
 
そして Art 部門では L’abbraccio 2年目からの試み「 L’abbbraccio Creators Market 」略して” LCM ” を幕開けしたいと思います。
県内の芸術アーティストの作品を展示/販売するマーケット。今後も継続的にLCMを開催する予定です!あわせてナカムラダイスケ氏のヨーロッパガラクタ市も同時開催かも!?
 
そして Food では L’abbraccio Pizza と、皆大好き 「 Le Gumbo 」の美味しい料理が食べ放題~!
 
皆さんご参加あれ~!

ラブラッチョ
 
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Dj
 ・ YUMA (Carib Soul)
 ・ MONDO ( bud ryukyu , mammoth dub , Anima)
 
Live
 ・ Hanp ( 幸せでHappyでホッこり夫婦ユニット )
 ・ 美栄橋カリビアンズ ( 土曜夜のL’abbraccioセッションバンド )
 
 and more …!!!
 
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 ・ 山田サトシ ( 陶芸 )
 ・ 阪田真梨子 ( 陶芸 )
 ・ 藤井賢一郎 ( 陶芸 )
 ・ 胡宮ゆきな ( 陶芸 )
 ・ 戸村勇気  ( 陶芸 )
 ・ 小西光裕  ( 金属 )
 ・ LOOSE QP( ペインター )
 ・ MONDO   ( 音楽 )
 ・ 奥武拓也  ( コーヒーデザイナー )
 ・ 守智    ( ORGANIC FARM )
 ・ 今村能章  ( 美術作家 )
 
 and more …!!!
 
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 ・ Le Gumbo