NAKAI


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11/24(木)
開演時間:14:00
会場 国立劇場おきなわ 大劇場 
入場料 無料(要申込) ※10月10日午前10時より受付開始
国立劇場おきなわチケットカウンター:098-871-3350
 
公演内容
きたる11月24日、国立劇場では大阪から文楽技芸員を招き、
文楽(ぶんらく)の魅力や、楽しみ方を知っていただく「やさしい文楽入門講座」を開催します。
この機会に人形芝居「文楽」の世界に触れてみませんか?

【内容】
 ①三業によるミニ実演
 ②文楽技芸員による三業(大夫・三味線・人形遣い)の解説 
 ③人形体験コーナー  
 ※当日は、平成24年2月の国立劇場おきなわ「文楽公演」チケットの
  先行販売を行います。
 
【出演】  
[大夫]豊竹呂勢大夫
[三味線]竹澤宗助
[人形]吉田勘彌、桐竹紋臣、桐竹紋吉
 
【参加方法】 
 電話又は直接窓口で受付けます。10月10日(月)午前10時より受付
 
【お申し込み・お問合せ】  
 劇場チケットカウンター TEL:098-871-3350 // FAX:098-871-3321
 
 ※出演団体・講座内容は都合により変更となる場合がございます。
  予めご了承ください。
 

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11/26(土)
開演時間:14時
会場  大劇場 舞台形式:プロセニアム舞台
入場料 一般:3,000円 (全席指定) 
チケット発売日:10/01(土) 
チケット販売所:国立劇場おきなわチケットカウンター:098-871-3350
 
公演内容
昨年に引き続き2回目となる「創作舞踊大賞」。
数々の候補柵の中から厳正なる審査により、高嶺美和子作「子守節(クヮムイブシ)」(奨励賞)と真境名あき作「チバリウチナー」(入選)の2作品が入賞となりました。
本公演の舞台で初披露いたします。
 

 
-演目-

第1部/「第2回創作舞踊大賞」入賞作品部門
 
入選「チバリウチナー」
 作/真境名あき【真境名本流】
 踊り手/真境名あき・松田幸乃・糸数紀香・玉城麗美華
 地謡/歌三線:新垣恵・島袋奈美・森田夏子
    箏:新垣和代子 胡弓:新垣俊道
    笛:平良大   太鼓:久志大樹
(作品意図)
 沖縄戦から60余年、平和な世への強い決意を込めて、笑顔を沖縄から世界へ!平和で元気な沖縄を作っていこう!という思いを表現。
 
奨励賞「子守節(クヮムイブシ)」
 作/高嶺美和子【琉球舞踊 かなの会】
 作詞/高良勉
 作曲/細野晴臣・高嶺久枝・日出克
 踊り手/高嶺美和子
(作品意図)
 地球創世に始まり、生命を育む海と子を宿す母を重ね、命の誕生を祝う。子守唄で子への愛情を表現し、美しい自然と子守唄が引き継がれる平和な世を願う祈り舞として創作。
 
第2部/創作舞踊招待部門

「宮城くわでさ節」 作/真境名佳子
「野原遊び」作/宮城能造
「いちゅび小」作/金武良章
「あらの一粒」作/島袋光裕
「初春」作/真境名由康
「浦島」作/玉城盛義
 
【第2部地謡】
 歌三線:新垣俊道・仲村渠達也・喜納吏一
 箏:池間北斗     胡弓:岸本隼人
 笛:宇保朝輝     太鼓:横目大通
 
※演目、出演者等は都合により変更する場合がございます。予めご了承ください。

 

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今年は寒くなるのが早いって誰かが言っていたような気がするけれど、
11月半ばを過ぎた現在、ちっとも寒くない沖縄。
お店の外には半袖で行きかう人がちらほら見えます。
本当にいつまでたっても寒くならないけれど、
待ちぼうけていたらあっという間に季節が変わってしまう予感。
とはいえこのままやすやすと、南国にとって貴重な“冬時間”を逃してしまうのはさみしいし。
だから”寒い”から思い浮かぶものを連想してみることにしました。
たとえば、寒さと言えば・・・キャンドルやキャンドル立て。
 

静寂を感じるキャンドルスタンドや蓋物とか。
 

視覚から季節を取り入れるのはもはや必須ですよね。
 
続いて寒さと言えば・・・温かい飲み物。
お茶時間を楽しむカップとか。
 

 
お茶時間って、なんとなく夜長なイメージだけど、
人によっては家族が起きる前の早朝だったり、一仕事終えた後だったりするのだよね。
 
それから足元にはもこもこソックス。
フィンランドから来た本場物。冷えは大敵だものね。
 

プライベート用だから柄や色を楽しんでみるのもいいよね。
 

沖縄は意外に底冷えするしね。
 
あと、ひざ掛けも。
傍らには色鮮やかなブランケット。
 

 
四季にあったアイテムを思い浮かべるだけでわくわくしてきます。
本格的に寒くなってきた時、皆さんはどんなものが側にあるとうれしく、また楽しいですか。
さあ皆さんも連想してみましょう。
 
連想しましょう「冬と言えば・・・」
~例えばtous les joursの場合~
2011年11月24日~11月30日(ぐらいまで)
冬をイメージするアイテムをちょこちょこセレクトしてみました。
ピンとくるものをどうぞ探してみてくださいね。

写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)


 
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
12:00-18:00
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net


関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)

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妊娠したらオシャレは封印?
 
「え〜?妊娠前後で着る服は特に変わってないよ〜。」
 
と、断言する彼女は臨月間近。
 
産休までしっかり働く妊婦さんが多い昨今、
仕事の日も休日も、妊娠前と変わらずオシャレを楽しむためのアイディアを
オンとオフの切り替え上手な彼女から拝借。
 

Working day
 
「仕事着はシャツスタイルが好きなんだよね〜。」
 
形がきれいでディテールの凝ったシャツを数枚所有、
その日の気分に合わせて選ぶ。
襟の開き具合と袖丈が絶妙なシャツはMARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)。
 

 
パンツは無印良品のマタニティウェア。
 
「無印は相当使える。
このパンツ、普通に可愛くない?
しわにもなりにくいしラクチンだし、サイコー!」
 
パンツの裾は折り曲げて、
靴下の丈にもこだわる。
パンツ、靴下、靴が同系色だと、ごちゃごちゃせずにまとまる。
 

 
「赤いバッグ、結構持ってる。好きなんだよね。」
 
ビビッドカラーは差し色としても有効。
こちらもMARC JACOBS。
 

 
スカーフで長さを調節するタイプのベルトなら、
どんなにお腹が大きくなっても大丈夫。
もちろん、適度にゆるみをもたせ、きつく締めすぎないよう注意して。
 
「金具をはずせば普通にスカーフとしても使えるんだよ。」
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

Day off
 
休日はゆったりワンピのらくちんスタイル。
えんじ色と同系色でまとめて秋らしく。
11月もまだまだ暑い沖縄では半袖アイテムが活躍するけれど、
小物で季節感を出すのが彼女流。
 

 
キーアイテムは、
毛糸のレースが可愛い、前かけのようなつけ襟。
手持ちの色んな服に合わせれば、着こなしの幅が一気に広がる。
 

 
ぺたんこパンプスの素材も季節を意識して。
 
 
「さあ、服を買おう!」という時、
ぱっと思い浮かぶのはカーディガンやワンピ、パンツやスカートというメインアイテムが多いのでは。
ベルト、靴下、つけ襟のような小物類はついおろそかにしがちだけれど、
実は、小さいながらも超強力なお助けアイテム。
個性的な小物を一点加えるだけで、
おとなしめのスタイルも一気に華やかになるし、
自分らしさの演出にも一役かってくれる。
 
「自分のワードローブはなんだかつまらない」
とお悩みなら、
メインアイテムを買い足すのではなく、
少し主張の強い小物を探してみて。
 

写真・文 中井 雅代

 

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”Breakthrough(打開、突破、大きな進歩)”
 
観てる間ずっとこの言葉が頭に浮かんでいた。
 
素晴らしい映画です。実話をもとにしていますが、とにかく脚本が素晴らしい。
 
ブラピも大変良かったのですが、何せ、いいのがジョナ・ヒル。
 

 

 

 
でてるのも知らなかったので、でてきた瞬間に笑っちゃったんだけど、この人なしではこの映画の成功はありえないってくらい面白い。
 
散々おバカ映画で主演してますが、こんな役もできるのね~。
 
台詞がいちいち面白くて、ブラピとの息もぴったりです。
 

 
野球にはあまり興味ないのですが、ビリー・ビーンというひとには興味あり。
セイバーメトリクスの理論に基づいたチーム編成で有名だよね。
 
大変、短気だと聞いてますが、この映画では大変魅力的。
 
いわゆる熱血系の野球映画ではなく、もっとマネージメントの話になるんだよね。
 
大変面白いです。
ビリー・ビーンがかつて、将来を嘱望されていた野球選手にも関わらず、伸び悩んだ、という過去をもっているのですが、そこも上手い具合にフラッシュバックされます。
 
結局何かを大きく変えるには何か革新的なことをしなくてはいけない。
 
そこには ”Breakthrough” が必要なんだなあ、人間誰しも変化を恐れるんだけど、そこを乗り越えないとこれ以上のものは得られないし違った景色もみれないんだ、と、思いました。
 
まあ、ブラピはかっこいい。何やっても。
 

 

 

 
苦悩する姿も美しいですよ。
娘役のケリス・ドーシーが弾き語りをしますが、上手い。この歌がいいんだよね。
ラストにも効果的につかわれます。
 

 
ちなみに別れた妻は ロビン・ライト。
もう、ロビン・ライト・ペンでは、ないのね、としみじみ(笑)
 
フィリップ・シーモア・ホフマンも上手い!いやな感じなんだけど、最後はちょっといい。
 

 
スコット・ハッテバーグ、捕手からいきなり一塁手になってしまうんだけど、クリス・プラットっつーのは本当に上手いキャスティング。
 

 
スゴイ好感度です。可愛い。
なかなか試合にでられないので、観てる私も、「ペーニャじゃなくてハッティを出せよ!」といいたくなる。実際「oh! no!!」と画面に向かってなんど呟いたか。
アメリカ人みたいに頭抱えてしまいました(笑)
 
観終わった後、結局、どうすればいいんだ?と私自身は、また自分の人生においてはわけわかんなくなったけど(笑)、私にとって、今、観るべき映画でした。
おすすめです。

  

KEE




 
<キャスト>
ブラッド・ピット
ジョナ・ヒル
ロビン・ライト
フィリップ・シーモア・ホフマン
クリス・プラット
ケリス・ドーシー
キャスリン・モリス
 
<ストーリー>
『ソーシャル・ネットワーク』の製作陣がメジャーリーグを舞台に贈る感動の実話!
選手からフロントに転身し、若くしてメジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーンは、自分のチームの試合も観なければ、腹がたったら人やモノに当り散らす短気で風変わりな男。ある時、ビリーは、イェール大経済学部卒のピーターと出会い、彼が主張するデータ重視の運営論に、貧乏球団が勝つための突破口を見出す。そして、後にマネーボール理論と呼ばれる戦略を実施。有名選手を高い年棒で雇う代わりに、新基準で選んだ無名の有望選手を集めるのだ。周りからは馬鹿にされながらも、遂には誰も予期しなかった奇跡が遂に訪れる…!
 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex

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ワゴンなし、引き出しもなし。
キッチンツールはバーに下げて見せる収納。
ビルトインの食器洗浄機やごみ箱もなし。
シンク下には黄色いバケツだけがぽつんと置かれて。
 
ステンレスのもつ存在感を巧みに引き出したキッチン。
無機質、冷たい、シンプルというイメージを覆し、
ユニークでキュート、カラフルな小物との相性も抜群なキッチンが誕生した。
 

 
ライフスタイルにこだわりを持つ人々がステンレスを選択するというケースが、確実に増えてきている。
 
「ステンレスは滅多に錆びない。
中から腐ることはなくて、表面に錆がつくことはある。
その時はスカッチ(やすり)でみがけば良いんです。
ステンレスは傷がつくから・・・というお声もありますが、
逆にその傷も良い味になります。
 
うちで使ってるステンレスは鏡みたいにピカピカなものじゃなく、
最初から細かな傷をつけた種類のものが殆ど。
だから、万が一錆びてもその傷の目に沿ってみがけば、
みがき傷は殆ど目につきません。
何より、錆びにくくて清潔っていうのが良いんです。」
 
と、LITTAIの仲地さんは語る。
 
「ステン:STAIN」とは「汚れる、さびる」、
つまり、「ステンレス:STAINLESS」は「さびない」という意味である。
 

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仲地さんがもともと専門的に扱っていたのは、ステンレスではなく鉄だった。
 
「僕は長いこと遊んでいたんです。ふらふらと。
そんな折、友人が経営している設計事務所から
『内装を手伝ってくれないか』と声がかかって。
その時たまたま居合わせた業者さんがステンレスを扱っていたんです。
それからしばらくお世話になることに。
 
ステンレスと鉄とでは、扱う上で共通点もあるけれど
もちろん相違点が多い。
やり出したらやっぱり面白かったですね。
火をいれたときのひずみの出方なんて圧倒的に違う。
 
実は、もともとはステンレスにそこまで興味を持っていたわけじゃなかった。
やるとなると設備も大掛かりになるし、一人だと色々大変だと知っていたので。
 
でも、それからしばらくして知り合いから
『まだステンレスやってる?』と声かけしてもらうことが増えて。」
 
鉄の仕事と平行して、ステンレスの受注も行うようになった。
 

 

 
これまで取材で様々な店を訪れてきたが、
無骨ながら温かみも併せ持ったカーテンレールのように、
気の利いた鉄製什器を見かけると
「これ、LITTAIさんに特注で作って頂いたんですよ」
と教えてもらうことが多かった。
 
「鉄を使った仕事だと、
建築に使うような重量鉄骨ではなく、
店舗の什器や装飾、アイアン加工の門扉やてすりなどを作る事が多いですね。」
 
もちろん、依頼主はショップオーナーばかりでなく、
一般住宅のひさしから小さなフックまで、
幅広く、また種類も様々なオーダーを受け付けている。
 

 

 
素材や形は違えど、
そこにはある種の一貫性が見受けられる気もする。
見る人に「これってLITTAIさんが作ったのでは?」と思わせるような。
 
「オリジナリティは、その注文によって出したり出さなかったり。
完全に図面があがってきて『この通りに作って』と言われることもあるし、
『どういうのが良いかな?』とアイディアを求められることもあります。
 
デザイン事務所や設計事務所の方の場合はある程度図面がかたまってるのですが、
プライベートでも付き合いのある人ならお互いに案を出し合ったり。
 
だから、自分が作家なのか、それとも職人なのかと訊かれると難しい。
オリジナリティを押し出しすぎると仕事に結びつきづらい場合もあるので、
状況次第で顔を変えています。
相手のヴィジョンが固まってる時は職人に徹し、
提案してほしいときはLITTAIとして考えさせてもらってます。」
 
ステンレスの人気が出て、「職人」としての仕事も増えてきた仲地さんだが、
 
「本当は・・・アートが好きだったりするんですよ(笑)。」
 
と、内緒話をするように打ち明けてくれた。
 

 

 

 
アート(美術)にも関心がある。
多くの作品を創り、個展も開いていた。
 
独立してからは事務仕事のような雑事も増え、
ステンレス制作の依頼も多く、
以前ほどはアートに時間をさけなくなってきた。
 
「独立すればやりたいことができるようになるかと思ったら、逆(笑)。
僕だけじゃなくてみんなそうなのかもしれないけれど。
やりたいことがあって、制作する環境も整っているのに・・・
と、ジレンマに駆られることもあります。
 
歳はとる一方だし(笑)、
やっぱり、やりたいことはやらないと。
 
もちろんこの仕事が好きで、楽しんでいます。
アートをやるならプロダクトもしっかりやりたい。
というか、プロダクトは好きなんですよ。
ですから、両者をもう少しリンクできたら良いなと模索しているところです。」
 
仲地さんの作品はいずれも金属を用いているにも関わらず、
冷たさや無機質さに支配されていない所以はここにあるのかもしれない。
プロダクトを作りながら、心にはアートへの想いも秘めているから。 
 

 

事務所に隣接した工場。 
 

 

 

 
「オーダーメイド=高いっていうイメージがあると思うんですが、
一概にそうとも言えません。
大きさや種類に関わらず、どんな商品であってもしっかり話をして詰めていくと良いものができるし、余計なコストを省くこともできます。」
 
例えば、ステンレスのキッチンを作って欲しいと、
イメージを持参して仲地さんに相談しに行く。
一枚板の状態から立体物を作り出す仲地さんには、
依頼主が目指しているイメージを実現するために必要なこと、
逆にこだわりすぎてデザインの邪魔になることなどが手に取るようにわかる。
 
「だから、『この部分はわざわざこういう形をとらなくても、こうすれば簡単にできますよ』と提案すると、『あっ!なるほど』と納得してくださる。
難しい工程は手間がかかる分コストも高くついてしまう。
シンプルにすればコストも下がるし、イメージ以上の形に仕上がることもあります。」
 
製作物と依頼主の間に入るのは仲地さんただ一人。
それゆえ、依頼主のイメージが仲地さんに完全に伝わればゴールは近いし、
デザインとコストの両方を、お互いに納得しながら話を進めて行くこともできる。
 
「製作しているところを工場に見に来て頂いても良いんです。
その方が細かいところも詰めやすいですから。」
 

アイアンにカーブをつけるのもすべて手作業で。
 

 

 

 

 
「オーダーメイドといっても、何もキッチンや洗面台のような大きなものだけ扱っているわけじゃないんです。
キッチンのサイドワゴンだけ、というようなオーダーもお受けしているんですよ。
ただ、小さすぎるのは買った方が安くつくことが多いのでその点は必ずお話します。」
 
小さいもの・・・というと、例えばティッシュボックスのようなものでも?
と訊くと、
 
「オーダーを受けて作ったことありますよ、すでに(笑)。」
 
シンプルで洗練され、なおかつ温かみもあるLITTAIのステンレス製ティッシュボックス・・・
想像しただけでも欲しくなる!
値段を伺うと予想以上に手頃。
製品化して下さい!と言ってしまってから、
ああ、こうして仲地さんがアートに費やす時間が失われていくんだ、と思い至った。
 
「でもね、LITTAIのオリジナル商品は作りたいと思ってるんです。
これがLITTAIです、とお客様にちゃんとお伝えできるような
オリジナルのプロダクトを生み出したいなって。」
 

 

 

 
ある発注を、途中で再検討したことがある。
 
「自分がステンレスを扱っているからといって、
ステンレスが一番だと思ってるわけじゃないんです。
適材適所が一番気持ちいい。
だから、せっかくお話を頂いたけれど、おうち全体の雰囲気もみて、
『やめた方が良いんじゃないでしょうか?』
と提案したことがあるんです。
そしたら相手の方が 
『えー?! 仲地さんから反対されるとは思わなかった!』って。
そりゃそうですよね(笑)。
でも、どうしてもその時はお客様の提案がベストだとは思えなかったんです。
あまりにも加工費がかかる案件だったし、
『ここはそこまでこだわって価格をあげるべきところではないんじゃないでしょうか?』と。」
 
加工費がかかるということは、仲地さんにとっては売り上げが上がるということだ。
にも関わらず、客の利益を優先し、計画の見直しを提案した。
 
「とはいえ、お客様の希望はもちろん叶えたいと思っています。
ですから、ステンレスが好きな方が『総ステンレスで!』とおっしゃったら、
『雰囲気だけであれば外側だけステンレスでも十分ですよ、
内側までステンレスじゃなくても』と提案することもあります。
そうすることでコストが大幅に削減できるので。」
 
ステンレス製作だけに従事していた人ではない。
だからこそ、他の金属の良さもわかる。
注文通りにプロダクトを製作するだけでなく、
全体を見渡した上でベストな道を提案できる。
 
その実直な仕事ぶりと製品は、
私たちに「LITTAIと共に新しいインテリアの世界を見たい」と思わせる。
 

文 中井雅代

 

LITTAI metal works
宜野湾市赤道1-5-26
tel&fax 098-893-8218(仲地)
E-mail littai06@yahoo.co.jp
ブログ:http://littai.ti-da.net

 

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11/23 (水、祝日) at ZUK
(沖縄三越隣りの3階ギャラリースペースです。 )
 
Open 7pm
Start 7:30pm
¥1800 (1飲物付き)
*中学生以下¥500引き

世界の伝統楽器でエレクトロ以降の表現をお届け
まったり心地の亜熱帯ラウンジ音楽が響くよ
 
お問い合わせ:098-943-2109
 

 

NAKAI


山口泰子・著  六耀社  ¥1,680/OMAR BOOKS
 
― 湯呑みに取っ手がないのは? ―
 
今使っているめし碗は、OMARによく来てくれるお客さんから去年の誕生日に頂いたもの。
読谷の北窯でわざわざ選んでくれて、色もフォルムも手触りも私好みで気に入って使わせてもらっている。
この器でご飯を食べると、他の器で食べるより美味しく感じるのが不思議。
器で味覚も変わる。やっぱりそこには気持ちが入るから。
毎日必ずといっていいほど手に触れる器。
私たちの生活には欠かせないもののひとつだ。
 
そんな私たちの暮らしと器の関係がよく分かる本が今回お薦めする『暮らしと器』。
 
「食器ってほんとうに必要か?」という投げかけで始まる本書。
この本を読むと、器に関する当たり前だと思っていたことが
「あれ? 考えてみればそれはどうしてああなっているんだろう? 」
という素朴な疑問に答える「なるほど!」と膝を叩いてしまう(という表現、今では古いかな・・・)豆知識が満載で面白い。
  
例えば、私の好きな「なるほど!」は、
 
― お椀の大きさはちょうど両の手の平で包んでいい大きさになっているけれど、男物と女物には直径5ミリの差があって(ある人が言う)その理由は女性の手が器を持つとき、手の表情が自然に優しくあってほしい、という日本の美学ともとれる ―
 
というもの。
ついつい見とれてしまう器の持ち方がきれいな人っているものね。
 
また、
 
― コーヒーカップやティーカップには取っ手があるけれど、湯呑みに取っ手がないのは、手に温かさが伝わらないから。つまり日本人は手でもお茶を味わっているということ ―
 
など。
そうか、そういことを考えたこともなかった。
冬の寒い日にお茶を熱く入れて掌に温度を感じながら飲むのはほっとする。
  
こういう本が学校の家庭科の教科書だったらいいかも、と思う。
基本がほぼこれ一冊で押さえられるし文章は優しく、写真も豊富。
 
あと私だったら例えば若いお母さんなんかに薦めるなきっと。
子どもにお箸について説明するときなど、この一冊があればけっこう生活のいろんな場面で重宝するかも。
 
この本を読めば、普段何気なく使っているお弁当箱やマグカップの扱いもきっと変わってくる。
使えば使うほど味わいが出てくる器。
毎日使うものだからこそ大事にしよう。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

NAKAI


 
昔はごはんを減らしておかず中心に食べていました。
ごはんは太るし、そんなにおいしいと思っていなかった。
ごはんで太るくらいならお菓子で太る方がいいと、朝からチョコレート一箱、平らげたり…。
今考えるとゾッとします。
 
日本人は歯形から見ると、8割穀物を食べていれば元気でいられるんだそう。
実際、穀物中心の食事に変えてからは、万年体調不良もなくなって、風邪もひかなくなり、心の浮き沈みが減り、ポジティブになり、直観も冴えるようになり…と、いいことづくし。
 
そして穀物の中でも高キビやアワ、ヒエといった雑穀には抗酸化物質が多く含まれるので、食べるアンチエイジング!!!
若さをキープしたければ穀物菜食をすればいい。
なんてシンプルなんでしょう。
 
というわけで、今回は粟国や宮古、石垣など様々な島で栽培されているマージン(もちきび)を使った塩ドーナツをご紹介します。
砂糖を一切使わないのに、甘くておいしい穀物おやつで若返り☆
ますます美しくなって下さいね。
 
 
「マージンとカボチャの塩ドーナツ」
 
<材料>
マージンとカボチャの炊き合わせたもの(前回のレシピを参照)            
地粉 適量
自然塩 適量
カランツorレーズン 適量
ココナッツ・シュレッド 適量
菜種油 適量
 
1) ボールに炊き合わせを入れ、粗熱が取れたら、1/4のスペースを空け、そこに地粉(国産小麦粉)を入れる。
 

 

 
さらに塩、カランツ、ココナッツシュレッドを入れ、混ぜ合わせる。
 

 
*レーズンの場合は超細かく刻んで下さい。
 
*混ぜ合わせたところで一度味見して、塩気を確認。塩が適量だと甘みも引き出されます。 
 
2) 手に粉をつけ、まな板の上で転がしながら、リングにする。
 

 

 
3) 170度の油で2~3分揚げれば出来上がり~☆
 

 

 

  
カボチャとココナッツのカップリング、一気にアジアな風が吹き抜ける簡単でおいしいドーナツです。砂糖も入らず、穀物と野菜でできているので、お弁当にも最高です。
カボチャの他にジャガイモやサツマイモ、里芋でも同じレシピでおいしく雑穀と炊き合わせられます。こういった炊き合わせが冷蔵庫にあるとほんとに便利で、ある日はスープに、またある日は玉ねぎのみじん切りを加えてコロッケに、またある日はサモサに…といった具合にいろんなお料理にアウトプットできます。そして知らず知らずのうちにたくさん穀物が摂れるので、8割穀物食が実践できる=若さをキープできる!です。ぜひお試しあれ~☆
 
ちょっとここで宣伝です♪
浮島ガーデンでも14時~18時、マージン入りの島やさいスープをはじめました。
ぜひ、味しに来てくださいね☆
 

 
 

Text by 中曽根直子(浮島ガーデン フードデザイン)




浮島ガーデン
那覇市松尾2-12-3
098-943-2100
open:14:00~24:00
close:火
HP:http://ukishima-garden.com
ブログ:http://ukishima.ti-da.net