NAKAI


 

***ちょいネタばれあり***

 
結構面白いです。
 
大泉洋 が抜群に面白いもんね。
 
 

 
ススキノって行ったことないけど、この映画の雰囲気にすごくあってるのね。
 
この雰囲気いいなあ。
 
大泉洋 と松田龍平 のコンビネーションが良い。
この松田龍平 演じる 高田がめっちゃ強い!!!
 

 

 

 
松田龍平 は「まほろ駅前多田便利軒」のときもちょっとこんな感じだけど、コンビものが似合います。
 
前半テンポが良いんだが、後半ちょっと失速??と思いきや、ちょっと盛り上がってくる。
 
これはなかなかいいね。
 
謎解きも紛らわしい人物が出てくるので、惑わされます。
 
私生活でも幸せいっぱいの(おそらく)小雪 が大変美しいです。
 

 
ウェディングドレス姿がまじでヤバい!!
 
最初に出てくる霧島 。この人物がめっちゃ男前。 西田敏行 が演じてますが、金持ちなのに正義感が強い。
金持ちなのに、、って別に金持ちに対する偏見ではないけれど。
こういうひと素敵だなあ。
 
いきなりカルメン・マキ の登場。
渋い~。
あと、安藤玉恵 相変わらずキャラが立ってます。あの度胸はすごい。
 
吉高由里子の存在にめっちゃ惑わされた。
 
で、高嶋政伸 。「冬のサクラ」での院長役も怖かったけど、今回これは、ハリポタのスネイプを意識したんでしょうか?
そっくりでウケました。
 
主人公が何度も殺人現場に遭遇し、指紋とかベタベタ残しているのが大変気になるんだが(笑)
 
 
とにかく、楽しめましたよ。ちょっと長いんだけどね。

  

KEE


 

 
<ストーリー>
舞台は札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵は、いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ”コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が・・・。職業柄、危険の匂いには敏感なはずが、簡単な依頼だと思い引き受け、翌日実行。だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。怒りが収まらぬ探偵の元に、再び”コンドウキョウコ”から電話が・・・。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。その過程で浮かび上がる、沙織という謎の美女と大物実業家・霧島の存在。そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる・・・。果たして”コンドウキョウコ”は何を目論んでいるのか?事件と事件のつながりは何なのか?探偵と高田は、今日も街を疾走する。そして最後に待つものとは?
 
<キャスト>
探偵〈俺〉 – 大泉洋
高田 – 松田龍平
沙織 – 小雪
霧島 – 西田敏行
マキ – カルメン・マキ
岩淵恭輔 – 石橋蓮司
岩淵貢 – 本宮泰風
近藤京子 – 街田しおん
近藤恵 – 吉高由里子
近藤百合子 – 竹下景子
スナック元従業員 – 新谷真弓
松尾 – 田口トモロヲ
峰子 – 安藤玉恵
〈俺〉を拉致した男 – 高嶋政伸



<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
 
 

NAKAI

Day1

ベスト ¥4,410
スカート ¥5,145
ネックレス ¥1,995(以上すべてJEANASiS)
靴:melissa
 
Day2

ニット ¥4,620
ショートパンツ ¥5,670
靴 ¥10,290(以上すべてJEANASiS)
 
Day3

カットソー ¥3,360
デニム ¥12,600
靴 ¥7,245(以上すべてJEANASiS) 
かばん:ヘザー
ネックレス:キラリー  
 
Day4

ボーダー ¥2,940
ニット ¥5,145
ショーパン ¥5,670(以上すべてJEANASiS) 
 
Day5

カットソー ¥3,780
柄レギンス ¥4,620(以上すべてJEANASiS) 
 
Day6

ワンピース(ベルトセット) ¥6,195:JEANASiS
 
Day7

シャツ ¥4,410
パンツ ¥6,195(以上すべてJEANASiS)
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
アイテム総額が、いずれも1〜2万円という嬉しいプチプラコーデ。
低価格ながらクオリティーの高い素材と旬なシルエットを実現している優秀ブランド「JEANASiS」で販売員として働く知念さんは、
普段着にも自社製品を愛用している。
 
「商品のほとんどが1万円以内。
2万円を超えることは殆どないですね。
20代のお客様が多いのですが、
沖縄はおしゃれなおばあちゃんも多いので、
70代のお客様も。
値段がお手頃なだけでなく、
ゆったりサイズの商品が多いこともあり、
幅広い層の方が購入してくださいます。」
 
トレンド要素をとりいれつつも
長く愛用できそうなベーシック感も備えた、
「流行」と「定番」のバランス感が絶妙なアイテムばかり。
例えば、チェックパンツの柄はよく見るデザインだけど、
お尻まわりはゆったり、裾に向かって細くなるラインは今風。
白や黒のシンプルなカットソーは定番ものだけど、
袖のデザインが効いていたり、丈がちょい長めだったりと小技が光る。
 
今年だけじゃなく、来年も再来年も着られそうなそのスタイルは、
「安い=ワンシーズン限り」
という方程式を覆してくれる。
 
カジュアルならくちんスタイルから、会社にも着て行けそうなかっちりスタイル、
デートで着ると男子からの評判も良さそうなフェミニンスタイルまで、
使えるシーンも様々。
 
流行りは気になるけれど、「いかにも」な服はイヤ。
定番過ぎてつまらない服も、最近ちょっと飽きて来た。
そんな大人女子にもお勧めだけれど、
 
「ちょっと服で冒険してみたい」
 
そう思いながらもなかなか一歩踏み出せない人は、
是非とも一度試して欲しい。
 
「こういう服も似合うんだ!」
と、自分の新境地をきっと発見できる。
 

写真・文 中井 雅代

 
JEANASiS 那覇
那覇市おもろまち4-4-9サンエー那覇メインプレイス1F  
HP:http://www.point.jp/JEANASiS/shop/ShopDetail.do?shopId=503

 

NAKAI


 
– – – 大学のサークル活動を手伝い始めたのが分岐点に。
 
大学3年の時、先輩を通じてある場所と出逢うことになって。
茨城県の岩間町(現在は笠間市)っていうところで、
驚くくらい私の故郷に酷似してて、
すごくいい良い感じのど田舎なんだけど(笑)
そこに岩間第一分校っていう、
十数年前に廃校になった小学校の分校があってさ。
ムサビ(武蔵野美術大学)には子どもたちのための造形教育活動を行う「ちびくろ」っていう名前のサークルがあるんだけど、
その分校が、夏休みに催される合宿系の図工教室会場になってたの。
それは現在も続いてて。
 
私が訪れたのはその教室が始まる直前、夏のはじまり。
あっという間にその場所の魅力に取り憑かれ
足しげく通ううちに、そのまま自然にそのサークルのサポーターっていう形で手伝うようになって。
夏の図工教室楽しかった。
思えば子供と縁のある仕事ってのもこのへんから始まってるかも。
 
でも本当の意味で影響を受けたのは図工教室のないオフの時期。
 
オフのときは大学の卒業生と管理人さんが管理してるから
割と自由な共同アトリエみたいになってて。
そこで自分よりも5歳~10歳くらい年上のムサビのOBやOGにたくさん出逢うことになったのね。
 
校庭では石を彫ったりしてるしさ、教室の中ではシルクを刷ったり、染め物やってたりしてるしさ、
夜は夜な夜な飲み会や音楽会。
 
いい大人が落書きしたりイタズラしたり毎日何かを表現する、刺激というかもはや衝撃(笑)
とにかくなんかすごく良かった。
大学の後半は大きな休みはほぼそこで過ごしてました(笑)。
 
だけどそのお陰でそんなちょっと先を歩いてる先輩達の
制作に対する姿勢や
卒業後の制作の場所の確保や、
生計をどうやって立てているかとか、
とても具体的な話しまで色々聞く事が出来て。
 
そうすると、自分のちょっとした近未来が見えるっていうか。
大学卒業した後にどんなことしてるのか何をするのかっていう。
 
それが良かったんだよね。分校に行ったあの夏がまたひとつの分岐点。
そういうのって普通に大学に通ってるだけでは見られないから。
 

 
– – – 焼き物に線を描いてるとさ、もう、うっとりするくらい気持ちが良い。
 
で、そこには窯もあったもんだから、
私は土をいじり始めたんだけど、
環境が自分の地元に近いっていうのもあって、すごい気持ちが開放されて。
 
その時に
「もしかして焼き物が向いてるのかな・・・」
って。本格的に向き合いだしたのはそれから。
でも、いわゆる「焼き物」の王道的な、
「この形がね・・・」
みたいな感じじゃ全然なくて、
焼き物をキャンパスに見立てて絵を描くって感じに近い
 
焼き物に絵を描くとさ、版画の時に出なかった線が出るわけ。
その線を描いてるともう、うっとりするくらい気持ちが良いわけよ。
別に自分の絵にうっとりとかじゃないよ。
「サクッ」って入る時の線の質感が気持ちがいい。
その質感を感じたとき、
「焼き物を媒体として絵を描く、みたいな感じが私はあってるな~」と思って。
そうそう、まさに2次元と3次元の融合(笑)!
 
大学3~4年からやっとそういう方向に向かい始めて、
それでようやく焼き物へと焦点が定まったんだよね。
 

 
– – – 自分が好きなように創ったものが売れる! これがベストなパターンじゃん?って(笑)
 
とはいっても、その時はまだ
「陶芸やる・・・って言ってもな~」って、
ちょっと迷いもあった。
「一般企業のデザイナーの募集も受けてみるか」
なんつって受けてみたりして。
 
でも、あとから考えてみたら全然違ってたっていうか。
ほんとは全くわかってなくてさ。
「とりあえず就職した方が良いかな?」とは思うんだけど、
どう進んだら良いのかは自分でもよくわかってないわけ。
「これなのかな~?」みたいな。
 
そんな就職活動も終わってなくて、「どーしようかな・・・」って時に
東京で『デザインフェスタ」っていうく大きな催しがあるって知って
仲良しの友人と一緒にとりあえず作品を出してみることになって。
そしたらなんと、お店から声がかかって。
「え~っ!こういうこともあるんだ!」
ってびっくり。
会社に入って言われた物を創るデザイナーじゃなくて、
自分が好きなように創ったものを直接売って、お店の人が持って帰ってくれる、こんなパターンもあるんだ~!みたいな(笑)。
「これ良くない?! ベストじゃん!」
とかって言って。一応そんな生き方も知り・・・(笑)。
 
でもその後,一応まずはスキルアップを、と 陶芸センターに就職をして,
子供に陶芸教えたりしながら数年過ごして。.
でも突然その会社がつぶれる事になって 
ヤバいヤバいと夜中に超いっぱい作品を創って・・・創りだめ(笑)。
で,また今度は松本で開かれてる松本クラフトフェアにそれをもって出店してみたり.
そこでもまたありがたい事にお店の方から声がかかって,
個展のお話しまで頂いたり.
 
その辺から、
「これで行こ」って(笑)。
というか会社もつぶれるしでもうこれでいくしかない(笑)
 
「何になりたいか、何をやりたいか」
っていうのを無意識にでもいつも考えてると、
答えは自ずとやってくるものなのかもしれない。
私の場合はけっこうそんな感じだったかも。
 
状況がやって来てくれてるというか
自分が思ってることがなんとなく見えて来るというか、
「キャッチする」というか。
「これだ!」みたいなのがわかってくる。気がします(笑)
 

 
– – – 子どもが3歳くらいになるまでは、したいことの1割か2割できれば御の字。
 
会社を辞めたあと 
何だかんだで結婚して長男次男と続けて出産
ぽっかり開いた時期にうまい事いきました(笑)
 
それでちょうどその頃に旦那が
「沖縄に帰る」
って言うから、私も
「やさ!(そうだ!)」
って(笑)。
 
永住の地にしっかり足をつけて仕事をちゃんとやりたいと思ってたから。
沖縄に行くことには何のためらいもありませんでしたね。
 
長男2歳直前、次男が4ヶ月の時に沖縄に。
長男はすぐ保育園に預けて、次男をみながら少しずつ創る環境を整えて。
年子の男の子に挟まれて戦争のような日々でしたが、
意外と「全くつくれないー!」」とかって言う焦りはなかったですね。
「子どもが3歳くらいになるまでは、したいことの1割か2割できれば御の字」と思ってたから、
窯の設備が整っても、のんびりゆっくり制作してた。
それで、子どもの成長とともに、徐々に自分の仕事量も増やしていった感じかな。
 

 
– – – アイディアを形にするには賞味期限があるってわかった
 
作風は最初からあんまり変わってないかな。
大学卒業して陶芸センターに入る頃から勝手に創ってるわけだけど、
大筋では変わってないね。
というか、進歩がないっていう話だよね(笑)。
でも創っていく上で最初に勉強になったのは
大学のときに観に行ったピカソの陶器展。
その時に、「えっ!アリなんだ~、こういうの!」
って衝撃を受けました。
ピカソの作品、食器もオブジェも同一ラインで自由気ままに創ってて、
女性の形そのままの花瓶とか見て、
ますます「これは良い!」と思って。
 
デッサンは、する時もしない時もある。
その時々によるかな。
子どもがいるからおかん業務も満載で、
そういうのが積もってるとゆったり焼き物に向き合う時間が取れないから、
皿洗いとか子供が小さい時は寝かしつけとかしながら
「もや~」っと考えてることがどんどんたまってきて、
「わ~、大変!」ってデッサン描いたりもする。
 
でも、あんまりがっちり描くとそれを作品に写したときに面白みがなくなっちゃうから、
ものすごいアバウトな情報しか書かないようにしてる。
頭に浮かんだことを忘れないように
「十文字と丸2」
とか書くわけ。
でも後から見たらまったく意味がわかんないわけ(笑)。
あまりにもはしょりすぎて。
自分でもさ、スケッチブック見て
「これなに?」(笑)。
でも、一つわかったことがあるんだよね。
「アイディアには賞味期限がある」ってこと。
沢山考えてるのになかなか時間がとれないと、
あまりに考えすぎちゃって、
実際創ってみたとき「全然違う!」ってなっちゃう。
いざ創ってみると全然おもしろくない。
頭で考えてた時の方が断然おもしろいわけ。
考えたことを手で表すまでの時間には、
一定の期限があるんだってのがわかった。
 

 
– – – 「別脳」に浮かんだものは、売れる売れないは関係ない、創りたいから創る。
 
自分はどっちかというとライブ感が強いタイプ。
頭の中に浮かんでるものを追いかけながら手を動かしてがーっと創る。
あんまり、
「ん~~~~・・・」
って悩みながら創ることはないかも。
 
それからこんなこともある。
コップを創ってるとするでしょ、
ろくろひいたり、絵を描いたり。
「生業」ですから仕事として作品を創ってると、
こっちがわの脳・・・私は「別脳」って呼んでるんだけど、
そこで今やってることと全く別のことが湧いてくる。
 
別脳で思いついたものは「売れる、売れない」じゃなくて、
自分が創りたいから創る。
例えば忍者とか(笑)、城とかね。
私が城を創ってるのを見て、子ども達は
「これどーすんの?!」(笑)。
旦那も「これなんなの?!」って言うんだけど、そこは関係ないの。
創りたいから創るのね。
 
でも結局生活のための制作も別脳で思いつくものも
外から受けた刺激だったり、最近妙に気になってることだったりを元に、心の中から出てくる感じ。
だからその両方をバランスよく創っていく。
 

 
– – – 最後は窯にゆだねる。焼き物のそういう他のチカラが加わるところが好き。
 
焼き物の面白いところは、
色んなことを自分で考えていても、結局最後は自分の手を離れて窯にゆだねるじゃないですか。
自分の力が及ばない、間接的な作用が働く。
そういう他のチカラが加わるところが好きなんです。
 
絵なんかで苦労するのは、終わりまですべて自分で責任を持たないといけないところ。
絵だと、ずっと終われないっていうループにさいなまれるんだけど、
焼き物はどこかでスパッと断ち切られる瞬間がある。
物質的に乾いちゃったんだからもう描けない、とか。
ここまで形ができてるからもう直せない、っていう強制終了みたいな部分があるから、
そのおかげである程度潔くなれるのかもしれない、自分の中で。
 
で、もちろん、出来上がった時に「あれ?」みたいなときもいっぱいありますよ。
私の窯、基本65点くらいだから(笑)。
「なんだよ、これ~」とか言って、
あまりにひどい時は「はー、もう。焼かない方が良かった・・・」って泣いちゃうんですけど(笑)。
かといってデータを取ってきちんと研究するタイプでもないので、
次もまた一か八かみたいな。
かと思いきや、窯の神様にすごい力を頂いて
「はー!これすごい良くなってる~!」って時もあって。
そういう、「できてみないとわからない」って部分は、版画にも共通するところがあるかな。
そういうところが好きなのかもしれない。
他力本願体質(笑)。
 

 
– – – 「絶対これが良い!」ってお子さんが。こういうのが活力になる。
 
一番嬉しいのは、子どもが「好き」って言ってくれるとき。
それこそ「やったー!」っていう気持ちになる。だって子供は正直だから(笑)
 
自分の焼き物に惹かれて、子どもがアクションしてくれたことが今まで何回かあって・・・
言ってもいい?言ってもいい(笑)?
 
すごいちっちゃいふたものの器を創ったことがあったのね、ふたの部分にちっちゃい怪獣みたいなのがついてるやつ。
5000円くらいで、まあまあの値段の。
それを陶器市に出品したんだけど、開催期間の5日間、ある男の子が毎日毎日それを見に来るわけ。
ちょっと触ってみたりしてさ。
それ見てると私も嬉しくて、
「これ、気に入ってる?」
って話しかけるとちょろっと逃げてくわけ。でもまた見に来て。
そしたら最終日にお母さんと一緒に来て、
「じゃあこれで良いのね?」「うん。」とか言って。
お母さんが「これ、ください」って。
「これ5000円もするんですよ?」って言ったら、
「私もね、この子にはちょっと・・・って思ったけど、
この子が『お年玉使っても良い』って言うんで。」って。
もう私、泣きそうになっちゃって。嬉しくって。
 
結局この子の「毎月もらってるおこづかい」の500円でお譲りしました
これはこの子にもらわれて行って、幸せな一生を送るだろうと思って。
 
沖縄でも同じようなことがあって、
これはつい最近作品を置かせて頂いてるお店の方から教えて頂いた話。
この店には大きなガマガエルと龍に化けたニンジャが化け合戦をしている大物作品を置かせて頂いてるんだけど、
通学路から見える窓際に置いてあって、
小学3~4年くらいの男の子たちが通りながらいつもよく見てるから
お店の方が声を掛けたところ
「うん、これね、お小遣いためてみんなで買おうって言ってる」
って言ったんだって!
これも泣きそうなくらいうれしかったですね(笑)。
 
こういうのが活力になりますよね~。
こういう気持ちを味わうと、また次を生み出したくなるんですよね。
 
好きなことをさせてもらって、人からも喜んでももらえてる。
ほんとにこれって幸せなことですよね
 
今、ちょっと時間に追われ気味になってるから、
もう少し余裕を持って
日々感謝の気持ちを忘れずにやっていきたいですね。
 

写真 中井雅代

 
工房香月舎(かつきや)
ブログ:http://katukiya.ti-da.net

 

NAKAI


ジミー(幾米)著  1,365円   小学館/OMAR BOOKS 
 
― しっかり繋ぎとめておかないと ―
 
若い男女が秋に出会うところから始まる、
台北在住の絵本作家・ジミー・リャオの絵本
『君のいる場所』。
原題は『向左走・向右走』。
数年前に金城武主演で『ターンレフト・ターンライト』というタイトルで映画化もされているこの作品。
著者ジミー・リャオはこの本をきっかけに台湾に大人の絵本ブームを巻き起こし、彼の絵本はこの作品に限らず今では世界中で翻訳されて人気が高い。
  
旅先の本屋で偶然手にし、持ち帰ったホテルのベッドで読み終えたときのことを今でも覚えている。
ああ、この感覚知っている。
そのとき私が抱いたのは「共感」だった。
隣国とは言っても異国で描かれたこの物語に
何の違和感もなく感情移入出来たから。
 
物語の冒頭にはポーランドの詩人、シンボルスカの「ひとめ惚れ」からの引用。
この詩がまたいいのです(内容はぜひ本で)。
 
ストーリーの舞台は台北の街。
同じアパートに住むいつも左に向かって歩くバイオリン弾きの男性と
右に向かって歩く翻訳を仕事にする女性が偶然公園で出会う。
一つ壁を隔てた部屋に住みながら些細なことですれ違い、
出会えないまま淡々と日々が過ぎていく様子が
季節の移り変わりとともに描かれる。
  
二人の主人公が抱いている今を生きることにつきまとう閉塞感や無力感。
どこへ向かっているのか分からない、不確かな未来への不安。
お互いがようやく出会えた、と幸せな時を過ごすのも束の間、
何かのいたずらで細いつながりが切られてしまう。
 
その根底にあるのは都会の大勢の中の孤独。
街中で、地下鉄の駅で、デパートのエスカレーターで
すれ違い続けるのだけれど、さて結末は?
  
ジミーの作品の中ではよく巨大な黒い動物(この本ではうさぎ)が登場する。
それは著者は油断しない方がいい、と言っているように思う。
どんな幸せなときでも落とし穴はどこにでも転がっているから。
幸せならその幸せを、大切なものなら大切なものを
しっかりと繋ぎとめておかないと、と。
 
というのも、元もと広告代理店のデザイナーだった彼は
白血病をきっかけに絵本を書き始めたというのはよく知られたエピソード。
一度黒い影を知ってしまった彼の絵本はだからこそ
ただのロマンチックなストーリーではなく、
何気ない毎日の中で暗い深淵をのぞく瞬間がある。
  
細部まで丁寧に書き込まれた絵や色づかいもまた魅力。
この本に出てきた登場人物が、
別の絵本に密かに紛れこんでいたりする粋なしかけもあって
他の作品もぜひおすすめです。


OMAR BOOKS 川端明美



 

OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 
 

NAKAI

 
環境が変わるにつれ、変化するものっていろいろありますが、
お洋服もその一つ。
メーカーに勤めていたころはパキットしたスーツがデイリーアイテムでしたし、
その後勤めた女性社会ではOL風のきれいな装い(を心がける)が常でした。
そして現在、今の私を取り巻く環境に合わせた着心地を重視したファッション。
fog lien work や nest Robe のお洋服は今の私にピッタリなのです。
 
少―しづつですが、秋の訪れを感じる朝夕。
ちょっと秋めいたおめかしを楽しみたいので・・・
白の麻のシャツブラウス(nest Robe)は季節感を感じたいので長袖をチョイス。
夏の間は折り返していた袖を直します。
 

 
それからストール(fog linen work)をプラス。
涼しげな色あいで清涼感をだしつつ。
巻物一つでだいぶイメージが変わります。
 

 
10月を過ぎたら、
もう少しざっくり大きめのストール(fog linen work)にハーフパンツ(nest Robe)を合わせて。
シャツに黒の皮のベルト(nest Robe)をプラス。
 

 
 
足元はハンター等の長靴をイメージしていましたが、
これなら黒のブーツの方が素敵かも。
 
これから季節を楽しむお洋服が増えてきますが、
こちらのお洋服は麻やコットンが中心なので、
着まわし次第では1年中楽しめるのが魅力です。
特に沖縄は、暑いが基本の土地。
通気性があり、また重ねると暖かみのます素材をうまく取り入れながら、
四季に合わせたおしゃれを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
 
□今回ご紹介したブランド
fog lien work(フォグリネンワーク)
毎日の暮らしに役立つオリジナルデザインの
リネン類、リネンのウェア、バッグ、シンプルな生活雑貨を扱っているブランドです。
 
nest Robe(ネストローブ)
自然素材、着心地にこだわったシンプルで実用的なお洋服です。
くつろいだ日々を共にするデイリーユースな小物たちを提案するお店のブランドです。

写真・文 占部 由佳理(tous les jours店主)

 
tous les jours(トレジュール)
那覇市首里儀保町2-19
098-882-3850
open:水~土
10時~13時 16時〜19時
(変更あり。毎月の営業日をブログでお知らせしております。)
blog:http://touslesjours.ti-da.net




関連記事:ひとつ先のくらしを提案するtous les jours(トレジュール)



NAKAI


 
毛沢東は「もうたくとう」、
李白は「りはく」、
と、日本では読んでいますよね。
 
では、英語圏では彼らはなんと呼ばれているか?

毛沢東は
Mao Zedong(マオ・ザードン)
李白は
Li Bai(リー・バイ)
と、それぞれ中国語読みで表記され、呼ばれています。
(中国語の正しい発音とは違うと思いますが。)
 
中国語は、
「漢字なので日本人にはとっつきやすい言語」
とも言えますが、
日本語とは読み方が異なるため、
こういう中国の偉人や地名などは、
ゼロから中国語読みを覚え直さないといけないというデメリットもあります。
英語圏の中国留学生が、すらすらと中国の地名や偉人名を中国語で言えるのを目の当たりにし、羨ましいと思ったことも。
 
ということはもちろん、私たちの名前もそれぞれ中国語読みする必要があるということ。
英語であれば、
「私は金城です」
という時も、「金城」をそのまま「きんじょう」と発音して
I’m Kinjo.
と言えますが、
中国語ではぜひ、名前を中国語読みして自己紹介してほしいところ。
せっかく同じ漢字文化なのですから。
実際、中国では漢字で名前を書けば必ず中国語発音で名前を呼ばれます。
 
金城さんは
金城 jīn chéng(ジンチャン)
 
赤嶺さんは
赤岭 chì lǐng(チーリン)
 
(*赤嶺さんのように、漢字表記が中国語の「簡体字(かんたいじ)」に変わる場合もあります。)
 
となると、ご自分の名前が中国語でなんと発音されるのか気になりますよね☆
是非、中国語の辞典やオンライン辞書で漢字をひいて調べてみてください。
 
私は大学で中国語を学び始めたとき、
「きっと、『リン』とか『メイ』とかついて可愛い名前になるのね〜!」
と期待感いっぱいで、教授に自分の名前の中国語読みを尋ねたところ、
 
「あなたの名前は『ヤーダイ』ですね!」
 
との返事。。

授業初日に中国語学習への意欲が半減したのをかなり鮮明に覚えています。。
ヤーダイ・・・ヤーダイ・・・(涙)
 
がしかし、中国へ留学したときに驚く現象が。
私が名前を名乗る度に
 
「へ〜!すっごく綺麗な響きの名前だね!」
(你的名字真好听呀!)
 
と必ず褒められるのです。
しかもそれが社交辞令でない証拠に、
一緒に名乗った他の友人の名は褒められない。  
中には
「自分の子どもにも同じ名をつけたいくらい素敵な響きよ」
と言ってくださった方も。  

響きの美しさの基準は国によって違うようなので、
ご自分の名前の響きにガックリなさいませんよう。
一打逆転の可能性もあります(笑)。
ヤーダイという名前の中国語読み、今では大変気に入っております。
 
(*ちなみに、名前に「美」が入っていると「メイ」と読みます。)
 
 
閑話休題。
 
 
中国語で名乗るとき、
「名字だけ名乗る」場合と、「フルネームを名乗る」場合では言い方が違います。
 
名字だけの場合は
我姓◯◯:wǒ xìng 〜〜
フルネームなら
我叫◯◯◯◯:wǒ jiào 〜〜
 
(*“ 叫 ” という字は、「叫ぶ」ではなく「〜と呼ぶ、呼ばれている」という意味です。)
 
例)比嘉由美(bǐ jiā yóu měi)さんの場合。
 
我姓比嘉。(wǒ xìng bǐ jiā ):「私は比嘉です。」
 

 
我叫比嘉由美(wǒ jiào bǐ jiā yóu měi):「私は比嘉由美です。」
 

 
ただ、中国は少数民族でなければ殆どの場合名字が一文字なのですが、
日本人の名字数はそれぞれなので、
ここまでが名字だよ、とわかりやすくするため、
 
我姓比嘉,叫比嘉由美。
(名字は比嘉で、フルネームは比嘉由美です。)

と言うと相手に伝わりやすいでしょう。
 

 
また、中国人はフルネームで呼び合うことが多いので、
名字だけ、名前だけではなく、しっかりフルネームを伝えましょう。
(フルネームが2文字か3文字が大多数である中国人と違い、
日本人の名前は4文字、5文字の場合も多いので、
フルネームが3文字を超えると『長いから』と名前だけ、名字だけで呼ばれることも多いです。)
 
発音ですが、
「私は〜」の意味の “ 我 “ が、先週勉強した「第3声」です。
文章の頭にあり、文末ではないため、
「低いところに軽く置くように発音」するのがコツ。
3声は後ろを上げるのだと思い込んで発音すると、
2声のようになってしまうので要注意。

” 我〜 ” で始まる文章のときは、よくよく気をつけましょう。

 
「自分の名前はひらがななのよ」という方は、
中国語用にお好きな漢字を使って表記しましょう。
「さおりさん」なら
沙織でも佐緒里でも、なんでも良いのです。
中国語の響きを調べ、好みの音の漢字を選ぶのもいいでしょう。
 
 
「是非中国語読みで!」と熱弁しましたが、
日本語の読みは大切な日本文化。
自己紹介が済み、打ち解けて来たら、
 
「金城は、日本語では『きんじょう』と読むんだよ」
 
と伝えるのも良いでしょう。
きっと相手の方は
「じゃあ自分の名前は日本語だとなんと読むの?」
と、日本語に興味を持ってくれるはず。
私たちが自分の漢字の中国語読みを知りたいと思うのと同じ欲求です。
 
これぞまさしく異文化交流。
 
 

来週も、すぐに使える一言を
発音のコツを織り交ぜてご紹介するのでお楽しみに☆
 
那,今天到此为止了。
(今日はここまで。)
下周见!!
(また来週!!)
 
 
*毎週木曜に激安中国語教室やってます♪
無料体験レッスンも受付中☆


中国語教室「笑容(シャオロン)」
豊見城市宜保17 3F(宜保公民館近く) MAP
担当:中井(お問い合わせ:080-1763-6144)
☆レッスン料:2,500円/月4回
(1時間のみの参加でも2時間の参加でも料金は同じです。
初心者の方の中級者クラス受講も大歓迎。
無料体験レッスン受付中☆お電話ください。)
 
<初心者クラス>
毎週木曜日
19:30〜20:30
*テキスト「読めて話せる中国語」を使用。
発音に力を入れた授業を行う。
基本的な日常会話の習得を目指す。
<中級者クラス>
初心者クラス終了後
20:30〜21:30
*2〜3名のグループによるミニ中国語劇スタイルの授業。
会話文を学習、暗記し、テキスト無しの会話劇を行う。
実際の会話シーンに近い状況を作り出し、実践に役立つ授業を目指す。

NAKAI


 
この間、婦人会でアンダンスー作ったからさ、
それ入れてからチャンプルー作ってみたら美味しかったわけ。
 

 
ゴーヤーはしっかり種とってね。
 

 
私は少し厚めに切ってるさ。
あとで茹でるから、食感が残るようにね。
 

 
ポークも入れようかね。
おうちにあるもので何でも入れたらいーさ。
 

 
内地の人はポークなかなか買えんはずね。
別に無くても良いんだよ〜。
 

 
お湯湧かして、揚げ豆腐から入れるんだよ。
私は手でちぎって入れてる。
そしたら味がよくしみるわけさ。
 

 
ポークとゴーヤーも入れて、
しばらく炊いてね。
 

 
あー、これね?
自分で漬けている。
沢山漬けて、姉妹にもあげるわけ。
お弁当にも使えるでしょ。
 

 
3分くらい炊いたら、お湯を切ってね。
ふたしてからこんなしてお湯捨てれば簡単よ。
 

 
油を入れて、チャンプルーにする。
うちはオリーブオイル使ってるさ。
 

 
油入れたら色も綺麗になるでしょ。
 

 
料理は好きよ、昔から。
何でも作ってみる。
初めて作るものはちょっと味が決まらない時もあるんだけど
「今度はあれを少し多めに入れてみようかな?」とか
「砂糖も足してみようかね?」とか、
試行錯誤しながら研究するわけよ。
そしたらやがて美味しく作れるようになる。
 

 
これ、自家製のアンダンスー。
無かったら公設市場に売ってるから買ったらいーさ。
買いに行くの難儀だったら、
赤みそ、砂糖、酒、だしのもと
を混ぜてから、即席で作ってもいいね。
 

 
味付けはこれだけ。簡単でしょ。
 

 
具材にアンダンスーが絡むように、
よく混ぜながら炒めてね。
 

 
ちょっとダシが足りない気がするから足そうね。
こんなして途中で味してから、
自分の好きなように味つけも変えたらいいよ。
 

 
炊いてあるから揚げ豆腐もふわふわなってるでしょ。
ご飯によく合うよ。
アンダンスー、おにぎりに入れるだけじゃなくて、
こんなして色んな料理に使えるから上等よ。
 

写真 中井雅代

 

NAKAI


@あしびなー

 


@国際通り 

 

なんと、場所を変えてスタッフ二人に撮られていたカップルさん。
二度もどうもありがとうございました。

 

NAKAI



***軽いネタバレあり****

この映画、短くていい。

なんというか地味なんだけど、セリフも間もおもしろい。
このゆるい笑いが大好き。

団長さんが、迎えがこなくて何度も電話を市役所にするんだけど、「アレキサンドリア警察音楽隊の・・」というだけで、保留にされ、何度も切られるところが気の毒だけど、大笑い。

思ったのがやっぱり英語は世界の共通語なのね。
みんな母国語と、英語を話すのでコミュニケートできるんだよね。

空港の案内係に行きかたをきいたはずなんだけど、聞きにいったのが、色男のカーレド。

サーレフ・バクリが演じてますが、確かにかなりかっこいい。
空港の案内係にも、「マイファニーバレンタイン」などを歌って口説いてしまう。



結局たどり着いた街の食堂の女主人、ディナの好意で、みんなはそれぞれ数名ずつ分かれて宿泊させてもらう。

このディナがなかなかかっこいい。
ちょっとデミ・ムーア似である。



なぜかディナは団長、トゥフィークに興味を持つんだけど、何せトゥフィークはとってもまじめなんだよね。
二人はでかけて結構いい感じなんだよね。



カーレドは、地元の若者パピがデートに出掛けるというのに無理やりついていくんだけど、ここもえらく笑える。
パピが女の子が苦手で、色男カーレドが手取り足取り。
ここはかなり笑ったけど、温かい感じ。
 


食堂の常連イツィクの家では、3人の団員がお世話になる。
ここなんか奥さんの誕生日だから気まずい気まずい。
お互いが母国語で、本音をしゃべるところが面白い。
 

 
段々、ここも和むんだけどね。

それぞれのストーリーが温かくて、そのままでおわるのかと思ったけど、最後はホロ苦い感じ。

私なんか、切なくて切なくて。
現実はこんなものだよね、と思った。

温かいままで終われないのが、またこの映画の良さなのかな。
団長さん、悲しすぎます。

それでも、演奏会は団長さんが歌まで歌ってかっこよかった。
アレキサンドリア警察音楽隊に栄光あれ。

 

KEE


 



<ストーリー>
1990年代のイスラエル。空港に水色の制服に身を包んだ男たちが降り立った。彼らはアレクサンドリア警察音楽隊。文化交流のためにエジプトからやってきたが、何かの手違いか出迎えが来ない。自力で目的地へたどり着こうとした彼らは、間違えて一文字違いの別の小さな町に着いてしまう。途方にくれる彼らに助け舟を出したのは、カフェの女主人ディナだった。やがて、国や宗教を超えた交流が始まるが…。

<キャスト>
サッソン・ガーベイ
ロニ・エルカベッツ
サーレフ・バクリ
カリファ・ナトゥール
イマド・ジャバリン
ターラク・コプティ
ヒシャム・コウリー
フランソワ・ケル
エヤド・シェティ
シュロミ・アヴラハム
ルビ・モスコヴィッチ
ヒラ・サージョン・フィッシャー
ウリ・ガブリエル
アフヴァ・ケレン
 

NAKAI


 
– – – 仕事は私にとって完全な解放区。何の影響も受けず、ニュートラルな状態になれる。
 
物を創るってこと以外では、私、気も小さいし、
「あーもう、どうしよどうしよ」
ってことが多いけど、仕事だけは完全な解放区。
 
例えばファッションとかだとさ、
「あそこに遊びに行くのにこんなカッコでいいのかな?」
とかちょっとは考えるでしょ?
いちいちちょっと周りを気にしてみたりとか、
自信が持てない、みたいな、ね。
 
あ、かといって別に創るモノには自信があるからって話じゃないですよ。
それにもちろん好き勝手に作るとはいっても、
使い勝手を考えたりとか、先輩からのアドバイス的な事は真摯に受け止めますよ(笑)。

ただ創るものを人からどういう風に言われるかな?とか一向に思わないし、酷評もあんまり気にしない。
制作の方法とかも「これってアリ?」ってこともあんまり考えない。 
 
要は、制作に関してだけは完全に自分の思いつくままやれる解放区って感じ。
 
イヤな事とかあっても、滅多に手が止まらない。
そりゃね、子どもが病気とかだとシュンとなるけど、
他の場面ほどは影響受けないんですよ。
創ってる時はむしろ忘れてしまってるくらい。
ニュートラルになれるっていうか。
もうね、ちょっと「悪いな」って言うくらい
旦那と喧嘩してるくらいじゃそうそう影響受けない(笑)。
 
でも、今思えば小ちゃい時からそうだったな。
親に怒られても、もの創ってる時は忘れちゃってた。
今でも覚えてる、熱病にかかったみたな感触。
夢中になってる自分が客観的に見えるくらい没頭しちゃうっていうか。
ほら、泳いでる人がある一定のところから魚になった気分になるっていう、あの感覚に近いと思うんだけど。
ちっちゃい時に縁側で何かを作ってて、なかなかうまくいかなくて、
気がついたら日が暮れて真っ暗で、
(うまくいかないのは)手元が見えないからだって
そこで気付いたっていう記憶がある。
 

 
– – – 中学生の時にはもう「ムサビに行くか」って勝手に思ってた(笑)。
 
でも、最初っから陶芸やりたい!って決まってたわけじゃ全然なくて。
「美大に行きたい」っていう大まかなビジョンはあったんだけど。
 
私、割とストレートコースなんですよ(笑)、自分の中では。
脇道がない、っていうか、他にはなんも出来ないし(笑)。
親が言うには2~3歳の頃から、とにかく毎日工作したり絵を描いたりして過ごしてたって。
自分でも白い紙と鉛筆を持っている記憶がすごい鮮明にあって。
ほんとにそればっかりだったから、親もこういうこと以外やらないだろうって思ってたみたい。
 
あと、私が育ったのってすごいど田舎で何もない所だったから、
遊ぶのって結局自然の中だったり、自分で絵を描いたりするしかない。
デパートとかあるわけじゃないから。
だから、自分発信で遊ぶ、受け手じゃなくて。
それで毎日手を動かしてて、小学校高学年くらいからこういう創る仕事がしたいなーって思うようになってた。
 
私のことをすごく可愛がってくれるちょっとインテリの親戚のおじさんがいて、私が中学生になると
「あやちゃん、こういうの向いてるんじゃない?」
って、わざわざ田舎まで画集持って来てくれたりして。
そのおじさんの娘が武蔵野音楽大学に行ったってのもあって、
「武蔵野美大っていうのもあるんだよ~」
って教えてくれたもんだから、
中学校2〜3年生の頃にはもうムサビって言葉が自分の中に定着して(笑)
「ムサビに行くか」って勝手に(笑)。
 
だから、高校に進学したら選択授業では迷わず美術を選択しました。
 

 
– – – あの夏休みに自分の想いが固まった。
 
その頃、すごい転機があって。
高校二年の夏休みに、親にお願いして1ヶ月東京に行ったんです。
絵を勉強する通信教育の講座を受講してたんだけど、
そこの夏期講習みたいなスクーリングのお知らせが届いて。
 
四谷学院っていう絵の予備校と連携してる所だったから、
東京で実際に美大行ってる人たちに混じったらどんな感じなのかな?って。
 
「通信でずっと描いてるだけじゃ、なんかモヤ〜っとしてるから
東京のスクーリングに行ってみたいんだけど。」
って申し出たら、親も了承してくれて。

それで夏休みの間行って来たの。
全国から同じような子が何人か来てたな。
 
カリキュラムは本来は昼間だけだったんだけど、
学校のパンフ見てたら、浪人してる本当の予備校生達がやるのは夜なんだってわかって、「私も夜の授業を受けられませんか?」って事前に問い合わせてたわけ。田舎からせっかく行くのにもったいないと思って。
そしたら「特別に夜の部も受講してみて良いですよ」って。
だから、みんなが終わった後も私だけ残って夜の部も受けてた。
今思うとそれが良かったんだと思う、多分。
 
昼はさ、みんなまだ素人に毛が生えたような絵が好きな人って感じで、
描いたものを先生に褒められたり指導されたりって感じなんだけど、
夜は本来の予備校生の生徒たちが課題に取り組んでるわけでしょ。
その中にぽこーんと入らせてもらってるから刺激が全く違ってて。
 
予備校生たちがやってることが、最初は全然わかんなかったわけ。
高校でも一応美術を選択してたのに、
「何、こんなことも知らないんだ?」
って笑われながら、
「こういうことだよ」
って先生に教えてもらって何回かやると、
意外と評価が良かったりして。そうなるとやっぱり嬉しくてね。
 
あの夏休みがあったことで、自分の想いが固まったっていうか。
「絶対こういう道に進もう」って思った。
 
当時16歳でしょ。
なんでも楽しめる時期だったってのもあるんだろうけど。
それでスクーリングを終えて家に帰って、親にも
「絶対美大行くから」
って言ったんですよね。
  
 
 
– – – 子どもが申し出た事は、尊重してくれる両親だった。
 
「毎年夏休みはこのスクーリングに通うぞ」
って思ってたんだけど、やっぱお金も大変だからさ。
親が地元に良い先生いないかなって探してくれてたら、
直方(のおがた)にね、いたのよ。あんな田舎に(笑)。
 
そこの先生、
「うちの塾はね、全国からみたら針の穴ピッて開けたくらいちっちゃいんだけど・・・精鋭主義で行きます!!」
とかって言ってるすっげー面白いおじいちゃん先生で(笑)。
東京芸大出てる阿部平臣っていう先生。
行動展ですごい有名な先生でね。
でもそんなん全然関係ないような、超面白い塾で。
 
めちゃめちゃ小さい私塾なのに、
当時10名中8名くらいは毎年ムサビに合格するわけ。
よくこんな田舎から受かるよな〜っていう、不思議な塾でね。
そこに、高校3年生から通い始めた。
 
うちの両親はともに教師ってこともあったのか、
やりたいことやる人にはちゃんとサポートするっていう感じだった。
子どもが申し出た事は一応吟味して、尊重してくれる。
田舎ではあったけど、割と良い環境だったかも。
 

 
– – – 「ものを創るっていうのはね、なんの境界もない。」
 
最初は私、デザイン科にいこうと思ってたんだけど、塾の阿部先生がね、
「デザイン科はね~、香月あれだぞ、
競争率がすごい激しいとですよ。」
とか言って(笑)。福岡だからこんな喋り方でさ。
「でもデザイン科に行きたいんですよ」
って言ったら
 
「ものを創るっていうのはね、なんの境界もないから。
どこでも良いから一番競争率の低い学部に入りなさい。
入りさえすれば、あとは自分が学ぶ意識さえあれば何でも勉強できる」
 
って言われて。
その言葉が、今でも結構私の指針になってる。
「とりあえずその道に入ってから。
そのあとは何でもできる。科とか関係ないんだ」
って。
 
確かにそうだし、今となってはデザイン科に行かなくて全然良かったと思う。
工芸科にも行きたかったけど、やっぱり何でも良かったんだと思う。
  
 
 
– – – もの創りに意味やコンセプトが必要なの? 大学3年で初めて立ち止まった。
 
結局4大には落ちて短大からスタート,
それで3年次に編入合格出来て。
で、もう油絵はやらなくていいかなと思ってて、
版画コースを希望した.
めちゃめちゃ版画が好きってわけじゃなかったけど、
のちのち使うかも・・・くらいの気持ちで。
美大入ったのに油絵だけってのは勿体ない、
せっかくだから新しいスキルを身につけたいと。
 
私いつもそうなんですよね。ちょっと「下心」的っていうの(笑)?
純粋に「やりたい!」だけじゃなくて、「せっかくだからやっとくか」みたいな部分(笑)。
 
版画はね、面白かったけど、自分が何やりたいかわからないまま「リトグラフ」ってのを選択しちゃってさ、
そしたらもう先生は一番厳しいしさ~、一番難しいしでさ~、結構苦労した。
大学3年の時は一番大変だったかな。
好きなんだけど、結構立ち止まってる時期・・・だった気がする。
物を創るってことに対して。
 
ちっちゃいときからずっとご飯食べたり寝るのと同じ、生理的欲求みたいな感覚で毎日創ってたから、
「君はこれを創る事になんの意味があるんだ」とか、
「これのコンセプトは?」とかきかれることがとってもダメで。悩んじゃって。
「そういうことをふまえないと創っちゃいけないのかな?」って苦しんだ時期でもあった。
そういう状況が本当に初めてだったんだよね。
それまでは本能のままに創ってたから。
 
また、版画っていう媒体も向いてなかったのかも。
私すっごいがさつなんですよ。雑なの、「手が荒い」っていうか。
だから作品を仕上げる前の段階で、版をつぶしちゃうわ絵の具で汚しちゃうわ。
 
それでも1年間やったんだけど、4年への進級判定にひっかかってしまって
あんまりやりたくなくて、自分ではそんなつもりはなかったんだけど出した作品がふざけてるって、先生があんぐり口開けてさ。
「お前、吉田戦車か」って言われちゃって(笑)。
いいじゃん、吉田戦車好きだし、って内心思ってましたけど(笑)。
 
そうやって苦労してたとき、
ちょっと別の居場所というか、そういう場所にたまたま巡り会うことが出来て。
そのことがまた自分の進む指針というか,分岐点になったというか。
 
のんびり、ゆっくり物を創れるような環境
そこで版画のこともゆっくり考えつつ、久しぶりに粘土を触り出したんですよね。
 

写真 中井雅代

 

「『工房香月舎(かつきや)』香月礼(かつきあや)・後編」に続く。

 
 
工房香月舎(かつきや)
ブログ:http://katukiya.ti-da.net
 

 

NAKAI

 
カレル・チャペック・著  中央公論新社 520円 /OMAR BOOKS    
 
― ワタシハ ナニヲ フンデイルカ?―
  
朝夕がだいぶ涼しくなって戸外にもずいぶん出やすくなった。
強い日差しから解放されて草花も元気を取り戻した様子。
この季節におすすめしたいのがチェコの文学者、
カレル・チャペックの『園芸家12カ月』です。
 
そのタイトルと表紙の黄色い家の写真(カレルが当時住んでいた家!)、
兄ヨゼフの愛らしい洒落なイラストに惹かれて手に取ってみたら、
庭師が自然相手に悪戦苦闘する飄々としたどこか笑いを誘う内容。
でも実はふかーいことを語っているとみた。
園芸(ガーデニング)に興味がない人にも読んでもらいたい一冊。
 
本の各章は「1月の園芸家」「2月の園芸家」・・・と
1年を通して園芸家の生活が綴られる。
園芸家、といってもアマチュアの庭好きの独り言みたいな風情。
 
彼が庭作りをやるようになって知ったのは
本当の園芸家は花を作るのではなくて土を作っている、ということ。
 
庭作りに魅せられた人たちは、
いつの時代も人間の力ではどうにもならない天候を相手にしながら、
扱いづらいホースで水浸しになりながらも
めげることなくいい土を作ることばかり気にかけている人種。
傍からみると滑稽でも本人たちはいたって真剣。
確かに周りにもいるなあ。
どうやら園芸にはまるとそこから抜け出すのは難しそうだ。
 
自然には終わりがないから、
この本のタイトルの12カ月が巡ってはそのまたくり返し。
園芸家は飽きることなく庭作りにいそしむことになる。
 
「ワタシハ ナニヲ フンデイルカ?」は
彼の母親がカード遊びをするときにつぶやく言葉。
ずっと後になってカレルは土を踏んでいることに気付いた、
と本の中で言う。
当たり前といえば当たり前のことだけれど、
それだけに自分の足元には目がいかない。
遠くや先のことばかり考えるよりもまずは自分の立っている場所に目を向けなさい、ということだろうか。
 
「わたしたちはただ、一つの季節から他の季節に育つだけだ。」
とか
「冬眠する間春まで芽が見えないのは土の下にあるからで、
未来がわたしたちに見えないのは(未来がわたしたちと)一緒にいるからだ。」
といった芯をついた言葉が文中時折り現れるのが、さすが文学者。
 
自然に触れていると人は計らずとも哲学者のようになるのだと思う。
また草花の小さな変化に気付く人は、人の心の機微に敏感だったりする。
園芸はきっと土を耕すように私たちの心も耕し豊かにしてくれる、そう思わせてくれる本だった。
 
足元の揺らぐほどの出来事を目の当たりにした今だから心に留めておきたい。
私たちが踏んでいるこの土も生きている。

OMAR BOOKS 川端明美



 

OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
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blog:http://omar.exblog.jp
 
 

NAKAI


 
私は女の厄年に体調を壊したのがきっかけでマクロビオティックを学び、穀物菜食をはじめました。
食事を変えてから1年後、私の体にスゴイことが起こりました。顔中に膿をもった赤いブツブツが出てきて、やがて上半身、フトモモあたりまで広がっていったんです。
最初は何だろう?とワケがわからなかったのですが、これが世にいう“排毒=デトックス”だと知り、驚きながらも穀物菜食の素晴らしさに感動しました。

食事を変える前はお菓子が朝ごはん…みたいな生活をしていた私。それが玄米ごはんと醸造された本物の味噌や醤油をしっかり摂りはじめた途端、浄化力がついて、溜めこんでいた毒が一気にボルケーノしたというわけなんですね。
激しいかゆみと醜い姿は3ヶ月続きましたが、つらい排毒の日々が終わると、今度はとってもうれしい変化が起こりました!太りにくく、すぐに排毒する体に変わったんです。たとえば砂糖を取るとすぐ口のまわりにプツプツが出たり、外食でよくない油を摂ると大至急ゲリしたり。必要ないものが体に入ってきたら、吸収せずにすぐに出してしまう。お陰で風邪もひかなくなりました。
中でも一番の変化は妙に運が良くなったことです。幸せを引き寄せる力がついて、20年想いつづけた沖縄に移住もできました。

今、愛する沖縄で好きな仕事ができるのは、食べものを変えて体を浄化できたからだと思っています。よく、食べものを変えると運気があがる!とマクロビオティック実践者の方々が言っていますが、本当にその通りです!!

というわけでこれから3回にわたって、体の浄化力を高めてくれる食材「味噌」を使った簡単レシピをお届けしたいと思います☆

【島やさいのアンダンスー(油みそ)】

☆「バジル油みそ」の材料
・バジル
・麦みそ
・オリーブオイル

1 同量くらいのバジルと味噌をまな板の上で切り和えする。

 

 

 
2 よく混ざったら、オリーブオイルを好みの分量入れる。(入れ過ぎるとユルユルになる)


 

 
パンや豆腐、野菜スティックなどにもよく合って、これまでのアンダンスーの概念を覆す現代版ベジ・アンダンスー。毎日食べたくなるおかず味噌です。

☆「ゴーヤー油みそ」の材料
・ゴーヤー
・麦みそ&豆みそ
・黒糖
・一番搾りゴマ油
・ゴマペースト
・白ゴマ
・おろし生姜

1 ゴーヤーを5ミリ角に切り、軽く塩をして水気を絞っておく。

 

 
2 ゴマ油を熱し、おろし生姜とゴーヤーを炒める。
 

 
3 ボールに麦みそ・豆みそ(どちらかだけでもOK)、黒糖少々、ゴマペースト、白ゴマを入れ、②と混ぜ合わせる。
 

 

 

 



 
他にもいろんな島やさいでアンダンスーができると思います。旬の野菜は味噌と絡めることで日持ちもするし、一度作ればものによっては1カ月以上、普通に2週間くらいは悪くならないし、冷凍保存もできるのでとっても便利。

それから一番大事なコト!スーパーで売られている味噌や醤油の多くが実は本醸造ではないので、浄化力を高めたいなら、ちょっと高くても自然食品店などで本醸造と書かれているものを購入して下さい☆

お味噌で幸せ、引き寄せましょうね~
 

 

Text by 中曽根直子(浮島ガーデン フードデザイン)




浮島ガーデン
那覇市松尾2-12-3
098-943-2100
open:14:00~24:00
close:火
HP:http://ukishima-garden.com
ブログ:http://ukishima.ti-da.net
 
 

NAKAI


 
「ニーハオ」
と、日本語発音してしまうと、
中国語の
“ 你好 ”
とは違う音になってしまう、
という話。

ニーハオ、ニーハオ
というたびに
「違うんだけどな・・・」
と思われないために!

ではまず、実際に
「ニーハオ」
と言ってみましょう。

「ニー」
を高く平らにのばし、
「ハオ」
を低く発音したのでは?



これは、日本語の「高低アクセント」にそって発音している音。
この発音をむりやり中国語のアクセントである「ピンイン」に置きかえてみると、
本来は
 nǐ hǎo
(3声・3声)
なのに
 nī hao
(1声・軽声)
になってしまう。

それをまた漢字に置きかえると、
「あなた」という意味の “ 你 ” ( nǐ )
「女の子」という意味の “ 妮 ” ( nī )に変わってしまうのです。

では正しい発音は??

今日のポイントは「第3声」の発音
日本人がつまづきやすい声調なので、しっかり覚えましょう。
2つの肝を押さえればカンタンです。

まず、3声そのものの発音を見てみましょう。

日本で販売している中国語テキストの多くに、
こういう図が掲載されています。

低めに抑え、最後は少し音が上がっているけれど、
点々表記になっています。

実際に発音するとこうなります



日本のテキストに必ずといっていいほど載っているこの図が
日本人の中国語学習者にとって大きな問題の一つ。

図自体が間違っている、とは言えないのですが、
これを見るとどうしても
「3声は最後を高くするのだ」
と頭にインプットされてしまいます。
しかしそれは
(基本的には)語末の3声
だけのこと。
文や語の途中の3声
は、
「低いところに軽く置くように発音する」
ことが超重要なコツの1つ。

それにしても、この声調記号も問題だと思うんですよね〜。

まさに「下がって、上がって」ますもんね。

いっそ、3声はこうして
ni̱
ピンインの下に表記する記号に変えれば
わかりやすくなるんじゃないかと思うんですが。どうでしょう。
気持ちとしては、この表記のように下に低く置いて発音するように心がけましょう。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
では、発音の具体例。

先週の笑い話で用いた「お尋ねします」という意味の
请问 qǐng wèn
请が3声なのですが、発音するとこうなります。



qǐngの音が低く抑えたままなのがわかりますよね。
図にするとこういう発音です。



これを、わざと間違えて3声の最後を上げて読むとこうなります。



こうするとqingが3声(qǐng)でなく2声(qíng)になってしまうので、
またまた相手に通じなくなります。

「文末以外の3声は、低いところに軽くおくように発音する」

と覚えましょう。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

しかしこのセオリーを “ 你好 ” に当てはめると、
ある問題が発生します。
(正しい“ 你好 ” への道のりはなかなか険しいのです・・・)
発音してみると、わかります。



なんだか怖いですよね・・・
3声が2つ以上続くと、
低く抑え続けないといけないので、なんとも発音しづらくなるのです。

そのため、3声にはほかの四声にないある約束事があります。それは、

「3声が連続する場合、前の音節の3声は2声に変わる」

というもの。
(表記は3声のままなので、自分で変調して読む。)
そうすると、すんなり発音できるからです。





前の音節である “ 你 ” は2声に、
後の音節である “ 好 ” は、文末でもあるので最後を少し上げています。
これこそが、本来の “ 你好 ” の発音です☆

しかし、この「最後を上げる」というのは必ずしもそうではなく、
文末であっても「下に低く置くように発音」しても構いません。
その時はこういう発音になります。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 
3声のポイントをまとめると、

①最後を少しあげるのは文末の3声だけ。
(あとは低いところに軽く置くように発音する。)
②3声が連続したら、最後の3声以外は2声に変調する。




 
私は今まで何度も、このクセモノ「3声」に惑わされている生徒さんを見てきました。
テキストの図と、3声の基本の発音(最後が上がるタイプ)だけが頭にインプットされ、上記ポイント①を知らないまま他の教室で何年も勉強し続けてしまい、3声を見ると文末でなくても必ず語尾を上げ、2声として発音してしまっているのです。

私はこれを「3声のお尻問題」と呼び、つねづね教室の生徒さんたちにも呼びかけています。

中国人の先生がヘルプで入ってくれたとき、この3声問題の話になりました。
3声のお尻を必ず上げてしまうクセがついた日本人が多いのは、
テキストにこうやって載っているからだと説明すると
「それはおかしい。どうしてそういう教え方をするのだろう?」
と、いぶかっていました。

 
途中の3声は軽く下に置くだけ、お尻をあげない!

 
これが、私のクラスの合い言葉です。

でもまあ、「ニーハオ」といのは超基礎的あいさつだし、
你はともかく好のアクセントは日本語のアクセントと近いこともあって
日本語発音しても全く通じないということはないでしょう。
しかし、これがいったんあいさつというシーンを離れ、
他の言葉でも同じように適当に発音してしまうと、
びっくりするくらいカンタンな言葉でも通じなくなります。

一事が万事、しっかり3声をマスターしましょう☆
 
来週も、すぐに使える一言を
発音のコツを織り交ぜてご紹介するのでお楽しみに☆
 
那,今天到此为止了。
(今日はここまで。)
下周见!!
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NAKAI

 

「お弁当に入れるとキレイだからさ、
毎朝のように作ってるよー。
本当に簡単だけど、ちょっとしたコツを守らないと
色が悪くなったり焦げたりするからね。
シンプルな料理ほど、そういうコツが大事よ。」

 

 

「にんじんしりしりーは子ども達も好き。
しりしりー器は沖縄だとどこの家にもあるけど、
やっぱり自分が使ってるのが一番使いやすいね。

 

普段は直接鍋の上でしりしりーしてるさ。」

 

 

「一回で作るのは1/2本くらいの量かな。」

 

 

「これくらいの量に対して卵一個使ってるよ。」

 

 

「鍋に油をしかずに、まずにんじんを入れる。
水分を飛ばすために、弱火で1分くらい炒めてね。」

 

 

「色よく仕上げるコツの一つはあせらないこと。
ゆっくりね。
じゃないとにんじんはすぐ焦げてしまうよ。」

 

 

「1分くらい炒めたら油を入れる。
私はオリーブオイル使ってるよ。」

 

 

「ここからは中火ね。
強火にしたらだめよ。

 

味付けに塩を少々。」

 

 

「溶いた卵にも塩をひとつまみ。
味付けはこれだけ。
こしょうや醤油を入れると彩りよく仕上がらないし、
にんじん自体が甘いから、
塩だけで十分美味しいわけ。」

 

 

「炒めたにんじんを中央にちょっと集めて、
その上に卵をゆっくりかける。」

 

 

「ここでぐちゃぐちゃ〜ってかき混ぜる人が多いと思うんだけど、
そうするとできあがりが汚くなる。
しばらく触らずおいておいて、
卵が固まってきたら、
フライ返しを使ってまわりを少しずつ寄せていく。」

 

 

「ここで一度ひっくり返す。
そうそう、お好み焼きみたいな感じ。
そしたら、卵もいい具合に固まってできあがりが綺麗だわけ。」

 

 

「ね、にんじんの色が綺麗に出ているでしょ?
これはお弁当に入れるだけじゃなくて、
一番お勧めの食べ方はさ、
卵なしチャーハンの上にかけるととっても美味しいわけ。
子どもも喜んで食べるよ〜。」

 

写真 中井雅代

 

その他のニンジンしりしりレシピ

 

シーチキンを入れて、蒸す!がポイント。 比嘉さん家のにんじんしりしりー。

 

番外編:うちなんちゅ、スタッフ吉田のニンジンしりしり
大嫌いなニンジンを大好きに変える、たっぷり油の魔法

 


 

NAKAI




なんと美しい映画でしょう。


ツリー・オブ・ライフといえば、クリムトの作品を思い出しますが、アメリカではよく聞く言葉ですね。


親から子へ命は繋がっていく。


子供のころの親と子の繋がり方で、人間は形成されていくのだ。


もちろん、その後の変化もあるが、やはりこの辺りは大きいよね。


家族の確執って、やっぱり影響あるよね。


ブラッド・ピット演じる父親。オブライエンという苗字からも、アイリッシュであろうか。


厳格。子供にとってあれはつらいよね。父親におびえて暮らす日々。





でも、そこに愛はある。





見せ方が実に上手いと思う。


自分の子供のころとだぶって見えた。


抑制されるとその矛先は違った方向にいってしまう。


長男ジャック。 ハンター・マクラケンが演じてますが、上手いねえ。





この3兄弟は2年がかりでオーディションで見つけたという。


ハンター・マクラケンの繊細な演技が光るが、しかし、R.L. 役の ララミー・エップラー。
この子がブラピにそっくり!!!!





本当の息子かと思いました。驚きのそっくりぶり。


母親は ジェシカ・チャステインが演じてますが、美しいです。
控えめだが、子供たちを守る。とにかくいつでも美しく着こなしも素敵。
際立った存在感でした。





この映画、最初のほうは、いろんな”LIFE”の映像が延々を流れ、うっかり眠りそうになりました(笑)


こんな映画だとは知らず、ちょっと後悔したりもしましたが、人間の成長の過程をあるがままに、しかも、美しく見せていくという点では、いままでにない斬新さでありました。


途中、いろんなドラマがおこるのですが、何も詳細に語られないし、映し出されない。


人生において、記憶は曖昧だし、曖昧にしたい部分って誰にでもあるはず。


そんなイメージなのかと思いました。


とてもリアルであり、とても幻想的。グレーなゾーンを鮮やかな映像でスクリーンに映し出されると、誰しも自分のTHE TREE OF LIFE に想いを馳せるはず。




ブラッド・ピットも大変上手いし、ショーン・ペンにおいては、成長したジャックを演じているので出演シーンは多くないのですが、彼でなくてはならないような個性を放っています。





またもや「生きること」「繋がること」「家族であるということ」を考えさせられた1本です。


私は、好きです。

  

KEE


 



<ストーリー>
成功した実業家であるジャックは人生の岐路に立ち、遠い少年時代を回想する。力こそが全てだと信じる厳格な父と、純粋すぎるほどの愛に満ちた母との狭間で葛藤し、父への反感を募らせていた無垢な日々。暗黒の淵にとらわれそうな彼の心を、光のさす場所に留めたものは何だったのか? “あの頃”に再び思いを巡らす時、すべてを乗り越えつながり続ける家族の姿に、ジャックは過去から未来へと受け継がれていく生命の連鎖を見いだす…。

<キャスト>
ブラッド・ピット
ショーン・ペン
ジェシカ・チャスティン
フィオナ・ショウ
ハンター・マクケラン
ララミー・エップラー
タイ・シェリダン


<沖縄での上映劇場>
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex